カテゴリー「映画・テレビ」の記事

2010年8月30日 (月)

映画:ベスト・キッド視聴する

オリジナルの方のベスト・キッドはいろいろ思い出深い作品だ。

 

アメリカでも最高に愛された映画タイトルであることが、この作品がパート4まで作られ、アニメ化され、現在ウィルスミスの息子ジェイデン・スミスを主人公に、ジャッキー・チェンを師匠役にリメイクされたことでも分かる。

もちろん、今のリメイクも見に行ってきたけど、今回は、旧作について語りたい。ジャッキーはジャッキーで、おそらく、一番映画を見に行った俳優だと思うし、いろいろ語りたいんだけどね・・・

 
当時、親父にせがんで梅田の映画館まで見に出かけた思い出がある。映画の内容に関係なく、右前のカップルが始終キスをし通しだったのが気になって気になってしょうがなかった。あと、お土産に貰った映画のハチマキ(手ぬぐい)を頭に巻いて、中学のころ受験勉強してた・・・

 

私はこの頃、格闘技を身につけることに大いに憧れ、当時、ウー・シュー(武術)かなんかの雑誌を買い、そこに載ってた、当時、大阪城公園で練習してた中国武術家に弟子入りしに行ったエピソードを思い出す。

ただ、最初の日の練習でボコボコにされ、嫌になって二度と行くことは無かったが・・・

私の家族の誰もしらないエピソードだが、ここであなただけに初公開する。入門初日にボコボコにしなくても、いいのにね・・・

格闘技は今でも大好きだが、自分ではやらない方がいい・・・そう教訓を得た少年時代でした。

 

 

原題がカラテ・キッドというこの作品は、当時は、

カラテを軸に、イジメを克服する少年と、一風変わった日系人の師匠、ヒロインとの恋物語を通して、成長していく物語

 

としか映らなかったけど、今振り返って見れば、

二つの祖国に翻弄された悲しき日系人、
どうにも抗えない格差社会

の要素も含まれ興味深い。

 

見かけ温厚そうで、欠片も強そうなでないMr.ミヤギは、

 カラテを殺人藝の域にまで昇華した恐るべき達人だ。

映画では、「ミヤギ上等兵! ドイツ兵をいっぱいやっつけました!」とサワっとしか表現されてなかったけど、幾人かのドイツ兵を、その恐るべきエンプティー・ハンドで、黄泉の国へと旅立たせたんだというのは、想像に難くない。

武勇勲章まで授与されてるくらいなのだから・・・

 

むろん、それはカラテが得意だったから・・・ クレイジー・ジャップだったから・・・ という理由ではない。日本と敵対することになったアメリカ国家への忠誠を示すがゆえだ。それは自分の妻子を含め、人権を認められず、過酷な収容所暮らしを強いられる大勢の日系アメリカ人の同胞を思うがゆえなのだ。

 

収容所・・・というと、監獄や病院のようなものを思い浮かべがちだが、競馬場の馬小屋であったり、砂漠に日系人自身の手でバラックを建てさせたりしたようなところなのだ。もちろん競馬場といっても、現在のサラトガ競馬場のようなところではない・・・

 

しかし、アメリカというもう一つの祖国は、自由の国は、民間人であったろう身重の奥さんに収容所で暮らしを強いることとなり、満足な衛生環境や医療道具もない中で出産を強いられ、合併症により妻子ともども死すという、残酷な仕打ちで答えることとなる。

 

男の絶望は計り知れない。

 

しかしアメリカ社会に復讐することなく、ただ、歳月が彼の心を十分に癒してくれるまで、殺人技術であるカラテを心の奥底に封印して、隠遁生活を送るようになった。それは、戦争の残酷さでもあり、そういうことに対する批判もこのオリジナルの映画には込められているのが見て取れる。当時の日系社会の悲劇については、私の好きな山崎豊子女史の『二つの祖国』に詳しい。そもそも、今ここで書いているようなことは、すべてこの作品の受け売りだ。

 

ミヤギさんのオキナワ・カラテは、コブラ会で教えられるようなイノー・マーシー的な安っぽいものではない。一撃必殺の殺人藝なのだ。車のボンネットの上に並べた5~6本のビール瓶を両断し、家の太い梁をへし折る。おそらくマス大山を超えている

だから、彼はカラテの技術を教えるより、まず、心の有り様を教える。バランスの重要性を説く。戦わないことが、最高という精神をまず教える。暴走して戦えば相手は死ぬんだから・・・

この恐るべき殺人技術をほんのゆとりで受け継ぐことになったのは、おそらくヒスパニック系というよりは、イタリア系移民のダニエルさんだ。ダニエルさんも、ダニエルさんで、数回試しただけで、ハエを箸で掴んでしまうほどの恐るべき才能を秘めている。ビギナーズラックだとかそんな言葉で片付けられない。あと氷の板を横殴りに6枚割ったり・・・ 飛んでるハエを箸で掴むなんて、まず誰にも絶対出来ないし、氷の板をチョップで6枚割ったりなんて、カラテの有段者でもまずできない。弟子は弟子で物凄い才能だ。強くなって当たり前なのだ。正味2ヶ月間修行しただけで倒された、ジョニーやコブラ会の先生は殺されなかっただけでラッキーだ。

まあ、おそらくテコンドーのおそらく韓国系の出場者以外、完全なゆとりカラテ大会でしたけれどもね・・・

 

ダニエルさんは、ミヤギさんのいったことをほぼ忠実に守る。

訳も分からないワックスオン・ワックスオフの修行だとか、燃えよドラゴンに通じてる相手からは絶対に視線を外さない挨拶の仕方とか、パート2だけど、相手にトドメを差さない誇りだとか・・・

 

弟子は達人(マスター)の言うことを忠実聞く。疑わない。「史上最強の弟子ケンイチ」とか、スター・ウォーズに通ずる精神は、アメリカ人も大好きなのかもね・・・ 私自身大好きだけれど・・・

 

ちなみに、ミヤギさんが、みんなにミヤジさんと言い間違えられてしまうのは、当時、アメリカのカリフォルニアにはホンダやヤマハに比肩する、『ミヤジ自転車』という有名な日系企業があって、ダニエルさんもはじめて、ミヤギさんの部屋へ訪れたのは、自転車を修理してくれたお礼を言いに行くため・・・だからである。当時買ったロードショーにそう書いてあった。



格差社会の方のエピソードも、秀逸だ。

アリの両親は、夜更けにテニスから帰ってくるセレブリティっぽいエピソードとか・・・ まあ、どうでもいいんだけど、書くとまた長くなるので割愛する。

 

旧作のベスト・キッド2の方だったと思うが・・・あのフィリピンっぽい沖縄が舞台の作品の、印象的な子弟のエピソード。

 

「ヘィ、ミヤギ・・・僕が悩むと、必ず、何らかの仕事をさせるよね・・・」
「ダニエルさん。それは偶然だ。」

 

とにもかくにも、今見ても、サバイバーのジ・モーメント・オブ・トゥルースを耳にしても、ほんと泣けてくる。

 

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2008年12月26日 (金)

『容疑者Xの献身』を見てきた

今更な気もしたが、この寒い中、夜の9時頃に原チャを20分ほど飛ばして映画館まで見に行ってきた・・・ そろそろ映画公開、終了しそうだったし・・・ レイトショーは安いし・・・

実は、無職になってから毎日ひたすらTVばっか見てた・・・ 9~11月頃、この映画の番宣で、夕方『ガリレオ』の再放送をやってて、ずっと見てたので、どんなもんかは知っていた。若き日のガリレオを描いたTVスペシャルもついでに見た・・・

 

新本格の旗手、島田荘司が頭角を現し始めた頃、読売新聞の夕刊の1面に島田荘司が紹介されたことがあった。およそ20年くらい昔の話だ・・・ その時拝見した先生のお顔の第一印象は・・・『こ、この人、顔面神経痛なんじゃ・・・』だ。それくらいインパクトのあるしかめっ面だった。

その時、今じゃ有名となった『占星術殺人事件』の紹介文が、乗っていたのだが、『このトリックは可能なのか、不可能なのか、一大議論を巻き起こした。エキセントリックで、奇想天外、驚天動地なトリック・・・うんぬん・・・』それに引かれて手にした、『占星術殺人事件』は、もう有名なので知ってる人も多いと思うけど(金田一少年・・・での模倣疑惑により)・・・まさにそのコピーに恥じない驚天動地のトリックだ。

余談だが、『金田一少年・・・』は、当初その模倣トリックを使った回で、マガジンの連載に途中から『島田荘司氏協力』とか『島田荘司原案』とか入るようになった・・・ 要するに顔面神経痛氏がクレーム入れたのだろう・・・ この件についてはいろいろいいたいこともあるが、言わないことにする・・・

それはともかく、『占星術殺人事件』のエキセントリック度は間違いなく、それから顔面神経痛氏が、海のものとも山のものともつかない新人のデビューを強力にプッシュしたため、それまで松本清張を旗手とする『社会派』と呼ばれるジャンルか、赤川次郎、西本京太郎氏によるライトノベル的な派閥が二大勢力だった推理小説界に、『新本格』と呼ばれる推理小説のジャンルが確立して一大ムーブメントを巻き起こすことになった。自分の占い好きもそこから来ている。

しかし、当初は『新本格』は世の中に受け入れられなかった。顔面神経痛氏が編集主導で時刻表ミステリーを書かされてたくらいだ。 しかし、綾辻行人を筆頭として二階堂黎人なんかが出てきて、一方で対抗として、宮部みゆきなんかが出てきて、それが結局、金田一-コナンと現在に続く推理ブームの火付け役になったことは確かだ。

そして、自分自身そんなブームを楽しむかのように、『新本格』ジャンルを読みあさった。

 

『ガリレオ』シリーズの作者でもある、東野圭吾の作品は、そんな中、知ることとなった。最初に呼んだのは、『眠りの森』だったと思う。確か、学生時代バイトしてた印刷工場の休憩室の本棚に置かれていて、昼休みや休憩時間に暇つぶしで読み始めた・・・ 当時を思い出す・・・

東野圭吾は『新本格』で、京極夏彦氏とともに、現在まで最、最前線の第一戦で活躍し続けている数少ない作家の一人といえよう。この人の作品には他の人にはない特徴がある。どこかにホロッと泣かせる要素が入れられてあるのだ。

 

もう、事件の容疑者である松雪泰子が弁当屋で働いているのを見た瞬間、滂沱(ぼうだ)のごとく涙が溢れてきてしまった・・・ 松雪泰子といえば、自分らの世代にとっては、「白鳥麗子でございます!」のゴージャスなイメージしかない・・・ それが弁当屋のオバサンになってるとは・・・ いや、演技が上手くなったね・・・

まあ、それはよいとして、事件の被害者となる元夫、これが本当に悪そうな、いやらしそうな奴で、松雪泰子と中学生の娘にDV(ドメスティックバイオレンス)を奮う。それを見てるだけで、可哀相で、可哀相で、もう、涙が滂沱のごとく涙が出てきて・・・

 

で、いろいろあって、本作の主人公、天才物理学者の変人ガリレオこと、福山雅治をして、自分以上の天才と言わしめたのが、数学教師役の堤真一・・・ なのですが、それがまた、ガリレオ以上の変人、冴えない中年男を見事に演じきっていて、滂沱の涙ですよ。

 

その天才数学者の堤真一が、松雪親子をなんとか、助けようとするのだが・・・滂沱の涙

 

これ以上は書きませんが、もう、滂沱、滂沱の涙、本当はいけないんだろうけど、夕食を食べてなかったんで、映画館に行く前にマクドナルドに寄って、ビッグマックとパウンダリーバーガーを購入して、映画館の中でパクついてたんだけど、一口食べる度に、滂沱の涙、二口食べるたびに、滂沱の涙、このハンバーガーちょっと塩味が効き過ぎてるんじゃない?・・・ と思うくらい号泣してました。パクッ・・・パリパリ(レタスを噛みきる音)・・・ドッバー~~~の連続でした。

もう、映画の節々のシーンに対して品川庄司が出てきても。ダンカンが出てきても。雪山のシーンで四色問題のシーンで、あらゆるシーンに対して。分かるかな~?。自分の言いたいこと、伝わってるかな? 久しぶりよく泣いたなと思えるくらい、大号泣してました。ポケットティッシュ持ってて良かった・・・

 

ドラマとは全然違う。東野圭吾らしいといえばららしいのですが、TVドラマのガリレオらしくないといえばらしくない作品。ありえない。ありえない。あとからネットで検索して、この作品が直木賞を受賞した作品・・・ 二階堂黎人氏によって『新本格なのか否か』的な争いになった作品・・・ということを知りましたが、そんなのはどうでもいい。自分が思ったのは、

 

明かに、この映画化があっての、TVドラマ化だった・・・

 

のではないのかと思いたくなるような素晴らしい出来映え・・・

 

間違いなく、私の人生で映画館で見た邦画の中でNo.1な出来映えです・・・
と、いっても、これの前にみたアニメ以外の邦画は、『南極物語』か『典子は今』ですけど・・・

 

まあ、自分やガリレオや数学教師と同じくらいの世代の男女に是非見てもらいたい・・・と思う。もう、映画館では終わっちゃうかもしれないが・・・ DVDで出たら、レンタルして見てもらいたい・・・ 恋人や家族と見ずに、一人で・・・ 恥ずかしいくらい号泣しちゃいますから・・・

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2008年9月23日 (火)

アメリカの一昔前のドラマを見て感じたこと

暇なので、昔録画した、東京12chでお昼に放映してたドラマ、『トゥルーコーリング2』と『エイリアス2』を見ている。録画するにはしたが、忙しくてこれまで見れなかったのだ。

で、ドラマの内容はともかく、気づいた点が2点ある。

 

一つ目は、地上波放送なので、当然CMが挟まってるのだが、約1~2年前のTVのCMはどれもこれも古くさい。例えるなら、2chで『漏れ』とか『藁』とかいう表現を今だに使ってる感じだ。ア○コやア○リカンホームダイレクトの保険のCM・・・ 地井さんや星野さんが、『誰でも今すぐ入れる。80歳からでも入れる』・・・みたいな・・・ 今でも放映しているのかもしれないが・・・ 食品や化粧品のCMは、一昔前だとほんと古くさく感じる。女性タレントを使ったCMは、悪いけどもう今じゃほとんど見かけなくなったタレントがほとんどである。自民党の広告CMで小泉元首相が『郵政民営化は改革の本丸です』なんて言ってたころのCMだから当然なのかもしれないが・・・

ただ、車のCM、ダイハツムーブでJリーガーの大黒選手にインタビューアが『ダイハツムーブが新しくなりました。それとどっちが嬉しいですか?』と質問するCMや、車が変形したりするCGを使ったCM、ダイハツミラの駐車が楽になったとか、そういうCM(もしかして全部ダイハツかも・・・)は、なぜか古くさく感じない。最近までそのCMを見てた気がする。

なぜだか、よく分からないが、今見たとしても古く感じない。同じ車が今も引き続いて発売しているからなのだろうか・・・ そんな感じではなく、感覚的に古さを感じないというか・・・ 私はバカだから上手く説明できないのだが・・・・(ターちゃん風に) この感覚的なのを、もしかして意図してやってるなら凄いと思う。

二つ目は、『エイリアス』を見て、主人公シドニーにかかってくる携帯電話の着信音が、どこかで聞き覚えがあると思ってたら、WOWOWで現在放映中の『ミディアム』の主人公、アリソンにかかってくる携帯電話の着信音と全く同じメロディだ。

 ♪ チャララ~ラ、チャララ~ラ、チャラ、ラ~ラ、ラ・・・
 ♪ チャララ~ラ、チャララ~ラ、チャラ、ラ~ラ、ラ・・・

早速ネットで調べてみると、Nokiaのスタンダードの着信音らしい。なるほど合点がいった。日本では聞き覚えないが、洋ドラで聞き覚えがある・・・ 向こうはDocomoやSoftBankじゃなくて、Nokiaなのだから・・・

会社に勤めていたころ、『24』のCTUにかかってくる着信音を携帯の着信音

 ♪ティティティル~ ティティティル~ ティティティル・・・

にしていた営業がいたが、きょうび、アホだろ。今の流行はNokiaでしょう。早速、自分の携帯(Docomo)の着信音に設定してみた。

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2008年1月14日 (月)

正月映画の総括

昨日のことだが、原付で昭島のMOVIXまで行ってきた。北風がピューピュー吹いてて外へ出るのは相当勇気が行った。原付にガソリンが入っていなくて、映画を見る前に給油をしようと思ったのが運のつきで、道なりにガソリンスタンドを探したのだが、なかなか見つからなくて、あちこち彷徨い続けた。昭島市内に見つからず、再び五日市街道まで出ても見つからず、そのまま南下して福生まで行っても見つからず、八王子の方まで行っても見つからず、ようやく福生市内で1件見つかった。1時間くらい冬空の中を走り回ったが、それくらい走れるなら給油する必要もなかったかもしれない。

ガソリンスタンドなんて、いくらでもあるのに、いざ探すとなると見つからないもんですね・・・ 潰れたガソリンスタンドは2軒、休日で休みのガソリンスタンドは1軒ありましたが・・・ あと、セルフのガソリンスタンドは何軒かあったので、今年はセルフで給油できるようになろうと思いました。原付でも満タンにするのに800円かかります。昔は400円くらいで済んでいた気がするので、体感的には倍増している気がします。

それから、また、急いで、昭島までとっ返して、時間的にギリギリ『アイアムレジェンド』に間に合いました。その後、時間のつなぎが良かったので、はしごで『エイリンズVSプレデター2』を見る。他、この冬見た『ボーンアルティメイタム』『ナショナルトレジャー2』のレビューも併せて乗せておきます。

アイアムレジェンド
STORY:地球最後の1人となったウィル・スミスが、廃墟と化したニューヨークで、今後の人生どうするか、苦闘し続ける。

感想:廃墟と化したニューヨークの街並みの描写が、CGなんでしょうけどすばらしく秀逸でした。港に停泊している空母に搭載された戦闘機の羽の上から、暇つぶしにゴルフをするシーンがあるのですが、どうやって撮ったの?と思います。


エイリンズVSプレデター2

STORY:エイリアンとプレデターを乗せた宇宙船が地球に墜落する。人間、エイリアン、プレデター三つどもえのバトルが繰り広げられる。

感想:ただ、ガチンコで三者の戦いが、えんえんと繰り広げられるのみで、溶鉱炉に落としたりとか、罠を仕掛けたりといった「工夫」がまるでないのがむしろいさぎよい。お約束の死亡フラグとかもまるでなく、女、子供、関係なく、唐突に殺されていく。そこはもはや爆笑するしかない。かなりグロなので、恋人同士では見に行かない方がよい。


ボーンアルティメイタム

STORY:最強の破壊工作員としての技術を身につけていながらも、なぜか記憶の無いマットディモンが、自分探しの旅に出る。

感想:この映画の見所は、マット・デイモンという役者の、なぜそんなにリアルなマーシャルアーツ(格闘)が出来るの?というところでしょう。撮り方が上手いのか、ちゃんと時間をかけてマスターしたのかは謎ですが、日本の俳優にも見習わせたい。この映画はもう、地元じゃやってなくて、年末、わざわざ六本木ヒルズまで見に行きましたが、まわりに異様に外人が多かったのには、オラびっくらこきました。人口の3割くらいは外人。英語が飛び交う街。


ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記

STORY:ニコラ・スケイジ扮するトレジャーハンターが、1作目のチームとともに、リンカーン暗殺の謎、自信の先祖にかけられた疑惑を晴らす旅に出る。

感想:アメリカ人以上にアメリカの歴史について興味も知識もなく、かといってダヴィンチコードのような壮大な歴史の深みもないアメリカ史は、残念ながら、なんだか薄っぺらく感じてしまう。ダークサイドな部分は出すはずがないし・・・。良くも悪くもディズニー制作の映画なので、安心して見ていられます。


総括。全体的に今年のお正月映画は小粒ですね。わざわざ映画館で見る必要もないかもしれません。あと、大変なことを発見してしまった。それは、映画に出てくる生命体は3種類に分類されるということだ。

1.人間(身体能力が優れている、特殊能力があるケース含む)
2.クリーチャー(異星人、ミュータント、動物含む)
3.ゾンビ


1はあたりまえ。2も当然だが、3を最初に考えた人は偉大です。古典ならフランケンシュタインということになるでしょうが、やはり、『ゾンビ』を最初に撮ったジョージ・A・ロメロ監督、それを歓迎したファンが偉大です。

 

寒い中、帰ってきて、競馬の結果を確認して、今週はノーホーラーという寒い結果に。財布の中身も寒いことに・・・

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2008年1月11日 (金)

ゲームセンターCX 聖夜のリベンジスペシャル!

の再放送版をやっと視聴し終わる。

ゲームセンターCXとは有野課長(よゐこ)が唯一の出演タレントとして、主に過去のゲームソフトをクリア目指して攻略する番組です。最近、タイアップでゲーム化されたり、番組DVDのセル、レンタル等でスカパーを視聴できない方も、耳にされたことが多いかと思います。

今回、去年のクリスマスイブに9時間ぶち抜きの生放送で放映されていた回の再放送をやっと見終わりました。

そもそも、当初の予定では番組は3時間の放送の予定でした。ところが、予定通りにはいかず、延長に継ぐ延長で、CSの枠ギリギリ一杯の9時間まで延長。その内容は凄惨を極めます。なんとその9時間の枠の7時間50分あまりをファミコンソフト「カイの冒険」の98面の一面クリアのみに費やしているのです。画面は淡々と有野課長が98面にトライしては死んでいく様を、放映するのみです。

もちろん、中継やいろいろなコーナー、FAX紹介などもありましたが、そういうのは刺身のツマ的な部分に過ぎません。問題の98面というのは壮大なマップとかではなく、ただ、画面の左端から右端までを2往復するのみ。それが異様に難しい。6時間以上は、淡々とゲームキャラのカイが死んでいくファミコン画面のみです。地上波ならまず、ありえない番組構成です。やる方も、見る方も、凄まじい苦闘苦痛のシーンの連続です。

今回、それが生放送ということで、有野課長の人柄、発言、まずいシーンなど一切カットできません。

もうイライラしているのが、丸分かりで、そこは中堅以上の芸能人として、上手く「笑い」に転化させているのですが、例えば、ゲーム攻略担当のやや頭髪の薄くなりかけたAD鶴岡さんに対して、「頭だいぶきてるなぁ。カタカナのツル岡になるで~」「ツメ長いな~、衛生委員に怒られるで~」と発言するのは、これは本当の企業の課長なら立派なパワーハラスメント(パワハラ)です。また、元ADの高橋女史に深夜電話をかけて、「彼氏いてんの~?」などと発言。これは立派なセクシャルハラスメント(セクハラ)。中継担当のAD東島氏に対して、「なんで気になってる子に声かけへんねん!」と番組内で発言するのもパワハラ。番組ADの身分に甘んじず、訴える気があるなら、裁判でまず負けはないでしょう。有野課長は自分自身のゲーム攻略の技術の拙さへのやりきれなさからか、チクチク毒を吐きまくっていました。

だからといって、有野課長や番組を批判する訳ではありません。それがリアルな苦しさの表れです。

ゲームが面白いのは、いかに難ゲームとはいえ、15分にほんの5cmくらいずつ、確実に進んでいきます。確実に上達をみせてくるのです・・・ それが、この番組の真骨頂でもあると言えます。

また、課長はこの番組唯一のプロのタレント、芸人として、唯一人だけ、「この延々と98面をトライするだけの画面が、絵的に成立してるのか」「番組の方向性として、これは正しいのか」、第三者的な立場で自問自答しながら、まさに七転八倒、悪戦苦闘の苦悩を続けていきます。面白いことに、番組プロデューサー(ナレーターの声の人)、放送作家(岐部氏)からはその苦悩が見えてきません。彼らにとっては、明らかに尺を埋めることが=「番組の成立」でしかありません。「感動を与える」「奇跡を呼ぶ」ことが「番組の成立」だという意識は薄いように感じました。

しかし、課長にだけは、そういう態度が生放送ゆえ、画面の節々に現れています。実はこの番組中、いったん「カイの冒険」を諦めて「スペランカー」の攻略にトライしかけるシーンがあります。そこでどうすべきか10分っくらい費やして悩みます。いざ、7時間50分目に98面を突破した後、残り1時間でこのまま100面クリア、ゲーム達成まで目指すのか、それとも、まだ消化しきれていないコーナーを紹介するのか、また悩みます。「感動を与える」「奇跡を呼ぶ」ことが「番組の成立」だという意識は芸人有野として肌で感じていることなのでしょう。

難しいゲームにトライする姿が、それをクリアしたことが、感動を呼ぶのでなく、番組唯一の一人のプロの放送人として、「番組の成立」を唯一の史上の命題に据えているその姿勢が、感動を、そして奇跡を呼んだのだと思いました。そこに、私は涙しました。

奇跡を何度も起こす、よゐこという芸人のそれが真骨頂なんだと思いました。

 

見逃した人は、2月2日にもう一度ダイジェスト版を放送するみたいです。競馬を終わった後にだらだらと見よう!

ゲームセンターCX 聖夜のリベンジスペシャル!クリア目指して有野課長ががんばります。【3時間ダイジェスト(仮)】
2/02(土)18:00~21:00

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