カテゴリー「学問・資格」の記事

2009年1月18日 (日)

第40回社会保険労務士試験を解いてみる

12月の前半に受けた社労士事務所の面接の挫折経験から、社労士関係の学習と知識の研鑽を疎かにし過ぎたことを反省して、以後1ヵ月間、年末、正月にかけて、ひたすら社労士の復習を行った。簿記2級の勉強ばかりし過ぎた・・・

久しぶりに『社労士』をやってみると、これがまた面白い。面白い。
社労士という分野の勉強がただ好きなのもありますが、『以前に覚えたはずの知識を再び思い出すための勉強』というのは、実際はそれほどの苦労を伴う訳ではありません。れが未知の分野なら相当苦労したのでしょうが、一度やったことを再びやれば、『ああ、そういえばそうだったな・・・』的な感想で勉強を行うことができます。『ああ、そうだったんか・・・』はほとんどない。だいたい1月で基本書を1周してしまいました。『労基』から初めて、『安衛』は飛ばし、『労災』、『雇保』を行い、『労一』は飛ばして『健保』、『国年』、『厚年』を学習し、『社一』は飛ばす・・・

で、1月たった頃に、ネットでこちらから手に入る去年の試験を受けてみた。

選択式   択一式
労基 3   7
労災 5   4
雇保 2   5
労一 3   5
社一 4
健保 1   4
厚年 3   7
国年 4   7

選択式 26点 足切りなし 合格基準点クリア
択一式 39点 足切りなし 合格基準点に9点足らず 不合格

アチャ・・・ という内容である・・・
9点足らない・・・というのは、この試験においては天と地ほどの距離があるのだ。みんな1,2点足らなくて不合格してしまうという試験である。

ほとんど社労士としての知識が抜けていることに愕然とする。当然だが1月勉強した程度では合格レベルの実力を取り返すことはできない・・・ 合格レベルに実力を上げるには、最低限あと3ヵ月~6ヵ月は、ひたすらそれだけを勉強することが必要だ。

 

ただ、合格を目指さなくてもいい、社労士の勉強・・・ というのは、本当に楽しい。『1年単位の変形労働時間制』とか『年金の給付額を算定するためのマクロ経済スライドの仕組み』とか、分かっていたようで分かっていなかったことも多い。あらためて、なるほど・・・ ああ。そういうことだったんか・・・ と思うようなことも多い。

逆に受験のための勉強は、知識詰め込み式の、暗記式の、血肉の通わない詰まらない勉強だったんではないかな・・・ という気さえしてくる。たとえば受験生で、『1年単位の変形労働時間制』を学習したつもりになっても、それじゃあ暦歴の1月は1日何時間労働する必要があるの? 時間を超えたら残業となるの? いつが休みでいつが労働する義務があるの?  とか問われてもすぐに答えられる人は少ないだろう。

『1年単位の変形労働時間制』というからには、1年単位で休める日と休めない日の設定を行わなければ、事実上、上記の計算は出来ない。つまりは1年の356日について、その日が法定休日なのか、会社の所定休日なのか、労働日なのか、何時間働く義務があるのか・・・考えなければならないとうことだ。

社労士に興味ない人は意味分からなくて別にかまわないことなんだけど、社労士がそれではまずい。しかし、受験生の多くは、なんべん基本書をにらめっこしても、『1年単位の変形労働時間制』が理解できない・・・ 『マクロ経済スライド』が理解できない・・・ という方も多い。その理由は、基本書は徹底的に説明し尽くしていないからだ。どこかしら端折っている。一方で、完璧に理解しようと自分自身でじっくり考えるには、時間が決定的に足りなさすぎる。『1年単位の変形労働時間制』の理解のためだけに、いちいち、2日も3日もかけてられないのだ。

 

機会があれば、私がこのブログを利用して、いちいち、誰にでも分かる形で説明してあげたいとも思う。

まあ、それまで受験生は気の毒だが、自分自身理解できるまでじっくり時間をかけて学習していくか、あるいは理解できるように説明された参考書なり基本書なりに巡り会うよう祈るか、中途半端な理解のままで先に進んでいく覚悟を決めか、しかないだろう・・・

一般の人が容易に理解できないことだからこそ、お金をもらってそれを説明するという社会保険労務士という職業の必要性が生まれるのだから・・・

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2008年12月23日 (火)

32日目~試験直前 第121回日商簿記2級出題予想/問題集の難易度比較

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

本日は、

第28回 総合模擬問題(1)
第29回 総合模擬問題(2)
第30回 総合模擬問題(3)

を各自やりましょう。

 

以上で、約30日間続いた簿記のブログは終了です。最初は自分の培った知識、技術を上手く人に伝えられれば、2ヶ月間で日商簿記2級合格を果たせるのじゃないかというコンセプトで行いましたが、工業簿記の後半を書き綴っているうちに、各種の原価計算で、自分が取ってきた方法論はかなり異質なんじゃないかと思い始めるに至りました。

誰しも、教科書やテキストで採用されている方法を絶対視し、重要視し、採用したいものだと思います。しかし、教科書やテキストは明らかに、矛盾しない範囲で、アッサリと、曖昧なままに、誤魔化し半分で説明、解説されており、納得いかないから先に進めないというスパイラルに陥ってしまったのが、第119回、1回目の自分の受験でした。

自分で納得いくままに考察を重ね続け、簿記2級の裏に潜む矛盾の正体を看破しえて、独自の方法論を編み出した上で臨んだ、第120回の2回目の受験は、もはや敵ではありませんでした。ただ暗記するだけ、覚えるだけの『仕訳』は飽きてやらなくなってしまったため、満点での合格とはなりませんでしたが、それ以外の問2、問3、問5は全問正解です。日商簿記2級の範囲はほぼ完璧に理解しつくした感があります。

言い換えれば、簿記2級を遊び尽くした・・・ フルコンプリート達成した・・・ 感があります。ラスボス倒してのクリアでなく、全てのアイテム集めきって、全てのキャラクターを仲間にし、すべての魔法が使えるようになった感があります・・・・ そこまでのめり込んだのは、簿記2級という勉強が、いつしか知的パズルと化し、自分自身やってて面白かったからに他ならないと思います。この1日のエントリを書くのに5時間くらいかかるような意味の分からないブログがその証拠ですw 物凄い情熱でマップや攻略情報を書き込む、某ゲームクリアのサイトとか作っている感覚に似てしまっていますw

分からないところは分からないままに、曖昧なところは曖昧なまま進んで、それでも基準点70点をクリアして2級合格を取得してしまえるのが現在の簿記2級検定です。試験がそもそもゆとってあります。むしろ短期間で合格しようとするなら、広く浅くでラスボス攻略の方がベストなのかもしれません。圧倒的にそちらの方が楽です・・・ 私自身、簿記の先生になったとして、生徒にこのブログで書いたような内容を授業で教えるのか? といえば教えない気がします。無難に教科書に沿った解説に終始してしまうでしょう・・・

だけども、だけど、私と同じく、納得いかないから先に進めないというスパイラルに陥ってしまった諸兄にとって、このブログが一助となれば幸いです。

今回簿記ブログを完結するにあたり、約1年前のエントリを、最初からちょっと読み直してみたが、当初から簿記はRPGだとか、『現金過不足』はフレイザードだとか、ダイの大冒険に例えたりしてたんだな・・・ 全然忘れてたけど、まるで成長してないってことだな。

 

以後、残りの1月間で何をするのかといえば、過去問題集、模擬問題集をひたすら解いてアウトプットに努めて下さい。最低でも20本くらいは解くことを目標に・・・ 第0回で書きましたが、そもそも、テキストの段階なんて、ほんとうに重要ではありません。本番はここからです。テキスト→過去問で圧倒的な壁の存在をまず感じてもらいたい。

以下、私が解いた約60本分の模擬問題集、過去問題集のデータを記しておきます

 


模擬問題集、過去問題集、予想問題集の特徴

模擬問題集:過去5~10年くらい(30~50回)くらいの全てのパターンの問題を網羅している。たとえば、『銀行勘定調整表』とか『株主資本等変動計算書』など、最近のトレンドからは外れているとはいえ、一度はやっておくと安心できる。ちょっとちょっと本試験の数字を変えて掲載している感じ。各問題集とも第1回は簡単で、回が進むにつれ難易度は上がり、第8~10回になると難問になってくる。
過去問題集:過去問。旧会社法の問題もそのまま掲載されていたりする。過去問ゆえに、似たようなパターンの問題が重複する。難易度はまちまちだが、過去問ゆえに、これ以上もこれ以下もない。ただ、第107回だけは出題者の頭を疑う超絶レベルで異様に難しく(合格率5.7%)、現在の自分でもこれが初見だったら合格できなかったかもしれない。一度は挑戦してみてほしい。
予想問題集:
予想される出題範囲に特化しているが、かなりの難問。また、急いで作ってるので解説がかなり適当で端折り気味。しかし、出題予想はなかなか正確。これが問題なく解けるようだと、かなり安心。解けないからといって諦めることはない。

 

購入した問題集
DAI-X
日商簿記まるごと過去問題集 過去問(104~118)15本 1,400円
日商簿記合格レベル問題 模試10本 1,200円
税務経理協会

日商簿記検定模擬試験 模試7本+過去問1本 1,100円
第120回・121回 直前予想問題集 模試3本 1,000円
一橋出版

日商簿記検定模擬試験問題集 模試8本+過去問3本 820円
実教出版
日商簿記検定模擬試験問題集 模試10本+過去問3本 800円
TAC
第120回をあてるTAC予想問題集(模試3本) 1,400円

 

私の平均点
61.3 一橋 日商簿記検定模擬試験問題集(1回目)
73.0 DAI-X 日商簿記合格レベル問題
77.5 DAI-X まるごと過去問題集
71.1 税務経理協会 日商簿記検定模擬試験
81.6 実教出版 日商簿記検定模擬試験問題集
90.2 一橋 日商簿記検定模擬試験問題集(2回目)
75.0 税務経理協会 第120回・121回 直前予想問題集
76.7 TAC 第120回をあてるTAC予想問題集

※ 勉強が進むほどに実力が付くので、必ずしも点数と難易度は直結しない

 

問題集のレベル
難しい

第120回・121回 直前予想問題集(模試3本)(税務経理協会) 1,000円
第120回をあてるTAC予想問題集(模試3本)(TAC) 1,400円



日商簿記検定模擬試験(模試7本+過去問1本)(税務経理協会) 1,100円
日商簿記検定模擬試験問題集(模試8本+過去問3本)(一橋出版) 820円

今回の試験を含めた過去問(ただし107回は超絶レベル)

日商簿記合格レベル問題(模試10本)(模試DAI-X) 1,200円
商簿記検定模擬試験問題集(模試10本+過去問3本)(実教出版) 800円

 

テキスト

簡単

※ あくまで自分の主観なので、絶対ではありません。
※ 試験直前、『第12X回をあてるTAC予想問題集(模試3本)(TAC)』を3本とも制限時間内で合格基準取れるような実力がついていたなら、どういうレベル、どういう合格率の試験が出題されようが、まず間違いなく合格できます。

 


私の予想する第121回日商簿記2級

これまでの傾向

104_2

第1予想
問1 仕訳
問2 伝票
問3 財務諸表
問4 部門費計算
問5 直接原価計算

第2予想
問1 仕訳
問2 特殊仕訳
問3 精算表
問4 個別原価計算
問5 総合原価計算

 

最後に、2chの『資格全般』板の『日商簿記2級part○○スレ』で、このブログの書き込みとほぼ同じ内容の書き込みを見かけられた方もいるかもしれません。それは全部自分が書き込んだものなので、著作権的には問題ないかと思いますw

 

 

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2008年12月22日 (月)

31日目 工場仕訳 は、今後かなり重要な分野

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

本日は、

第25回 製品の受払い
第26回 営業費計算
第27回 工場会計の独立

を行いましょう。と、言っても、ここが試験分野的にどこなのかよく分かりません。あっちこっちで応用されてる気がします・・・ とりあえずは、『工場仕訳』にあたるのでしょうか・・・

工場仕訳は、ここ最近119回、120回と2連続で出題され、もしかすると、今後かなり重要な分野に発展してしまうのかもしれません。それは、工場仕訳は材料を入荷してから製品として出荷するまで・・・ つまり工業簿記の最初から最後まで全体を表現できるため、どの分野とも結びつけやすい。

材料費、労務費などを直接○○を集約して仕掛品にし、間接○○を集約して製造間接費とする・・・ 実際配賦と予定配賦・・・ 工場仕訳は工業簿記の基礎でもあるからです。それだけに特に難しくはありません。最初は意味が分からなくても、過去問、模擬試験とも第27回と似たような問題しか出てきませんので何度も繰り返しやってれば、しまいに覚えてしまいます。

○○原価計算の難問を解けたからと言って、工場仕訳を全く理解してないような受験生に合格は与えたくないという出題意図なのかもしれません。真面目に学習しましょう。

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2008年12月21日 (日)

30日目 全部原価計算 が分からないのは、あなたがダマされてるから

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

本日は、

第22回 原価・営業量・利益関係の分析
第23回 原価予測の方法
第24回 直接原価計算

の続き。直接原価計算と全部原価計算の比較について解説します。

よく、直接原価計算はだいたい分かったんだけど、全部原価計算がさっぱり分からない・・・って言い出す人がいます。

全部原価計算は直接原価計算の対立概念で、これまで最初から学習してきた、ごく普通の原価計算のことです。だから、全部原価計算が分からないというのは、直接原価計算以外には何も勉強してこなかったと言っているに等しい。だけど、受験生が『全部原価計算がさっぱり分からない』と言い出す理由も分かる気がします。なぜ、こんな矛盾が起こるのでしょうか。

 

それは、あなたがダマされてるからです。

 

直接原価計算と全部原価計算の理解度を測る問題で、両者の損益計算書あるいは両者の営業利益を作成させる問題があります(類題:一橋出版 日商簿記検定模擬試験問題集第6回問5、DAI-X 日商簿記合格レベル問題第4回 問5)。

098

まず、直接原価計算の方から考えていきます。直接原価計算は当期販売分のみに固定製造間接費を配賦させるだけなので、期首にいくら在庫があったか、期末にいくら在庫が出たか関係ないので、当期販売量が同じなら、第1期と第2期は共通になります。まあ、その理屈にいまいちピンとこなくても、とりあえず(  )の中を埋めていけば、下のような結果が自然に得られて納得できるでしょう。

099_2

 

次に全部原価計算(第1期)を考えます。全部原価計算と直接原価計算は何が違うのかといえば、製造原価の固定費が、期首、期末分に配賦されるかどうかということです。この問題は『先入先出法』ですが、第1期は期首に在庫はありません。ゆえに、第1期は製造原価の固定費1,800が、売上原価にいくら配賦されるかを考えると、

 第1期 売上原価:1,600    1,800×400/450

となります。

100_2

ちなみに、営業利益だけを求めるのであれば、

 第1期 期末在庫:200    1,800×50/450

なので、第1期は期末分に配賦される200だけ、直接原価計算の営業利益より、原価が下がりその分営業利益が上がる。よって第1期の営業利益は、直接原価計算の営業利益に200円足すことで、

 第1期 営業利益:1,100   900+200

と簡単に求めることが出来ます。

 

次に、全部原価計算(第2期)の方を考えましょう。第2期の期末分は『先入先出法』なので、期首の50の原価(つまり第1期の期末分に配賦された固定製造原価200円)はそっくりそのままま、売上原価に配賦されることになり、当期の固定製造原価分が期末分に配賦される分との和になりますので

 第2期 売上原価:1,775   200+1,800×400/450

となります。

101_2

ちなみに、営業利益だけを求めるのであれば、

 第2期 期末在庫:225    1,800×50/400

第2期の期首には第1期の期末分の200があるので、この分だけ原価が上がって、営業利益が下がる。これとの差額分だけ原価が下が営業利益は上がる。一方、第2期は期末分に配賦される225の分だけ直接原価計算の営業利益より、原価が下がりその分営業利益が上がる。よって第2期の営業利益は、

 第2期 営業利益:925    900+225-200

と簡単に求めることが出来ます。

 

実は、正直めちゃくちゃ分かりやすく説明書いたつもりなのですが、頭爆裂でしょう。一橋出版の類題の方は、損益計算書すら、すっ飛ばして、いきなり営業利益を求めさせられます。こういう問題が試験に出ないことを本気で祈ろうと思いました・・・

 

全部原価計算は、最初から勉強しているごく普通の原価計算なのに、さっぱり分からないとなってしまう矛盾がここにあります。そろそろ種を明かしましょう・・・ それは、ここに至るための基本の過程の説明を意図的に一つすっ飛ばしているからなのです。

それに気づけば、上の説明もいずれ理解できるようになります。その点をふまえて、もういちど最初から全部原価計算問題を考え直してみましょう(上の解説で理解できた人は以下の解説は全く必要ありません。わざわざ簡単に考え直す必要はありません。次に進みましょう。)

102

なにがすっ飛ばされているのかというと、『売上原価を計算する過程』です。

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なぜか、教科書、テキスト等は赤いところ・・・売上原価を計算する過程・・・がすっ飛ばされているのです。完成品の原価を求めるために、期首と当期の合計から期末を引く・・・ そのために、期末の原価を求める・・・ これは総合原価計算です。式は理解できると思います。

この過程をすっ飛ばして、いきなり売上原価を考えさせるから訳が分からなくなってしまったのです。

こういう問題に、苦手意識を持ってるなら、売上原価を総合原価計算で出してみてください。最初は時間がかかるし大変かもしれません。しかし、これに十分慣れたら、いずれ冒頭のスマートな方法で解けるようにもなると思います。

全部原価計算が『全部』と名乗る理由、私がごく基本的な原価計算であると主張する理由も、理解していただけたかと思います。

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2008年12月20日 (土)

29日目 直接原価計算/CVP分析 は、方程式を一つ覚えるだけで全て解ける

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

本日は、

第22回 原価・営業量・利益関係の分析
第23回 原価予測の方法
第24回 直接原価計算

について解説します。範囲が明確でないのですが、要するに直接原価計算、CVP計算と呼ばれているあたりです。

直接原価計算-全部原価計算

原価計算においては、月末の販売量と在庫量がわからないと正確な原価は出せなが、販売量と在庫量に関わらず、いくらで作って、いくらで売ったら、い くらぐらいの利益がでるのか、生産の予測のために考えられたのが『直接原価計算』、月末まで待って販売量と在庫量を知ってから正確な原価を出そうというの が、『全部原価計算』。つまりは、全部原価計算は普通の正確な原価計算。原価計算の中で『直接原価計算』は唯一、正確でない値、だいたいの値です。なので、正確な企業の報告書には使うことができません。これだけは、原価計算の値が異なっても納得です。

 

直接原価計算は具体的に何が適当になっているのかというと、製造間接費は固定分と変動分に分けられる。製造間接費の固定費は例えば、『工場の減価償却費』など。これらは毎月毎月一定額だ。

正確な原価計算を行おうとする場合、固定製造間接費を当期販売分と、月末在庫分に配賦していくのだが、

094

一つ根本的な問題があって、『月末在庫というのは、当然、月末になってみないと分からない』ということである。もちろん、工場経営に関する報告書を提出するのは、月末までまって、きっちりと正確な減価を割り出し、そこからきっちり正確な利益を導くのだが、ここにせっかちな社長がいて、工場経理担当者に『今月の利益はどのくらいになりそうかね』と聞かれたときに、『いや、今はまだ20日なんで、月末にならないと分からないですよ』と答えるしかなかったら社長は怒るだろう。

タコ社長が怒る怒らないの話なら、適当にゴマをすってゴマかしてればいいのだが、月末にならないと利益がどのくらい出るのか知れないと、『それじゃあ、来月はどのくらい生産すればいいのか』企業として予測が立たないということである。

そこで考え出されたのが、直接原価計算である。

095

直接原価計算では、固定製造間接費を期末分に配賦させない。当期分にすべて配賦してしまう。ゆえに、その分だけ、原価が高く付くことになるので、営業利益が下がることになる。

 

だいたい『直接原価計算』がどういうものか、分かったところで、本日は、

第22回 原価・営業量・利益関係の分析
第23回 原価予測の方法

あたりの、CVP分析と呼ばれる問題について解説したい。CVP分析とは、この直接原価計算に絡んで出されることの多い問題で、いくらのものを、いくらで売ったら、どれくらい利益が上がるか予測を立てようというものである。まずは以下の公式を覚えてもらいたい

損益分岐点の販売量=固定費/製品の単位あたり貢献利益
損益分岐点の売上高=固定費/貢献利益率(売上貢献利益率)
目標利益を達成するための販売量=(固定費+目標利益)/製品単位あたり貢献利益
目標利益を達成するための売上高=(固定費+目標利益)/貢献利益
目標売上高高利益率を達成するための売上高=固定費/(貢献利益率-目標利益率)
安全率=(売上高-損益分岐点の売上高)/売上高
損益分岐点比率=損益分岐点の売上高/売上高

ここも公式の鬼嵐です。『助けてプルぅぅぅぅト!』・・・と、思わず叫んだポパイも多いでしょう。すがるように、副読本の簿記講義を開いてみると、そこはまさに、人外魔境でした。

p:製品の販売単価
X:製品の販売量
S:売上高(=pX)
V:変動費
1:製品単位あたり変動費(=V/X)
2:変動費率(=V/S)
F:固定費
g:目標営業利益
r:目標売上高営業利益率

SBE=F+v2SBE
 
∴SBE-v2SBE=F
  (1-v2)SBE=F
       SBE=F(1-v2)
         =固定費/(1-変動比率)

S=F+v2S+g
 ∴S-v2SBE=F+g
       S=(F+g )(1-v2)
         =(固定費+目標営業利益率)/(1-変動比率)

g=rSとおけばよい
S=F+v2S+rS
 ∴S-v2S -rS =F
          S=F/(1-v2-r)
            =固定費/(1-変動比率-目標売上営業利益率)

・・・

以下、延々延々とこの手の数式が羅列され続けます。

『ああ、なるほど、そういうことだったんか』と思えるようなら、この年になって簿記2級なんて勉強してなかったはずです。でも、ご安心下さい。こんなものを覚えきってここを乗り切った人間はごく少数です。

ここを乗り切る方法は、実は人によって様々でどれが最もよいのか判断しかねるのですが、私がとった方法は、

 X=固定費+変動費/売価X (X=損益分岐点の売上高)

という方程式だけを覚えるというものです。まず『損益分岐点』というのがなにかというと、新聞を読んだり、TVのニュースでたまに出てきたりする言葉なのですが、これ以上売ったら利益がえる、売上がこれ以下なら損失になってしまうポイント、つまり、『損』と『益』の『分岐』の『点』です。

固定費が50万円、変動費(変動売上原価)が50円、売価が100円だったとき、この式に当てはめてみると、

 X=50万+(50円/100円)X
 X=50万+1/2X
 1/2X=50万
 X=100万

つまり、このケースでは100万円売り上げると、損も得もしない。100万円が損益分岐点の売上高ということになります。

では、問題が『損益分岐点の売上個数は何個か?』という問題の場合は、

 100万円÷100円=10,000個です。

関係ないけど、競馬歴が長いと、『100円の100倍は1万円、1万円の100倍は100万円、100の1万倍が100万円』って常識的に知ってます。

『営業利益が20万出るようにするための売上高は?』という問題の場合は、(営業利益:α)として、最初の式に+αしてやります。損益分岐点の売上高にプラスアルファされた分が儲け、営業利益です。

 X=固定費+変動費/売価X+α (X=損益分岐点の売上高、営業利益:α

 X=50万+(50円/100円)X+20万
 X=70万+1/2X
 1/2X=70万
 X=140万

『営業利益が20万出るようにするための売上個数は何個か?という問題なら、 

 140万円÷100円=14,000個です。

 

もう少し具体的な問題で考えてみましょう。

096_3  
(第114回 問5より改題)

まず『貢献利益率は何%か?』
貢献利益率とは売上高にしめる貢献利益の割合なので、

 (答)貢献利益÷売上高=28,000÷70,000=40%

『損益分岐点販売量は?』

 X=固定費+変動費/売価
X (X=損益分岐点の売上高)

に代入して、

 X=14,000+(108+12)/200X
 X=14,000+120/200X
 X=14,000+3/5X
 2/5X=14,000
 X=35,000

 (答)35,000÷200=175個

『安全余裕度を販売量でいえば?』
『安全余裕度とは損益分岐点の営業量と予定(実際)の営業量との差である』と親切にも問題文に書いてあるので、今回は、

 70,000-35,000=35,000(安全余裕度)
 (答)35,000÷200=175個

と簡単に出せます。そして売上高に占める安全余裕度が『安全余裕率』です。『貢献利益率』や『営業利益率』、『損益分岐点比率』は、損益計算書に書かれているので、それを売上高で割ってやればいいんだな・・・

097

と類推できますが、『安全余裕率』だけは『安全余裕』の文字が何を意味するのか知っていないと、『安全余裕率』を出す式がポンと頭に浮かんできません。『この安全余裕が大きければ余裕があって経営が安全だが、下がって、0になって、マイナスになってしまうと、経営はピンチになってしまう・・・』とイメージして、覚えておきましょう。第117回の問5では問題文中の説明なしに『安全余裕率』を問う問題が出てきました。

『売上高営業利益率は?』

 (答)営業利益÷売上高=14,000÷70,000=20%

『売上高営業利益率26%の売上高は?』

 X=固定費+変動費/売価X+α (X=損益分岐点の売上高、営業利益:α

 

に代入して、

 α÷X=26% α=0.26X

 X=14,000+(108+12)/200X+0.26X
 X=14,000+120/200X+0.26X
 X=14,000+3/5X+0.26X
 X=14,000+0.6X+0.26X
 X=14,000+0.86X
 
0.14X=14,000
 
(答)X=100,000

『この時の貢献利益は?』
この時の販売数は、

 100,000÷200=500個

 変動費は 108×500=54,000
 変動販売費は 12×500=6,000

貢献利益は、損益計算書を見ると分かりますが、

 (答)貢献利益=売上高-変動費-変動販売費
          =100,000-54,000-6,000=40,000

このように、試験レベルのCVP計算は式を一つ覚える+α程度で、計算に時間がかかっても全て解けます。『時間をかけたくない・・・』と言われる方は、がんばって公式を覚えていってください。

また、ここでは、問題を改題して桁数を落としましたが、実際の試験問題はトヨタとは言いませんが、HONDAクラスの何十億単位の物凄くスケールのでかい原価計算になっています。桁の大小に惑わされないようにしましょう。

 

まとめると、CVP計算でまず覚える式は、
 X=固定費+変動費/売価X (X=損益分岐点の売上高)

これの派生となる式が、
 X=固定費+変動費/売価
X+α (X=損益分岐点の売上高、営業利益:α

『~~率』というのは、『~~』を『売上高』で割ったもの。『~~』は損益計算書に書かれているので類推できる。ただ『安全余裕率』だけは個別に覚えて試験に安全と余裕を期しましょう。

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2008年12月19日 (金)

28日目 標準原価計算 『シュラッター図』は、恐ろしいほど万能

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

本日は、

第20回 標準原価計算(1)
 標準原価計算の方法と記帳
第21回 標準原価計算(2)
 標準原価計算の原因分析

の続きです。製造間接費差異の解法を考えます。

ここはしょうがない・・・“シュラッター図”を覚えてください。シュラッター図とは、正確にはシュラッターシュラッター図といいます。メガホン図、ヒラメ図、魚のひらき図といわれることもあります。シュラッター図に関しては、自分の発明でないので、説明は省きます。教科書等を参考しにするか、適当なサイトでも検索してみててください・・・

しかし、私が発見したのは、『シュラッター図は恐ろしいほど万能である』ということです。製造間接費をシュラッター図を使って予想問題なんかを解いている人で、『数値は導けても、有利差異なのか不利差異なのかがいまいちよく分からない?』『シュラッターの変形みたいな図が出てくるときがたまにあって、どうい状況で使えばいいのかいまいち、よく分からない・・・・?』こういう疑問が沸いた人もいるでしょう。この問題は、このブログの以下を読めば、全て解決します。

では、次の問題を解いてみましょう。

076

シュラッター図で解きます。下の三角は固定予算を、上の三角は変動予算を表しています。これは、私の『グラフを使って解く材料費差異&労務費差異の解法』の直線上にある解法の一種なのです。考え方は共通している部分が多いです。

077

まずは、分かってる数値を書き込んでください。

078

数値を書き込んだら、計算によって分かる部分も書き込みます。まず『固定費率』が分かり、ゆえに『変動費率』も分かります。これによって、

079

予算差異、能率差異(変動費)、能率差異(固定費)、操業度差異をグラフから解くことができます。式の立て方は、昨日の材料費差異、労務費差異を解くやり方と全く同じです。

さらに、シュラッター図のグラフは、製造間接費の差異を分析する公式

製造間接費差異の分析(4分法)
予算差異=実際発生額-実際作業時間における変動予算許容額
変動能率差異=(実際作業時間-標準作業時間)×変動賃率
固定能率差異=(実際作業時間-標準作業時間)×固定費配賦率
操業度差異=(基準操業度-実際作業時間)×固定配賦率

根拠にしてグラフ化しただけのものです。それを言うなら、私のグラフを使って材料費差異、労務費差異を解く方法も、公式を根拠にグラフ化しただけのものだけなんですけどね・・・

 

では、応用問題

080

実際の作業時間が標準よりも少なくて済んでしまった・・・『お得だ』というパターン。シュラッターに当てはめると、

081

こうなります。『グラフにマイナスの数値が出ても慌てない』、『マイナスの数値が出るときは、貸方差異だ』というのは、昨日、一昨日勉強しました。われわれ大人数学を理解したものの勝利です。

ところで、みなさん、過去17回の試験の中で、標準原価計算の問題はだいたい3回置きに1回、計5~6問あったのですが、このグラフにマイナスの数値が出る製造間接費差異を求めさせる問題(つまりは解が貸方差異になる問題)って、何問出てきたか、知ってますか? 『実際の作業時間が標準よりも少なくて済んでしまった』というケースは実社会の現場では、普通に考えられることでしょう・・・ 何問出題されたか知ってますか?

そう、ただの1問も出されていません

なぜか・・・。その理由は『グラフにマイナスの数値が出る』のは、簿記2級の数学レベルを超えているから・・・としか考えられません。極めつけは第110回の問5、なんと、この話題に触れんがため、解答用紙に『製造間接費差異の能率差異と操業度差異(両方貸方差異)』が最初から書き込まれているのです。こんなバカな話があるでしょうか・・・ これでは、製造間接費差異を求める問題というより、ただの足し算引き算の問題になってしまっています。

なんすかね、このゆとられっぷり・・・

われわれ、大人数学をマスターした層は、たとえ、グラフにマイナスの数値が出ても慌てません。それが『貸方差異』なんだと理解することができます。実際の試験では今後とも出てこないのかもしれません。各社が出している模擬試験問題集や予想問題集では、ゆとってないので、解が貸方差異になる問題も含まれます。落ち着いて考えてクリアしてください。

 

この、大人数学の概念は、新たな境地を開くことになります・・・ では、次の問題

082_2

『固定予算を前提にしている』というのは、予算の変動費の部分がないということです。慌てず、シュラッター図に数値を入れていってください。

083

われわれ大人数学マスター組は、余裕でグラフに『変動費0円』と書き込みます。ところが、世の中の簿記2級のテキスト、教科書のたぐいはこういう解法を許容しません。苦し紛れなのか、シュラッターの変形図みたいなモドキ図をいきなり出してきて、説明しようとしています。これが我々大人を混乱させる元になっていたのです。

090

こんな図が解答の解説にいきなり出てきたとして、『なるほど!』と納得できるでしょうか?どう考えても無理でしょう。『この図は何を根拠にして生み出されてきたのか』『いつ学習したのか?』『他にもこういうシュラッターの変形パターンはあるのか?』『こういう変形パターンは、いくつあるのか?』さまざま疑問が沸いてくるのではないでしょうか。

なぜ、こういう変形図をいきなり出してきて、それが解だとするのでしょうか・・・?その答えは一つ、『グラフに0円と書き込む』は、簿記2級学習者の数学レベルを超えているから・・・です。

私は、そう推理します。『製造間接費差異は、シュラッター図の基本を一つ覚えるだけで全て解ける。ただし、グラフにマイナスと0を書き込むのを許容せよ』という解法とどちらが合理的で、シンプルで、理解し易しいですか?

次の問題

084

標準原価計算の問題でなく、製造間接費差異を求める問題。一般的なテキストだと、こういうモドキ図で説明しています。

091

で、次がシュラッター図そのまま当てはめる解法

085_2

『グラフに0の長さを許容する・・・』それだけです。

次の問題

093

モドキ図でとくと、

092

『こっちの方がスッキリしていいじゃないか!』と思われる人もいるかもしれません。問題は、試験問題からこの図が連想できるか? なんですね・・・ 連想できるほど勉強が進んでしまってれば問題はありません。そこまで勉強してなければ、0とマイナスを許容した上で、基本のシュラッター図に当てはめて解きましょうって話です。

087

 

最後に、簿記ワークブック第10回 製造間接費計算(2)の問7、以前分からなくても気にしないでくださいと書いていた回。をシュラッター図で解くとこうなります。参考までに

088

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2008年12月17日 (水)

27日目 標準原価計算 材料費差異と労務費差異のオリジナル解法

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

本日は、

第20回 標準原価計算(1)
 標準原価計算の方法と記帳
第21回 標準原価計算(2)
 標準原価計算の原因分析

の続きです。材料費差異と労務費差異のオリジナル解法です。早速、次の問題を考えてみましょう。

064

標準の材料費600,000円と、実際にかかった材料費653,600円との差(差異)、つまりは総差異53600円を価格差異と数量差異に分析しましょうという問題です。これは材料費の問題ですが、単位を『kg』から『時間』に変えると、労務費差異を分析する問題になります。要するに、材料費差異と労務費差異の考え方は全く同じです。

065

『総差異=53600円(借方差異)』と、考えるまでもなく書きましたが、『実際』の方が『標準(予定)』よりお金がかかってしまったら『損』です。費用として計上することになります。だから『借方差異(不利差異)』となります。詳しくは、日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・ 20日目 を読んで下さい。

 

では、解法編にまいります。

066

こういうグラフをパッパッと書いて下さい。縦軸、横軸を書いて、斜め線を2本書いて、縦線を2本書きます。線と線との間隔や角度は超適当でかまいません。

067_2

で、手前の(原点に最も近い)三角形に『標準』のデータを書き込んで下さい(尚、この手順は終生変わらない原則です)。図の赤棒で表現されているのが、『@1,500×400kg=』で、『標準の価格の600,000円』です。次に、

068

奥側(原点から最も遠い)の三角形に『実際』のデータを書き込んで下さい(尚、この手順は終生変わらない原則です)。慣れてくれば、いちいち『@1,520円』と書かなくても、差額の『@20円』を頭の中で計算して書いてしまってもかまいません。図の緑棒で表現されているのが、『@1,520×430kg=』で、『標準の価格の653,600円』です。つまり、

069

総差異は、実際-標準なので、緑棒と赤棒の差で表現されているということが理解できるでしょうか・・・ 

最後に、緑棒と赤棒の差を分析します。

070

見て分かる通り、紫棒は、数量が変動するに従って棒の長さが変わります。だから『数量差異』です。一方、青棒は、価格が変動するに従って、棒の長さが変わります。だから『価格差異』です。

一応まとめてみました。

111

これが材料費、労務費の価格差異、数量差異を求める解法です。

重要なのは、手前の三角に『標準』のデータを書き、奥側の三角に『実際』のデータを書くという点です。これは終生変わらぬ原則です。たいていの問題は、実際の方がオーバー(予算オーバー)しているように作られているので、実際の方が大きくなった方が、見た目で分かりやすいからです。標準→実際の並び順は、製造間接費差異を解くシュラッター図と共通させている意味もあります。

 

では、別の問題を考えてみましょう

071

今度は労務費差異を求める問題。しかも、実際の方が時間がかからなくて済んだ・・・というケースです。原則通り手前に『標準』、奥に『実際』のデータをにグラフに書き込んでみて下さい。

072

『グラフにマイナスの数値が発生しちゃったよ~~~ォ』などと、オタオタしないでください。そんな中学レベルの悩みは持たない!・・・と、昨日確認しあったじゃないですか!数値がマイナスになるなら、それはそれででよし!なのです。ただ、数値がマイナスになる場合の差異は、『貸方差異』なのです。

最後に、

073

の問題を考えてみましょう。実際の方が単価的にも数量的にも少なくてすみました。お得です。当然、総差異の段階から『貸方差異(有利差異)』というケース。これをグラフにしてみると・・・

074

角度がマイナスでもいいじゃない・・・ 数量がマイナスでもいいじゃない・・・ それで求めた数値がマイナスなら、『貸方差異』だ!というだけの話・・・

 

ようするに、このグラフで解く方法というのは、材料費差異、労務費差異を解く公式

直接材料費差異の分析
価格差異=(実際単価-標準単価)×実際材料消費量
数量差異=標準単価×(実際材料消費量-標準材料消費量)

直接労務費差異の分析
価格差異=(実際賃率-標準賃率)×実際直接作業時間
数量差異=標準賃率×(実際直接作業時間-標準直接作業時間)

をグラフ化しただけのものです。

 

ここで一つ気をつけてもらいたいことがあります。

075

模擬試験問題などは、そういうタイプの問題が多いです。答えを書くときに、プラスマイナス逆にしなければならない時があります。尚、この『逆転現象』の問題は、製造間接費を求めるシュラッター図でも同じです。この点は、明日説明します。

とりあえず、昨日の『標準原価計算問題を解く上での素朴な疑問』のうち、『数値は導けても、有利差異なのか不利差異なのかがいまいちよく分からない?』は、材料費差異と労務費差異については解決しました。

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2008年12月16日 (火)

26日目 標準原価計算 は、すべては、グラフで解ける

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

本日は、

第20回 標準原価計算(1)
 標準原価計算の方法と記帳
第21回 標準原価計算(2)
 標準原価計算の原因分析

を勉強します。

標準原価計算と実際原価計算
最初から材料の単価や、賃率が決定しているなんて方が稀だから、だいたいの標準量を決めて平均的な原価計算を行おうというのが『標準原価計算』です。で、実際の材料単価や賃率を元に原価計算するのが『実際原価計算』。その差異と差異の分析が問題とされます

差異の分析は公式で出すことができます。私も、例によって、公式を暗記しようとしました。まずは次の公式を暗記してみて下さい。

直接材料費差異の分析
価格差異=(実際単価-標準単価)×実際材料消費量
数量差異=標準単価×(実際材料消費量-標準材料消費量)

直接労務費差異の分析
価格差異=(実際賃率-標準賃率)×実際直接作業時間
数量差異=標準賃率×(実際直接作業時間-標準直接作業時間)

製造間接費差異の分析(4分法)
予算差異=実際発生額-実際作業時間における変動予算許容額
変動能率差異=(実際作業時間-標準作業時間)×変動賃率
固定能率差異=(実際作業時間-標準作業時間)×固定費配賦率
操業度差異=(基準操業度-実際作業時間)×固定配賦率

『助けてポ~ォパ~イぃぃぃ』・・・と、思わず叫んだオリーブちゃんも多いでしょう。ご安心下さい。公式丸暗記法でここを乗り切ったのはごく少数です。一般には、直接材料費差異と直接労務費差異は、

058_2

こういう面積を表す図で、製造間接費差異は、『シュラッター図』と呼ばれるグラフで乗り切っています。私はまず、上の図が何を意味してるのかがサッパリ分かりませんでした。そして悩みに悩んで、苦悶した結果、オリジナルな解法を編み出しました。そして、一つの結論に辿り着きました・・・それは、

『すべては、グラフで解ける』

ということです。まあ、このブログでもシュラッター図だけは覚えなきゃならないんですが・・・

面積を表す図&シュラッター図で解いている一般の方も、一度は思われたことがあると思います。

『なぜ、材料と労務費は面積の図で解いて、製造間接費はシュラッターで解くのか?』
『数値は導けても、有利差異なのか不利差異なのかがいまいちよく分からない?』
『シュラッターの変形みたいな図が出てくるときがたまにあって、どうい状況で使えばいいのかいまいち、よく分からない・・・・?』

なぜ、教科書で説明されている解法は、こういう様々な疑問を生むのでしょうか・・・ それは解説をぼやかしているからです。中学数学レベルでは説明しきれないからです。

私のオリジナル解法はその点、完璧です! 上の様々な疑問を全て解決しています!! 完璧に整合性がとれ、完璧に調和しています!!! 完全理解を達成しています!!!! まさに高卒数学レベルの解法,、大人数学レベルの解法と言えます!!!!!

 

前置きはそのくらいにして、まず、標準原価計算を説明する前に確認しておきたいことがあります。

059_2
この図は理解いただけるでしょうか。縦軸に金額、横軸に個数を取った1次関数のグラフで、角度が@400円(400円/個)なら、20個の金額8,000円は、図の赤い棒で描かれているということを・・・ これはでも、たしか、中学くらいの数学で習った気がします。

では、次の図は理解いただけるでしょうか。

060_2

先に出た図と全く同じですが、赤い棒で表されているのは100円です。赤い棒は同じ長さなのに、最初のグラフと7,900円も差がついています。それは、見た目全く同じくらいの約60度くらいの角度に、『@400円』と書き込まれているか、『@100円』と書き込まれているかの違い。見た目同じくらいの原点から約8cmの位置に『40個』とかかれているか、『1個』と書き込まれているかの違いです。

要するに、見た目の図の角度や長さは本質的に全く関係なく、どういう数値が書かれているかが本質的な問題なのです。見た目の矛盾に騙されてしまう厨房(中学生のお子様)には理解できません。

これをクリアできたあなた、次は理解できるでしょうか・・・

061_2

角度『@0円』なら、横軸の個数がいくらでも、赤い棒で表されているのは、0円です。見た目は存在しているようでも0円。なし。個数が∞個でも0円。次はどうでしょうか

062

個数が-10個なら、赤棒は-5,000円を表しています。

063

角度が『-@500円』の場合も、理解・・・というか、許容していただけるでしょうか・・・ 許せるか許せないかです。そんな気持ち悪い、常識的にありえないのは許せない!という方は、この先の私の標準原価計算の説明は理解していただけません。

 

見た目の問題じゃなく、概念の問題・・・なんです・・・ 数学とはそういうものです。なんとなく高等数学っぽいです。これが理解できていると、明日からは話が早いです。理解できないなら、この先、私の説明は辛いです。

一応このブログは高校入試レベルまで数学は理解してた人間が、短期間で簿記2級の内容はともかく、資格を取得しようというコンセプトなのでご容赦下さい。

本日は、小手調べ的にも、第20回 標準原価計算(1)をやっておいてください。差異の分析はまだ出てきません。

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2008年12月15日 (月)

25日目 総合原価計算 『仕損品』とは、失敗作のこと

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

本日は、昨日、一昨日の続きです。

第16回 総合原価計算(1)
 総合原価計算の意義と単純総合原価計算
第17回 総合原価計算(2)
 等級別総合原価計算および組別総合原価計算
第18回 総合原価計算(3)
 工程別総合原価計算
第19回 総合原価計算(4)
 仕損、減損および副産物の処理

のうち、仕損品の概念について学習します。

『仕損品(しそんじひん)』とは、失敗作のことです。作ってる過程で失敗して、製品になれない、なりようにないものです。製品にはなれなくても材料として復活できる場合(この場合、『材料としての評価額がある』と表現します。)もあります。

051

図にするとこうなります。が、そんなのはどうでもよくて、あくまで2級範囲では考えなければならないのが、『完成品の原価のみに負担させる』のか『完成品と仕掛品の両方の原価に負担させるのか』どちらなのかということです。

工程の途中で仕損品が発生する場合は、『完成品と仕掛品の両方の原価に負担させます』。一方、工程の最終過程で仕損員が発生する場合は、『完成品の原価のみに負担させます』。なぜなら、『仕掛品』というのはそもそも工程の最終過程に達していないものだからです。

製造が難しい工業品は、仕損品もいっぱいでるでしょう。するとどうなるか・・・ 当然完成品の原価が高くつくことになります。それが価格に反映されます。常識で考えたらわかりますね。これが『原価に負担させる』ということです。つまりは、仕損品の分だけ、原価が高くなります

ここまで理解できれば、十分です。

 

具体例で見ていきましょう(第115回 問5より改題)

052_2

仕損が途中で発生とうことは、仕掛品と完成品に負担させるということです(注:以下の加工費を求める計算式は、あくまでこのブログでの公式に当てはめた計算です。教科書に載っている解き方とは異なります。詳しくは前回と、前々回を参照して下さい)

053

赤で示したのが仕損品の影響です。仕掛品の原価を求める式の分母から仕損品の分を引いてやると、その分だけ仕掛品の原価が上がります。つまり、仕掛品に負担させていることになります。完成品は、仕掛品に負担させてやると、自動的に負担されることになります。

 

別の例で見ていきましょう(第119回 問5より改題)

054

仕損が工程の終点で発生とうことは、完成品のみに負担させるということです。

055

一応、仕損品に負担させるなら・・・ということで、赤で示して見ましたが、今回は仕掛品には負担させないので必要ありません。×印をつけてみました。仕掛品に負担させない以上、仕損品は自動的に完成品のみに負担されることになります。仕損品は無視して解いたのと計算は同じです。

 

仕損品に評価額が認められる場合(材料として復活できる場合)は、そもそもの材料費からその分だけ控除します。材料費が最初から安くなってた・・・と考えても同じことです。

例えば最初の問題で、仕損品の評価額が¥107,200である場合は、

056

となります。問題が、

057

となってた・・・と考えても、同じことだ。

 

 

以上で、総合原価計算は全てです。ここまで理解できれば、総合原価計算の問題は全て解けます。頑張ってください。

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2008年12月14日 (日)

24日目 総合原価計算 『進捗度』とは、完成度のこと

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

本日は、昨日の続きです。

第16回 総合原価計算(1)
 総合原価計算の意義と単純総合原価計算
第17回 総合原価計算(2)
 等級別総合原価計算および組別総合原価計算
第18回 総合原価計算(3)
 工程別総合原価計算
第19回 総合原価計算(4)
 仕損、減損および副産物の処理

のうち、進捗度の概念について学習します。

『進捗度』とは、完成度のことです。

仕掛品 進捗度80%

製造過程の当初に材料を投入する場合、仕掛品は80%まで完成している。80%は材料が投入され、加工もなされているが、20%は材料だけが投入され、加工は全く手つかず・・・ということを意味します。材料は100%投入されています。

仕掛品 進捗度(5分の4)

というような表現もされることがありますが、意味は全く同じです。

製造過程の中間で材料を投入した・・・とある場合は、80%まで過程が進んでいるので、材料は100%投入されていることになります。注意しなければならないのは、製造過程の最終段階で材料を投入した・・・とある場合は、材料の投入は全く行われていない。0%だということです。加工費は製造過程全体を通して投入されるものですが、材料費はたいがい、一瞬で投入されるものだからです。もちろん、『材料Bは、製造過程全般を通して投入していく・・・』みたいな注釈があれば、加工費と同じとらえ方をします。

月初仕掛品 進捗度80%
月末仕掛品 進捗度60%

を図で表すと、
031

ということを表しています。ここまではご理解いただけるでしょうか。

 

では、具体的に以下の例で考えてみましょう(平均法、先入先出法、後入先出法の考え方については、先日行ったので省略します。進捗度の考え方しか説明しません。)

032_4

このデータから、平均法を用いた場合の、月末仕掛品にかかる加工費完成品にかかる加工費を求めます。

033

月初の加工費358,000は、上の図の月初仕掛品の80%にだけ使われた費用で、残りの20%+当月投入分を合わせて、1,200,000を使うことになる。しかし、月末仕掛品のうち、40%は全く加工されていません。つまりは、当月投入分から、月末仕掛品の40%分を引いた値が、当月投入の加工費1,200,000ということになります。つまりは、『投入量合計』側の金額合計は358,000+1,200,000、『投入量合計』側の個数合計は、10+30-(5×40%)

『投入量合計』側で、1個あたりの単価を求める。

034_2

②それに月末仕掛品の個数を掛ける。それが月末仕掛品にかかる費用
月末仕掛品の個数は5個ではなく、その60%分の3個です。

035_2

③全体量から月末仕掛品にかかる加工費を引く。それが完成品にかかる費用

036_3

 

次に同じ問題で、先入先出法を用いた場合の、月末仕掛品にかかる加工費完成品にかかる加工費を求めてみます。

037

月初の加工費80%分の358,000は、そっくりそのまま完成品に使われてしまいます。当月投入分の個数は、『月初仕掛品の20%+当月投入分-月末仕掛品の40%』、つまり、そこに1,200,000が使われています。

『投入量合計』側で、1個あたりの単価を求める。

040

②それに月末仕掛品の個数を掛ける。それが月末仕掛品にかかる費用

041

③全体量から月末仕掛品にかかる加工費を引く。それが完成品にかかる費用

042

念のため、昨日の公式に当てはめて、合っていることを確認してみましょう。

先入先出法の月末仕掛品原価
016

043

 

最後に、後入先出法を用いた場合の、月末仕掛品にかかる加工費完成品にかかる加工費を求めます。

039_2

全体図を書くと複雑になりすぎるので、昨日の図を参考にして下さい。要するに月初仕掛品が月末仕掛品を上回っているか、下回っているかだけを考えます。今回は、
月初仕掛品10×80%=8個>月末仕掛品5個×60%=3個で上回っています。この場合は簡単で、月初仕掛品の単価がそのまま月末仕掛品の単価となります。

『投入量合計』側で、1個あたりの単価を求める。

044

②それに月末仕掛品の個数を掛ける。それが月末仕掛品にかかる費用

045

③全体量から月末仕掛品にかかる加工費を引く。それが完成品にかかる費用

046

 

問題を改変して下回っている場合を考えましょう。

047

月初仕掛品10×80%=8個<月末仕掛品15個×60%=9個で下回っています。

『投入量合計』側で、1個あたりの単価を求める。
9個のうち、8個は月初仕掛品をそっくりそのまま使えますが、
残りの1個(15個×60%-10個×80%=9個-8個)を当月投入分で補填してやることになるので、当月投入分の単価を考えます。
048

②それに月末仕掛品の個数を掛ける。それが月末仕掛品にかかる費用
月初仕掛品全部+当月投入1個分です。
049

③全体量から月末仕掛品にかかる加工費を引く。それが完成品にかかる費用

050

ここで、問題を改変するときに、さりげなく、『当月加工費を¥1,260,000』にしました。なぜなら、¥1,200,000では割り切れかったからです。試験問題はゆとり形式なので、たいがい割り切れるように作ってあります。もし、どうしても式の立て方が理解できなければ、『割り切れるように式を立ててみる』という手があります。おそらく、受験生の半数がこの手を使っていると思われます

しかし、『割り切れない場合は、小数点第一位を四捨五入して・・・』みたいな注釈があればおしまいです。総合原価計算は、これから後に行う原価計算の中でも基本中の基本です。例えば、第118回、第119回、第120回と3連続で、総合原価計算を理解してなければ解けない問題が出ています。そこにさらに直接原価計算、標準原価計算をミックスしてきています

それよりなにより、『割り切れるまで法』は、実務じゃ全く役に立ちません。最後の最後の手段、奥の手にしておいて、できるだけ完全理解に努めて下さい。

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2008年12月13日 (土)

23日目 総合原価計算 は、なぜ図で説明されても分かりにくいのか?

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

本日は、いよいよおまちかね。2級工簿の中心中の中心

第16回 総合原価計算(1)
 総合原価計算の意義と単純総合原価計算
第17回 総合原価計算(2)
 等級別総合原価計算および組別総合原価計算
第18回 総合原価計算(3)
 工程別総合原価計算
第19回 総合原価計算(4)
 仕損、減損および副産物の処理

を学習します。前回、総合原価計算は、基本中の基本の原価計算と書きましたが、これが結構手強いです。ヒュンケルくらいの強さがあります(いい加減ダイから離れろってw)。私自身、ここで一回頭がパンクしました。教科書なんかに乗っている図の説明が全く理解できません。

理解できないので、公式を丸暗記作戦で乗り切ろうと思いました。簿記ワークブックにはこう書かれています。

先入先出法の月末仕掛品原価
016

長すぎて無理ですw

たぶん、簿記2級を学習されている方は、これを丸暗記された方も多いと思います。しかし、別の本には、こうのってます。

先入先出法の月末仕掛品原価
030

おお、短けえ。これならなんとか・・・ いや、ちょっとまて。同じ値を求めようとしてるのに、どうして違う公式が2つもでてくるのか・・・ますます混乱です。

 

総合原価計算とは、一体、何がしたいのか、最初から、一歩一歩、まず、そこから確認していきましょう。まず、

017_3

この図は理解できるでしょうか。商簿のころからよく、目にする図です。月初にまず作りかけの仕掛品があって、当月に投入される量と合わせて、『投入量合計』となります。それが、完成品と、作りかけの月末仕掛品で構成される『産出量合計』となります。

考え方としては、商簿の月初棚卸商品+仕入=売上原価+月末棚卸商品と全く同じです。これは、簿記の基本的な概念の一つだった訳です。

 

総合原価計算は、投入量合計のデータをもとに、月末仕掛品の値を求め、投入量合計の全体量から月末仕掛品の値を引くことで、完成品の値を求めるというのが、総合原価計算の基本的な流れとなります。整理すると、 次の通りとなります。

029_2

『投入量合計』側で、1個あたりの単価を求める。
②それに月末仕掛品の個数を掛ける。それが月末仕掛品にかかる費用
③全体量から月末仕掛品にかかる材料費を引く。それが完成品にかかる費用


これは進捗度の概念がない場合、材料費であれ、労務費であれ、製造間接費であれ、全く同じです。ただし、平均法、先入先出法、後入先出法で式が違ってきますが、考え方は共通です。これは総合原価計算というより、原価計算の基本的な概念の一つでもあります。

 

では、具体な問題で考えてみましょう。

022_3    

このデータから、月末仕掛品にかかる材料費完成品にかかる材料費を求めます。

まずは平均法を用いた場合。

018

『投入量合計』側で、1個あたりの単価を求める。
平均法なので、『投入量合計』側は月初+当月の合計の1個あたりの単価をまず求めます。イメージ的には投入量合計の全体で、完成品、月末仕掛品を作るという感じです。

月初仕掛品の材料費は350,000、当月材料費は1,200,000、月末仕掛品の個数は10、当月投入の個数は30、これの1個あたりの単価を求める式は、

023

②それに月末仕掛品の個数を掛ける。それが月末仕掛品にかかる費用

024_2


③全体量から月末仕掛品にかかる材料費を引く。それが完成品にかかる費用

350,000+1,200,000-193,750=1,356,250=
完成品にかかる材料費

むろん、平均法なので、

023

に完成品35を掛けても、同様に1,356,250が求められます。

 

次に先入先出法を用いた場合。

019

ここで注意しなければならないのは、先入先出法というのは、先に入れた月初仕掛品はまず完成品に投入されるということです。我々は月末仕掛品にかかる費用を求めるのを最初の目標にしています。つまり、当月投入の1個あたりの単価に月末仕掛品の個数をかけて、月末仕掛品にかかる費用を求めることになります。ここで逆転現象が起こっています。ここをよく理解していないと、後入後出法を使って月末仕掛品を求めているような錯覚に陥ってしまいます。

当月材料費は1,200,000、当月投入の個数は30です。1個あたりの単価を求める式は、1,200,000/30です。 

025_2

念のために、冒頭の

先入先出法の月末仕掛品原価
016

の公式に当てはめてで求めてみると、進捗度は1なので、
=1,200,000×5÷(35-10+5)=1,200,000×5÷30=200,000で同じです。

つまりは、基本の図、

017_3

より、月初仕掛品+当月投入=完成品+月末仕掛品から、完成品-月初仕掛品+月末仕掛品当月投入の関係が導かれます。つまりは、冒頭の謎、

先入先出法の月末仕掛品原価
016

先入先出法の月末仕掛品原価
030

は、どちらも正しかった・・・ということがわかります。 私の図の説明は、短くて分かりやすい方の後者の式を、図で説明しようとしているだけなのです。

 

 

最後に後入先出法を用いた場合。

020

後入先出法というのは、先入先出法とは逆に、当月投入量が先に完成品に投入されることになります。ゆえに、月末仕掛品にかかる費用は、月末仕掛品から投入されることになります。ここの逆転現象もにも注意してください。理解してないと、感覚的には先入先出法で月末仕掛品を作っている錯覚に陥ります。

この場合はさらに、月初仕掛品が月末仕掛品の量と同じか上待っている場合と、下回っている場合の2つに分かれます。

021
今回の場合は月初仕掛品10個、月末仕掛品5個で上回っているので、話は単純です。
つまり、月所仕掛品1個あたりの単価でもって、月末仕掛品を作ります。

350,000÷10×5=175,000月末仕掛品品にかかる材料費
350,000+1,200,000-175,000=1,375,000=完成品にかかる材料費

 

もし、個数が下回っていた場合、月初仕掛品にかかる費用はすべて、月末仕掛品に使われてしまい、足りない分だけ当月投入量で補填することになります。

026

この問題の場合、後入先出法を用いたときで考えてみましょう。

月初仕掛品10個は、月末仕掛品15個を、下回っている。よって、月初仕掛品にかかる費用はすべて、月末仕掛品に使われてしまい、足りない分だけ当月投入量で補填することになる。

027

 

平均法、先入先出法、後入先出法によって立てる式が異なるだけでが、『当月投入量』側で1個あたりの単価をまず出して、それに『月末仕掛品』の数量を掛けることで、『月末仕掛品』の原価が得られ、全体からその値を引くことで、完成品の原価が得られる。この流れも全く同じです。そして繰り返しますが、進捗度の概念がない場合、材料費であれ、労務費であれ、製造間接費であれ、求め方は全く同じです。

それは、原価計算の基本的な考え方だからです。理解が難しいと感じるなら、公式を丸暗記して乗り切るのも一つの手かもしれません。しかし、それでは応用されたり、試験問題で少しヒネられると全く通用しません。ちゃんと『図で理解しておけば』、長ったらしい公式を覚えることもなく、応用もヒネられてもバッチリとけます。それが『理解する』ということに他なりません

 

ここまでいかがでしたでしょうか。これを理解しなければ、次回、進捗度が出てきたとき、全く先に進めません。ここを飛ばして先は絶対にあり得ません。ご自身でここに上げた例題を解いてみるなどして、完全に理解するよう努めてください。特に難しいことを書いてる訳ではありません。一度や二度、サラッと読んだくらいでは理解できなくても当然です。ここを乗り切ったとき、次の可能性がやってきます。

 

比較しやすいようにまとめ。

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2008年12月12日 (金)

22日目 個別原価計算 ここからが、工業簿記の本番!

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

工簿6日間の集中講義お疲れ様でした・・・工簿も10章まで終わって、ここで、簿記2級の受験者は勘違いします。

ようやく、工簿も半分終わったぞ・・・と

違います。私は、ここまでは『ほぼ用語説明』『用語説明みたいなもの』と繰り返し言ってきました。

そう、ここからが、工業簿記の本番なのです。ダイの大冒険で言えば、レオナに会って、アバンに会って、ポップが出てきて、なんとなくハドラーを倒して、鬼面導師の爺ちゃんと別れ、ようやくデルムリン島から旅立とうというあたりです。ヒュンケルとかバランとかミストバーンとかはまだ出てきてないのです。

工簿でも、ここから、一癖フタ癖ある、強敵、難敵の六大将軍が出てくるのです。その名は、個別原価計算、総合原価計算、標準原価計算、実際原価計算、直接原価計算、全部原価計算と言います・・・

 

そもそも、原価計算なんて一つだけでいいではないですか。なんで2級範囲で6つも出てくるのか・・・ 素朴な疑問が沸いてきます。まんじゅうを一つ作るのに、こっちの原価計算では80円だけど、あっちの原価計算では50円だった・・・ そんなバカな話があるのでしょうか・・・

その点を曖昧なままにしてしまうから、後々訳が分からなくなってしまい、大混乱してしまい、結局、破綻してしまうことになります。しかし残念なことに、世の中のテキストはそこを明快に解説してはいません。後ろ暗いことがあるわけでもないでしょうに・・・

これは学習が進むにつれ、薄々感じてくることなのですが、明快に解説できないからなのではないか・・・ と勘ぐりたくなります。つまりは、商簿も含めて簿記全体に言えることですが、これこれはこうだ!と強く断言してしまいすぎると、簿記1級に進んだときに、税理士会計士に進んだときに、矛盾が生じたり、論理が破綻してしまったり、あるいは、会計法、会社法等の時々の法律によって解釈が変わってしまったりするので、都合が悪いからなのではないでしょうか。だからと言って、詳しく解説しすぎると、簿記2級の範囲を逸脱しかねない。

さらに問題なのは、そこまで複雑な構造なのに、なんだか中学数学レベルの数学的知識だけで解かせようといしている点にもあります。たぶんこれは、もともと 日商簿記2級は商業高校の生徒のためのものだからです。それもおかしい。せめて高校数学レベルクリア的観点から、簿記2級を解説、論じた本なり解説なりがあってもいい ではないですか。我々大人も必死で勉強しているんだから・・・

 

このブログはそんな世の中の都合を恐れません。

 

なんせテキストらしいテキストをほとんど使わずに、独学と偏見でで簿記2級を学習した筆者が、自分なりに、(簿記2級の範囲ではと限定ながら)破綻しない論理をもって、独断と偏見で簿記2級範囲を語っているブログだからです。ここからが本番。このブログも最高にイカしてる内容になります。なんせ、この後はほぼ全て、教科書、テキストの解法と全く異なる解き方だったりします。それを自ら編み出したりしているのですから・・・(なんて無駄の多い勉強法だったんだ・・・_| ̄|○)

もし、教科書通りの考え方で普通に教わった方が無難だ・・・と思われる方は、この先は危険かも知れません。ただでさえ、複雑な内容なのに、余計混乱を来してしまう恐れがあるからです。ただ、教科書の内容、解法に納得いかなくて、理解が出来ないままだった・・・という人はここからは最後まで、是非読んでもらいたい。理解の助けになるかもしれません。数学の解法は一つには限らないのですから・・・

 

まず、私なりに、誤解を恐れず快刀乱麻を断つがごとく、明快に六代将軍を切ってみたいと思います。

015

 

総合原価計算、実際原価計算、全部原価計算は、ほぼ同じ意味を持つ『概念』です。なぜ同じ意味なのに違う言葉になったかのかというと、対立する概念つまり、総合原価計算、標準原価計算、直接原価計算がまず最初にあって、それと対立していることを意味づけるために、同じものなのに違う言葉で表現するという方法が生まれました。

これで、六大将軍のうち2人はもう死んだも同然です。やったね! 真に理解しなければならないのは4つ。総合原価計算、個別原価計算、標準原価計算、直接原価計算の4つです。原価計算をそれぞれ説明します。

個別原価計算-総合原価計算

指図書がある受注生産みたく、製品を作ったらそれで終わりな原価計算が『個別原価計算』で、一般的な工業製品の生産みたいに、半永久的に作り続け、ある月、ある年と、期間を区切ったときの原価計算、つまりはこれが基本中の基本の原価計算が『総合原価計算』。基本である総合原価計算がまずあって、それをさらに限定した原価計算である『個別原価計算』という概念が生まれました。だから、『個別原価計算』の考え方は簡単なのです。

 

標準原価計算-実際原価計算

最初から材料の単価や、賃率が決定しているなんて方が稀だから、だいたいの標準量を決めて平均的な原価計算を行おうというのが『標準原価計算』で、これがまず最初にあって、で、実際の材料単価や賃率を元に原価計算するのが『実際原価計算』。その差異と差異の分析がが問題とされます

 

直接原価計算-全部原価計算

原価計算においては、月末の販売量と在庫量がわからないと正確な原価は出せなが、販売量と在庫量に関わらず、いくらで作って、いくらで売ったら、いくらぐらいの利益がでるのか、生産の予測のために考えられたのが『直接原価計算』、月末まで待って販売量と在庫量を知ってから正確な原価を出そうというのが、『全部原価計算』。つまりは、全部原価計算は普通の正確な原価計算。原価計算の中で『直接原価計算』は唯一、正確でない値、だいたいの値です。なので、正確な企業の報告書には使うことができません。これだけは、原価計算の値が異なっても納得です。

 

前置きが長くなりましたが、本日は、簡単な

第13回 個別原価計算(1)
 個別原価計算の意義と単純個別原価計算
第14回 個別原価計算(2)
 部門別原価計算
第15回 個別原価計算(3)
 仕損および作業屑の処理

をやりましょう。六大将軍に例えるならクロコダインです。要するに、ざ、雑魚?!

ポイント:実際の試験問題はヒネってあったりして、難しいものもありますが、部門費計算と同様に、考え方自体は難しくないと思います。

ポイント:

№101 当月完成
№102 当月完成
№103 当月完成 未引渡
№104 当月未完成

というように順番に作っていた場合、

№101 ・・・ 製品の完成高
№102 ・・・ 製品の完成高
№103 ・・・ 製品の月末有高
№104 ・・・ 仕掛品の月末有高

となり、T字はたいてい、仕掛品、製品の順番で書かれてあるので、逆転現象が起こる点に注意が必要です。まあ、これも一度引っかかれば、二度と引っかからなくなるんですけどね。

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2008年12月11日 (木)

21日目 部門費計算 部門費 は、『部門ごとの製造間接費』を略して部門費と言っているに過ぎない

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

本日は、

第11回 部門費計算(1)
 部門費計算の意義と部門費の第1次集計
第12回 部門費計算(2)
 補助部門の配賦

ポイント:ここまで、材料費、労務費、経費のうち、直接なものが仕掛品となって、間接なものが製造間接費となる・・・と学習してきて、さらに今回、部門費とでてきて、さもなんぞやと思われた方もいると思います。

部門費は製造間接費そのものです。企業には製造部や人事部、総務部、いろいろな部門があります。そういう『部門ごとの製造間接費』を略して部門費と言っているに過ぎません。決して部門費という単体の費用があるわけじゃないのです。

なのになぜ、テキストでは『部門費計算』と、単体で出てきたのでしょうか。それはちょっと数学的に小気味いい感じなので、『部門費問題』という試験の一つのジャンルができてしまっているからに他なりません。

つまりは、部門ごとの製造間接費を集計し、サポート的な部門の製造間接費を、主力である製造部門に、様々な条件のもと、比例配分して集計し直すという問題です。その方法として直接配賦法と相互配賦法がありますが、直接配賦法は単に相互配賦法の手抜きなだけです。しかし、相互配賦法に慣れすぎると、いざ『直接配賦法で』と出題されたときに、解けなかったりします。まあ、一度でもそんなバカなことを経験すれば、二度と解けなくなることはなくなりますが・・・

文章で説明を書くと難しく思えるかもしれませんが、実際やってみると、なんだという簡単さ。小中学生の数学の文章題レベルな問題です。工簿の試験分野の中で一番簡単かもしれません。下手すると、工簿の知識が全くなくても、勘が良ければ1問まるまる正当してしまえる内容です。論より証拠、やってみてください。

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2008年12月10日 (水)

20日目 製造間接費 『差異』には、貸方差異と借方差異がある

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

第9回 製造間接費計算(1)
 製造間接費の実際配賦
第10回 製造間接費計算(2)
 製造間接費の予定配賦

 

ポイント:本日は用語解説シリーズのラスト。製造間接費・・・
とはいえ、『製造間接費』自体はもう何度も目にしている単語なので、それほど拒否反応はないでしょう。

整理しておくと、材料費、労務費、経費のうち、仕掛品にならない費目、つまり間接材料費、間接労務費、間接経費が、いったん、製造間接費にまとめられます。なぜかというと、間接ゆえに、正確に把握しづらいからなんでしょうねえ・・・ 具体的に仕訳すると、

製造間接費 1,000    材料費 1,000 (間接材料費)
製造間接費 1,000   
 賃金 1,000 (間接材料費)
製造間接費 1,000    ×× 1,000 (間接
経費)

製造間接費も、結局最後は仕掛品にまとめられます。

仕掛品    3,000    製造間接費 3,000

で、正確に把握しづらいからゆえに、実際配賦予定配賦という考え方が生まれます。実際どのくらいかかるのか分からないので、最初は予定額を配賦します。そして、最終的に実際額が判明してから、その差額を問題にする訳です。これが『差異』です。

 

ポイント:『差異』には貸方差異と借方差異があります。実際額が予定額を上回る場合と、実際額が予定額を下回る場合の二つがあるということです。もちろん、実際額=予定額で、『差異なし』とうのもありますが・・・ どっちがどっち? 難しく考えすぎると混乱して訳がわからなくなります。整理しておきましょう。

 


借方差異は、借方に差異がきます。だから借方差異です。

製造間接費配賦差異 100   製造間接費 100

実際にかかった金額が、予定をオーバーしたら困ります。損です。
だから、不利差異とも言われます。

損した分を『費用』として計上するから、差異が借方なのです。
つまり、実際額が予定額を上回る場合が借方差異です。

 

貸方差異は、貸方に差異が来ます。だから貸方差異です。

製造間接費 100   製造間接費配賦差異 100

実際にかかった金額が、予定より少なければ、嬉しいです。得です。
だから有利差異とも言われます。

得した分を『収益』として計上するから、差異が貸方なのです。
つまり、実際額が予定額を下回る場合が貸方差異です。

 

なんでもない。全然簡単な話でした・・・

 

また、簿記ワークブックの第10回 製造間接費計算(2)の問7はだけは、訳が分からないかもしれません。ここでは気にしないで下さい。標準原価計算のところで説明します。

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2008年12月 9日 (火)

19日目 経費計算 『外注加工賃』は、直接経費とだけ覚えておけば、とりあえずは足りる

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

第8回 経費計算

ポイント:経費も特に問題ないと思います。これまで、学習してきた材料費は直接材料費、間接材料費に分けられ、労務費は直接材料費、間接材料費に分けられ、それぞれ

仕掛品 1,000       材料費 1,000 (直接材料費)
製造間接費 1,000    材料費 1,000 (間接材料費)

仕掛品 1,000       賃金 1,000 (直接材料費)
製造間接費 1,000   
 賃金 1,000 (間接材料費)

のように、直接○○費は賃金となり、間接○○費は製造間接費になることはお分かりいただいているかと思います。同様に経費も、

仕掛品 1,000       ×× 1,000 (直接経費)
製造間接費 1,000    ×× 1,000 (間接
経費)

となります。
しかし、経費は××は様々あるので、直接経費になるのか間接経費になるのか、判別がしずらいかと思います。しかし、『外注加工賃』は直接経費とだけ覚えておけば、とりあえずは、足りる気がします(残りは間接経費になると覚える)。

実際の試験では、「工場の固定資産税10万円」「工場の運動会費5万円」「外注加工賃220万円」などを上記の6つのどれかに分類させる問題があり(第113回の問4)、これが工業簿記全体を通して、結局最後に残る難問だったりします。なぜなら、どれに分類されるのかを暗記するには限界があり、どれに分類されるかその場で考えるには時間がかかり過ぎ、1つ分類を間違えると、連鎖的に残りも間違えてしまう恐ろしい問題だからです。

とりあえず、今の段階では、直接○○が集まって仕掛品を作り、間接○○が集まって製造間接費となることだけを覚えておきましょう。

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2008年12月 8日 (月)

18日目 労務費計算 『労務費』とは、要するに人件費のこと

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

第6回 労務費計算(1)
 労務費の分類と労働力の購入額の計算
第7回 労務費計算(2)
 労働力の消費額の計算

工業簿記3日目は『労務費』をやります。労務費とは要するに人件費のことです。これも難しくありません。例によって、穴埋め式問題は答えを丸写しして、1度読んでみればいいでしょう。

ポイント:
文章題問題は、なんとなく中学でやったことのあるような計算題問題です。これが難しいと感じるなら、後々大変ですが、このブログを読まれてる皆さんは、少なくとも高校数学まではクリアしていることが前提なので、特に問題ないと思います。最初分からなくても、答えを書き写してみて、なるほど、ああ、そういうことかと、意味が分かれば問題ないかと思います。

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2008年12月 7日 (日)

17日目 材料費計算 ここからしばらくは、用語の解説

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

第4回 材料費計算(1)
 材料および材料費の分類と材料の購入額の計算
第5回 材料費計算(2)
 材料の消費額の計算と期末棚卸高の計算

工業簿記2日目は『材料費』をやります。
ここからしばらくは、用語の解説になります

ポイント:用語はたとえ覚えられなくても、重要な用語は自分でノートにまとめて整理しておくと、あとですぐに確認できて便利です。とはいえ、何が重要で何が重要でないのか分からないので難しいかもしれません。後の学習で再び出てきて、ああ、この『用語』の意味はなんだっけ? と確認する必要が出てきてから、ノートにまとめた方が効率がいいかもしれません。とりあえず、このワークブックの穴埋め問題で出てくる用語は、あまり重要でありません。

ポイント:ここは商簿の復習と、簡単な数学の中学の問題レベルでサラっとクリアできるでしょう。

ポイント:予定価格と実際価格に差が出ること・・・『差異』という表現が出てきます。これは後々重要になります。平均法、先入先出法、後入後出法は商簿の復習になりますが、これも後々重要になります。少なくともこの3つの区別だけはつくようにしておきましょう。

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2008年12月 6日 (土)

16日目 工業簿記の本質/原価と原価計算/工業簿記の構造 工簿イントロダクション

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

本日より、工業簿記に突入です。工業簿記とはなんでしょうか。なんとなくイメージ的に、工場なんかの工業で使われる簿記という気がしますが、まあ、その通りなんでしょうが、より具体的には、簿記2級ではほぼ、原価計算のことだと思って間違いない。原価計算が9割5分で、残りの5分が工業会計の仕訳とか、そんな感じです。

では、原価、あるいは原価計算って何でしょうか。多くの方は、単純に、漠然と、まんじゅうが1個あって、作るのに80円かかったとして、100円で売ったら、20円の利益がでる・・・ この場合の原価は80円のことで、それを計算するのが原価計算なんじゃない?って思われたと思います。実際はそんな単純な話じゃないのですが、基本はその通りであってます。

014

工業簿記は仕掛品や製造間接費など、耳慣れない言葉に面食らうかもしれませんが、意外に全然難しくありません(最初だけは)。中学の数学程度の知識があれば、個別原価計算くらいまでは、無理なく独学でも学習してける内容です。

簿記ワークブックの、最初から順に、

第1回 工業簿記の本質

第2回 原価と原価計算

第3回 工業簿記の構造
第4回 材料費計算(1)
 材料および材料費の分類と材料の購入額の計算
第5回 材料費計算(2)
 材料の消費額の計算と期末棚卸高の計算
第6回 労務費計算(1)
 労務費の分類と労働力の購入額の計算
第7回 労務費計算(2)
 労働力の消費額の計算
第8回 経費計算
第9回 製造間接費計算(1)

 製造間接費の実際配賦
第10回 製造間接費計算(2)
 製造間接費の予定配賦

までは、用語の解説といった意味合いが強いです。とりあえずは、無理せず気楽にやっていきましょう。

1日目は、

第1回 工業簿記の本質
第2回 原価と原価計算

第3回 工業簿記の構造

までやりましょう。

ポイント:
第1回と第2回は、答えを見ながら書き写せばそれで良いでしょう。こんな訳の分からない基本用語解説の穴埋め問題が試験に出されたら、マジやばですが、たぶん、出されない気がします。私自身完璧に解答するのは無理です。

ポイント:第3回の工業簿記の構造、これは重要です。なぜなら、これが全ての基本となる形だからです。のちのち、総合原価計算、標準原価計算、直接原価計算、など、いろいろな原価計算の“概念”が登場してきますが、『基本があっての、亜流がある』ということです。後に改めて解説しますが、まずは基本の概念をしっかり理解しておきましょう。基本だからシンプルで、故に理解しやすいと思います。

あと、本気で2ヶ月で簿記2級に合格したいと思うなら、復習をかねて、商簿の『仕訳』の問題を毎日5問でも10問でも解くことです。工簿の後半は加速度的に難しくなるので、理解に時間がかかってしまい、その間商簿をおろそかにしていると、にすっかり抜け落ちてしまいます。試験まで6ヶ月とか時間があるなら、再び商簿の復習期間があるので、やらなくてもいいです。やるに越したことはありませんが・・・

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2008年12月 4日 (木)

15日目 商業簿記総合問題 は、各自勝手に解け!(予備日)

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

15日目は、各自で勝手に

第27回 総合問題(1)
第27回 総合問題(2)

を解いて下さい。

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2008年12月 3日 (水)

14日目 本支店会計 受験生の頭を悩ませるのが、『繰越商品』『仕入』『売上原価』と『内部利益』との関係

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

第23回 本支店会計(1) 本支店間取引・未達事項
第24回 本支店会計(2) 本支店合併財務諸表

の2回目。あとは、普通に決算整理事項をやって、本店と支店の合計を財務諸表に書き写せばいいだけなのですが、受験生の頭を悩ませるのが、『繰越商品』『仕入』『売上原価』と『内部利益』との関係です。

ポイント:2級簿記の試験を過去15回分、分析してみた結果、『繰越内部利益』勘定が本店の貸方にあるケース』と、『支店の期首商品棚卸高には本店からの仕入分はない』の注釈があるケースのどちらかに分類されます。

前者(『繰越内部利益』勘定が表の本店の貸方にあるケース)は、期首商品棚卸高からその金額だけ控除する。後者(『支店の期首商品棚卸高には本店からの仕入分はない/支店の期首商品棚卸高には内部利益が含まれていない』の注釈があるケース)は、期首商品棚卸高はそのまま。なにも気にする必要はない。

模擬試験、ワークブックなどでは、これ以外のパターンもあり、今後出題される可能性がないともいいきれませんが、とりあえず今のところ、過去15回の試験ではこの2種類しかでてきません。『支店の期首商品棚卸高には本店からの仕入分がある』・・・というようなケースは、勉強に時間と余裕がなければ省いていいと思います。

ポイント:『商品原価に15%の利益が付加されている。本店が発送した商品¥391が支店に未達』というような場合、¥391に含まれている内部利益を控除した商品の原価はどのように計算したらよいでしょうか。

391÷115%=340

で¥340が「内部利益を控除した商品の原価」となります。ちなみに、内部利益は、

391-340=51

で求められます。内部利益そのものを出すよりも、「内部利益を控除した商品の原価」を出す計算式の方が簡単です。

 

012

の例でいうと、『期首商品』は、本店と支店の繰越商品の和

3,840+2,200=6,040

と、簡単に求められます。『仕入』は、本店と支店の繰越商品の和

30,560+3,400=23,960

と、これまた簡単に求められます。

期末商品:
本店:2,680・・・①
支店:2,027(本店より仕入分1,449)

というような問題の場合、『期末商品』はいくらになるでしょうか。

まず、支店の、本店以外からの仕入は、

2,027-1,449=578・・・②

本店より仕入分¥1,449のうち、「内部利益を控除した商品の原価」は、

1,449÷115%=1,260・・・③

です。あと、未達分が340・・・④ありました。①+②+③+④で

2,680+578+1,260+340=4,858

となります。『売上原価』=『期首商品』+『仕入』-『期末商品』で出します。したがって、『売上原価』は、

6,040+23,960-4,858=25,142

 

となります。以上は字で書くと訳がわかりませんが、問題文に直接書き込んでみたら、次のようになります。

013

問題文にチョコ、チョコと書き込んで答えが出せるようになれば、無駄な仕訳とかしなくてすみ、時間の節約になります。これが出来るようになるまで練習を繰り返すのみです。

たとえ『内部利益』が理解できなくても、本支店会計問題全てを諦める必要はありません。それ以外の項目を完璧にこなすことで14点~16点は確保できる可能性があるからです。試験問題はそういうふうに作られています。

 

ポイント:本店-支店A-支店Bで△関係がある『仕訳』の問題は、慣れてないと難しいです。ただ『理解』するより、やり方を『覚えた』らそれで十分だと思います。試験で出る可能性ありますので、注意しておいてください。

 

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2008年12月 2日 (火)

13日目 本支店会計 まずは『未達事項の整理』を理解

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

13日目は、試験の『問3』で出題される問題のうち、一番難しくて、受験生のほとんどが苦手にしている本支店会計をやりましょう。なんで難しく感じるのかというと、3級じゃ出てこないからです。要するに慣れです。とはいえ、丁寧に説明するため、2日に分けてやります。

第23回 本支店会計(1) 本支店間取引・未達事項
第24回 本支店会計(2) 本支店合併財務諸表

まずは、『未達事項の整理』を理解しましょう。例えば次のような問題・・・

008_2

まず最初に何をするのかというと、『未達事項の整理』です。例えば、

支店が本店に送金した¥70が本店に未達』

という未達事項があった場合、どうすればいいのでしょうか。未達事項というのは、『支店側は仕訳を行い、その仕訳は上の残高試算表に反映されているが、本店にはそれが伝わっていない(未達)』ということです。つまり、本店にそれを伝えればよいわけです。

009_2

伝えたので、本店の『預金残高』が+70されます(上では分かりやすいように赤字でやってます。実際は鉛筆で直接問題に書き込みます。) でも、ちょっと待って! このままだと、本店の借方の合計も+70されることになり、貸方の合計と数字が合わなくなってしまいます。そこで、借方と貸方の合計を同じにするために、本店の借方にある『支店勘定』を70減らします。

010

 

『本店が支店に送金した¥70が支店に未達』

という逆のケースではどうなるでしょうか。支店の『現金預金』を+70にするのは、すぐひらめくでしょう。すると支店の借方の合計も+70されるので、借方の合計と合わなくなります・・・ しかし、どこで調整すればいいのでしょうか・・・ それは支店の借方勘定にある『本店勘定』です。借方と貸方の合計を同じにするために、支店の借方にある『本店勘定』に70を足します。

011

ポイント:借方、貸方の合計は常に一致している・・・ということを意識しながら行う。一致しないまま・・・というケースは絶対に(2級範囲では)ありません。

 

この作業を未達事項の数だけ繰り返していきます。もちろん、『現金預金』に限った話でなありません。『本店が発送した商品¥20が支店に未達』というような未達事項は、支店の借方にある『本店より仕入』勘定を+20します。『営業費』、『本店より仕入』、『支払手形』、『受取手数料』・・・ 何が未達であったのかは、文章をよく読んで判断して下さい。

 

最終的には、次のように、

012

本店の『支店』勘定と支店の『本店』勘定の数値が一致し、支店の『本店より仕入』勘定と本店の『支店へ売上』勘定の数値が(2級範囲では)必ず一致することになります。これはもし、一致しなければ、どこかで間違っているということなので、検算が行えます。かといって、間違えてしまっても、どこが間違ってたのか後から考えるのは、かなり困難なので、この『未達事項の整理』はかなり、かなり、慎重にやりましょう。

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2008年12月 1日 (月)

12日目 決算 問3対策 何問も解いていくうちに、誰でもできるようになる

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

12日目は、試験の『問3』で出題される問題のうち、精算表と財務諸表(損益計算書&貸借対照表)をやりましょう。

第20回 決算(1) 決算整理・精算表
第21回 決算(2) 決算集合勘定
第22回 決算(3) 損益計算書と貸借対照表

と、言っても3級範囲の精算表と財務諸表を1.5倍くらい難しくしただけですから、解説することはありません。最初は時間がかかっても仕方がありません。何問も何問も解いていくうちに、誰でもできるようになります。

ポイント:精算表は、まず修正記入を完成させ、貸借の合計が合ったなら、損益計算書と貸借対照表を完成させて、当期純利益を出す・・・みたいな流れでやりたいものだが、各設問や未達事項を一つ、一つクリアするごとに、横に、横に、完成させていった方が効率がいい。なぜなら、縦にやる方法だと、損益と貸借をいざ作成する段階になって、修正記入を足せばいいのか、引けばいいのか、忘れてしまうからだ。

横にやる方法だと、いったん『当座預金』の項目を完成させた後に、再び、三度と『当座預金』の項目の数字を修正しなければならないことがある。確かに手間ではあるが、その方が間違いが少ないし、設問の性質上、そんなことになるのは少ない。得点項目の部分点でもあるので、合格戦術としても、その方が理にかなってると思う。

ポイント:電卓を使っての計算だが、電卓の扱いが完璧でないという方は、1,000以上と1,000未満で分けて、あとで合計する方法をオススメする。電卓を叩く作業が、できるだけシンプルに、短時間にした方が、手間はかかったとしても、圧倒的に間違いが少ない。そもそも計算の途中で訳が分からなくなったら、最初からやり直しなのだから・・・

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2008年11月30日 (日)

11日目 帳簿組織/伝票式会計 問2対策 最近の試験は帳簿の全体的な流れの把握を問う

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

10日間の連続講義お疲れ様でした。以上が2級で出題される商簿の勘定と仕訳の全てです。

簿記ワークブックは、以降、

第20回 決算(1) 決算整理・精算表
第21回 決算(2) 決算集合勘定
第22回 決算(3) 損益計算書と貸借対照表
第23回 本支店会計(1) 本支店間取引・未達事項
第24回 本支店会計(2) 本支店合併財務諸表

で、試験の『問3』で出題される問題

第25回 帳簿組織 現金出納帳、仕入帳、売上帳、受取手形記入帳、支払手形記入帳
第26回 伝票式会計 日計表、入金伝票、出金伝票、仕入伝票、売上伝票

で、試験の『問2』で出題される問題

を、ざっと紹介しているにすぎません。

第27回 総合問題(1)
第27回 総合問題(2)

が本試験での商簿部分の実際の出題形式となります。

 

というわけで、順番を変えて、11日目第25回第26回をやりましょう。

11日目 第25回 帳簿組織
現金出納帳、仕入帳、売上帳、受取手形記入帳、支払手形記入帳

第26回 伝票式会計
日計表、入金伝票、出金伝票、仕入伝票、売上伝票

ポイント:帳簿組織は、いわゆる『特殊仕訳帳問題』と言われており、伝票式会計は、いわゆる『伝票問題』と言われており、問2はこのどちらかが8割占めます。交互に出てきて、たまに『文章大問題』などか出題されます。後に演習段階で何十問も経験できますので、ここでは、問題がわからなければ、答えを書き写すなどして、サクっと流れを経験しておきましょう。また、伝票が出題された回のあとは、特殊仕訳が、特殊仕訳が出題された回のあとは、伝票が出るので、対策が立てやすい。※第121回は伝票が出る確立高い。

ポイント:一般の経理上の簿記は、『伝票』から始まって、最終的に『財務諸表』を作成するまで、一連の流れの中で行っています。試験は、その流れの一部分をブツ切りにして取り出して問題化しているだけに過ぎません。しかし、最近の試験は、計算力を問うものよりも、その流れが二つ、三つにまたがり、帳簿の全体的な流れの把握を問うという傾向があるように思います。帳簿の全体的な流れの把握を行ってください。

006

一応図にしてみたが、なんだか間違ってるような気もする。本当は横に延ばしたかったが、ブログの都合上できなかった。じゃあ、縦に延ばせばよかったのに・・・作り直す気がしない。だいたいこういう感じだが、『過程』は省略されることもある。例えば、『特殊仕訳帳、普通仕訳帳から残高試算表を作成する』という具合に・・・

流れが把握できてないと、『個別転記後・合計転記直前の各勘定残高の記入状況を合計試算表の形式で表すと次のとおりである・・・(第104回 問2より)』みたいな問われ方をしたとき、ポカンである。各自、簿記の流れを自分の頭の中で流れを作り上げていってもらいたい。

※個別転記後・合計転記直前
要するに、仕入、売上、当座、売掛、買掛の5つがまだ転記されていない
(合計転記)状態。手形とか、給料、前払金なんかは転記済み(個別転記)な試算表が最初に与えられる。最終形(の一歩手前)→最終形を作成する問題。

何のことか分からないと思うが、過去問で104回の問題を解くか、類似問題は、一橋出版の日商簿記検定模擬試験問題集2級の模試2回目に載っている。

ポイント:ようやく本格的な電卓の出番となります。
電卓は、1年以上、仕事などで叩き続けているというような人以外、99.9%以上、ノーミスを貫き通すというのは不可能です。いま2級を勉強中という人は、ほとんど、簿記を学び初めて1年以内という者ばかりでしょう。いかに電卓上の計算ミスを少なくできるか・・・それは、より計算がシンプルになるように、より計算の労力が少なくなるように自分で工夫を突き詰めることです。たとえば、

・ 計算は1,000以上と、1,000未満で分けておこない、あとで合計する
手順を省かないで、きっちりT字を作る
細かい計算を積み上げていく・・・「
 (具体的には、『残高計算表』を作成するような問題は、まず『合計試算表』をT字で作成し、最終的に『残高試算表』を作成する
)

もちろん、計算力に自信があれば、普通に解いてもかまいません。

以下は、試験で問2を解くに当たって、計算表紙に私が作る『T字』です。

005

最初は、ルーズリーフやノートなどで作って良いのですが、最終的にはA4大の大きさの『白紙』でこういうのが作れるようになりましょう。他の地域はよく知りませんが、東京では、罫線の入っていないA4の白紙1枚が試験で計算用紙として配られます。

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2008年11月29日 (土)

10日目 株式会社会計/税金 『社債』は、計算がややこしい

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

10日目 第18回 株式会社会計(5) 社債

ポイント:
ここは計算がややこしいだけ。社債は有価証券の一種である。有価証券は買うと会社の資産になるが、社債は発行して現金に替え、会社の負債になる。いずれ返す(償却)しなければならないのが株式と異なるところ。もちろん、他社の社債を買うこともできる。そうなると、それは『社債』勘定でなく『有価証券』勘定を使う。

 

10日目 第19回 税金

ポイント:税抜き方式で消費税が確定すると、

仮受消費税 20,000    仮払消費税 15,000
                 未払消費税 5,000

であるが、税込み方式で消費税が確定すると、

租税公課 5,000      未払消費税 5,000

となる。なぜこんなことになるのか、一瞬とまどうが、『仮受消費税』勘定も『仮払消費税』勘定も現実に払い受けした『消費税』勘定の一種であり、便宜的に『仮受』『仮払』の文字をつけたものだと考えると、前者は、

消費税 20,000       消費税 15,000
                 未払消費税 5,000

と表現されてもおかしくない。『租税公課』勘定はそのまま『消費税』の意味であるのだから、後者は、

消費税 5,000        未払消費税 5,000

と表現される。要するに、同じことを言い表してるにすぎない。

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2008年11月28日 (金)

9日目 株式会社会計 『合併差益』は、単体だと難しくないのだが、『のれん』とごっちゃになることで訳が分からなくなる

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

9日目 第16回 株式会社会計(3)
 剰余金・繰越利益剰余金の処分または処理

ポイント:株主に配当する配当金はどういう表現を使っていても、必ず『未払配当金』勘定になる。

利益準備金は
①資本金の4分の1-(利益準備金+資本準備金)
①未払配当金の10分の1
のどちらか小さい方の額となる。

 

9日目 第17回 株式会社会計(4) 会社の合併

ポイント:『合併差益』も単体だと難しくないのだが、『のれん』とごっちゃになることで訳が分からなくなる。

『純資産(資産-負債=資本)¥600の会社を合併するのに¥500で株式を交付し、¥400を資本金に組み込んだ。合併交付金として現金で¥50払った』
仕訳は

純資産 600     資本金 400
             
合併差益 150
             現金 50  

つまり、合併差益は、純資産-計上した資本金-合併公費金=600-400-50=¥150で表せる。

ところで、この会社には純資産と『のれん』があるとどうなるか。

『純資産¥600の会社を吸収合併し、株式を¥800発行し、¥400を資本金として計上した。合併交付金として現金で¥50払った』

のれんは、発行株式(払ったお金)-純資産=800-600=¥200であった。
合併差益は純資産+のれん-(資本金-合併交付金である。

純資産 600     資本金 400
のれん 200     
合併差益 350
             現金 50 

となる。企業としての純資産と+それ以上に認めた価値(のれん)が『発行株式の全額』であり、そういう企業を合併するために株式を交付して、資本金として組み込む。つまり合併された企業の資産価値は、資本金その他として、合併をした企業に組み込まれることになる。

004

合併された企業の総価値 → 合併した企業の資本金

これが『企業を合併する』ということなのだ。

資本金、合併交付金との差額が『合併差益』であるが、『合併差益』は『資本準備金』と同意味だと考えてみると分かりやすい。つまり合併交付金は合併するための費用、合併差益は企業の価値を資本金にしきれなかった余りなのだ。実際に『合併差益』勘定が無ければ『資本準備金』勘定を使う。

純資産 600     資本金 400
のれん 200     
資本準備金 350
             現金 50

 

以上、『のれん』と『合併差益』おわかりいただけたであろうか。難しければ、とりあえず、漠然と、買収、合併の仕訳があったら、借方が足らなければ『のれん』を使い、貸方が足らなければ『合併差益』を使うと憶えておけばよい。たぶん2級の仕訳はそれで足りる。

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2008年11月27日 (木)

8日目 株式会社会計 『会社法』は、改正されることがあるので注意が必要だ

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

8日目 第14回 株式会社会計(1)
設立・増資

ポイント:会社法は改正されることがあるので注意が必要だ。今は、株式を追加で発行するにあたり、

当座預金 1,000,000   資本金 500,000
                 資本準備金 500,000

となるのが一般的で、『株式払込余剰金』勘定はほとんど使われなくない。また、資本金を2分の1にするのは『最低額』であって、『最高額』でないことに注意。

当座預金 1,000,000   資本金 1,000,000

となるケースもありうる。『資本金は株式の2分の1』と思い込みで覚えてしまうと、なかなかこの仕訳が出てこない。なお設立にあたっては、発行可能株式の4分の1だけが資本金に組み込める。

『会社設立にあたり、発行可能株式は1株1,000円で1,000株。会社法が認める最低数の株式を発行し、払込金は当座預金とした。また、そのうち最低額を資本金とした』

当座預金 250,000    資本金 125,000
                
資本準備金 125,000

 

8日目 第15回 株式会社会計(2) 創立費・開業費・株式交付費

ポイント:考え方は『減価償却費』や『のれん』同じで特に難しくない。創立時に株式を発行したような場合は、『株式発行費』でなく、『創立費』勘定になるので注意が必要。

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2008年11月26日 (水)

7日目 固定資産取引 『のれん』は、字ズラから簡単そうに思えて実は難しい

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

7日目 第11回 固定資産取引(1) 取得・減価償却・売却・除去

ポイント:ここも有価証券と同じで、計算がややこしいだけで難しくはありません。

『期末の帳簿価額\124,000、耐用年数8年、残存価額は取得原価の10%を定額法で減価償却した。この備品は3年前に取得しており、直説法で記帳している』

取得価格をXとした場合で一次方程式を立てると、

002_2

の方程式が成立する。
左辺は分かるだろう。定額法の一般的な計算だ。右辺は、3年前に取得した備品とは、購入してから3年立っているということだが、最後の1年はまだ減価償却されてない。つまり期末帳簿価額124,000は、2年分しか減価償却を引かれていない。だから分母が2年となる。これを難しいと考えるか、考えないかは中学、高校で数学を一生懸命勉強したかどうかだ。一応解いてみると、

9X÷80=(X-124,000)÷2
9X=40X-124,000×40
31X=124,000×40
X=4,000×40=160,000(取得価格)

つまり減価償却費は
(160,000-16,000)÷8=18,000

答えは、
減価償却費 18,000   備品減価償却累計額 18,000

ただ、試験ではこういう複雑な計算を要求するの問題が出る可能性は今後少ないと思います。複雑な計算問題を解かせるのは2級簿記の本質ではないからだ (過去には107回の問2みたいに出題されたことがある・・・この時合格率が5%台に落ち込んで世界が震えた)。一応は解けるようにしておいた方がいいです。難しい問題を理解すると、普通の問題はなんでもないかのように、プレッシャーが無くなります。

ポイント:定率法は、『残存価額』は計算上関係ありません。引っかけ問題として残存価額をわざと載せるようなイジワル問題が存在するので注意。

 

7日目 第12回 固定資産取引(2) 無形固定資産・投資その他資産

ポイント:『のれん』は、字ズラから簡単そうに思えて実は難しい。
『のれん』は後に出てくる『合併差益』の問題と合わせて、こんがらがって訳が分からなくなからだ。受験生が苦手にしてるところでもある。のれんは『のれん』勘定と『負ののれん』勘定があり、『合併○○』側には『合併差益』『合併差損』勘定とあって、どれを使えばいいのか分からなくなる。会社法も絡んでくるので、事態は複雑だ。しかしおそらく2級では『負ののれん』と『合併差損』は出題されることはまずないと思います。

だから漠然と、買収、合併の仕訳があったら、借方が足らなければ『のれん』を使い、貸方が足らなければ『合併差益』を使うと憶えておけばよいのではないか。いい加減なことを書くな・・・と怒られそうだが・・・

 

とりあえずここでは『のれん』について書く。『合併差益』との係わりは、いずれ項を改めて説明しよう。

¥600のものを買うのに¥800払ったら、¥200損をする。なんで¥600なものを¥200余計に支払ったりするのか、通常ではありえない。

しかし企業の買収では、純資産(資産-負債=資本)¥600の会社を買収するのに現金¥800払うケースがある。なぜ¥600な価値しかない会社を¥200余計に支払って買うのか。

003

例えば車メーカーが、タイヤを作ってる会社を買収したとする。タイヤ会社の純資産が¥600しかなかったとしても、車メーカーとして合併できれば様々なメリットが考えられる。だったら¥800出しても合併するメリットがあるだろう。タイヤ会社には¥800の価値があると車メーカー側は認めた訳だ。その¥200はタイヤ会社のブランド力とも言える。

この¥800という価値は、この車メーカー1社に限った価値ではなく、トヨタであれ日産であれBMWであれ、同じだろう。公正な価値(=時価)ということができる。

そして、この差額は、損ではなくて、『新しく買収した会社で営業できる権利』として『資産』として考えることができる。これが『のれん』であり、一定の期間(一般的には5年)で償却していくことになる。

つまり、のれんとは、払ったお金-純資産で表すことができる。

仕訳にすると

純資産 600   現  金 800
のれん 200

となる。一般的な問題では、

総資産 900   総負債 300
のれん 200
   現  金 800

となる場合が多いと思う。

 

7日目 第13回 損益取引 販売費及び一般管理費・営業外損益

ポイント:ここは特に説明は不要だ。サクッとやってしまおう。

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2008年11月25日 (火)

6日目 特殊商品売買取引 は、おそらく2級範囲の仕訳で最も難しいところ

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

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6日目 第9回 特殊商品売買取引(1)
未着品取引・委託販売・受託販売・委託買付・受託買付

ポイント特殊商品売買取引は2級を勉強するにあたって、受験生を悩ませる最大の壁です。しかも、ほぼ毎回仕訳で1問出題される頻出ヶ所です。気合いを入れていきましょう。

『未着品取引』というのは『手形』のところで一度出てきました。ここでは復習です。

問題は、委託販売・受託販売・委託買付・受託買付です。なぜこれが多くの受験生にとって難しい、理解しがたいのかというと、『委託販売』という一つの勘定科目で、相手に請求できる『債権(資産)』にも、相手に支払う必要のある『債務(負債)』にも変化しうるからです。

とりあえずの考え方

ステップ1
①受託販売、委託買付、受託買付の3つは、
『現金』を支払ったり、『受取手数料』を受け取ったり、商品が手元に入ってくれば『仕入』
商品が売れたら『売上』といった仕訳は普通にできると思うので、貸方、借方か判断して記入する

②その反対側に受託販売、委託買付、受託買付を書く

③委託販売も考え方は同じ。、ただ、商品送付時に

積送品○○         仕入○○

販売終了時にその逆仕訳

仕入○○           積送品○○

のオプションがプラスされる。

ステップ2
委託・受託の場合、受取代金、支払代金は『すべて』ではない。荷為替取引のこころで、混同して訳がわからなくなると書いたが、それは次のような問題の類似性にある。前者は委託販売の問題で、後者は荷為替の問題だ。

『H商店へ委託販売のため、商品(仕入原価¥50,000、売価70,000)を船便で発送するとともに、K銀行で額面¥50,000の荷為替を取り組み、割引料¥400円を差し引かれ、手取金を当座預金とした(第117回 問1-5より)』

積送品 50,000       仕入 50,000
当座預金 49,600     前受金(委託販売) 50,000
手形売却損 400

『H商店へ商品¥70,000を船便で発送するとともに、K銀行で額面¥50,000の荷為替を取り組み、割引料¥400円を差し引かれ、手取金を当座預金とした』

当座預金 49,600     売上 70,000
手形売却損 400
売掛金 20,000

どちらも、最終的には¥70,000を売り上げる問題で、¥50,000の荷為替を組む問題である。難しいと思うが、この違いを感じ取ってくれ。試験でよく狙われる場所だ!『前受金』という勘定科目は、簿記ワークブックで慣れるととっさに出てこないので注意が必要だ。

 

6日目 第10回 特殊商品売買取引(2)
割賦販売・試用販売・予約販売

ポイント:割賦販売はおそらく2級範囲の仕訳で最も難しいところだ。自分も含め多くの受験生がほぼ理解できないところである。その原因は、帳簿の付け方、仕訳の仕方によって、販売基準、回収基準(未実現利益控除法、対照勘定法(備忘記録))と3タイプに分かれるからだ。特に未実現利益控除法はサッパリ分からないので、簿記ワークブックではボカした書き方しかされていない。難しいがゆえに、おそらく試験でも出る可能性が少ない。出ても用いる勘定科目が問題文中に書かれた簡単なものになるか、むしろ、試用販売や予約販売が狙われる。

『商品¥100,000(原価¥40,000)の4回均等払い。1回目を回収した段階で決算を迎えた。未実現利益控除法により仕訳せよ』

販売時の仕訳

割賦売掛金 100,000        割賦売上 100,000

第1回目の支払いを現金で受け取った時の仕訳

現金 25,000             割賦売掛金 25,000

決算時の仕訳

繰延売上利益控除 45,000    繰延売上利益 45,000

この問題で利益は60,000円。未実現利益とは、未回収の利益のことでで4回払いのうち3回分、60,000×3/4=45,000円 これを次期に繰り延べ処理する

同じ問題で販売基準での仕訳

割賦売掛金 100,000       割賦売上 100,000

第1回目の支払いを現金で受け取った時の仕訳

現金 25,000            割賦売掛金 25,000

決算時の仕訳

なし

同じ問題で対照勘定法での仕訳

割賦販売契約 100,000      割賦仮売上 100,000

第1回目の支払いを現金で受け取った時の仕訳

現金 25,000            割賦売上 25,000
割賦仮売上 25,000        割賦販売契約 25,000

決算時の仕訳

繰越商品 30,000         仕入 30,000

原価40,000円のうち、まだ受け取ってない30,000円分を繰越商品から仕入に戻す

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2008年11月24日 (月)

5日目 商品売買取引 『棚卸減耗費』は、ハラヘッタ!で憶える

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

5日目 第7回 商品売買取引(1)
商品勘定の分割・売上原価の計算

ポイント:平均法、先入先出法、後入先出法は、工業簿記でもバンバン出てきます。この理解はしっかりと行ってください。

工場の倉庫のようなところをイメージして下さい。

奥の方にしまってある古い在庫から消化しましょうよ。というのが、先入先出法。つまり先に入れたのから先に出す。めんどくさいし、倉庫の入り口近くに置いてある新しい在庫から使わね?というのが後入先出法です。後から入れたのを先に出す。

ふつう仕入れた商品は、倉庫の手前から詰めていかね? とか余計なことは考えないで下さい。また、『後入後出法?』とか『先入後出法?』とか、余計なことを考えると訳が分からなくなります。先に出すのは、先入か、後入か。この2つしかありません。
 
 
5日目 第8回 商品売買取引(2) 割引・割戻・棚卸減耗・評価損

ポイント:割引、割戻は簡単ですが、引っかけ問題として、『値引』が出てくるケースがあります。『割引』と『値引』は似て非なる表現なので気をつけましょう。要するに、『仕入割引』と『売上割引』以外の勘定課目は存在しないということです。


ポイント:棚卸減耗損(費)と商品評価損は、まず、2級を勉強するにあたっての最初の壁です。例えば、

原価 500円 帳簿棚卸数量 1,000
時価 450円 実地棚卸数量 980

というような場合

棚卸減耗損(費) 500×20=10,000 500×(1,000-980)
商品評価損 50×980=49,000
 (500-450)×980

棚卸減耗損(費)は原価×減った量・・・×減った・・・腹減った・・・ハラヘッタ!で憶えましょう。商品評価損はその逆と憶えましょう。精算表や財務諸表作成の問題では必ず出てきます。

また、時価が思いがけず値上がりして、原価を上回った場合、どうなるのかが問題になります。それは無視してしまいます。つまり商品評価『益』なる勘定科目はありません。これを低価法といいます。

尚、棚卸減耗『損』なのか棚卸減耗『費』なのかは、問題にされることはまずありません。

 

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2008年11月23日 (日)

4日目 引当金取引 は、3級ですでに習った貸倒引当金の延長

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

4日目 第6回 引当金取引
貸倒引当金・商品保証引当金・修繕引当金・退職給付引当金

ポイント:3級ですでに習った貸倒引当金の延長です。ここは難しくありません。サクッとやってしまいましょう。サクッと終わって時間が余ったら、これまでの学習内容の復習をやるか予習でもやっておきましょう。

貸倒引当金は、『前期』の売上債権に対して設定し、当期に持ち越しになったその売上債権が貸倒れた場合に使えます。

『当期』に販売して得た売上債券が、たとえ当期に貸倒れたとしても、この貸倒引当金を充当することはできず、貸倒損失になります。

そもそも、当期に得た売上債券については、決算が来てないし、貸倒引当金が設定されていません。

『前期』の売上債権に対する補填
貸倒引当金 10,000         売掛金 10,000

『当期』の売上債権に対する補填
貸倒損失 10,000          売掛金 10,000

ポイント:

退職給付引当金繰入 10,000   退職給付引当金 10,000
という仕訳は、問題集によっては、

退職給付費用 10,000        退職給付引当金 10,000
とされる場合があります。

 

 

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2008年11月22日 (土)

3日目 手形取引 は、2級受験生が初めて迎える壁か

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。


3日目 第4回 手形取引(1)
 振出・裏書・割引・更新

ポイント:保証債務は貸倒引当金みたいなものです。
なぜ、1%とか2%とか相当低い金額で保証を行おうとするのでしょうか?それは、現実の商取引では手形が不渡りになる可能性がそれくらいの割合いなので、辻褄が合うということなのでしょう。

手形を割り引いたとき、『手形割引損』としてしまわないように注意して下さい。そんな勘定科目はありません。『手形売却損』のみです。

裏書(割引)にあたっての備忘記録として、「対照勘定」を用いる法と、「評価勘定」を用いる法があり、これが複雑なので混乱すると思います。

対照勘定
裏書義務見返 10,000    裏書義務 10,000

評価勘定
買掛金 10,000         裏書手形 10,000

要するにこういう仕訳が行われている
買掛金 10,000         受取手形 10,000
受取手形 10,000       裏書手形 10,000

尚、現実の試験ではほとんど出てきません。


3日目 第5回 手形取引(2)
 不渡り・荷為替手形

ポイント:手形が不渡りになるというのはどういうことなのでしょうか?

   (負債)                  (資産)
不渡手形 10,500    ←   受取手形 10,000
                    現金 500

これまで資産だったものが、一転、負債に転じるとういことです。恐ろしいですね~ よく手形が不渡りで会社が倒産した・・・とかナニワ金融道なんかでも出てきますが、そういうことだったんですね~

荷為替取引も受験生にとって難しいところです。後に出てくる特殊商品取引の委託販売の代金を手形で受け取る場合と混乱して訳が分からなくなります。ポイントは、委託販売でない場合、受取代金、支払代金は『すべて』ということです。

例えば、『遠隔地にある仕入れ先に商品¥100,000を注文していたが、本日この商品に取り組まれた額面¥80,000の荷為替手形の呈示を受けたので、これを引き受け、商品の貨物引換証を受け取った(第118回 問1-3より)』というような問題。委託販売の問題でなく、荷為替取引の問題です。解答は、

未着品 100,000        支払手形 80,000
                    買掛金 20,000

となります。『すべて』なので、¥100,000のやりとりになります。今は『すべて』と言っている意味が分からなくても、特殊商品取引の委託販売が出てくると、なにを言いたかったのか分かります。

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2008年11月21日 (金)

2日目 有価証券取引/債権・債務取引 『仕訳』は、時間をかけてやれば誰にでもできる

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

日商簿記2級では、ご存じのように『商業簿記』『工業簿記』の2分野からの出題となります。必ず『商業簿記』からスタートさせて下さい。

なぜなら『商業簿記』には試験の問1で出題される『仕訳』を含むからです。仕訳は『理解すれ』ばそれで終わりというものではありません。『暗記する』ということと『忘れないで維持する』ということが必要になります。特に『暗記する』には、ある程度の時間をかける必要があります。

とうわけで、2級で新しく出てくる仕訳、勘定を先にマスターして、その後試験まで絶えず、『仕訳』の復習も行って下さい。仕訳、勘定課目の暗記は英語で言えば英単語、歴史でいえば年号の暗記にあたるようなもので、短期間でこなそうとすると絶対に無理が出てしまいます。裏を返せば、時間をかけてやれば誰にでもできることなのです。

しかし、3級範囲の知識はあるとはいえ、2級範囲の知識が全くないのだから、いざテキストを開いても何も出来ないのが実状でしょう。どうすればいいのか。初めのうち答えを見ながらテキストに丸写ししていけばよいと思います。知らないことを考えることほど無駄なことありません。ここで重要なのは憶えることよりも、答えを書き写す過程でどういう流れになっているか理解するよう努めることです。以下、2級範囲の仕訳、勘定を10日間で一気にやっちゃいます。2ヶ月でマスターするにはそれくらいのスピードが必要です。かなりキツイです。無理そうなら、4ヶ月コースへの転身も覚悟しましょう。

はじめの段階では憶えきれなくても普通です。後に仕訳問題を繰り返し、繰り返しやっていく中で自然に憶えます。

具体的にその流れをしるすと

1、仕訳の流れを理解する
 ↓
2、この問題は見たことがあるぞ、
しかし
  勘定科目は憶えてないし、仕訳方もわからないや
 ↓
3、この問題を見るのはもう3回目だ。しかしあやふやだ
 ↓
4、この問題はもう4回目だ。よしもう解けるぞ!

となります。

以下ポイントだけ書きます。
例によって、中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。このテキストを使用される方は、これを自分で使いつつ以下の解説も読んでみて下さい。難しくて理解不能に陥ったら、赤ペンで『理解不能』とでも書き込んでおいて、そこは飛ばして先に進んでしまいましょう。ウンウン考える時間が無駄です。後から突然閃く可能性もあります。もし最後まで理解できなかったとしても、そこで減点されるのは-4点だけだと割り切りましょう。

 

2日目 第2回 有価証券取引 売買・評価

ポイント:3級の知識があれば仕訳自体は理解できるでしょう。2級は計算が複雑なだけです。基本的に計算問題です。利息の日割計算がややこしいだけで難しくはありません。金を払って有価証券を買うか、有価証券を売って金を受け取るかその違いだけです。

ポイント:日付計算の憶え方
2,4,6,9,11月が31日ではない。(2月以外は30日)

覚え方は、『西向く侍(にしむくさむらい)』
侍=士で、「士」を上下に分解して、漢数字の十一に見立てる

 

2日目 第3回 債権・債務取引 未決算勘定

ポイント:保険金を請求した段階での仕訳が

未決算 50,000          建物 100,000
建物減価償却累計額 40,000
火災損失 10,000

となり、支払いが決まった段階での仕訳が

未収金 40,000          未決算 50,000
火災損失 10,000

となります。

『火災損失』『保険差益』勘定は、上記どちらの段階でも発生し得ます。片側にしか発生しない場合もあります。問題によります。

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2008年11月20日 (木)

1日目 銀行勘定調整表 は、何問もやれば、自然に解けるようになる

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

以下の内容は、中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順の説明になります。ワークブック2級商業簿記の第1回は、現金預金取引になっています。この内容の説明です。1日目はとりあえずこれをやりましょう。商簿は15日で終わらせる予定です。

1日目 第1回 現金預金取引 当座借越・銀行勘定調整表

銀行勘定調整表問題

銀行勘定調整表問題は、文章の意味をよく考えて理解し、何問か問題をこなせば自然に解けるようになる。

 

決算期に当社の帳簿の当座預金残高(356,800)と、銀行残高(412,000)と、が一致していない。修正しましょう…というような問題です。

①銀行に8,000入金したが、営業時間外だった(営業時間外取引)
②振り出した小切手20,000が銀行に呈示されてなかった(未呈示)
③売掛代金5,200が入金されたのだが、伝わっていなかった(未達)
④広告代支払いのため、振り出した小切手38,000を渡すのを忘れていた(未渡し)

(第108回の問3より)

このうち、仕分けが必要になるのは一部です。まずはそれを考えましょう。

基本的に『自分側にミスがある場合』のみ、仕訳が必要となります。自分側のミスは修正が必要だからです。修正仕訳が必要になるからです。

ただし、唯一の例外として①の「営業時間外取引」だけは、自分側のミスでもあるのですが、自分はちゃんと仕事したのに、銀行は早く閉まりすぎるから・・・と考えて、これは銀行のミス、自分側は悪くないと、考えてください

②は相手の会社に渡した小切手が、まだ銀行で換金されてないということです。自分側のミスではありません。

③は銀行から入金がありましたよ・・・と我が社に連絡があったのですが、簿記係の私にはその連絡が伝わってなかったのです。自分側のミスです。

④は明らかに自分側のミスです。

というわけで、仕訳が必要になるのは、③と④です。

修正仕分
③ 当座預金 5,200 売掛金 5,200
④ 当座預金 38,000 未払金 38,000 (広告費とならないことに注意)

 

次に、残高を一致させるためには、以上の4つ全てについて処理する必要があります
次の式を最終的に等号(イコール)で一致させることを目標にします。

自分側               銀行側
356,800             =412,000

①、自分側の帳簿は8,000プラスしているのに、銀行側ではされていない。よって銀行側に8,000をプラスします。

356,800             =412,000+8,000

②、自分側の帳簿は20,000マイナスされているのに、銀行側ではされていない。よって銀行側に20,000をマイナスします。

356,800             =412,000+8,000‐20,000

③、銀行側の帳簿は5,200プラスされているのに、自分側ではされていない。よって自分側に5,200をプラスします。

356,800+5,200          =412,000+8,000‐20,000

④、自分側の帳簿は38,000マイナスされているのに、銀行側ではされていない。よって銀行側に38,000をマイナスします。

356,800+5,200          =412,000+8,000‐20,000‐38,000

これを清算すれば、

362,000              =362,000

で一致させることができました。

場合によっては、加算と減算で区別して整理する必要がある場合もあります。

001         

数字を右に左に移動させるだけですから、どうということもないでしょう。

 

なれないうちは、①~④のような文章が何を意味しるのか分からなくて、どちらを加算すればいいのか、減算すればいいのか、混乱してしまうかと思いますが、文章は多くても10パターンくらいしかないので、文章の意味をよく考えて理解し、何問か問題をこなせば解けるようになります

間違っても、『未渡し=減算』、『未達=加算』みたいな変な丸暗記法はやめましょう。すぐ忘れてしまううえ、混乱していつまでたっても憶えられません。

 

中央経済社のワークブック2級商業簿記を使われている方は、ノートの他の問題は地力でやっておいて下さい。分からない問題とかあれば、答えを見ればよいでしょう。

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2008年11月19日 (水)

0日目 日商簿記2級ガイダンス

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

日商簿記2級に合格するために、まず前提となる必要条件が2つあります。

(1)、日商簿記3級の知識があること
(2)、高校入試程度の数学は理解してたこと

(1)はまずもって必要な条件です。3級の問題が全然解けない理解できないのに、2級の問題が解けて理解できるということはありえません。2級合格者は、3級の試験は、たとえ分からない問題が1,2問あったとしても、まず試験に落ちることはありません。

 

では、3級に合格する、3級の実力をつけるにはどうすればよいでしょうか。

適当に日商簿記3級、または簿記入門とか、そういったたぐいの本を1,2冊買ってきて下さい。そして自分自身独学でやってみて下さい。もう全く理解できない、やる気が起こらないなら、潔くあきらめましょう。あなたには元から必要なかったのかもしれません。で、1冊読み通したら、適当に1,000円くらいで試験形式の問題が10本くらい載ってる問題集を買ってきて、やってみて下さい。オススメは一橋出版の『日商簿記検定模擬試験問題集3級商業簿記』です。総復習から近3回分の過去問も掲載されており、値段も安く800円くらい。どこの本屋さんにもたいてい置いてあります。この1冊で試験に足る実力が付きます。

あとは電卓を叩くスピード。速いに越したことはありません。右手でもかまいませんが、最低限ブラインドタッチくらいできるようになりましょう。

ここまで、1日1~2時間の勉強でも、2~3ヶ月くらいで達成できます。小学生でも簿記3級に合格する“おりこうさん”とかいてニュースになるくらいです。

(2)の高校入試程度の数学は理解してたこと・・・がないと、この先は格段に辛くなります。一次方程式、二次方程式、一次関数くらいの知識があると、簿記2級の学習、特に工業簿記に大変便利に使えます。もし小学校や中学校ですでに数学は挫折した・・・と言われる方は、この先大変辛くなります。同時並行で数学の勉強もやらなければならないため、2ヶ月で2級習得は無理っぽいかもしれません。1年くらいかけてじっくり気長にやりましょう。

本ブログは、最短2ヶ月で簿記2級習得を目標とするため、以降は上記の(1)(2)を前提とした話にします。

 

次に、日商簿記2級に合格するには、次の3つの過程を踏むことが必要になります

(1)、商業簿記テキストの習得
(2)、工業簿記テキストの習得
(3)、過去問、予想模試、問題演習で実力を伸ばす

重要なのが(3)です。(3)をすっ飛ばして合格は絶対にありえません。前回試験時の自分がその状態でした。結果は22点です。(1)(2)はむしろ、あまり重要ではありません。テキストは理解するためのもであって、試験で実際に憶えたことを使えなければ意味がないからです。裏を返せば、テキストはなんでもかまわないでしょう。できるだけ薄くて安いのを買ってきましょう。オススメは、中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)です。理由は直接書き込めるのとスッキリしてるからですが、トレンドはサクッとうかる日商2級商業簿記テキストみたいです。もう別のを買ってしまったよぉ・・・というなら、それでいいです。

 

最後にに、日商簿記2級に合格するために必要な期間

2ヶ月コース・・・テキスト習得1ヶ月+演習1ヶ月
4ヶ月コース・・・商簿テキスト1ヶ月+工簿テキスト1ヶ月
         +復習1ヶ月+演習1ヶ月
6ヶ月コース・・・商簿テキスト1ヶ月+工簿テキスト1ヶ月+
         商簿復習1ヶ月+工簿復習1ヶ月+演習2ヶ月

万全を期すなら6ヶ月コース、標準で4ヶ月コース、最短で2ヶ月コースです。それ以上やると、飽きて、かえって勉強にならなくなります。どのコースも1日、最低でも2時間、できれば3~4時間は勉強に確保して下さい。

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2008年11月18日 (火)

簿記2級の試験を受けた2

またブログを休止してしまったが、日商簿記2級の試験に集中するためでした。

前回屈辱の不合格からはや5ヶ月。長いようで短かったと書くのが筋だろうけど、短いようで、ひたすら長かった・・・というのが正直な実感だ。

ともあれ、リベンジマッチ。再び東京女子体育大学へ乗り込んでいった(前回の受験→簿記2級の試験は東京女子体育大学で・・・ 前回の結果→簿記2級の結果発表)。

教室へ着いて、ビックリしたのは、前回机という机中にされてあった落書きが、ほとんどキレイに消されてたことだ。気になって、自分の席を探してるフリして、他の教室も見回ってみたが、落書きのある机を探すのが難しいくらい、きれいになっていた。

まあ、自分のブログの影響でもないだろうけど、同じ思いをした誰かが、大学か市役所、商工会議所に苦情でも入れたのかもしれない・・・どっちにしろ、喜ばしいことだ。あたりまえのことでもあるが・・・

この5ヶ月間で完璧に習得したことが一つある。それは、『電卓の左手打ち』だ。スピード的には右手打ちの方が断然速いけど、左手の方が遅い分だけ正確だ。それ以上に、左手で打てると、右手は筆記用具を持ち続けていられるので、断然、簿記、試験の能率がアップする。

左手打ちは、最初慣れないうちは非常にストレスを感じるが、簿記2級の習得と同時に、電卓の左手打ちもマスターする気持ちで是非挑、戦し習得してもらいたい。

私の場合、部屋の灯りを消して、部屋を暗くし、左手からあたるスタンドライトの灯りだけで勉強するクセがあるが、そうすると、電卓を右手に置くと、液晶が見えづらくなるので、自然と電卓は左手に置くようになってしまい、自然と左手で打てるようになってしまった。

環境が人を進化させるのである。参考にならないかもしれないが参考までに・・・

 

試験開始まで、左手で電卓を叩きつつ、緊張をほぐしていたのだが、いざ、試験開始となると、緊張で手が震えてシャーペンが持てない。字が歪んで、歪んで、数字すら書けなくなってしまっている。

な、なんだこれは・・・ 

以前、国会中継で、招致された参考人が、宣誓書を記述するのに、手が震えて自分の名前が書けないシーンを全国中継されたことがあるが、あの人も自らこう発言していた。「手が震えて、文字が上手く書けないですね・・・」

傍目には、悪いことをして、偽証しようとしているから、手が震えるのだろうと見られてしまいかねないが、そんなことではない。

頭の中はすごく冷静なのに、体が反応しないのだ。人間には、そういうことがある。

しかし、試験が終わってみればなんのことはない。試験は余裕のよっちゃんで、時間も40分くらい余ってしまった。顔を上げれば、まだ周りはカタカタ、カリカリ一生懸命試験に取り組んでいる。

短いようで、ひたすら長かった・・・と自分が感じてた理由がこれだ。もう、明らかに9月半ばくらいの時点で、今回の試験には落ちる気がしなくなっていた

勉強が進み過ぎて、試験まであと2月ほど残して、ほぼ完成してしまっていたのだ。そこから、覚えたことをひたすら忘れないように、実力が落ちないように、同じ所をグルグル周り続けなければいけないというのは苦痛でしかなかい

もうさらに上を目指すか、別の分野の勉強をしてもよさそうなのだが、万一にも落ちる訳にはいかないので、簿記2級の勉強ばかりをひたすら続けた。ひたすらパーフェクトな状態を維持し続ける。

大体予想模試が7~10本載っている問題集は7冊くらい買っただろうか・・・そうして、解いた予想模試、過去問題の数は60本を超えた

 

時間が大幅に余ったので、ほとんど使わなかった計算用紙に今回の解答を全て書き込んで、見直しは4回くらい行って、ケアレスミスの修正を行い、今回の試験は終了。帰りがけに、手渡された試験速報をパッと見て、既に合格を確信してました。

家に帰って自己採点をした結果、問1と問4で各1箇所づつ間違っただけなので、90点台か、何か書き間違えなんかのミスがあったとしても、悪くても80点台はキープしてますので、合格は確実です。

一つ肩の荷が下りた心境だ。

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2008年6月24日 (火)

簿記2級の結果発表

第119回日商簿記2級の試験結果が返ってきた。もう、いい加減ウンザリで中身を確認する気も無かったが、封を切って中身を確認した。

結果:不合格 合計:22点

自分自身は0点も覚悟していただけに、よくやった・・・ 心なし救われ・・・というより、自分自身のメンツが保たれた気がする・・・ 何がメンツだよと、下らない、下らないが、そうでも思って折れそうな心をなんとか保つ

敗因分析とかはやらない。一言甘すぎただけだ。

もうすでに、試験翌日から次の試験に向けた勉強を始めている。実は、試験終了後その脚で立川の新星堂に寄って、これまで使ってきたのと同じワークブックを2冊買っていたのだ。

私が使っているのは、中央経済社の『新検定 簿記ワークブック2級(商業簿記)』『新検定 簿記ワークブック2級(興業簿記)』である。この2冊に決めた理由は理由は3級はこのシリーズを使って合格したのと、とにかく定価が良心的だからだ(各700円)。実際中身はしっかりしていて、ほとんど誤記のたぐいがなかったことも気に入った。

また、偶然、ブックオフでこれに対応した教科書、中央経済社の『新検定 簿記講義2級(商業簿記)』『新検定 簿記講義2級(興業l簿記)』も手に入れた。平成18年度版だが文句はあるまい。こちらは定価が各680円だが、なんせ古本なので各200円で手に入った。ただ、内容は普通に難しいと思います。砕いて解説していない。学校や予備校なんかで講義を受けながら使う教科書みたいな感じです。たぶん、そういう使われ方をする本だから安いのでしょう。素人にはオススメできない
 
 
問題をやってみると、さすがに1周しているだけあって、なかなか調子いい。全然何の知識もついてなかった気がしたが、普通に8割くらいは解答合っている。1周目はわけもわからず、これに取り組んでみて、全然チンプンカンプンだったので、すぐ答えを見て、書き写すみたいなことをやっていたが、それすら無駄ではなかったと思う。努力した分だけ本当に力になるのが学問のいいところだ。競馬や人生はこうはいかない。

また、のちのち、重要な意味を持つ語句とか、頻出してきそうな文句とかが、おぼろげながらも、あらかじめ分かっているというのがリベンジ戦の強みだ。商簿の『保証債務取崩益』とか工簿の『・・・を実際配賦する・・・』とか・・・ 先入先出法とか移動平均とか後入先出し法(これは3級でも出てくる)とか、もう断然意味が分かっている。のちのち、どう重要になってくるのかも分かっている。1周目は全然意味も分からず素通りしてしまい、後々苦労させられたのだ。

これが学校なら、『ココ重要だから憶えておけよ!』とか先生が言ってくれるのだろう・・・ その点独学は不利だ。敗因でもあるが、1問分からないだけで丸1日費やすことなんてしょっちゅうで、スケジュール通りに勉強を進められなかった。本当は暇とお金があれば、学校にも通いたいのだが、あんまり無駄遣いをしていられない。食費すらケチるような毎日だからだ。(その割には馬券は際限なく買っているが・・・w)

ただ、独学は独学で、気楽に霧の野原を目的地求めて彷徨い歩いている楽しさがある。自分自身で歩く方向を決め、自分自身で進む道を決める。困難も苦しみも、ただ、自分自身の対話の中で解決をはかろうとするのは、たまにジョギングとかしていても、よく感じるが神との対話に等しい。私は無信心無宗教なので、それ自体が宗教みたいなものだ。1日の勉強が終わると、ほんと、すがすがしい気持ちになれる。また、私自身、フラフラと知らない街とかに自転車で行ってみて、あてもなく彷徨うのが趣味なくらいだから、独学が向いているのかも知れない。

毎日、何にもすることなくて、日々、人生に絶望しかけている人は、ナイフとか買う前に、犯罪予告とか2chに書き込む前に、何でもいいからとりあえず勉強してみよう。中学、高校の勉強とは違う。TVの雑学知識を問うクイズ番組とも違う。学問とは真理の探究であり、この世の究極を求める道であり、それこそ、本当に神との対話、宗教なのだ。生涯学習の理念とは正にそういうことで、『ああ、学生時代にもっと勉強しておくんだったな・・・』ではなく、『よし、学生時代にやらなかった勉強をやってみよう』ということなのだ。
 
 
とりあえず、この2週間で商簿、工簿とも『第5回』まで終わらせた(両方とも30回くらいまである)。土日は競馬しかやってないし、平日でも勉強しない日とかもあって、ずいぶんスローペースだ。これから徐々にペースアップしたい。

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2008年6月 9日 (月)

簿記2級の試験は東京女子体育大学で・・・

今回は、立川の東京女子体育大学で受験しました。

前回3級は昭和女子大学で受験しました。そこはかとなく、お嬢様の香の漂ういいところだと思いました。東京女子体育大学は、活発でスポーティーなお嬢様達かな・・・と思いましたが、その幻想はもろくも崩れ去りました。○○ティーと書くと、後で自分が怒られるかもしれないので、柔らかめにスィーティと表現します・・・

腹が立つほど驚いたのが、教室の机という机中に“落書き”がされていたことです。一つの例外もなく。そんなのは、分別のつかない中学生、高校生がやることだろう。しかも、ここは女子大学だろう。あり得なさすぎる。

なぜ、机に落書きをしてはいけないのか?

ここの学生さんにひとこと言いたい。それは、その机はあなた達の両親が出したお金と、国民の税金で購入されたものだからだ。あなたたちがバイトでかせいだお金で買ったものではないのだ。そういう“公共物”は、丁重に大切に丁寧に取り扱わなければならない。あなた達だけが使うものではないからだ。現にわれわれ一般の市民も使用している。

 
それは大学生にもなれば、当たり前に理解してしかるべきことなのだ。嘘だと思うなら、その辺の適当な大学に潜り込んで見て来て欲しい。どこの世界に机という机中に落書きのされた大学があるのか。

これを、もし、関係者の方が読まれたなら、少なくとも次回の第120回の簿記試験までに全部ぞうきんで消しておくように。不愉快すぎる。教授陣も見て見ぬふりせず、注意してほしい。それでも教育者か?
 
 
ええ。次回の試験も受けることが、もう決定済みです。試験は散々でした。万一にも受かっている可能性ありません。


今週の生活費
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今週は土曜と日曜の午前、セコセコと買った少額馬券が結構当たって実は勝ち越した。もちろん、安田記念の分をここから引かなければならないので、結局微増だが・・・

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2008年3月26日 (水)

祝! 日商簿記3級合格

なんでこんなに試験終了から発表まで時間があったかというと、「東京」で受験したからだ。実は、「東京」とは、「東京23区」という意味です。実は、私のように多摩地方に住んでいる受験生は「八王子」とか「立川」の商工会議所が行っている試験でも受験は可能だったのだ。そうすれば、もっと近場で受験できたはずだし、試験結果は早くに知れたはずでした・・・ 全然知らなかった・・・ 同じような立場の人は気をつけて下さい。

 

総得点83点(第1問16点。第2問4点。第3問23点。第4問8点。第5問32点)でした。70点以上が合格ラインなので、結構余裕が有りました。まあ、将来の社労士の身としては、簿記3級程度の試験で落っこちてる訳にはいかないのだが、それでも素直に嬉しい。ウキウキウキ

なんて、気に障る書き出し方で申し訳ない。社労士として、帳簿の見方のイロハくらいは知っておくべきだと思ったのが、簿記3級に挑戦した私の動機ですが、世の中、簿記3級が資格試験の入り口とされてる方が多い方思います。ちょっと参考になればと思うことを書いてみます。

 

あなたが、これから初めて資格試験に臨もうとしているなら、まず、2日目、3日目くらいに必ずやってくる3匹の敵がいます。

それは、

 一匹目、今日は遊びたい
 二匹目、今日はもう寝たい
 三匹目、今日は勉強したくない

です。

学校を卒業して、久しぶりに資格勉強を始めた人の5割くらいが、この敵に負かされてしまいます。それくらいの強敵です。もちろん、この敵に負けてしまいますと、社労士はおろか、簿記3級すら受かりません。どうやって倒すのでしょうか?

そんなふうな誘惑、怠け心に体を犯されながら、なお、無理矢理勉強を続けるしかありません。「眠い、眠い、眠い、眠い・・・」ひたすら眠いのに勉強を続けると、本当に苦しくなって、しまいには苦し涙が出てきます。「ああ、なんでこんな受かるか受からないか分からないことのために、俺はここまで必死になってるんだろう・・・ 俺はいったい何をやってるんだろう・・・」と涙を流しながら考えます。ある意味地獄の一丁目・・・ イッチョメ、イッチョメ、わ~お!です。

 

そこが、この3匹の敵を倒した瞬間です。これを超えると、勉強がかなり楽になります。


そして、この3匹を倒すと、簿記3級ではこれ以上の苦しみはやってきません(もちろん、社労士試験ではこれ以上の強敵が潜んでいますヨ~)。

私は、社労士試験の段階で、コイツらをいっぺん倒してますから、最初の書き出しの「将来の社労士の身としては、簿記3級程度の試験で落っこちてる訳にはいかない」ということは最初から確信していました。

私は簿記3級の勉強を本気で始めた日から、約2ヶ月間、ただの1度も勉強を休んだ日はありません。毎日、毎日、3時間~4時間は勉強をしていました。それが、社労士試験を突破した人間にとっては、それはごく普通の、あたりまえの習慣だからです。

簿記3級にしろ、社労士にしろ、まずはこの3匹の敵を倒すことが一つの目標になります。ガンバレ!

 

私個人の話ですが、昨日、社労士の事務指定講習の通信教育を全て終えました。
次の目標は当然「日商簿記2級」といいたいところなのですが、ちょっとしばらくは、『行政書士』の勉強に取りかかりたい。そろそろ始めないと、今年暮れの試験に間に合わない気がするからです。もちろん、簿記2級も両にらみで勉強していきます。それって難しい? 二兎追う者は一兎も得ず? 不可能ではないでしょう・・・なんてったって、私は将来の社労士ですからね~~~~

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2008年2月24日 (日)

簿記3級の試験+G1フェブが終了

目覚ましを朝6時にセットしたのだが、5時に目が覚めた。緊張しているから、深く眠れない。まあいいやと起きて、久しぶりに普段は食わない朝食を取ったりして時間を潰す。bread

予定通り7時前の電車に乗って、揺られること1時間、8時過ぎにはお嬢様の園、華の昭和女子大に着いた。しかし、大学の構内は結構広く、どこで受験すりゃいいのか分からない。建物の外ではなく、中に入らないと分からないようなところに受験番号と部屋を案内した紙が貼ってあって、分かるかよ! そんなの・・・angry

さすがに主催者もそれはまずいと思ったのか、外に貼ったら、折からの強風であっという間にビリビリに破けて飛んでいってちょっと!誰かそれ取って~』とか言ってるし、建物へ入ろうとすれば、最初はみんな普通に通っていた入り口なのに、『ちょっと!ここから入っちゃダメだよ!』などと言い出す警備員がどこからともなく現れたり、俺はいったい何のゲームをしてるんだよ・・・game

それでもなんとか、自分の席を見つけ出し、時間に余裕があったので、お嬢様のヤニの仕入れ場所でも探しにいくか・・・と、構内をぶらついてみたが、広い構内そんなものどこにも有りませんでした! さすがお嬢様校だぜ! 

 

『すいません。消しゴムわすれちゃったんです。
 お兄さん、余ってたら貸してくれませんか?』
『なんだよ・・・ちっしょうがねぇな・・・あとで飯おごれよ』

簿記3級の試験だけあって、商業高校の女子(ジョシ)で一杯で、そんなシチュエーションもアリだな・・・と、思ってたのですが、自分の受験した部屋は8割おっさんで一杯でした!weep 

緊張でうんこしたくなってきたってきたのですが、さすが女子大だけあって、便所は『男子用』と張り紙してあるのですが、当然女用しかなく、変態さん大喜び! と、思ったのも束の間、個室で用を足さざるを得ない環境では、普段のドライブインなんかにある光景とは逆で、男が便所に行列作るのを初めて見ましたよ・・・ 大の方ってバレないから、小学生は大喜びだね・・・ やる気が失せました。まあ、明日は、アッチコッチに飛び散った小便のしずく後sweat01を発見して、女子大生どもが盛り下がるんだろうな・・・ ざまあ見ろ!だhappy01 

 

試験の方は可もなく不可もなく・・・pencil

第3問、『再振替仕分』って何だよ。一度もやったことないよ・・・ 第5問も意外に、1円の位まで求める問題が出た(?)、そんなのマナー違反だろ・・・(たいてい、10円の単位までの数字で決着する。これは自分が間違っただけ?) と予想外の展開でしたが、奇跡的に『借』と『貸』の数字は時間内に一致させることができたので、全問間違いとか、大きな勘違いミスがなければ、自分の模試、過去試験を解いた経験から、7割クリアは成ったのではないかと思う。sun

問題用紙に解答を書き写さなかったので、自己採点ができない。する気もない。まあ、どっちみち、受かっても落ちても3級は卒業して、次は2級を目指す予定なので、どうでもいいんだけどね・・・『日商簿記3級』なんて、履歴書に書けるわけでもないしね・・・と、今のうちに負け惜しみを言っておくrain

 

試験は11時半に終了。2級は受けないので、そのまま三軒茶屋という街を観察したかったのですが、あまりに寒く、軽く断念。渋谷まで引き返して、フェブラリーの馬券を買おうとセンター街をうろついてWINSを探したのだが、見つからない。駅前にいくつかある案内板にもWINSは全く記されていない(関係者の方は善処した方がよいぞ)。警官にでも聞けばよかったのだが、そもそも、渋谷にWINSってあったっけ?と思い始め、結局新宿でも乗り換えることになるので、新宿で買えばいいやと渋谷WINS探しも断念する。チーマーが出てきて、『おっさん、ジャンプしてみろよ』ストリートファイトになっても困るし・・・ね。punch

 

新宿WINSは過去何回か来たことがあるので、すぐ見つかって、ちょっと一服しようと喫煙コーナーに行ったのだが、もの凄く空気が悪すぎ。ヤニの黄色い煙がどよ~んとしている。立川WINSみたいにベランダにしつられられてなく、開放感ゼロのビルの4階の片隅。気持ち悪くなって1本も吸いきれなかった(関係者の方は善処した方がよいぞ)。shock

都心は、路上じゃ大っぴらに吸うことができなくなってるし、公共の場所はあたりまえのように禁煙だし、唯一吸っていいとされるスポットは、明らかに死のオーラが漂ってるし、喫煙者にはほんと肩身の狭い世の中になりましたね・・・smoking


まあ、フェブラリーの馬券は普通に買え、今日はこれのみなのと試験の開放感で、いつもより多めに買ってしまった。horse

本命はヴァーミリアンを負かせるとしたら・・・という観点で考え、いつか東京大賞典で青島前都知事死去のサイン馬券発見で単勝を的中させてもらって以来好きな、ブルコンと幸のコンビに決定。戦績を見ても、距離2000mならともかく、距離1600mなら逆転あるかもしれない。horse

そもそも、ヴァーミリアンは、確かに強いが、本当にライバルと言えるような馬が現状国内にいなく、空き巣的にG1タイトルを総舐めにしている感じがして嫌いなのだ。俺はまだ、ヴァーミリアンよりもカネヒキリの方が強いと思っている。少なくとも、クロフネの方が断然強いだろう・・・ アロンダイトとか、本来ここに名を連ねているべきライバルが不在なのが惜しまれる。horse

あと、ノボトゥルーは『本当にお疲れ様でした』でした。新馬が岡部でその年のダービーがスペシャルウィークだから、なんと、俺が競馬を始めた次の年がデビューか・・・ せっかくWINSに行ったのだから、応援&記念馬券を買ってくればよかった。horse


馬券を買ったあと、もう帰ろうと思ったのだが、西武新宿駅が見つからないなぜなら、新宿駅群のなかで、西武の駅だけが、少し外れたところにあるのだ。そのせいで案内板とかにも出てないし、西武とJRAは地下も繋がっていない(関係者の方は・・・まあ、これは無理か)。flair

久しぶりだったのと、昼飯時でおいしい匂いのする方へ釣られていったりで迷いました。風が吹けば寒かったけど、止めばポカポカ暖かく、久しぶりに距離歩いて運動になりましたよ。

久しぶりに今夜はゆっくり眠ろう。sleepy

 
 

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(当たり馬券とゆかいな仲間たち)
適当に買ったら当たるの法則発動だよ。

 

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2008年2月23日 (土)

簿記3級の試験まであと11時間

やり残したこともないんだが、いかんせん、計算が合わなすぎる

ほんのささいな、2+4=8とか、ミスを相変わらずしてしまう。書き写し間違え、文章を1行抜かすとか、そんなささいなミスが相変わらず多い。簿記では右と左、『借』と『貸』の数字を一致させることによって、ちょっとした検算ができるようになっているのだが、最初から最後まで、左右が一致するのなんて、2回に1回だよ・・・

しかも、10分以内にどこをミスしたのか、発見できる確率も2分の1程度。ドツボにハマると1時間以上どこが間違ってるのか発見できない。ミスがあまりにも下らなさすぎて発見できないのだ・・・ しまいに、諦めて答えをみてしまう。

頭がプスプスし出して、もう、いったん、勉強はヤメ。3時間くらいして、同じ問題を解いてみるんだが、最初に解いたときより、さらに、あっちこっち間違えて、よけい計算が合わなくなっている。冗談や笑い話などではなく、正真正銘の今日の出来事だ。

 
東京地方の試験会場は、昭和女子大学
女子大かよ。テンション上がると思いきや、なんのバツゲームだよと思う。いったん、渋谷まで出て三軒茶屋かよ。てっきり立川の商工会議所だと思ってたので、ショックだ。朝6時に起きて7時の電車に乗らないと9時の試験開始に余裕をもって望めない。

昔、バイト先に、仲間内でカリオストロ侯爵と揶揄される御仁がいて、『いや、三軒茶屋のビデオ屋でスカトロの裏扱ってるところがあるらしいっすよ』と適当に吹いたら、東京の米軍のある市から、あてもなく自転車で探しに行った変態がいたが、自分にはそんな元気はもはやない。


まあ、もういいや。

明日のことは明日考える主義なのだ。もう寝よう。10時間以上寝よう。

そういえば、明日はフェブラリーSか・・・

どっちみち、ヴァーミリアンが勝つんだろ・・・

出銭はゲンが悪いので、試験が終わってから考えよう。

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2008年2月21日 (木)

簿記3級の試験まであと3日

いよいよあと3日となった

ここまでくれば、もう受かるか落ちるかはなんとなく分かる。
大体、6:4か7:3くらいで勝算はあると踏んでいる。
問題の解き方は、ほぼ全て頭に入っているからだ。

しかし、ここにきてなお、不安の種は払拭できないでいる。

たかが、2月、3月しか勉強してませんが、やっぱり、それでもなんとかなりそうなレベルの試験です。覚えなければならないことは、確かにいろいろありますが、それは『帳簿をつけるためのルール』です。麻雀の役作りやゲームの進め方や将棋の駒の動かし方、TVゲームでRPGを遊ぶにも、まずルールを覚えることが必要になります。ルールを知らないうちは、端から他人が遊んでいるのをみても、サッパリ意味が分からず、複雑なことを平気でやっているような気がするものです。最初は複雑で頭に入らなかったりもしますが、所詮『ルール』を覚えるなんて、たいして苦労することではありません。頭のいい人なら1,2週間、普通の人でも1月もあれば、たいてい理解可能です。

  

簿記というものを全く知らない人は、この試験が数学的な才能や素養が必要だと思っているかもしれません。ほとんど必要ありません。なぜなら、計算は全て電卓が行うから・・・

だったら、必要なのは暗算や電卓をスピーディーに打てることだと思うかもしれません。
もちろん、そういう技術を持っているに超したことはありませんが、たかが3級です。そこまでシビアに要求されることはありません。

では、簿記に最も必要な能力ってなんでしょうか?

 

最も必要なのは、『字がキレイに書けるかどうか』です!

 

「俺は字が下手だからな・・・」っていう方は多いでしょう。特に男。残念ながらあなたは、簿記の勉強を始めるにあたって、大変なハンデを背負い込んでしまっています。その点、女の子はいいな。たいてい、みんな字がキレイだからな・・・

 

問題の解き方は分かっている。計算機を叩く速度も、正確さも、はや3ヶ月で一般人を遙かに凌駕する域に達します。しかし、字が汚いのだけは簡単に直りません。

俺は、何度問題を解いても、やっても、0と6、3と5が似たような字を書いてしまって間違える。計算が合わなくなる。桁を一つ間違える。ゆっくり書けば問題ないのですが、そうすると、試験時間が足らなくなる。アセる。自爆する・・・『12分の4=4分の1』とか、簡単な暗算すら出来なくなる。しかも、単純なケアレスミスほど、発見するのが難しい

 

ここまで、『字が汚ねえ』が解答を間違えてしまう、全ての要因、ネックになってしまっています。本試験でも、「ヤベえ、計算が合わない!」は容易に起こりうる可能性が高い。そうなるとアウトだ・・・ さて、どうするかな・・・ いまさら、どうにもできないしな・・・

あの時、簿記よりも『ユーキャンのボールペン字講座』を優先させてればなぁ・・・

 

 

今週の生活費
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2008年2月15日 (金)

ひとりでできる簿記入門

いよいよ、3級の試験まであと10日となった。
受験票も届いた。

最初に簿記の参考書を開いたのは、12月の7日。
『7日間ラクラク合格術』というような本を読み始め、なんとなく、分かったような分からないような気分で、年末年始の忙しさも相まって、勉強をやったりやらなかったりで、結局読み切ったのは、年明けの1月2日。

お正月も松の内が取れた頃から、真剣に、気合いをいれて勉強しはじめました。

次に手にしたのは『ひとりでできる簿記入門(村○宏彰氏監修)』という本で、「勘定科目」について地道にそれが、資本、資産、負債、費用、収益のどれにあるのか、考えながら、じっくり勉強しはじめました。

この『ひとりでできる~』は、大変分かりやすく、良書に違いないのですが、いかんせん、
ふざけてんのか・・・といいたくなるくらい、誤記入、計算ミス、間違いが多い。特に巻末の総合チェック問題のミスは壊滅的。少なくとも、10カ所以上はあります。

簿記の勉強を初めてわずか1月目の自分にすら、どこが間違っているのか指摘できるくらいの単純なミスなので、尚更、頭に来ます

この本の著者は、この程度で公認会計士、税理士を名乗ってよいのかとさえ思わされます。

最も、著者の責任ではなく、おおむね、出版社、制作者の責任でしょう。
しかし、百歩譲って、実際に本の版下を作成しているDTPオペレータ、編集者の責任だとしても、この本を出している『成美出版』という出版社は、ネットで検索する限り、簿記だけにかぎらず、他の資格の本なども、正誤表を出している気配が全くありません。

なめすぎです。出版社として、それは最低限ありえないだろう。 

著者も、自分で書いた本くらい、一度は読み返しやがれ。そして、自分で正誤表をUPするなり、なんなり、しゃがれ。あまりにも不親切極まりない。

思わず、糾弾してしまいましたが、俺みたいなアホ人間にすら糾弾されるということは、どういうことか、少しは考えてもらいたい。

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2008年1月31日 (木)

簿記はRPGに似ている

他にやることもないので、簿記の勉強を続けています。

 

そんなに暇なら、プレステのRPGやなにかゲームでもやればいいんじゃないかと思われるでしょうが、実は簿記そのものがRPGのゲームみたいなものだということに気づきました。

簿記では、『現金』『借入金』『給料』といった『勘定科目』と呼ばれるものがいくつか(たぶん試験範囲で50個くらい)あるのですが、それぞれの勘定科目は、『資産』『負債』『資本』『収益』『費用』の5つのうち、たいていどれかに分類されます。言い替えるなら、必ずどれかの要素を持っているわけです。たとえば、現金(資産)、借入金(負債)、給料(費用)といった具合に・・・

一見、それを憶えていくのは大変そうなのですが、この“しくみ”って何かに似ていませんか?

RPGなどのゲームの、『地』『水』『火』『風』の4大元素と『武器』『魔法』の関係にそっくりです。簿記では要素は5つなので、『光』を追加して5つの要素と考えてみればいい。ゲームでは、手に入る武器や魔法にはたいていなんらかの属性が添付されています。炎の剣「サラマンダー」とか氷の魔法「ヒャド」とか・・・ そしてもちろん、簿記なのでそれぞれのアイテムには『金額』が付随してきます。それは、RPGで例えると、攻撃力だったり防御力だったりの数値です。

簿記の5要素のうち、『資本』に属する勘定科目は『資本金』しかないので(少なくとも今私が勉強をしている範囲では)、さしずめ『資本』に属する勘定科目『資本金』は、『光』の属性に属する武器、『光の剣』と考えよう。『光』の属性はあらゆる敵に通用しそうで便利だし、レア要素が高い。『資本金』は商売、簿記を始める上での大もとみたいなものだから、『光』がピッタリだ。この簿記RPGでは、光の属性を持つアイテムは一つだけなのだ。

また、簿記のその他の要素のうち、『資産』の逆が『負債』で、『収益』の逆が『費用』みたいなところがあります。手持ちの『現金』の反対が、銀行から借りた『借入金』。仕事上の必要経費が『費用』で、この反対が、商売を行って得られ『収益』だ・・・みたいな関係は、簿記を知らない人でもなんとなくわかっていただけるかと思います。これは『火』と『水』とか、『闇』と『光(聖)』の関係にそっくりです。

そして、分類ができない勘定科目『現金過不足』というのもあります。氷と炎の両方の特性が合わさったフレイザードです。もしくは、極大消滅呪文メドローア・・・

 

みなさんも、経験があるかと思いますが、どんなゲームでもやりはじめの頃は、4大元素のクリスタルが・・・なんたらとか、マテリアがどうたらとか、細かいゴチャゴチャしたルールとか、複雑な操作方法とか、全然理解できなくて、慣れなくて、それがストレスに感じることがあります。しかし、1時間、2時間と熱中していくうちに、何度も何度も敵に倒され、ダンジョンを彷徨っているうちに、しだいに慣れてきて、どこにどんなアイテムが隠されているとか、どこからどんな敵が出てくるのかとか、しまいには、マップとか、裏技みたいなこととか、ずいぶんと細かいところまで憶えだし、アイテムや武器なんかも驚くほど使いこなせるようになります。

 

『簿記』はそういうものだと思います。最初のとっつきが、複雑にみえて、日常の常識として理解できないことのオンパレードなので、そこでギブアップしてしまいがちですが、慣れてみるとなんでもありません。少々複雑なゲームをプレイしている感覚です。

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2008年1月 8日 (火)

日商簿記3級の勉強に取り組む

「簿記」とは企業や個人商店なんかの金の流れを帳簿に記したもので、経営状態を把握したり、どれだけ儲かっているのか、損しているのか割り出して税金を計算したりする元になるものだ。

簿記が家計簿やお小遣い帳と本質的に何が違うのかといえば、経済活動はすべて両側面があり、その両方を記していくということである。例えば、「物を売ったら手元にお金が入るが、かわりに手持ちの商品が一つ失われる」「社員に給料を支払えば続けて出社して仕事をしてくれるようになるが、かわりに会社の金庫から資産が減少する」といった具合に、経済活動にはプラスとマイナスの側面があり、その両方を併記してくことによって効果的な経営が行われているのか、優れた利益率の追求となっているのかがより立体的に把握できることになる。また、結局は左と右で金額は同じとなることから、ダブルチェックの意味合いもあるのだろう。

難しいことを書いてしまったが、実際難しい。めちゃめちゃ複雑だ。

とりあえず『7日でマスターできる・・・』という本を買ってきて、12月から1月かけて読み込んで、問題集を開いてみたが、1問目からサッパリ分からない。とても7日じゃ無理。試験日は2月の終わりなので、あとふた月も無いのだが間に合うのだろうか・・・

少しでも経済に明るくなって、競馬にも活かせればと思うが、とりあえずは「my電卓」を買ってみた。電卓はポケット電卓とかカード電卓とか、何台か、別に持っていなかった訳でもないのだが、大きめの商売人が使うようなものは持っていないので、この際、勉強をする気になればとふんぱつして買ってしまった。

これが、ワインレッドで超恰好良い。いわゆるシャア色だ。シャア専用電卓だ。計算能力も3倍速い気がする・・・

 

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シャア卓とゆかいな仲間たち

 

とにかく頑張って勉強するのみ。3級落ちるのは相当格好悪いらしい・・・

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