カテゴリー「無職~転職活動~職業訓練の記録」の記事

2009年6月17日 (水)

続:職業訓練について

はじめまして。トシさん。シャチと申します。

トシさんのコメントがあまりに長文で質問も多いので、この場を借りして回答します。

>将来的には税理士をと考えているのですが、
>ブログにもそのような方が何人かいらっしゃ
>る、というようなことが書かれてありましたが
>実際入校してこの路線には意味があるのでしょうか?

トシさんはすでに簿記2級レベルの知識はお持ちだそうですが、私の通った簿記実務科は、座学の3ヶ月間のうち、1月半が簿記2級取得に費やされるので、簿記2級をすでにクリアしているなら簿記的には意義は薄いと思います。時には学友に教えてあげたり、役に立てるともありましたが、みんなが悪戦苦闘して簿記2級取得に四苦八苦しているのを横目にみながら、余裕半分、申し訳ない気持ち半分でした。おそらく職業訓練で簿記論レベルの内容に踏み込むようなことはないと思います。

授業のあとの半分は、まず、消費税、所得税、法人税の概容と、税法実務(書類手続の作成法)×各3~4日と、3~4日かけてFASSと呼ばれる経理、財務スキル検定のための養成講座がありました。将来的に税理士を目指されている方なら、興味深い内容だと思います。ただし難易度は半端ではなく、私を含めてほとんどの生徒がついて行けてませんでした。それでも、税理士受験レベルからすれば、優しいと言えるのかもしれませんが・・・

>職業訓練の会計ソフトの操作、PCの授業などに
>興味を惹かれるのですがそれはやはりさわり程度
>なのでしょうか?

完全に“さわり程度”です。会計ソフトは『勘定奉行』を2日ほど触った程度です。それで、2日間とも仕訳の入力をやった程度です。それは結構楽しかったのですが、最後の最後に講師の方が、「これで消費税の計算も出来るのよ・・・」と、ちょっと複雑で高度な機能の使い方を説明しだした途端についていけなくなりました。税理士事務所、会計士事務所のバイト、パート、派遣のほとんどは、この仕訳入力ではないかと思います。

あと、1~2日で、WordとExcelの入門講座がありました。これは個人的に本当にタメになりました。改めて学習でもしないと、知らずにいた機能の多いこと、多いこと・・・

>就職においては経理実務となっているくらいなので、
>何人かは税理士会計士などの方面へは就職を
>決められていたりしているのでしょうか?
>講座のタイトルから、受講生枠があったりとか

私の職業訓練は、若年者対応のデュアルシステムというので、1月間の職場実習が組み込まれているものでした。ブログにも書きましたが、私はここで社労士事務所へと配属されたのですが、これは例外中の例外で、他のクラスメート全員が、会計士事務所か税理士事務所への配属となりました。大手の事務所は、何人ものアルバイト、パートさんが働いているのですが、実際に約半数は実習上がり(以前のクラスで)で採用された者だったいうことです。ただし、そこでいきなり、正社員として就職されたような例は、ほぼ皆無ではないかと思います。そこで半年でも1年でも勤め、実力とスキルを認められてから採用となるのが一般的ではないでしょうか。

そして確かに、かつては『受講生枠があったりとか、、、』という例もあったと聞きます。しかし、この不況で今は厳しいものになってしまったようです。士業事務所は“お客さん”あっての商売なので、世の中にあわせて景気の波に左右されます。現実に私のクラスでは、男女とも数名が『派遣』として経理や税理士、会計士事務所へと就職が決まった程度です。

私は、税理士事務所も含めて、士業事務所へ、就職面接へ赴きましたが、一番重要視されるのは、なんといっても「実務経験」で、その次に「資格」が来ると思います(税理士の場合は税理士科目合格)。そのどっちも満たさない場合は、このご時世もあって、半端なくその道へ入っていくのは難しいと思います。経理実務の職業訓練がアドバンテージとなることは、皆無とはいいませんが、かなり薄いです。

 

ただ、学友の中には、クラスに通いつつ、夜は予備校の会計士講座や税理士講座をかけもちで受けてひたすら勉強をされている方も何人かいましたし、仕訳の「し」も知らないような、簿記3級知識もない、電卓も満足に叩けないような、20代の若者が、実際に3ヵ月で簿記2級を取ってしまえるほど強烈に伸びていく様を見るのには、自分自身いい刺激になりました。

また現実に世にでて活躍されている税理士、会計士の先生と直に接して話を伺う機会を得たこと、一生学ぶ機会がなかったかもしれない、敬語や電話応対のマナー講座、訓練を受けたこと、常に知的で礼儀正しい女性は、人に好印象を与えるということを思い出させてくれたこと、実習で貴重な職場経験を積めたことは、私の人生において、良かったと思います。そしてなにより、毎日満員電車に揺られて通うという強制的に規則正しい生活を送れていなければ、『無職』というプレッシャーに押しつぶされてしまって、どこかで潰れてしまってたかもしれません。あっという間の4ヶ月間でした。

今の社労士事務所勤務という職にありつけたのも、職業訓練抜きにしては無かったと思います。

 

とまあ、回答になっていないかもしれませんが、所詮は『経理実務科』は『税理士/会計士養成科』ではありませんので、100%役に立つということはないと思います。しかし、漫然と無職を続けられるのであれば、通われてみるのも『悪くはない』程度かもしれません。マジメに職業訓練に通いたいと思われてる方からすれば、私のような人間が通ったのは、いささか不真面目に思われるかもしれませんが、私だって雇用保険料は10年以上も納め続けてきましたし、今も四苦八苦しながら税金を滞納せずに納めています。

私にとって職業訓練は、人生のモラトリアムのようなところでした。

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2009年5月17日 (日)

元職業訓練生の合コンに行く

一月前に修了となった、雇用保険の職業訓練だが、4ヶ月間という短い期間ではあったが、晴れて就職されたみなさんの前途を祝す&まだ就職先が決まらないみなさんの将来を嘱望を期し、情報交換会という名目の飲み会・・・要するに合コンだろう・・・を企画された方がいらっしゃり、ゴールデンウィーク前の都心のど真ん中で行われることとなった。

総勢40名くらいのクラスの3分の1ほどが参加されていた。私のクラスは簿記、税務、会計を中心とする“経理事務”のクラスであったから、クラスの4分の3が女性だ。とはいえ、女性陣のほぼ半数以上は“主婦”であり、“母”である。もしくは、20代の方とか・・・v私は最年長の部類なので、下手すると一回り以上歳の離れたクラスメートもいるのだ。

申し訳ない言い方かもしれないが、“主婦”は失業者とはちょっと違うだろう・・・ 若者は若者でまた、全然深刻でない。下手すればまだ親のスネをかじりかねない世代だ。そして、私を含め就職が決まったものは晴れやかだ・・・

というような状況であるから、結構和気合い合いで、この世知辛い不況と就職難を反映した深刻なものとはならず、楽しい飲み会となった。以前にも書いたが、女性は上品で、実際、お世辞とかでなく、美しい方が多く、それだけでも華やぐ。

 

そんな訳で、女性陣の皆さんがその後どういう進路を取ったのか、全員は把握はできないが、男性陣についてはほぼ全員の進路が把握できた。

 A氏・・・前職の銀行マンという経歴を活かし、アッサリ、他行へ復職
 B氏・・・人当たりよく、誰に対しても気さくな性格。派遣社員 
 C氏・・・元お堅い仕事のサラリーマン。堅実な性格。
無職。
 D氏・・・元派遣。真面目な性格。無職。
 Eくん・・・xまだ第2新卒としても通用するくらいの若者。簿記3級勉強中。無職。
 F氏・・・授業中はひたすら寝てた。経歴詐称しつつ、派遣社員に潜り込む
 Gくん・・・20代。社交的な性格。バイトしつつ会計系の資格勉強中
 H氏・・・イケメン。バイトで友人の店を手伝う。今回の合コンも実はその店
 私・・・社労士事務所就職

4ヵ月職業訓練を受けた男性9人の1月後の進路先だ。6/9がなんとか給料を貰える身になっている。これを厳しいとみるか、優秀とみるか・・・

思ったのは、普段から明るかったり、社交的だったり、気さくだったり、深刻に悩んだりしない人の方が、真面目だったり堅い性格だったりするよりも、上手くいっている・・・というような傾向がみられる。やっぱり就活は面接が鍵となるからだろうか・・・

とはいえ、無職の方のほとんどは飲み会には参加されていなかった。経済的にも精神的にも参加できなかったのだろうと思う。私自身同じ境遇なら多分参加していなかっただろうと思う。もちろん女性の中でも就活が上手くいかず、参加する気になれなかった方も多かったと思う。

私も『気晴らしにでも参加してみれば?』と声をかけたりもしたが、到底そんな気にはなれなれないだろうというのは薄々分かっていた。せっかく仲良くなった、クラスメートなのに、このまま何分の1かは人知れずフェードアウトしてしまうのもかもしれない・・・ なんだか悲しいが、そんな風に自分自身考えていられるのも、“職を得た”という傲慢さなのかもしれない・・・

 

帰り、結局、遅くまで飲み過ぎて、終電を逃してしまった。タクシーで帰っても良かったが、深夜料金は割高だし、節約したかったしで、自宅まで西武線の電車を3駅ほど歩いて帰った。深夜1時過ぎ、真っ暗な闇の中を色々考えながら、1時間半ほど歩いた。

月はどっちに出ている?

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2009年5月12日 (火)

助成金の説明会に参加する

某日、事務組合の関係で、『川越市の社会保険事務所で助成金の説明会を行う』というFAXが流れてきた。

『もし勉強したいなら行ってみれば?』と問われた。
『ハイ。業務の都合がよろしいようであれば、是非行かせて下さい。』

と、二つ返事で引き受けた。そもそも、私ごとき、いても居なくても業務に障ろうはずがない。というわけで、初出張となった。出張というより、研修か・・・

 

当日、朝から普段使ってる電車を一度乗り換え、9時には川越市に着いた。20年近く東京で暮らしておきながら、これまで一度も訪れたことがなかった。私の住む場所から電車で30~40分くらいの近さだ。いかにこれまで埼玉県寄りの東京に住んでいたかだ。

社保事務所は駅前にあった。外見上はどう見ても6階建てなのだが、8階の会議室で行うという。きっと中が不思議な造りになっているのだろう。どうでもいいことだが・・・

 

入り口で、今回の説明のレジュメと静岡産のお茶のペットボトルを貰った。サービスがいい。講師は社労士の先生だった。こういう仕事も社労士の重要な業務のうちなんだろう。

 

私が今回説明を受けたのは、中小企業緊急雇用安定助成金というものだ。簡単に説明すると、現在の経済情勢に合わせる形で、事業の停止を行わざるを得ない事業所において、従業員の休業補償を行うのなら、その分の助成を行うというものである。

ただし、日進月歩で改定されまくっているため、上記にリンクされているものは、すでに説明が古く、最新は3月1日に改定されたもので、さらに申請の条件の緩和と助成金額の拡充がなされている。現実には書式、様式も追いついていないとのことだった。

 

具体的に印象に残ったのは、『最大で平均賃金の9/10まで助成される』ということだ。この平均賃金はまだ経済情勢の悪化がそれほど申告ではなかった前年度の賃金総額を元に算定され、一方、労働者に対して必要となる平均賃金の60/100というのは、法律上は、休業日を起点に前3ヵ月のもの(経済情勢の悪化が深刻化した今年のもの)でよいため、むしろ助成額が補償額を完全に上回ってしまうこともあるそうだ(ただし、上限額アリ)。上回ってしまった助成金はなにもバカ正直に労働者に還元する必要はなく、事業資金として使ってもよいとのことだ。

とはいえ、助成金を支給するための最大要件として、『労働関係諸法令の順守』が上げられる。就業規則とかもチェックを入れられてしまうため、もし、雇用保険未加入などの法令を順守してないような会社はここで一斉チェックをいれられてしまうとのこと。

むしろ、それがネックで助成金申請に踏み切れない事業所も多いそうなので、事業者は難しい判断を迫られることになるのかもしれない。とはいえ、中小、零細企業などで今、絶対に避けねばならないのは、休業せざるを得ない状況に追い込まれたとして、休業補償を出せないがために、優秀な労働者を外部に流出させてしまうことにあるのではないか。

景気はいずれ回復するのだろう。しかし、その時になってこれまで家族的な輪の中で一緒に育て、育てられてきた企業の根幹となる人材がその場にいなかったとすれば、その企業に先は見えないだろう。一からやり直すという訳にはいかないのだ。経営者は今回の危機に際し、よりグローバルな視点での経営感覚を求められている。

 

(上記の助成金の説明については、私の勘違い、法律の改定等で、間違っている可能性もあるかもしれません。詳しくはハローワーク等でご相談されるのが一番確実です。)

 

今回の説明会には、社労士や事務組合関係者だけでなく、事業主、経営者、総務、人事担当者自身も自らがかなりの数が参加されていた。とはいえ、助成金の申請は一般的にかなり複雑で、集めなければならな書類も数多い。計算も複雑だ。ご自身の業務、仕事を中断してそれらの作業に没頭するというわけにもいかないだろう。もよりの信頼できる社労士さんに手続を依頼されるのが、一番手っ取り早くて安心です。そのために働く“士(サムライ)”が社労士です!

『私に相談されるのが一番確実で手っ取り早くて安心です!』と言えないのが辛い・・・・ 胸を張ってそう言える社労士になるよう、精進する毎日です。

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2009年4月26日 (日)

転職&職業訓練 最終話 その時は唐突に訪れた

・・・つづき

面接はすでに1時間を過ぎようかという長時間なものだった・・・

『・・・まあ、あなたを雇うか、雇わないか、一番の問題は、つまるところ、私たちと気が合うかどうか・・・なんだよなぁ・・・』

答えようのない質問に二の句が告げられずにいた・・・

『けど、まあ、あなたに決めますよ。』

え・・・!?

『一応、あなたを採用するということで内定を出します。まだ何件か面接の予定があるので、正式な発表は水曜日に連絡いたしますが、そのつもりでいてください。』

『ホント、良かったわねぇ。ギリギリだったのよ。昨日の午後6時にあなたからの手紙が届いて、私たち明日も、明後日も顧客回りがあるし、ちょうど今日しか空いてなかったのよ。今日面接できなければ、いつ面接できたか分からないわねぇ・・・』

何がギリギリなのか、よく分からない・・・ え? いや、俺は、いや、私は、社労士事務所に採用が決まったということなのか? 面接の段階で?

この半年間、凄まじい苦労を伴って、一喜一憂し、落胆を味わされ続けてきた。希望と絶望が交錯する、何をやっても喜べない、嬉しくない、楽しめない、面白くない、落ち着かない、安らげない、休まらない、そんな毎日だった・・・ それが、こんな一瞬でひっくり返るのか・・・ こんなにも唐突に一瞬で決まるものなのか・・・ まるでWBCの決勝、最後の最後10回表でようやくヒットを打ってヒーローになったイチローの気分だ。

 

事務所を後にして、駅に向かうまでの途中に3回ほど軽くガッツポーズをした・・・

 

3日後の水曜日、電話がかかってきた。

『もしもし、○○事務所の○○ですが・・・』
『はい。シャチです・・・』

『あなたは私と気が合わないのかもしれませんが・・・』

一瞬、凍り付いた。まさか、ここにきて逆転有罪なのか・・・?! 二の句が告げられず、数秒の間が空く・・・

『ともかく、あなたを採用することにいたします。当事務所で働いていただけますか?』

『あ、あ、ありがとうございます。もちろんです。』

『そういうわけで、もう、ハローワークの募集も打ち切りますから・・・ で、いつから働いていただけるかということですが・・・』

 

こうして、私のこの半年間のワインディングロードに終止符が打たれることとなった。私の半年間の無職期間にピリオドが打たれることになった・・・

 

某都内の社労士法人で職業訓練の実習をしたときに、20代の小娘にアゴで使われ、失敗をして、叱られて、悔しくまた情けない思いをしたこともあった。そんな三十代後半、士業はもとい、人事、総務、経理、事務に全く未経験で全くどうしようもないはずの男が、この100年に1度という極悪の就職難の時代に、社会保険労務士へと続く道が開かれることとなった。

 

私と同じような環境、境遇の人は希望を持って欲しい

決め手となったその最たる要因の一つは、やはり『社会保険労務士資格』であることは疑いようがない。後で聞かされたが、応募してきた半数近くの求人は無資格者だったということだ。資格よりも『実務経験』といわれることがやはり確かだが、一方で、『資格』を持ってない実務経験もない人よりも確実に有利だろう。

確かに社労士資格はくら勉強しても、どうしても、運が左右してしまうので、万人にはオススメできない。勉強しろといっても、その期間全てが、無駄になってしまうかもしれない・・・ しかし、30代後半男性で、無経験の身でも、こういう再就職の道があったことは事実でなのだ。また、この事務所の所長夫婦2人はどちらも30年選手のベテランで、それほど実務経験にはこだわらず、一方で、最近の社労士法知識を持った人間を必要としていた点が幸いしたのかもしれない。

いずれにせよ、たとえそうであったとしても、私以上に能力があり、実務経験があり、コミュニケーション力が高く、気さくで、人当たりが良く、今回の求人に適していた人材は遙かに多いであろうことは疑いようがない。今回この事務所に応募した人たちの中にも、そういう人材もいたことと思う。それでいて、なぜ、私が採用されたのかというと、それはもう、『運とタイミング』の世界であったとしか言いようがない。何が良くて採用になったのか、さっぱり分からない。ともかく、すべてが上手くいったのだろう・・・ そう思う一方で、私以上に能力、コミュニケーション力がある人は、もっと簡単に就職できたのかもしれない・・・ とも思う。

今、振り返ってみても、給与面、通勤距離、業務内容等、全ての面において、これ以上の求人は過去にはなかった。私が現在のこの職を得たことに対しては、ジグソパズルのピースが当てはまるがごとく、全てにおいてピッタリと当てはまった。今のこの職を得るがために、過去の求人にはことごとく嫌われたのでは・・・? と、さえ思えてくる。言い換えるなら、それはまさに、神の采配としか言いようがない。

 

その連絡を受け取って、暫く、居ても立ってもいられず、地元の市役所のハロワの出張所を訪れた。12時50分くらいに赴いた。この時間帯は、こちらも、相手も昼休みということで、検索は可能なのだが、紹介は一時休止されている時間帯だ。職員の皆様方は、すでに1時からの紹介、相談作業の準備をされていた。

『・・・就職の相談ですか? 紹介ですか? それならこの用紙に・・・』
『あ、はい。実はそう言うわけではありません。おかげ様で、たった今、就職の内定の返事を頂きました。こちらには何度も訪れ、大変お世話になりました。それを申し上げたいと思いまして・・・』

爺さん、兄ちゃん、女、3人いる職員の手がパタっと止まって、私を注視する。

『ああ、職業訓練に行っておられた・・・ 社労士の資格をお持ちの・・・』

爺さん職員じゃない、若いヤリ手の職員さんが、これまで1~2回くらいしか話したこともないのに、しっかりと覚えていて下さっていた

『すいません。お仕事のお邪魔かとも思ったのですが・・・ 一言お礼を申し上げたくて・・・』

『いえ。そんなことはありませんよ。こちらとしても、大変励みになります。就職が決まられて本当に良かったですね。』

『はい。10回以上面接しました。もう、ダメかと思いました。ホント有り難うございました・・・』

この世の中、ドラマや映画以外に、これほど感動できる風景はあっただろうか・・・ 私の人生のうちで、あっただろうか・・・ マジで泣きそうになりました。このブログを書いていても泣けてきます。むしろ社労士試験の合格よりも感動したかもしれない・・・ そして、そのとき、初めて就職が決まったのだという実感が沸いてきました

 

それから、しばらくは、出社までの期間は、自転車でフラフラ、ブラブラして、過ぎゆく春を惜しみつつ、もう二度と無い・・・(ようにしたい)・・・無職期間を惜しみつつ、花見などをして過ごしました。

桜の花びらが散る季節は、だれもが美しいと思う・・・のだが、忙しさの余り、つい、2,3週間前がその季節であったことを、今の人は忘れてしまう・・・ 儚い切ないものだからこそ、桜は美しいのだ。この季節が素晴らしいものであったことを、少しでも長く、心にとどめておきたい・・・

 
 

この長いようで短かいようで長かった、半年間の『転職&職業訓練』シリーズは今回で終了となります。これまで応援していただいてどうも有り難うございました。そして、近いうちに改めて『社労士補助編』として再スタートいたします。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

最後に、この無職期間中、学校に向かう電車の中で読んだいた読売新聞記事の中で、印象に残っている言葉をここに書いておきます。

 

2009年2月11日(水)読売新聞朝刊、「はたらく」より禅僧の言葉

 

『人の幸せは四つ。
 愛され、褒められ、役に立ち、必要とされること・・・
 ・・・働くことで、少なくとも三つ手に入るんだよ。』

 

さすが、坊さんは、上手いこと言いますw

 

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2009年4月25日 (土)

転職&職業訓練 日曜も面接する

土曜日、今週は職業訓練校をクビになってから(修了ですw)、すでに都合5件の応募をしてすでに2件も面接した。なんだか満足して、夕食にと、どん兵衛の廉価版のようなカップそばにお湯を入れた。待ってる5分の間に家電がかかってきた。例のハロワの市役所出張所で電話口で遠いから・・・と、断られそうになった社労士の求人だ。都内ではないのだけど、履歴書の備考欄に『電車で○○駅から○○駅まで25分の距離です。』と書いておいたのが功を奏したのか・・・

実際ヤホーの路線情報で調べたらそれほどの近さだった。ここから新宿まで45分、渋谷まで1時間かかることを考えれば、圧倒的に許容範囲だ。しかも都心へ向かう電車のようにラッシュもそれほど酷いということもないだろう・・・

一度面接に来て欲しいとのことだった。

『明日はどうですか?』
『え? 明日は日曜日ですがよろしいのですか・・・?』
『われわれの仕事は土日が休みだからその方が都合がいいんだよ・・・。』

まあ、零細、中小、個人事務所は、みんなそういうものだろう・・・。面接はたいてい6時過ぎとかだ・・・。ともあれ、自分自身が土日に働かされるのは嫌だなぁ・・・などと考えながら、現在は毎日が日曜日、祝日の身であることを思い直した。

『なるほど! そうですね。分かりました。明日お伺いいたします。』

 

完全に伸びたどん兵衛廉価版を食いながら小さくガッツポーズ。

翌日、車中の人となって、その事務所へ向かった。隣の県とはいえ、私の居住地が都内でも外れの方にあるのが功を奏して、隣の隣の隣の市くらいのところだ。その事務所は閑静な住宅街のマンションの1室だった。

『はじめまして。シャチと申します。よろしくお願いします。』

ニコニコフェイスで挨拶。何はなくとも、いつもニコニコしておけ。ほどなく応接室に通され、面接が始まった。そこは私の親の世代・・・いわゆる団塊世代くらいの夫婦が二人でやっている事務所で、ご夫婦である二人と面接となった。毎回、毎回だが、社労士を志した志望と、前職を辞した理由と聞かれる。

『事業主と労働者の間に立って、お互いの共存共栄のために陰日向無く尽力を尽くす、社労士という仕事に魅力を感じました。どちらか一方の立場に立っても、事業の経営は上手くいきません。どちらかの側に立って特化するのでなく、事業主の利益になるように動きつつ、労働者の意見を聞き入れて調製し、お互いが気持ちよく、喜んで仕事ができるように間を取り持つことが、会社経営、企業経営の鍵となるかと思います。』

これは、公共職業訓練を受けていた予備校で、その時期たまたま、社労士の実務講座というものを行っていたのだが、100%そのときの講師の社労士先生の受け売りだ。なるほどと感心させられる。結局、お金がもったいなくて(全部で5~6万円。1講座1万円くらいから)この実務講座は受けず終いだったが、社労士ネットワークの構築という側面からも、今でも受けておけば良かったと思う。

『・・・確かにこの不況で業績が立ち行かなくなった面もございますが、事業を成長させるには・・・ 発展させるには・・・ 立て直すには・・・ そういう側面から経営に参画すべく、コンサルティング業でもある社労士の仕事に興味を持ちました。ただ、私の意見を聞いてはくれるのですが、実行されることはありませんでした・・・』

前職を辞した理由を聞かれ、『不況で・・・ 業績が悪化して・・・ 給料が激減して・・・』と、たとえそうであっても、マイナス面をあまり強調するのはよくないと思う。事務所に貧乏神がやってきそうでいい気がしないもんね・・・。

『これまで、残業、残業の毎日でしたが、ほとんどそういうこともなくなり、自分自身の時間が大幅に出来たということもあって、社労士の勉強を始めました。最初は会社の就業規則や労働契約、労働条件等に疑問を持っていた側面も確かにあります・・・。』

 

『ここには、税理士業に興味があるみたいに書かれていますが、社労士1本で行くつもりはないのですか?』

やっちまったか・・・? これまで、社労士事務所の面接は7~8件くらい行っただろうか・・・。いつもいいところまで行っているような感触はあるのだが、なんか、最後の最後で躓いてしまっていた。自分自身は“それ”が良かれと思っていても、相手には“それ”が気にくわないということもある。しかし、だからと言って、そこでくじけていてはいけない。上手く切り返せればいいのだ。タイトロープを渡っていけ!

『はい。社労士として独立したいというのが本来の志望ですが、このままでは本来のスタートラインにすら立てずに終わってしまうことになります。これまで10件ほど面接を受けましたが、全て空振りに終わっています。士業で身を立てたいという気持ちは変わりませんので、社労士事務所に就職することがかなわないなら、税理士事務所ででも働きたいと思っています。そのために職業訓練も受けててきましたし・・・』

『非常に優秀な方のようですが、なぜ、そんなに面接を受けても採用に至らなかったのでしょうか?』

切り返せ~ 切り返せ~

『はい。一つにこの不況と就職難で、一つの募集に対して求人が殺到してしまうことがあります。都内ですが、1人の募集に40人くらいが応募していると聞かされたこともありました。二つ目には、私の年齢ということもあるかと思います。転職するには少し遅すぎたのかもしれません。』

『ふ~ん。都内はそうなんだ・・・? ウチはまだ3人目だけどなぁ。』

そりゃそうだろう。求人票が出てから2日目に紹介して貰ったんだから。

『でも、あなたくらいの年でこの道に入るのが一番理想なのよ。20代のうちは相手の経営者に信用してもらえないし、話を聞いて貰えません。40代から新しくこの世界に入ってきても少し遅すぎる嫌いがありますし・・・』

ダブル所長のうちの一人のご夫婦の奥さんが相の手を入れてくれる。ナイスフォローだ!

『しかし、本当はアルバイトでも何でもしながら、とりあえず自分で独立してしまうのが一番の近道なのよ。このごろの若い子たちは、みんなそうやってこの世界に入ってくるのよ。』

なるほど・・・ そうなのかもしれない。3番目か4番目かの面接で受けた、最左翼の社労士の先生もそんなことを言っていた・・・

『そうやって、1年に1件、2年目に2件と、顧客をつかんでいって、私たちくらいの年になってようやく軌道に乗っていけるの・・・』

『確かにそうだとも思います。しかし、私は企業の人事、総務で働いた経験がありません。このまま独立しても分からないことだらけです。可能性があるうちは、社労士事務所へ入って仕事を学びつつ働かせていただきたいと思いました。』

いろいろあると思うが、やっぱり、これが一番現実的なのではないのか・・・ 社労士事務所で○年学んで独立というのと、資格を取ったから独立しました・・・というのとでは信用度も全く違うだろう。

『しかし、もし社労士事務所に就職できないのであれば、いずれは、そういう独立の方法も検討せざるは得ないかと思います。いずれにせよ、もう前職には戻れませんし、社労士の道で身を立てていくしかないと思っています。』


『この1月間の実習といういのは・・・?』

『はい。確かに1月間という短い期間では、社労士業務を経験したとは全くいえないであろうことは重々承知しています。しかし、1月とはいえ、書類手続をやらせていただいたり、官公庁へ出向かせてもらったことは大変勉強になりました。』 

職場実習へ行ったことも、税理士事務所でそれが無意味だろと言われたことも、ここにきてプラスに転じている。

 
『・・・まあ、あなたを雇うか、雇わないか、一番の問題は、つまるところ、私たちと気が合うかどうか・・・なんだよなぁ・・・』

来たよ。最悪の質問・・・ ここまで頑張って受け答えしてきたのに、何とも答えようのない質問。結局、“生殺与奪の権限”は、完全に向こうが握っているのだ。雇うも雇わないも相手の自由なのだ。確かに、国籍、信条、社会的身分、年齢、性別、その他、募集要項で差別をするのは法律上禁止されている。しかし、こと“採用”は完全に自由なのだ。その人を雇う雇わないのは相手の自由。その人の血液型や星座で雇う雇わないを決めてもいいのだ。雇いたくないのなら、適当な理由をでっちあげれば良いのだ。

 

この答えに正当はあるのか・・・

 

・・・つづく

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2009年4月23日 (木)

転職&職業訓練 税理士事務所へ面接に行く

家に帰ってきて、気分が乗らないが社労士事務所へ出す履歴書を書いていると、2日前に応募した税理士事務所から電話が入り、明日面接に来て下さいとのこと。

 

翌日、本当に近所だったの歩いて出かけていった。春の陽気が眠気すら誘う麗らかな昼下がり、小川沿いの道を歩いていった。小川といっても、何の子供の遊び場も施設もない我が町のこと・・・ 玉川上水から流れる水を利用して人工的に用水路みたいな川を作った。よく近所の子供がザリガニを探したりしている。100%溺れて死ぬことはない深さだ。水も結構綺麗でホタルの養殖なんか取り組んでいる。飛んでるの見たことないが・・・

はぁるのぉ~ おがぁわぁの~鼻歌も混じりで歩いていった。桜吹雪が水面を彩り、幻想的な雰囲気を醸している。これから面接に行くのでなければ、一句詠みたい気分だ。

 

ほどなく、10分くらいでついた。税理士事務所がある場所とは別のマンションの一室に通され、そこが住居件所長室となっているようだ。初老の紳士がそこの所長だった。イヤミを老けさせた感じをイメージして欲しい。ぶっちゃけ、トニー谷・・・ お茶を出され、面接スタート

前職を辞めた訳や、社労士を志した理由だとか、もう100ぺんくらい話したマイオリジナルストーリーを聞かれ、立て板に水のごとく説明していった。職業訓練で、税務、税法もほんの少し学び、現在簿記論を学習中であることも語った。

 

『・・・で。実務経験はあるの?』

唐突に聞かれる。

『あ、はい。都内にある社労士法人で1月間だけですが、実習という形で働かせていただきました。』
『そんなの実務経験とは言わないよね?』

絶句してしまった。

『この世界、実務経験っていうのは、最低でも3年以上。5年はないと意味ないんだよ。なぜだか分かる?』
『・・・』
『だって確定申告って年に1度でしょ?』
『・・・』

『あなたがこの事務所に入って何ができるのかなぁ?』
『・・・』
『求人票に「要経験者」って書いてあったよねぇ?』

(※実際には「経験あれば尚可」と書かれてあった。)
 
 
実際、家の近所にあったから、ほんの軽い気持ちで応募したところが無かったとは言いがたい。交通費もかからないし・・・ ダメ元だった・・・ また、この先生は税理士だけじゃく、社労士もやっておられるといことで、その点に関して甘えがあったのも事実だ。

『私も履歴書、職務経歴書に実務経験は1ヵ月しかありませんと、明記書しましたが、逆にお伺いしたいのですが、それではなぜ面接をしてくださっているのですか?』

『え? ・・・・い、いや経験もない方がウチに面接に来て、何ができるの?と聞かれて、何と答えるのかに興味があったんだよ・・・実は・・・』
 
  
なんだソリャ? ・・・それが本当に本音なら、マジ、暇人なのか・・・
 
 
なんか、もう、どうでも良くなってきた・・・

 
 

それにしても、いったいこの苦行はいつまで続くものだろうか・・・

 

その後、なんとなく、すぐに家に帰る気分にもなれず、ぶらぶらと、あたりを散歩しつつ、花見と洒落込んでみた。穏やかな木漏れ日のかな、舞い散る桜吹雪と、それを映す水面・・・ 日本人は、この季節が素晴らしいものであるということを昔からよく知っている・・・ しかし、2,3週間後には、2,3週間前がこの季節であったいうことを早速忘れてしまうものなのだ。

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2009年4月21日 (火)

職&職業訓練 久しぶりに地元の市役所&ハロワ出張所へ行く2

・・・つづき

そのあと、私の居住地の市役所の5階に併設されているハロワの出張所に行ってきた。

こういうのが市役所にあると、大変便利ですよね・・・ 混んでると言っても、一般のハロワほどではない。そもそも、4月の頭にハロワが大変混んだ のは、3月一杯の年度末で離職した失業者がこぞって離職の手続に押しかけていることが一因である。せっかくハロワまで来たのだから、求人検索もしたいし、 なんだったら紹介の一つも受けたいのが人情だ。

このハロワの出張所は、そういう適用関係の手続の機能は一切なく、求人検索機が5台と紹介窓口が3つあるだけなのだ。求人はあらかじめ、ネットで調べたものの整理番号を手帳に控えておいた。

 

ほどなく紹介手続の自分の番が回ってきた。

 

『いやあ、久しぶりだね。最近見なかったけどどうしたの?』

なんと、お爺さんの職員は私のことを覚えていてくれた。こういう人の輪が大切なんだよな・・・

ハロワも含めて、こういう施設の職員さんは、身分的には公務員ではあるが、正社員でない方が多い。私自身、社労士関係の求人を死ぬほど検索してきたから、よく知ってるが、みんな契約期間3ヵ月~1年くらいで雇われている契約社員なのだ。継続して雇用され続ける保証はどこにもなく、明日は我が身がハロワに通わされる身・・・ そう言う意味では派遣工や期間工と立場的は全く同じなのだ。給料的にも時給なら900円~多くて1,600円。月収にして15万円~25万円といったところだろう。決して高給取りではなく、安定しているわけではない。このご時世、ハロワだけでなく、市役所や社会保険事務所、年金相談、助成金相談、そういうところの職員は皆そうだ。

そして、このご時世だから、そんな職員さんたちに無礼をはたらく人や、怒鳴り込んだりする人もいるだろう。youtubeでそういう動画をみたことがある。しかし、絶対文句や悪口は言っちゃいけないのだ。

『あ、いえ、実は職業訓練に通ってまして、先月まで・・・ 』
『ああ、そうか。そういえばそんなことを言ってたよねえ・・・』
『で、今日は? 紹介?』
『はい。お願いします。』
『就職活動、再開かい?』
『いえ、訓練期間中もずっと就活してました。もう、10回ほど面接行きましたよ。』

 

軽く世間話を交わしながら、求人の相手先に電話を入れてくれる。まずは『社会保険手続、給与計算の仕事への派遣』という求人だ。募集要件は満たしている感じだが、なんとか面接まで行けますかね? と尋ねると、それを実現するのが我々の仕事だからハハハ。と安請け合いしてくれた。

『シャチさんという方が今窓口に見えられているんですが・・・ええ・・・はい。社会保険労務士の資格をお持ちの方です・・・』
『(簿記、簿記。日商簿記2級も持ってるって言って)』
『簿記の2級もお持ちの方です・・・え・・・代われ?』

私に電話に出ろということらしい。

『もしもし、お電話代わりました。シャチと申します。よろしくお願いします。』
『もしもし。私○○派遣会社の××です。・・・で、シャチさんは給与計算の経験はおありなんですか?』
『いえ。実務ではありません。』
『じゃあ、無理ですよ。ウチは人材派遣会社なんだから・・・ 即戦力がない人は雇えませんよ・・・ 職員の人に替わってくれる・・・?』

 

・・・私も職員も、2人ともドン引きしてしまった・・・ しかし爺さんを責める気は毛頭ない。それなら、『未経験者不可』って求人票に書いとけよ。

 

気を取り直して次。

社会保険労務士の個人事務所だ。実は東京都内ではなく、隣接する県である。東京都というのは、細長い長方形みたいな形をしており、私が現在住んでいる多摩地方はそのかなり端の方なので、都心へと向かうよりも、上下のの“県”へ行った方がむしろ近いような場所もあるのだ。求人票には『選考方法:書類選考』とは書かれておらず『選考方法:面接』とだけ書かれていた。小さい個人事務所にはありがちだ・・・ 『これはすぐに面接してくれるよ・・・』とまた、爺さんは安請け合いしてくれた。

『もしもし。私、ハローワーク○○市出張所の職員ですが、今窓口に求人の件でみられた方がいらっしゃいまして・・・ 求人担当の方はいらっしゃい・・・ はあ、はあ、東京です。そうですね・・・ 確かに結構距離がありますよね・・・』

(じぃじ~~~~~ィ!! 結構距離があるじゃねぇよ! そこは嘘でも、「意外と近いんですよぉ」と行ってくれよ~~~~!!!!) ※心の声

あやうく、電話口で断られそうだったが、慌ててジジイになんとか説明して、電話口で、それほど遠くないということを説明してもらって、

爺:『じゃあ、「一度書類を送ってみてよ・・・」 だって! ヨカッタね?』

ということになった。おいおい、『選考方法:面接』じゃなかったのかよ・・・ こんなの体よく断る口実だろ・・・ 送る前からもうダメっぽい。もうダメっぽい。しくじった。しくじった・・・ ちゃんとしたハロワに行くべきだった・・・ キレ者のお兄さん職員に頼むべきだった・・・ もう、一人だけドン引きだ・・・

 

ジジイ、マジ使えねえ・・・ 全く・・・ 動画の人の気持ちがよく分かった・・・_| ̄|○

 
 

帰りしな、市役所の窓からふと外を見れば、快晴の空の下に見事な白冨士が佇んでいた。天気とタイミングがよければ、都内からでも富士山が見えるのだ。


 

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2009年4月20日 (月)

転職&職業訓練 久しぶりに地元の市役所&ハロワ出張所へ行く

次の日、市役所へ行った。

一つに、年金の免除申請をするのと、税金(住民税)を分割にしてもらいに行くためだ。

 

ここで、自己都合、会社都合にかかわらず、ひとたびサラリーマンという組織から離れると、どれだけ余計なお金が請求されることになるか、書きたいと思う。

 

私はサラリーマン時代は年収にして400万円~450万円ほど稼いでいた。そういう平均的なサラリーマンがひとたび無職に転ずると、

 

・国民年金 約1万5千円(毎月)
・国民健康保険 約2万円

 これは毎月というわけではなく、年10回くらいに分割して納める。ちなみに、任意継続被保険者(※健康保険を任意で継続することができるシステム)にすると毎月約2万4、5千円。独り者なので任継にする利点は全くない(被扶養者がいない)。
・住民税が半年分で約15万円(半年分)!

 
これを背負わされることになる。サラリーマンだったころには全く意識していなかったことだ。無駄に年収が多い人間は、無職になってから襲ってくるハイエナ達も実に強力なのだ。まるで、種もみ老人に群がるモヒカンどもだ。

 

普通の人なら、せっぱつまったら、国民年金保険料や国民健康保険料はガン無視する人もいるだろう。中には社労士先生の中にも未払いの人もいると聞く。以前には年金保険料を納めましょうというCMに出ていたタレントや、他人の未納を批判していた民主党議員が過去に未納時期があって、大きく批判されたことがあった。このご時世、無視してしまっていては、将来的に社労士としての自分の経歴に致命的な傷となる可能性がある。それが恐くてこれまでは真面目に払っていた。

しかし、もう、この先いつまで無職が続くのか、いくらお金が必要になるのか、全く見通しが立たない。とりあえず、免除できるものなら、免除してもらいたい・・・ 最近になって『失業者は免除申請をすることができる』ということに気がついた。念のためにもらってきた『国民年金だより』にもはっきりと書いてある。

しかし、よくよく窓口で話を聞いてみれば、失業者は『免除申請』は出来るが、しかし、それが通るかどうかは分からない・・・ということらしい。『私の場合は通りますか?』と聞いても『分からない』の一点張り。市役所の窓口は所詮、加入と喪失の手続を請け負ってるだけにすぎない。それが分かりすぎるだけに逆につらい。文句の一つも言えない・・・ 詰まるところは、自分で社会保険事務所へ行って聞いてくれということだろう。結局は『前年の所得が・・・』という社労士の受験の時に無理矢理記憶したあの条文と数字が活きるのだろうか・・・ 暇だけは十分あるので、後学のために本当に社会保険事務所へ行ってみてもよかったのだが、ともかく、ここで申請だけは済ませた。

 

その後、納税課に行って、分割にしてくれと頼みに行ってきた。グチグチ文句は言われたが、結局は認めてくれた。認めようが認めまいが、市役所の職員の懐が痛むことは永遠にない訳であるし、こちらが『それじゃあ、払わないよ』と開き直ったところで、暴力や脅迫に訴えるような真似をすることも永遠にない。お互い妥協せざるを得ないところだろう・・・ 『ただ、年14.6%の利子が付きますよ・・・』と・・・

来たよ・・・

社労士受験のとき100回くらい出てきたあの14.6%という数字は、税金でも有効らしい。ということは、元本を払い終わってもさらに4~5万くらいは余計に払わないといけない計算なのか・・・ 無法な気もするが、お役所が決めた利率である以上、グレーゾーン金利を軽く下回ってるんだろう。なるべく早く就職して、一括で納めたい・・・

 

そのあと、私の居住地の市役所に併設されているハロワの出張所に行ってきた。

 

・・・つづく

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2009年4月19日 (日)

転職&職業訓練 パートでは厳しい・・・

明けて4月1日、朝から某立川市にある某社労士事務所のパートの面接に行ってきた。スクーターをで20分くらいのところだ。昨日すでに下見を済ませたところだ。挨拶をして、現れた所長は自分と同い年くらいか、少し年上の好青年という感じの方だった。ここへ来る前にHPをチラっと見たが、某東京のトップ2のエリート私立大の卒業生らしい。

会議室件応接室のような所へ通され、一通り仕事を辞めた訳だとか、社労士を志した理由だとか、これまでも繰り返したこ同じようなことを根掘り葉掘り聞かれた。向こうにとっては私という人間を知る唯一初めての機会であるが、こちらはもう何回も何回も繰り返していることなので、正直この作業は飽きてきてる。しかも、いつも結局『お断り』という形で全否定されることになる私の人格なので、それを他人に話すことに自信がもてなくなりつつあるのも事実である。

 

仕事の内容は社労士業務というより、給与計算がメインとなるということだった。背に腹はドントチェンジングである。給与計算はやったことがありあせんが、数字には強いです。簿記2級と多少は税務の知識も有りますとアピールし、電卓は左手で打てます、Excelはマクロレベルで使えますとアピールする・・・

パートということに依存はなかったのだが、是非、フルタイムで働かせて欲しいというと、それは無理、週3回か4回、1日6時間程度をお願いしたいということだった。それでは、副業・・・他にも掛け持ちでアルバイトをさせていただきたいのですが・・・副業は禁止ですか?と聞くと、『そんなの当然でしょ・・・』と鼻で笑われてしまった。今日び、日産ですら、社員の副業を解禁しているというのに・・・ だいたい、社員が夜に水商売をやってたとして、把握できたりするのだろうか。100%無理だろう。

通勤手段として、私はここへスクーターで通いたいのですが・・・ というと、『マイカー通勤は認めてないから・・・』

それなら、30分ほどかかるが自転車で通っても良かったのだが、『通勤費は普通に出してくれますよね?』と聞くと、『それはかまいませんが、定期のコピーを提出していただくことになりますが・・・』 と・・・

次から次へと齟齬が出てきてしまう。極めつけは、

『将来は独立を目指しているので、出来れば営業活動なども行いたいのですが・・・』
『それは、そんなに簡単なものじゃないですよ・・・?』
『はい。しかし、それが出来なければ、独立も不可能ですから・・・』
『なるほど。ちなみに、独立は、何年くらいを目処にされていますか?』
『はい。だいたい、5年~10年です。』

と答えた。そもそも、その5年~10年で税理士資格を取ることが一つの目標である・・・

『長っ!!』

なぜか、そこで爆笑していた。この質問もよく聞かれる。よく言われることだが、そもそも独立を希望しているなら、就職なんかするな・・・と。即独立してしまえ!と。どう考えても、仕事を覚えることができ、給料がもらえるなら、就職の方がずっと良い気がするが、その辺はいまだ謎である。それとも、なにか新聞配達やコンビニ店員のバイトをやりながらでも、独立してしまった方が良いのだろうか・・・

 

しかし、仮に私がここへパートとして雇われたとして、ひと月の収入は約10万円程度になってしまう計算だ。それでは、家賃を払って光熱費を払って、電話代と国民年金、国民健康保険、住民税を払って、エンゲル係数を0に抑えたとしても、とても生活していけない。絶対的に他にバイトをしてはいけない・・・ 事実上無理であろう。それでも、無職でブラブラしているよりは100倍マシなのか・・・? こちらから断った方がよいのか・・・? 結局、向こうも暇を持て余した主婦だとか、家計の助けになるような仕事をしたい程度の女性、税法でいうところの控除内で働ける方を欲している感じであった。社労士的には合法的な上手い求人のかけ方だと言えるのかもしれない・・・ それでは2週間ほどお時間を頂いて、連絡がない場合は不採用となります・・・という煮え切らない締めの言葉でここを後にした。

 

すこしエリート的な所はあるが、私の話を熱心に聞いて下さる方だったので、悪い印象は持たなかった。社労士の先生全般に言えることだが、人心掌握実に長けてるので、いい印象しか残させない。その辺、前回の人材派遣の面接官とは違う。そういう部分も見習わなければ・・・

 

家に帰って、今週頭に入ってきた新聞の求人広告に出す用の履歴書を書いてこの日は過ごした。

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2009年4月18日 (土)

転職&職業訓練 晴れて無職が一匹

職業訓練の修了式の帰り、私の地元の、いわゆる“管轄”ハロワには午後1時頃に到着した。最後の失業保険の給付手続は、30分くらいで終わった。その後、求人検索の端末を用いて2件の求人票を印刷し、紹介窓口に並ぶこと15分、自分の番が回ってきた。

今日、3月31日はまだそれほどハロワは混んではいなかった。2、3人待ちというレベル。求人票はあらかじめ自宅のパソコンで検索しておいたものである。1件はここ、立川市にある社労士事務所のパート、もう1件は私の居住地のある地元の税理士事務所の正社員の求人。この税理士事務所は社労士業務も行っているとのことであった。

その2件について、ハロワの職員に連絡を取ってもらったら、社労士事務所のパートは履歴書、職務経歴書を持って、即、明日面接にきてくれとのことだった。もう1件は求人票に「要経験者」となっていたのだが、かくいう私は「1月間の社労士事務所勤務」という経験がある。一応そのように伝えて、それでも書類を応募させていただいてよろしいですか? とおたずねしたら「かまいませんよ」ということだったので、書類送付させてもらった。だが、これは後にとんでもないことになる・・・

 

午後2時にはハロワを後にした。まあ、もう慣れっこなのでハロワで無駄に時間を潰すこともなくなっている

 

明日面接に来てくれといった、社労士事務所がここのハロワのごく近所にあるということに気づき、そのままぶらぶらと歩いて場所を確認することにした。ハロワ近くの交番でだいたいの場所を教えてもらい、5分ほど歩くと、すぐに見つかった。ここだったら、ハロワにも近いし、社会保険事務所や税務署なんかも、歩いて行ける距離だろうな・・・ そんなことを考えつつ、そのまま、何をするわけでもなく、多摩モノレールに乗って帰ってきた。

余談だが、モノレールの一番前の席は、運転室を通り越して前方が丸見えとなって、ちょっとしたアトラクション気分だ。子供は大層、喜ぶだろうなぁ・・・ 大人は恥ずかしくて座れないが・・・

地元の駅にたどり着いた頃には午後3時を回っていたが、非常にすがすがしい気分で一杯だった。ああ、何をする出もなく、これで明日からは完全に自由人なのだ・・・ よっぽど朝の通勤ラッシュが堪えていた・・・ とはいえ、もう1件面接の予定が入ったし、1件は書類送付の許可が出た。ハロワの求人に関しては、私は書類送付の許可が出さえすれば、ほぼ100%面接に辿り着かせる書類を書く技術がある・・・ 就職活動も順調といえなくもない。

昼飯用の総菜パンを駅前のスーパーで1個120円ほどで購入した。地元価格の物価の安さにはほんと助かる・・・ 都心だと、1個200円は下らないだろう・・・ 10円20円の世界で生活してると、その差が大きい・・・ そのまま地元の税理士事務所へと、こちらも下見に行ってきた。気づかなかったが、自宅のほぼ近所で、自転車で5分くらいのところだった・・・ ここだったら、たとえ夜が遅くなって、終電がなくなっても、そもそも電車を使わないし、昼食は自宅へ取りに帰れるなぁ・・・ この辺は土地勘もアリアリだし・・・ ここで働きたいなぁ・・・

アパートに帰ってきて、新聞広告の日曜版の求人を見ていたら、所沢に会計事務所の求人と、国分寺にあるハロワのようなところ(ぶっちゃけ仕事センター)の事務の求人を見つけた。この2件も応募してみよう・・・

前途は洋々だ。不安と不審で落ち込んだり、変に気に病んだりしないところが、私のいいところといえば、いいところだ。関西人なので根が楽観主義者なのだ。

遅めの昼食を取り、履歴書の作成にとりかかった。酒を飲みながら・・・


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2009年4月17日 (金)

転職&職業訓練 職業訓練の修了式

いつもより1時間遅く目を覚ました。

職場実習の始業時間は朝9時からであったが、職業訓練校の修了式は朝10時からだ。たった1時間、されど1時間、それだけでずいぶんと余裕が感じられる。そして、いつもより1時間遅い西武新宿線の急行に乗車した。1時間遅いだけで、いくぶん車内の密度は薄まっている・・・

ほどなく、都内、某資格予備校に到着。これで、しばらくは、この大都会中の大都会のS区ともお別れとなるんだろうか・・・

 

 

ああ、もう、なにもかもが懐かしい・・・

 
 

9時30分に教室に入ると、まだ誰も来ていなかった。クラスのみんなは、既に就職先を決めて、もうここには来られなくなってしまっているのだろうか・・・

喫煙兼休憩ルームに移動する。毎朝ここでコーヒーを買って飲んだな・・・ 1日3、4杯は飲んだ。なんてブルジョアな生活だったんだろうか・・・ まさか、最終日まで就職が決まらず、修了式に出席することになるとは、夢にも思わなかった。思えば、入講式の日が 、この就職活動の初面接だったんだっけ・・・ あれから4ヵ月が瞬く間に過ぎてしまった。

ほどなく、クラスで極少数派のタバコを吸うAさんが現れた。Aさんはこの春小学生に進学する娘さんを持つお母さんだが、気さくで、よくいろんな話をした。どうでもいいことだが、いつも誰かに似ている、似ていると思い続けていたが、最終日になってようやく分かった。浅野温子だ。彼女はこの1月間で、すでに内定を2社ほど取ったそうだが、いくべきか、いかないべきか迷ってるということだ。

就職しないと、規約上、娘さんを『学童保育』に預けることが出来ないため、働かざるを得ない・・・ らしい。いわゆる、『1年生の壁』ってやつだ。などと、そんな話をしていたら、よく飯を食いに行ったり、ハロワに行ったりしたB君もやってきて、

『今回の簿記2級、受かってましたよ。』
『アタシは4点足らなかった・・・w』
『実習は最悪でしたよw シャチさん、どうでした?』
『いや、俺も、雇って貰えるもんだと思ってたら、最終日にお断り入れられたよ』
『ホテルのベッドメイクのバイトがあって、もうそこに決めようかと思ってるんですよw』

そんな雑談で盛り上がっていった。

 

まあ、社会人となってはや10年以上経過している訳だが、この学生時代的なノリは、やっぱり凄く楽しかった。働くということは、どういう仕事であれ他人に対して、社会に対して責任を持つということである。責任を持つということは、常に緊張にさらされ、少しでも上手く行かないことがあれば、ストレスとなってしまう。一方で、働かずに家にじっと閉じこもっているだけの日々もそれはそれでまた辛い。職業訓練は、そんなストレスから、少しでも解法された日々であったと強く思う。

 

10時になって、教室に戻ってみれば、ほとんど全員が教室にいた。中には就職が決まってここに来られない者、4月から就職が決まったけれど今日だけはここにやってきた者、何人かいるだろうが、ほとんどの者はまだ、就職が決まっていないということが判明した。さすがにこの就職難の時代である。

そして、それが自分の気分を落ち着かせた・・・ いく分、気持ちが前向きになった。

 

そして、学校の事務員の方の挨拶。『前の11月生のクラスはほぼ、半数近くが就職決まってる見たいです。諦めずに就職活動続けて下さい・・・』

 

半数はひと月たっても、未だに無職なんかよ・・・_| ̄|○

 

そして、意味あるんか、無いんかよく分からない『職業訓練修了証』なる物をを手渡され、『オメデトウゴザイマス!』パチ、パチ、パチ、パチ・・・拍手。事務員の方の満面の笑み。『大変お世話になりました。有り難うございました』・・・何だコリャ? 何が目出度いんだ? あ? 時期も時期だし、卒業式っぽい儀式だった。

 

その後、写メ撮ったり、メール交換したり、して、解散となった。まあ、ほんと、仲間はずれにされて一人寂しく誰とも会話しなくてもおかしくないような最年長(おっさん)の自分に対して、下手すれば一回り違うクラスメート達が、ほんと仲良く友達のように接してくれたことには大変感謝している。とはいえ、女子のほとんどは主婦、お母さん、人妻です。けど、みなさん、知的で前向きで、親切で、礼儀正しく、明るく、きさくで、魅力的で、さらに一言付け加えるなら美人だった。もっと自分からも積極的に会話したり、話しかけたりもしたかった。ただ、私は今も昔もこれからも『無職』なのだ。その枷が自分から外れることは最後までなかった。

 

帰りの中央線で、直接、立川のハロワまで行った。午後1時頃には到着した。実習修了にかかる最後の給付の手続に赴くためだ。

今回の1月間の実習で、一つ思ったことがあった。それは、私は電車で1時間以上かかるところへ働きには行けない・・・無理だ・・・ ということと、働く口がれば、パート、アルバイトでもいいのではないか・・・ ということ。最低月15万円稼げるなら、なにも正社員にこだわることはない。アルバイトを掛け持ちしてもいいのではないか・・・ そして、働く口があれば、税理士事務所、会計士事務所、一般の総務、事務でもよい。何も社労士にこだわることもないのではないか・・・ ということ。

せっかくハロワへ行くのだから、さっそく、求職活動を展開しようではないか。決意も新たにそう誓った。今日限りで給付は切れてしまうのだ。もう、後がない。最悪、知識も技術もある前職関係の仕事に戻らざるを得ないのかもしれない・・・

 

 

働く口があるのなら・・・

 
 

この年4月の、史上最悪のハロワ混乱が幕を開けようとしていた・・・

 
 

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2009年4月15日 (水)

転職&職業訓練 職場実習最終日、全てが無に帰す日

この、長いようであっという間だった職場実習も、もう残り2日となった。3月末の週末の金曜日、アパートのポストには先日の派遣事業社の社員募集のお断りの手紙が入っていった。

確かに最悪な面接ではあったが、その最悪なところが評価されるかも・・・ そんなあり得ない期待はもろくも崩れ去った。

恥を忍んで、もう一度採用を検討してくれないか・・・ という以前の面接先に送った手紙は、現在までガン無視されている・・・ せめて、『申し訳ないが、お断りです』くらい連絡してくれてもいいのに・・・

 

いよいよ、後がない・・・

 

週が明けて、実習最終日。前述の派遣事業者の結果待ちがあったので、自分から雇ってくれとは切り出せないでいた・・・ 今日こそ、切り出さなければならない・・・ もし、正社員として雇用されることになれば、就職活動の超ウルトラCが決まることになる・・・ なんだったら、バイト、パートでの雇用でもかまわない・・・ 実は、この事務所は比較的頻繁に求人募集をやっており、資格のある、なし、に係わらず、バイト、パートはちょくちょく採用されている。なんと、自分の実習中にハローワークに求人を出していたくらいだ・・・ そんなことを気づかないハロワ通の自分ではない。

 

とにかく、今日と明日で雇用保険の給付が切れるのだ。9回土壇場、最後の攻撃・・・ ちょうどこの頃やっていたWBCの決勝の日本チームと自分が重なる思いだった。

 

『シャチ君、ちょっと手があいたら、話があるから・・・』

チームリーダー氏に会議室に呼び出された。

『!』

自分から切り出すまでもなかった・・・なだ。どうやら、自分の知らないところで、水面下で、私の採用は議題に上がっていたようだった。閉口一番切り出された。

『今回の実習活動を通して、どうでしたか?』
『え・・・ あ・・・ はい。一つには、クライアントである労働者の方々を裏方に徹して、陰から支える社労士の仕事に、あらためて感銘を新たにしました。また、みなさん、夜も昼もなく、休憩時間もほとんど取らず、食事時間を押してまで献身的に一生懸命働く姿に感動しました。』

『そう・・・ なんか、気づいた点とか改善する点とか有りますか?』
『一つは、データベースやExcelの使い方についてですが、元IT業界に身を置いていた者としては、正直、改善、改良する点がいくつかあるかと思います。マクロやプログラミングを積極的に利用すれば、業務効率や時短に繋がる効果が見込めると思います。』

 

その他、会社のマイナス側面となりうるが故に、具体的には記すことはしないが、社員の平均年齢が低く、若い会社であるが故に一般の企業に比べておかしいと思う点をいくつか挙げた。もう今日で最後なのだ。何を言ってもバチなんて当たるまい。なるほど、なるほど、と頷いてくれた。このリーダーは会社の最古参社員の1人でもある。

『それで、この前、あなたに切り出されていた、パート、アルバイトでもかまわないので、働かせて欲しいと言っていた件なのですが・・・』

 

キタ、キタ、キタ、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

 

『上の方に話を通したのですが・・・』

 

 

『ダメだということでした』

 

え?!(心の声)

『実は、会社も予算不足で厳しいおり、これ以上は人を雇えないということで、現状の体勢でやってくれということで・・・ 私個人的には、是非働いてもらいたいと思ってたのですが・・・』

 


ふざくるな~~~~~~~~~~!!!!!!!!

 

 

それから後のことは、ほとんど細切れの記憶ですが、最後までしっかりとお務めは果たしてきました。ここで短気を起こしてブッチしたりなんかして、今後の実習生を受け入れられなくなってしまうのも嫌だし・・・ そもそも、そんな度胸は有りません。

とはいえ、最初から上との話し合いで決まっているなら、もっと早くに切り出してもらいたかった・・・ それだけが残念だ。それが悔しい・・・ その思いが強く残った。なぜなら、4日早く前に切り出してくれていれば、今日までの4日間はもう、ここへ働きに来ることなく、就職活動に専念できていたからだ。実は、職場実習の決まり上、全実習日の8割以上出勤すれば、このイベント(職場実習)はクリアしたことになるのだ。それで、晴れて、公共職業訓練は修了ということになる・・・ 実際、私以外の多くの実習生は、そういうことをやっている。最後の4日間はもう職場実習を放棄したという方もいた。予備校の担当の事務員の方も、『このご時世だから、企業に下手に義理立てなんかせず、そうしなさい!』と、常々言い続けていた。貴重な就活日を無駄にしてしまった。もう、あと2日で雇用保険の受給期間が切れてしまうのだ。

 

そして、私個人の就業時間である午後5時を回り、『ありがとうございました、お世話になりました』と、この会社のみなさんに挨拶をして回り、足早にここを後にした。

しかし、ちょっと泣きそうになっている自分がいた。それは、悔しいからではなく、1月という短い期間ではあったが、本当にお世話になったことに対する感謝からだ。男性の職員の方も女性の職員の方も、みんな自分の仕事で忙しいのに、備品を捜しにやってきた私に親切に備品置き場に案内して下さったり、こちらは向こうの顔も名前も知らないのに、『あと何日ここにいられるの?』『将来はやっぱり独立めざしてるの?』とか、エレベータの中で親切に話しかけて下さったり、親身に接してくれたことは確かなのだ。もちろん、1月という短期間ではありましたが、仕事や実務を教えて下さったり、ハロワや社保事務所への外回りに連れていって下さった同じチームの方々へは感謝してもしたりない。やっぱりみんな現役の社労士、あるいは、将来の社労士をめざしておられる方だけあって、根がとても優しいのだ。

 

帰りがけ、本屋に寄って、無駄遣いする余裕もないのに、立派にお務めを果たしたお祝いとして『シグルイ』と『嘘喰い』のコミックスの最新刊を買ってきた。電車の中でどちらを先に読もうか・・・ 瞬間立ち直っていた。

落ち込むというより、ホッとしている自分がそこにいた。もう、毎朝、あんな大変な苦労をして、片道1時間半かけて、この大都会のド真ん中にやってこなくて済むのだ・・・ 昼に某東大で、寂しく一人飯を食べることもないのだ・・・ そもそも、パートやアルバイトでいいなら、近場の地元でコンビニやファーストフードで働いてもいいんじゃないのか? 時給なんてそんなに対して変わらないのだ。冷静に考えて、往復にかかる通勤の3時間はやっぱり、無駄が多い・・・

 

ついでに、冷静に振り返ってみると、通勤に2万円近くかかってしまうということ、私自身の年齢、実務経験のなさ、スキルのなさ・・・愛想のなさ・・・協調性のなさ・・・そういうことも不採用の理由なのかもしれない・・・ ただ、これだけは、言わせてもらう。愛想のいい、常に余裕感たっぷりの、劣等感アリアリでない、負のオーラをまとわりつかせていない・・・『無職』なんて、今のこのご時世、この世の中にいるわけがないのだ・・・

現実的には、実務経験のない30代後半の男をパートとしても雇えなかっただけかもしれないが・・・ (ちなみに、私の実習中に、別のチームですが、1人のパートと1人の正社員が入社されていましたが、どちらもバリバリの実務経験アリの方でした。)

 

 

結局、今回の4ヶ月間の職業訓練、座学の3ヶ月間+職場実習の1月間が、すべて水泡に帰してしまったことは確かだ。就活にはほとんど役に立たなかったと言えるかもしれない。この4ヶ月間、訓練に通わなければ、もっと就活を充実させていれば、あるいはもっとすんなり就職できていたのかもしれない・・・ 

 

明日は、いよいよ、職業訓練の修了式だ。
超行きたくない・・・ 『なんだったら、そこで採用される可能性もあるかもしれないんですよ』と得意気に、自慢げに吹聴していた自分だけに、皆に合わせる顔がない。

 

はあ、来月からどうしょうか・・・ 今夜はとことん、飲むしかあるまい・・・ 『シグルイ』の最新刊を読みながら、そんなことを考えていた。

 

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2009年4月14日 (火)

転職&職業訓練 宴会

職場実習が始まって3週目くらいのこと。仕事にもどうにか慣れだしたが、ただ、電話応対だけは全然慣れなかった・・・ というか、自分は何と名乗ればよいのか、自分の身分を相手にどう説明すればよいのか、上手い解決方法が見つからない。

『ハイ。○○社会保険労務士法人の実習生のシャチです。』

とでも言えというのか?

『いえ、私は本当はここの社員じゃないんですけどね・・・ ただの実習生なんですけど、縁あって働かせて貰ってます。』

とか正直に答えても、お客さんにとっては『ハァ?』だろう。訳が分からなくなるだろう。開き直って、『○○社会保険労務士法人のシャチが承りました』とか言えというのか・・・ 2週間後にはこの場からいなくなる身分なのだ。

 

まあ、申し訳ないけど、なるべく電話は取らないようにした。どう考えてもそれが一番自然で後に問題を残さない。

 

仕事のやり方、すすめ方についても、どうした方が良い、ああするべきだという、自分なりの考えはあったが、諾々と従うままにこなすことにした。たとえば、このExcelで行う作業は、マクロでプログラムを組んで行えば、キー一つで一瞬でカタが付くのに・・・ しかし、そんなことを言ってどうなるのか・・・ マクロを組んでみてよいのか・・・ 誰が理解できるのか・・・ 2週間後にはこの場からいなくなる身分なのだ。

そもそも、マクロを含めた、プログラムについての知識を多少なりとも持っている事務職、社労士なんてこの世にごく少数だろう。データベースも同様だ。ただのコンピューター上の帳簿として使ってるに過ぎない。そもそも需要はないのだろうが・・・ しかし、これまで半日かけている作業を15分で済ませることができる・・・なんて想像したこともあるまい。私が本気を出せば、業務を劇的に改善することができる。

 
 

そんな折、私が配属されたチームで飲み会が開かれることとなった。10名くらいの小さなチームであったが、これまでチームが結成されてから、そういう会合を持ったことがない・・・とのことで、偶然この時期に開かれることとなったのだ。そして、私もどうですか? と誘われることとなった。職場実習生が飲み会? そんなのに勝手に参加しても良いのだろうか? 私はここへ遊びに来ているわけでも、仕事をしに来ている訳でも、ないのだ。職業訓練をしに来ている。勉強をしにきている。事業主、労働者の保険料と国民の税金を原資にしたお手当を貰いながら・・・

まあ、そんな堅いことばかり考えていた訳でもない。そもそも、職業訓練というのは、ああだ、こうだ、と厳しいルールがあるにはあるんだが、不思議なことに厳格に遂行されている訳ではない。たとえば、その日どうしても訓練校に行きたくなかったり、サボったりしたい場合は、ドラッグストアに行って、適当に薬やなんかを買ってきて、領収書を貰って、休日届と一緒に提出すればOKだったり、今回は大目に見ますが、次回からはダメですよ・・・的なゆとりルールがいくつか存在した。

 

会費は自費で4,000円弱であった。昼飯を300円に圧縮している身としては、正直、この時期、自ら喜んで参加する意志がほとんどない飲み会に4,000円の出費は痛い。痛すぎる。とはいえ、もし、将来的にここで雇われことになるというのなら、参加しないわけにもいかないだろう・・・ 背に腹はドント・チェンジングってやつだ。

 

都内某居酒屋でその宴会は繰り広げられた。

 

とはいえ、小2時間ほどチームのみんなでワイワイやりながら、スキヤキ鍋をつっつくというカワイイものだった。私以外のみんなは、毎日激務続きで疲れていて、正直すぐにでも帰って休みたいのだろう。とはいえ、私は、しこたま食って飲んだ。もともと小食ではあったのだが、タバコを止めてからというもの、胃腸がとても健康になりすぎて、いくらでも底なしに食えるようになっていた。ハンバーガーなら一気に5個くらい食える。まさに20代くらいの満腹感だ。

 

そして、宴会の終了後、帰宅につく地下鉄の中で、偶然チームリーダーの方と2人になる機会があった。

『シャチ君は、実習が終わったらどうするの? 就職先とか決まってるの?』

恐る恐る切り出してみた

『ハイ。実は毎日、仕事帰りにハローワークに寄ったりして、就職活動を続けてはいるんですが、正直、厳しいです。できれば、アルバイトでもパートでもかまわないんで、そのまま働かせてくれれば有難いんですが・・・』

『そうですか・・・ いや、今仕事も大変で人手不足だし、みんな連日残業の毎日だし、いくらか仕事を分かってる人に働いてもらえるなら大変有難いですよ・・・』

 

やった~~~! まんざらでもないようだ!

 

この社労士法人は、フルタイムで働くパートタイマー(?)も何人か在籍しており、社労士的に当然のことながら社会保険は完備されている。要するに時間給の正社員として働いているのだ。他にも期間で働く契約社員などもいらっしゃるようだ。未経験の私をいきなり正社員として雇うくらいなら、彼らを正社員に昇級させるのが筋であろう・・・ それがパートタイム労働法であろう。だから、いきなり正社員で入社するのは厳しいかもしれない。それなら、パートでもかまわない。週何時間が残業をさせてもらえるなら、1月20万円くらいは軽く稼げる計算だ。この就職難の、雇用不況の時代、社労士という仕事に係わっていけるのなら、それでもいいのかもしれない・・・ バイトしながら、正社員採用を目指す・・・あるいは、改めて就活を続けるっていうのもありかもしれない・・・

 

そんなことを考えながら、赤ら顔の酔っぱらいは、寒風吹きさらす駅のホームで乗り継ぎの私鉄を待っていた。

 

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2009年4月13日 (月)

転職&職業訓練 就職活動を再開する

職場実習も2週目に入り、仕事もExcelの住所録から何十人かの住所をピックアップし、宛名ラベルに印刷したり、雇用保険や健康保険の資格取得届を書いたりする仕事にステップアップした。

ここにいたり、当面の目標は仕事をがんばってやり遂げて、そのまま入社させてくれることであるが、そうも行かない場合もありうるだろうから、個人的に就職活動を再開させることにした。

このころ、求人はハローワークのインターネット版で検索するようになった。実はこれ、キーワード検索(『社労士』とか『労務士』とか)で検索することができるので、ハロワに置いてある端末よりも細かく求人検索ができるスグレモノである。ハロワの職員が使ってる端末に機能がより近い(唯一の欠点はハロワの端末に比べて、更新にタイムラグがあり、人気のある求人はすぐに人が埋まってしまうため、使えないという人もいる)。

適当に自分に合いそうな仕事を見繕って、手帳に『整理番号』をメモし、実習終了後、飯田橋にあるU-35(ゆーさんじゅうご)というヤングハローワークへ言ってみた。が、『お客さん、ここは34歳以下が対象ですよ』と鼻で笑われてしまった。

このご時世、なんでそんな差別をするのか・・・ 『職業募集に意味なく年齢制限をすることなかれ』という法律(通達)を作っておきながら、結局、国の機関であるあんたたちが年齢差別をしてくる。飯田橋には他にも『高年齢者職業相談室』というのもあるが、こちらは55歳以上とか・・・ もう、このご時世なんだから、ちょっとくらい大目に見ろよ。緊急対応をしろよ。あんた達が率先して年齢差別を止めなくて、なんで一般企業が年齢差別を止めるのか・・・

同じようなことは、公務員の採用にも言える。自分達が平気で他者に、民間には勧めること、強要することは、結局、自分達が一番やりたくないことなのだ。私が厚生労働大臣なら、『警察官、消防官、教師、その他一般地方公務員、国家公務員の年齢制限要項は全て撤廃します』くらい言ってやる。

 

結局、次の日、池袋のハローワーク(サンシャイン60内にあり、午後7時までやっている)に赴くことにした。こっちの方が近かった。もう求人は見つけてあるので、即、求人票を印刷して、連絡をとってもらって紹介状を受け取ってくるという形になった。3月の半ば頃、ここは午後5時過ぎは30分~1時間待ち程度であった。日に日に就職状況は厳しくなっていく・・・

そんな中、1件の社労士事務所の求人は、「経験者のみ」ということでアッサリ断られてしまったが、1件労働者派遣業の一般企業の求人を見つけてきた。もう、この期に及んでは社労士1本に絞っていられない。とにかく、就職したい、就職せねばならない一心だった。某都心のK田J町にある、中堅の人材派遣業・・・ 求人票には「社労士資格保有者なら尚可」と書かれていた。

 

で、履歴書、職務経歴書を送付し、アッサリ面接とあいなった。

 

職業訓練をちょっと抜け出して、午後2時から面接となった。ところが、この時応対していただいた面接官がほんと、超最悪な人物だった。私的には派遣工の苦しい生活、辛い境遇を裏から、少しでも支えることができるならという思い一心であったのだが、派遣会社の社員というのは、そいういう思いは皆無なんでしょうね・・・ それとも、このご時世、多くの派遣工が派遣切りにあう世知辛い世の中を目の当たりにし、こういう仕事に携わっていくうちに何か心の重要な部分が壊れていくものなのでしょうか・・・

ほんと、派遣工はこういう人物の面接を受け、派遣先へ派遣されていくのだとすれば、自分の境遇、生活以上に、気苦労も相当多いと改めて感じました。

 

『まず、あなたが前職をお辞めになった理由と、当社に応募した動機をお聞かせ願いますか・・・』

最初は当たり障りのない、ごく一般的な質問から始まった。

『はい。不況で仕事もだんだん少なくなってきて、会社の経営も苦しくなっていくようでした。一方で、私個人が自由に使える時間は増えていきました。そういう流れで社労士の取得のための勉強を始めました・・・ 事業主、派遣労働者、双方の間を取り持ち、お互いの幸福のために貢献できる、そんな仕事に大変興味を持ちましたし、私自身の知識や経験が活かせる仕事だと思います・・・』

 

 

その面接官は、一般派遣工に対しても、もう何度も、何度も、面接を繰り返してきたベテランなんだろう。面接するということがある意味ルーチンワークにしか過ぎなくなっているようだった。しだいに態度がぞんざいになってきて、面倒臭そうに、質問も手持ちのボードをにらみつつ、アサッテの方角を向いて、ボソボソと小さな声でつぶやくような感になってきた。

もう、声が小さいので、次第に聞き取れなくなってきて、『すいません。もう一度おっしゃって下さいますか?』と訪ねると、『ハァ?』と、逆ギレした感じになってしまった。キレたくなるのはむしろ、こっちである。そういうあからさまな態度を取られると、こちらも非常に気分が悪くなってしまう。不愉快の一言だ。

向こうがぞんざいに、明らかに手持ちの質問ボードを読んでるだけの、どうでもいいような質問に対し、こちらは一生懸命、答えを模索し、考えて答えているのに対し、それに対してどういう気持ちももたず、ただ、コチョコチョっと、質問ボードにメモを取るだけ・・・ もうある時点から、私の採用なんかどうでもよい。ありえないと考えているのが態度で明白だった。私自身、一般企業の社員、派遣会社の社員という方は初めて相対したのであるが、ホント、腹が立って腹が立ってしょうがなかった。

少なくとも、これまで面接をして下さった社労士の先生は、結局不採用でお断りを下した人物であったのではあるが、最後まで親密に、親切に、相手を思いやる気持ちを持って、人として人に接することを心掛け、忘れないでいてくれた人ばかりであった。

 

そういうのが何度も何度も重なって、もう、面接は無茶苦茶な感じになってしまった。お互いがお互いに対して腹を立てているので、どうしようもない面接になってしまった。

 

もう、これはいったい何なのか・・・

 

百歩譲って私が世間知らずで、この場に相応しくない人間であったのは認めよう。私自身にそういう気構えが無かったのが悪かったのかもしれない。しかし、面接と言うのは、こちらが圧倒的に弱い立場であるということを、おもんばかっていただかないと、聞く方、聞かれる方、なにも情報は引き出せないし、与えられっこない。今回の就職活動中、最低、最悪の面接だった。

 

派遣会社の社員は、派遣工に対して、労働者に対して、神だとでも思っているのだろうか。対等の人間であるとは思っていないのか。上位者だと思っているのだろうか。見下した態度が当たり前なのだろうか・・・ そんなことが透けてしまう面接であった。 

 

あと、職場実習中の就職活動で、以前面接で落とされた会社が再び求人を出しているものがあった。なんで私という優秀な人物(?)をアッサリ不採用にしているくせに、改めてまた求人を出すのだろうか・・・ しかし、恥を忍んでもう一度採用を検討してくれないか、手紙を書いてみることを試みた。もうせっぱ詰まっていた。雇用保険の基本手当(失業手当)が切れてしまうまであと2週間しかないのだ・・・

 

というわけで、この実習期間中における、就職活動は、

①職場実習先で雇って貰えないだろうか
②最低最悪の派遣会社
③恥を忍んで以前募集していた社労士事務所

 

の3本の矢となった。3本の矢は、見事、毛利元就を貫けるだろうか・・・ 

 

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2009年4月12日 (日)

転職&職業訓練 社労士法人での日常生活

社労士法人事務所へ公共職業訓練の職場実習に来て2週間目、だいたい周りの雰囲気にも慣れ、仕事も封筒の宛名書きや、書類をアイウエオ順に並べる仕事にステップアップした。とはいえ、一滴の脳みそも使わない楽な単純作業ばかりなので、あくびが出そうなのをこらえるのに苦労する。

とはいえ、一生懸命に働いた。しかし、ビックリするが、パートさん、社員さんたちは、さらに一生懸命働いている。昼休みも、小休憩もない感じで働いていいる感じだ。ずいぶんと遅くまで残業もやっているようだ。とはいえ、社労士事務所なんだから、労働基準法はきっちりと遵奉されているんだろうけど・・・

 

仕事の楽しみは、昼食の1時間休憩である。オフィス街で、大通りにはそんなサラリーマン、ビジネスマン、OLたちを当て込んだ料理屋や定食屋、レストランなども多いのであるが、もう徹底的に金がないので食べるものも限られてしまう。また、どうでもいいが、私はオフィスの机の上で食事をするということが大嫌いだ。オフィスに食事の匂いを漂わせるのが嫌なだ。仕事は仕事、食事は食事ときっちり分けてもらいたいと常に思う。

しかし、常々申し訳ないと思いつつも、社員さん達と連れだって、1食に7~800円もかけて食事をすることができない。吉野家で330円の豚丼(しかも50円引きの割引券を使う)を食べるか、立ち食いそばを食うかだ。そんな中、お気に入りがなか卯の290円のハイカラうどん(天かす、ワカメ、かまぼこが入ってるがほぼ素うどん)だ。私は関西出身なので、うどんのだし汁が薄口醤油ベースであることにいたく感動させられた。濃口醤油ベースのだし汁は、最後の一滴まで飲もうという気が起こらない。

 

しかし、豚丼と素うどんの2択というのもすぐに飽きる。たまには牛丼やかき揚げうどんなんかも食べるが、どっちにしろ、丼ものとうどんの2択だ。すぐ飽きる。

この大都会で、“超”憩いの場をみつけた。

それは、日本最高峰の某超一流大学の構内である。そこのY田講堂という、学生運動が盛んであった頃に有名になった建物の前の広場で、パンを買って食べるようになった。

大学も確か私立のC大学で教授が殺される事件があったりなんかして、事件はまだ未解決であるから、部外者の進入に気を使ってもよさそうな気もするが、いわゆる名所となっている赤門をくぐってほぼ、フリーパスで構内に入ることができた。とはいえ、国の施設、税金で賄われてる施設なんだから、建物の中はともかく、構内を開放するのは当たり前だろう。わたしも納税者の1人である。まさか偏差値70以下は入構お断りだとでも主張したいのか・・・

そんな心配をすることもなく、ふつうに、遊びに来た一般人や、春休み中の小中学生、見物にきた欧米人や、アラブ系かラテン系の親子連れ、日向ぼっこにきた老人など、学生でない人も多かった。

この某超一流大学は、やっぱり歴史があるだけあって、見るべき箇所も多い。Y田講堂・・・ぶっちゃけ、安田講堂以外にも、『坊ちゃん』で有名な三四郎池だとか・・・(どこの大学か知れてしまいますね・・・)、名所旧跡が多い。そもそも建物自体がすべて古い煉瓦作りの建物で、なんとも趣が深い。構内は広いし、ゴミゴミした都会の中で、ぼんやり池を眺めるなど、癒し以外のなにものでもない。ほんと、この大都会の真ん中で心が癒された。

折しも春にさしかかり、桜の花が5分6分と咲き始め、ポカポカ天気の気持ちのいい昼下がりである。いいリラックスポイントを見つけることができた。まだ春休み中なんだろう。学生もまばらだ・・・ 剣道部の道場(剣武館?)や、グラウンドで、この国の中核として、将来を背負って立つ優秀な若者たちの歓声が聞こえてくる。

 

余談であるが、この国の歴代内閣総理大臣で、この超一流大学出身者は、なんと、現在の麻生氏から、福田、安倍、小泉、森、小渕、橋本、村山、羽田、細川、と遡って、宮澤喜一氏まで遡らないとたどり着けない。それも、どうか・・・って感じですよね。

 

食事の後は決まってブラブラ構内をぶらついた。こんな機会でもなければ、一生来ることもなかったろう。ああ、この大学に入りたかったなぁ・・・という在りし日の自分を思い出しながら・・・

 

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2009年4月10日 (金)

転職&職業訓練 職場実習、出張させられたその先は・・・

実習が始まって2、3日立った頃、あいかわらず、封筒の封入作業とシュレッダーが私のメインの業務であったが、実習先の指導教官の方(常務)に突然呼び出され、こう言われた・・・

『ちょっと厚生労働省出張してきて欲しい。』
『え?』

職場実習に出張があるの? ま、まあ、別にあってもおかしくないだろうが、あってもハローワークや社会保険事務所レベルだろう。よりによって、厚生労働省かよ・・・? しかも1人で行かせるのか? ここの社員でもないのに・・・ しかも、主な業務がシュレッダー担当の私にだ。一気に出世した気分になった

しかし、ウダウダそんなことを言い出すと、『それもそうですね。それじゃ、やっぱり別の人に・・・』とか言われかねないで、『分かりました!』と即答した。要するに自分自身行ってみたかったのだ。厚生労働省へ・・・

あなたは行ったことがあるだろうか・・・ 厚生労働省へ・・・?

そもそも社労士の合格証書の署名は時の厚生労働大臣、私の場合は舛添要一氏である。その管轄というか、お膝元というか、頂点の大臣執務室に舛添さんが鎮座ましまする厚生労働省へ単純に行ってみたかった。また、そもそも、こういう機会でもなければ、『省』なんて、一生に一度行く機会があるかどうかだろう。封筒の封入作業やシュレッダーよりはよっぽど面白そうだ。

 

地下鉄で30分、10駅ほど行った先、霞ヶ関駅で下車。厚生労働省へは、地下鉄の駅から、一度も表に出ることなく、地下通路を通って直接行ける。しかし、すんなり建物の中へは入れてくれない。まず運転免許所などの自分の身分が分かる身分証を提示し、省外の受付へと通される。そこで来意を示して、名前を記帳し、電子キー式の訪問者パスを貰わなければいけない。映画版『バイオハザード』のアンブレラ社にあったみたいな、TV局や製薬会社にあるみたいな、ゲートをくぐってようやく中へと通されるしくみだ。

ここまで厳重なのは、秘密主義だからというのではなく、厚生労働省の職員、もしくは政府の関係者がテロの標的とされる事件が起こらないとも限らないからであろうか。例えば、地下鉄サリンや、犬の仇討ちにきた男の事件だ。

まあ、と言うわけで、すんなり省内へ入ることが出来た。中はどんなもんかと思ったが、普通に古びた巨大な市役所みたいな感じというだけで、特にどうというわけでもなかった。ほんのちょっとだけ中を見学したが、省内にはコンビニや食堂もあって、一般の来客でも利用できそうだったが、特に値段が安いというわけでもなさそうだった。エレベーターが6基くらいあるのだが、朝は青っちろい顔をしてヒョロヒョロのいかにも“キャリア”みたいな顔をした大量の職員が列をなしている。そしてエレベーター係は、知的あるいは身障の障害者の方が担当しておられた。障害者雇用の一環なんだろう・・・

 

ここで私に課せられた仕事というのは、厚生労働省が外部に発注する委託業務の説明会に出席し、説明を聞いて書類を受け取ってくるという、あたりまえだが、ごく簡単なものであった。説明会は省内の会議室に通され、他の一般企業の代表者たちと並んで受けるというものだった。 

まあ、しかし、そこの社労士法人の代表として立派にお務めを果たしてきました。『その点におきまして、お伺いしたいことがあるのですが・・・』などと、質問したりなんかして・・・ たぶん、居並んだ企業の中で、私が一番知的に相手の話を理解し、一番まともな質疑応答を行い、一番ヤル気と積極性を示していたのではないだろうか・・・ そんな適当に役割を演じるのは大得意である。

自分で自分自身が誇らしかった・・・ 厚生労働省が管轄する、ハローワークが委託した、職業訓練の一環の、職場実習を行ってる、職業訓練生である自分が、回り回って、巡り巡って、あなた達と対等にテーブルを囲んで席に座っているんですよ・・・と。何食わぬ顔で・・・ まさか、厚生労働省の職員さんも、私がただの職業訓練中の実習生だったとは夢にも思わなかっただろう。

 

シュール過ぎて言葉も出ない・・・

 

帰りがけに、厚生労働省の便所で大きい方をして帰ってきた。環境の激変で、最近便秘がちなのだ。

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2009年4月 9日 (木)

転職&職業訓練 職場実習一日目

3月に入り、大手社労士法人事務所での職場実習が始まった。

毎日スーツを着て、ネクタイを締めなければならない。前職は私服だった。特にオシャレでもない私は、毎日ジーパンとユニクロで買ったTシャツだとか、長袖シャツみたいな格好で働いていた。外 の人間と合うわけでもなし、オシャレに気を使ったからといって誰に褒められるのでもなし、長時間拘束されることもあるので、気楽な格好が優先される。しか も、ユニクロの商品は何回洗濯を繰り返しても、全然ヨレたりしないので、ほぼ2~3年同じ服を着ていた。そして、もちろん、職業訓練でも、そんな格好で通 学していた。

しかし、一般企業に入ると言うことはそんな格好は許されるわけがない。とりあえず近所の紳士服のコナカへ行って、『予算20,000円で、スーツ一丁作ってくれ!』と頼み込み、スーツを一セット新調した。青木、青山もだいたいそうであるが、スーツ値札の値段はともかく、この予算で作ってくれと言えば、普通に作ってくれる。このご時世、『お客さん、そんなの無理ッスよ』と、プッと鼻で笑ったりなんかは絶対にしない。

余談だが、ある時、青山へ行ってスーツを作ってもらったとき、俺もアホだが、間違えて青木の3,000円割引券を持って行ったことがあった。

『お、お客さん・・・うちは青山なんですけど・・・』
『え!?』
『ま、まあ、しかし、この券を使えないか上司に相談してみましょう・・・』

数分後、

『お客さん! OKが出ましたよぉ!』

というようなことがあった。親切というより値段なんてあってない業界なんだろう・・・

カッターシャツはドンキーホーテへ行き、500円のを5つ買ってきた。しかも形状記憶なので、洗濯してもアイロンを掛けずに済むという優れものである。ついでにネクタイも、400円くらいのを何本か買ってきた。まあ、とりあえず、分かる人には安っぽい格好だと分かるかもしれないが、傍目にはこれで別に普通だろう。

洋服なんて飾りにすぎんのです。オシャレさんにはそれが分からんのです。

 

この社労士法人事務所があるフロアは、山手線の某駅から東京メトロに乗り換え、4駅ほどいったところ、都内の某超一流大学がある地下鉄の駅のすぐ側にあった。ここへ行くには、少なくとも6時には目を覚まして仕度をし、地元の西武新宿線の駅へ7:30の電車に乗らなければならない・・・ 普段の予備校の事業はAM10:00からであったが、実習は実習先の始業時刻のAM9:00に合わせなければならないためだ。

さすがに、都心へこの時間向かう電車は通勤ラッシュの激混みであった。以前一度経験したことは書いたが、車内で新聞すら読めない。しばらく通うようになってから、もう、ちょっと耐えられなくなって、2回ほど乗り換えて、西武池袋線を使ってみたら、こっちは新宿線以上に激混みだった。身動きすらできない。ちょっとした拍子に電車が揺れて体勢が斜めになってしまったら、終点の池袋駅まで斜めの体勢のまま過ごさなければならない・・・

都会の通勤ラッシュを舐めんなよ

しかし、この問題は、普通と準急を乗り継ぐという方法でアッサリ解決した。急行だけが激混みなんであって、普通と準急は混むには混むが、さすがに急行ほど混みはしない。時間も10分か15分くらいロスするだけですむのだ。

 

初日、ビルの2フロア全ての職員が集まって朝礼。その前で、自己紹介をさせられる。『短い期間ですが、ひとつでも多くいろんな知識や経験を吸収してまいりたいと思いますので、ご指導ご鞭撻のほど・・・うんぬん』

私が配属されたのは、さすがに巨大社労士法人らしく、聞けば誰もが知る外食大手企業の社員、パートの雇用保険と健康保険を一手に引き受けている部署でした。労災と入社手続、給与計算はまた別部署でやっている・・・ とのこと・・・ さすがにスケールが違います

そして、初日に私に与えられた仕事は・・・シュレッダーと、封筒の封入作業でした・・・ さすがに、巨大社労士法人だけあって、雑務も天こ盛りにあります・・・

シュレッダーもあまりに量が多すぎて、1~2時間シュレッディング(?)せねばならない量。たちまち40Lのゴミ袋が3つくらいパンパンになる量。

 

まあ、しかし、そんな雑用、雑務なんか、全く気も頭も神経も使わずに済むので、楽といえば楽です。文句を言うこともなく、殷々粛々と業務をこなして行きました。

 

そして、通常の社員、パートさん達と異なり、実習生の私は1時間前の午後5時で上がり・・・ ニコレットをクチャクチャ噛む男は、地下鉄の駅を後にした

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2009年4月 8日 (水)

転職&職業訓練 若年者職業訓練(デュアルシステム)

若年者職業訓練=委託訓練活用型デュアルシステムというのだそうだが、この私が今回参加している職業訓練のプログラムは、3月間委託先の資格予備校で行う『簿記や税法、経理・会計、Excel、Word、勘定奉行』の授業に加えて1月間の職場実習がセットになっているというものである。

職場実習というのは、文字通り、会計事務所や税理士事務所へと職業訓練生が出社し、そのまま実習先でアルバイトやパートさながらに実務をこなし、お給料は雇用保険から支払われるというものである。企業にしても、無給で1月間実習生に働いてもらうことができるため、それなりのメリットはあるといえるのではないだろうか・・・ うまく活用しているところなんかは、10人単位の実習生を毎回、毎回受け入れているようなところさえある。

ともかく、これが若年者(おおむね35歳以下、40歳までの求人者)限定で受けることのできる職業訓練、デュアルシステムの目玉であることには違いない。詳しくは→ 日本版デュアルシステムについて

 

そしてここは経理の職業訓練なのに、私はなんと、某大手社会保険労務士法人事務所へ配属されることが去年の12月にはすでに決まっていたのだった。これはもちろん、私が有資格者であったからであるが、もし、希望するなら、資格を持っていない人でも受け入れてもらえることは可能だろう。つまり、職場実習体験で社労士の仕事をほんのさわりであろうが経験できる。あまつさえ、そのまま就職・・・というようなケースも無きにしもあらず・・・ という話であった。

これが私に残された最後の隠し球であり(職業訓練 デュアルか一般か?にかいたサプライズとはこのことでした)、今回の職業訓練をここまで地道に続けてきた理由でもあった。なんにせよ、大手の社労士法人事務所で働かせていただける、就職のチャンスを与えていただける・・・ という機会が与えられるのは、私の年齢と実務経験ゼロといキャリアからして通常の就職活動ではあり得ないことだろう。


 

就職活動がここまで難航しているというような状況で、いったん就職活動を停止した背景には、この職場実習に俄然興味が沸いてきつつあったたからだ。ここまで来てしまったからには、一丁、この大手社労士法人事務所というものを経験してやろう・・・ そういう気持ちがあった。

この事務所は、スタッフ100人規模の社労士業界では10本の指に入る規模の巨大社労士法人で、たいていの業界関係者なら、あああそこかと、知っているところでもある。おおよその概容をほんのさわりでも書こうものなら、分かる人には分かってしまうので、その点は注意せねばならない。あくまで実名は挙げられない。

もし、社労士を志望されている方で、雇用保険の職業訓練を受けたいと思われているような方は、就職にこういうウラ技的手段があることも知っておいてもらいたい。現実に税理士、会計士事務所ではこういうケースはこれまでよくあることなのだ。現に、この資格予備校には至る所に社労士も含めた士業事務所の求人票が貼られている。授業の講師をされているのは、現役の士業の先生達であり、お金を出してまで資格を学びにきている優秀な学生、未来の労働者たちがここには大勢集っている。ここには需要と供給が溢れている!

しかし、たぶん、私のケースが職業訓練と社労士事務所を結びつけた初のレアケースであったのではないだろうか・・・(若年者対象の社会保険労務講座ってほとんど無いだろうし・・・)。そういう意味でも、私の後に続く訓練生に対して、二度とお呼びがかかることが無くなってしまうということが無いように、それはそれは、一生懸命、けなげに働きました。1日もサボることなく働きました・・・

というわけで、次回からはその社労士法人での職場実習編となる。これが、また、ビックリ仰天のあり得ない波瀾万丈の物語であった・・・乞う御期待!

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2009年4月 7日 (火)

転職&職業訓練 自分が悪いのか、不景気がわるいのか

前回の続き・・・

『それでは、適性試験を行ってもらいたいのですが・・・』

なんで社労士事務所などの事務系職はこうも『適性試験』が好きなのか・・・ もう3回目である。いつもそう思う。適性試験で何が知れるというのか・・・ そんなものを御大層に有り難がっているのは、大学の心理学者くらいのものである。普通に社労士知識を問う試験をすれば良いのではないのか・・・ 100歩譲って適性を知りたいとして、最初にどういうタイプの人間を求めているのかを教えてもらいたい。せめて、アグレッシブなのか、コツコツ努力タイプなのか、それを教えていただかないことには答えようがない。

人間には多かれ少なかれ、アグレッシブな部分と、コツコツ努力する部分の両方を兼ねている。もちろん、どちらかに偏ることはあるのかもしれない。しかし、それが採用の可否を決定しうる重要な違いであるというのか。もし、そんな適性試験でお行儀良くコツコツ努力人間ばかり会社に揃えたとして、組織が上手く機能するとでも思っているのか。いろいろなタイプのいろいろな人間を揃えてこそ組織ではないのか。『適性試験で適性な社員を抽出する』・・・ そんなもの、適性試験を制作する心理学者、業者を儲けさせるためだけの口実にすぎないのだ。いい加減に気づけよ・・・

 

とにかく、私は適性試験が嫌いである。対策を立てようがない。自分自身に修正を加えようがない。反省のしようがない。フィードバックができない。そもそも採用する側のあなた達は適性試験を突破して今、この場にいるというわけでもなかろうに・・・ 自分が操作しやすい人を取りたいというだけではないのか

 

とはいえ、まあ、試験を受けざるをえない状況だ。事務の適性試験ということで、性格検査の後、計算問題やら文章題問題やらを殷々粛々とこなしていった。

職業訓練校のクラスメートに、なぜか、自動車学校の元教官という方がいらっしゃって、その方がおっしゃるには、『適性試験はとにかく、問題を解く量は少なくても、間違えないことが重要だ・・・ いくら量を解いても、1問でも数字を間違えれば事務、経理の仕事は破綻しかねないから・・・』だそうだ。

なるほど。一理ある。その通り、少々時間はかかっても、間違えないよう気づかいながら解いていった。しかし、問題は『記憶力』テスト・・・だった。

 

異様に長ったらしい、400字詰めの原稿用紙3枚くらいの『海猫商事の川山さんが午後8:21分に出社して、上司の丸口さんに指示され、午後2:32分に西田会社の吉中さんに会う約束だったが、渋谷商店の西平さんが・・・』みたいなのが延々と続く、ある社員の一日みたいな文章を2分間で読みなさい・・・ って指示される。で、読む。で、終わり。

次は計算問題です! ハア?

意味が分からない。さっきの文章を2分間で読みなさいは何だったんだ・・・ そう思いつつも計算問題を解く。そして・・・

次の質問は、2問前に、あなたが読んだ文章についてです。ああ、そういうことか・・・

1、川山さんは2:33分に西田会社の丸口さんに会う約束でした
2、
川山さんは2:25分に西田会社の丸口さんに会う約束でした
3、吉中さんは西田会社の西平さんに会う約束でした
4、
吉中さんは渋谷商店の西平さんに会う約束でした
5、丸口さんは約束はしていない

間違ってるのはどれ?

みたいな質問が延々と続く。正直、これは完璧に合っているというのが一問もなかった・・・ 私の記憶力が悪すぎなのか? そんなん、完璧に答えられる人間がいるのか? 昨日の晩飯すら思い出せないのが人間ではないのか。それとも、『全部、全然わかりません』が模範解答なのか・・・ 未だに疑問が残る・・・

 

今にして思えば、これが不採用の要因としか思えない。もしくは、所長以外全員女性という職場で、男性である自分が嫌われたのか・・・

とにかく、また、アッサリとしたお祈り(お断り)の通知を頂いてしまった。

 

断られるのはしょうがない。自分自身とその企業なり事務所なりが合わないと判断されてしまったということだから・・・ しかし、なぜ、自分は採用に至らなかったのか。本音で語って貰いたいと切に願う。実務経験がないというのは雇えない。態度が悪かった。敬語の使い方がおかしかった。顔が気にくわない。人間的に気にくわない・・・ それが真実の解答であるなら、どんなに酷い非難でも甘んじて受ける覚悟がこちらにある。それで傷つく人間もいるかもしれない。それは世間の常識から許されることでないのかもしれない。

しかし、『今回は残念ながら採用を見合わせることとなりました・・・うんぬん』的な不採用の際の定型文書を受け取るだけですまされると、結局、自分自身のどこに問題があったのか、何が悪かったのか、反省のしようがない。したがって、人は自分自身全てが悪かったと思いこむしか納得のしようがなくなる。それは、自分自身を全否定する刃となってしまうのだ。私という人間を全否定する以外に他に対処の仕様がないのだ。自分自身の何もかもを否定し、新しい自分自身像を作り上げようと努力する。そしてまた面接に臨む。それも全否定せざるをえない・・・ そういうことを延々と繰り返し続ければ人間はどうなってしまうのだろうか。

それは、顔が悪い、気持ちが悪いというような、一部分の否定以上に、一人の人間を苦しめることになってしまう。通常の世の中なら、それが2~3回で済んでいたかもしれない。しかし、今、このご時世では、10回面接受けて10回ともお祈り(お断り)というのはザラな世の中なのだ。

 

そんなことを永遠に繰り返す無間地獄に陥ってしまうと、いずれ、人は壊れてしまいかねない。自分自身というものを無くしてしまいかねない。

 

2月の半ば。いったん、就職活動は中止することにした・・・

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2009年4月 6日 (月)

転職&職業訓練 就職活動史上もっとも好感触!

この頃、職業訓練校の授業は『簿記』を終了し、『税法(消費税、所得税、事業性)』に移った。とはいえ、約2週間の授業で出来ることなんて限られている。しかし、授業で行うのは、なんと、税理士資格取得者、合格者のための税法実務講座である。無茶苦茶なのか・・・ そうでもないのか・・・

要するに、税理士が税務署へ提出する『確定申告』のための書類の書き方講座である。教えていただくのは、現役の税理士の先生・・・ とはいえ、この2,3月というのは、確定申告の時期でもあり、税理士先生にとっては、最も忙しいはずの時期でもある。この時期に予備校でしかも、あんまりお金にならない職業訓練生に対して税法実務の講座を朝から晩まで行えるのというのは、税理士として・・・ペーペー・・・ いや、もとい、失礼なことを言っては申し訳ない。

社労士有資格者として、税法実務の講座というのは大変興味深く面白かった税理士を目指したくもなるってもんだ・・・ 現役会計士の先生に教わる簿記の授業もそうであるが、『他人からモノを教わる』というのは、すごく分かりやすくて、かつ、頭に入りやすい。最も、相手もプロの講師の先生なんだから、ある程度教えるコツというのも掴んでいらっしゃるのだろう・・・ 私は社労士も簿記2級も独学で習得したので、勉強というものは、いったん壁にぶつかると泣きそうになりながらその場で七転八倒してしまうことであった。『授業という流れに沿って学習できる』『分からないところを、即、聞ける。質問できる。』という勉強がどれほど楽なのか・・・ ということを改めて知った。なんで、学生の時分はそういうことに気がつかなかったのか・・・ いや、社労士、簿記の学習の時にすら、そういうことに気がついていれば、また違った人生だったのかもしれない・・・

余談であるが、資格予備校の士業試験の授業というのは、たいてい週2回平日の午後19時から・・・ というようなコースと、土曜日、日曜日に午前と午後終日行う・・・ というコースのどちらかに分かれている。で、例えば都内であれば、たいてい、東京、渋谷、新宿、池袋、水道橋、中野、吉祥寺、立川等、1時間強弱で通える範囲にいくつも予備校があるので、地理的に近いところに通うというのではなく、自分の通いたい内容のコースが開設されている場所に通えばいいということになっている。まあ、お世話になったことは確かなので、宣伝をしておく・・・ 学校名は出さないが・・・

 

そして、諦めずに就職活動を続ける。

 

この頃、例の2回面接までしたのに、結局あっさり祈られて(お断りされて)しまった社労士法人事務所の結果が届いた時期でもあった。その事務所からわずか数駅ほどの距離の所に、新しい社労士法人事務所求人を見つけてきた。2月の半ば、前回のミスマッチ求人から1週間くらいしたころだ。

そして、履歴書、職務経歴書を郵送。アッサリ面接とあいなった。

時間指定は事業終了後の午後6時。前回も書いたが、こちらとしては、なるべく授業をサボりたいので平日の昼間にしてもらいたいのだが、たいていの社労士事務所は午後遅くに設定してくれることになる。なぜなら、昼間は本業で忙しいからだ。当たり前といえば、当たり前か・・・

 

面接に訪れる前に、東京都の社会保険労務士会が近所にあったので、ちょっと行ってみた。実は、欲しいものがあったのだ。それは・・・ 『社労士手帳』である。ようするに1年間の手帳なのだが、巻末付録として最新の社労士範囲の法律が網羅されているというスグレモノである。社労士事務指定講習を受けた者、社労士登録を済ませた者には、もれなく送付されるものである。値段も激安で300円くらいだった。

ところが・・・ 実は『社労士手帳』には、全国連合会が制作しているものと、東京都会が制作している物の2種類があって、どこがどうとは言わないが、東京都の方は実に使いにくい。全国版はすでに売り切れということで、東京都のものしか手に入らなかった。来年は是非全国連合会版を手に入れよう・・・

 

そして、東京社労士会から、その社労士事務所までテクテク30分くらいかけて赴き、挨拶、面接。今回相手をして下さったのは、私より幾分年上の40代くらいの男女の所長、および副所長と思われる女性だった。話を聞くと、二人は同じ会社の同僚だったが、脱サラして今の事務所を開いたとのことだった。所長以外の副所長、4~5名の所員は私よりやや年上のすべて女性・・・ 世の中、いろんな事務所があるなぁ。

余談だが、そこで、『社労士事務所』と『社労士法人事務所』の違いも伺うことができた。ようするに前者は個人事務所で、後者は会社組織のことであるが、『社労士法人』については、社労士法人の社労士は書類の署名蘭に自分の名前を書けるだけなのよ・・・ つまり、ごく最近決まったことらしくて、まだよく具体的に内容に違いがあるとか言うわけでもないみたいだ。こんな情報は間違っても受験生には聞かせられない・・・ 社労士法人は社労士有資格者が集まって・・・ うんぬん・・・ とか憶えてほしい。

 

面接では、たまたま税法を勉強していたので、社労士はいろいろ、事業主に聞かれることもあるから、簿記や会計、経理知識、特に税法についてもある程度知らないといけないのではないか・・・ みたいなことを適当に熱く語ってみると、意外にこれが好評で、『そう、そう、そうなのよ。私たちも税金のことについてよく聞かれるのよ・・・ そこは私たちの守備範囲じゃないんですけどって、前置きして答えるんだけど・・・』

また、ここもご多分に漏れず、もはや『営業活動』の必要はなくなっているクラスの事務所だということだった。社労士事務所、社労士法人を問わず、はっきり言って、人を5人以上雇っているような事務所は、幸いにして『営業活動』の必要がなくなってしまっている場合が多い。もう、口コミや紹介でお客さんは途切れず、つかめてしまうようになっているのだ。

とはいえ、自分自身的には将来独立する意志があるので、営業は必須なのと、および、前回の2回面接事務所の近所ということもあって、その事務所のシェアを少しでも削ってやりたい黒い情熱が沸いていたので、『ゆくゆくは、積極的に営業活動を行いたいです。』ということも力説した。

まあ、それも、別に悪くは取られることもなく、面接ももう、6回目か7回目だが、だんだん慣れてきて自分の言葉で自分を語ることができるようになり、緊張もさほどしなくなってきていた。要するに、慣れですよ。慣れ・・・ 履歴書や職務経歴書も同じことが当てはまる。もう、ほぼ100発100中で面接にたどり着けるようになってきていた。字も多少は上手くなっていた。ここに至るまで、履歴書は書き損じたものも含めて20枚以上書いている・・・

『この事務所は、所長以外全員女性だけど、あなた上手くやっていけるかしら?』
『もちろんです』

全員年下なら、難しいかもしれないが、年上なら問題ないだろう・・・ 即答した。

 

ここまでは、本当に上手くいった。ほぼ完璧だった。しかし、罠は最後に待ち受けていた

 

『それでは、最後に、適性試験を受けてもらいたいのですが・・・』

 

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2009年4月 5日 (日)

転職&職業訓練 雇用のミスマッチ

ブログを再開します・・・

『無職でいる・・・』というのは、本当に精神的に辛い。正直ブログなんか書いていられなくなる。ほんと鬱になる・・・ しかし、ブログを書くという作業がその鬱に対する治療でもあるのでしょうから・・・ がんばって書き続けよう・・・

 

前回の面接から1週間くらいして、月も変わり2月に入って、職業訓練の授業後にとぼとぼと、ハローワークに赴き(都心のハロワは7時までやってる)、なにげなく、ハローワークのテーブル上にあった『新着の求人』から社会保険労務士の求人を偶然見つけた

場所的には、いまの職業訓練校がある場所から、一駅ほど私鉄に乗っていった先にあった。通えない範囲ではないと判断し、さっそく窓口にその求人票を持って行き、紹介してもらった。時刻は午後6時近くなっていたが、運良く相手先に繋がった。すると、もう、明日面接をするから、履歴書を持って来てくれ・・・とのこと。時間は朝の9時にお願いしたいとのこと。結局、昼間は仕事があるので、こういう時間の方が向こう的には都合がよいのだ。こちらは、事業が潰れる昼間の方が有難いのだが・・・

企業でなく、個人事務所のような所の場合、こういうケースはよくある・・・ 書類選考をすっ飛ばすのだ。こちらとしても、それは大変有難い。ハロワの窓口で、『書類を送らせていただいてもよろしいですか』とこちらが聞いてるのは『せめて面接はして下さいね』ということでもある。『ええ、かまいませんよ』と言われたのにもかかわらず、『書類選考』の段階で落とされるほどショックなことはない。

 

次の日、1時間早起きして、1時間早めの電車に乗り込んで、職業訓練校への道すがら社労士事務所へと向かった。

 

一言、ショックだった。

 

これまでは、授業は10時からなので、8時40分の電車に乗れば間に合っていた。ところが、7時40分の急行電車は・・・ 激込みなのである。これまでも、毎日大概、満員電車に辟易していたが、一般的な都心のオフィスの就業開始時刻である9:00に間に合う電車というものは、その比では無かった。これまでの乗車率が120%だとしたら、200%くらいの勢いがある。全く身動きが出来ない・・・ 他人と肌が直に接し、他人の吐息が直にかかる。スシ詰めどころの騒ぎではない。多分、どこからかどこかへ亡命してくる難民船並に窮屈だ。車内で新聞すら読むことができない。こんなんで、痴漢とかに間違えられたらどうするのか・・・ 不可抗力すぎるだろ・・・ いや、そんなことより、もし、私が都心のオフィスに働きに出たとして、こういう通勤ラッシュを毎日経験せねばならないのか・・・ 今はまだ真冬なんでなんとか耐えられるが、真夏になったらどうなるのか・・・ 想像するだに恐ろしい・・・

 

時間通りにその社労士事務所へと着いた。某駅前のマンションの最上階に近い一室にあった。挨拶もそこそこに応接室に通されて、相手をして下さったのは、初老の先生だった。そして提出した履歴書、職務経歴書を見て、おっしゃった。

『弥生会計なんだけど使えますか?』
『え?』

とっさに、取り繕うべき言葉を探す。

『ああ、はい。今すぐには無理だとしても、教えていただけるのなら、ゆくゆくは使えるようになりたいと思います。もともとIT方面には強いほうですし・・・』
『あ、いや、経理の女の子が辞めちゃって、変わりをやってくれる人材が欲しいんですよ。誰も分かってる人がいなくて、困ってるんだよ。』

そいうえば、求人票にそんなことが書かれていた・・・ 気がする・・・ しかし、社労士事務所ということで、てっきり経理も分かる程度の『社労士』を募集しているのだと、頭から疑ってなかった。単に経理のできる人材を募集していたのだ。どうりで、『社会保険労務士、社労士』のキーワードで検索するいつもの求人の検索作業では引っかからなかった訳だ・・・ 偶然見つかった求人だった・・・ これは・・・

社労士事務所が、社労士以外の人材を募集しているということもある・・・

『社労士業務というのはないのですか?』
『あ、いや、もちろん、社労士事務所ですから、そちらがメインですがそっちは人がいるし・・・ とにかく、今は経理ができる人がいなくてね・・・』

『私が貴所で働いたとして、将来的に社労士業務方面に移ったりすることは可能でしょうか』
『それはもちろん、可能だろうけど・・・ そういう時期にポストにアキがあれば・・・ だけど、また経理のかわりをさがさなくちゃならなくなるなあ・・・』

 

30分ほど会話をし、明らかにこれは『雇用のミスマッチ』であることを確信した。そもそも職業訓練校の授業で会計ソフトを習うことにはなっているが、入社して即、『弥生会計』が使える訳がない。誰も教えてくれる人もいない・・・ どうするのか・・・

大変恐縮して、平謝りで、ちゃんと求人票を読んでいなかったことを詫びた。ただ、向こうにはそういうことは、ハロワの職員がきちんと説明するべきだ・・・というように受け取っていただいて、こちらを非難するようなことはなかった。正直100%自分が悪いのだが、まあ、助かった。

というわけで、辞意もそこそこに、その事務所を後にした。そして予備校までトボトボと歩いていった。まだ授業開始まで30分くらい時間があったし、電車代も1円でも節約するに越したことはない。

長い求職活動、こういうミスマッチも多分にはある。たとえ経理の仕事だったとしても、是非働きたいのは山々だけど、さすがに『もちろん弥生会計はPhotoshop並に使えます』というような嘘をついてまで働く度胸はない。それに、あの満員電車を毎日経験してここに通う度胸もない・・・

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2009年2月27日 (金)

転職&職業訓練 最左翼の社労士先生

またブログの更新をトド凍らせてしまったが、一つに飽きたのと、二つには、テンションが上がらないからだ。

テンションが上がらない理由は、一つに就職が決まらないのと、禁煙中でタバコが吸えないのと(ほぼ2ヵ月経過!)、満足に趣味の『乗馬の鑑賞に附随する儲かったり損したりする券』が買えないのと、税理士科目である簿記論の勉強が難しすぎるからだ・・・ 簿記論の勉強は、はっきりと簿記2級の比ではない。本当にガックリくるくらい難しい。難しいが故に落ち込む。気分がサックリ沈む・・・ 「5分で解きなさい」というような問題にたっぷり1時間くらいかかる。1時間かけても解けない・・・ その繰り返し・・・ そもそも簿記論の教科書なんてほとんど売ってない。一般の本屋さんにはまず売ってない。大きめの本屋さんにしかおいてない。しかも1冊3,000円以上する。社労士、行政書士とは違って税理士、会計士の資格はあきらかに需要がないのだ。最初から資格予備校に通わなければ取れる資格じゃありませんよてな雰囲気が漂っている。

 

余談ではあるが、先日2月22日に行われた、第121回の簿記2級の試験を受験された皆様、お疲れさまでした。私も、職業訓練校の級友に問題をコピーさせてもらって、挑戦してみました・・・ が・・・ な、何だこれは・・・ という・・・ いっちゃあ悪いが、ずいぶんと簡単すぎる内容

問2がオーソドックスに推定の『伝票』、問3がオーソドックスに『精算表』、問4が苦手な受験生が多いとはいえ、難しいのは「燃料」の扱いだけで「直接経費」に触れない『費目別計算』、問5が「仕損、減損」の出ない『総合原価計算』。

標準原価計算も直接原価計算も全部原価計算も、工簿の後半の難しいところには全く触れずで、たとえ工簿の学習が途中で挫折してたとしても、100点取れる内容。超ラッキー回だったのではないでしょうか・・・ おそらく合格率は35%~45%に跳ね上がると思います。

(※編集脚注 第121回日商簿記2級合格率:43.1% 過去5年で2番目に高い)

 

では、前回の続き。

前回の面接の結果待ちをしている間に、何事もなく1週間が過ぎて、もうこれはダメだと見切りをつけ、さっそく次の求人を申し込んで面接にこぎ着けた

なんと、そこは今私が住んでいる場所から原チャで約30分のご近所だった。

もう、いちいち電車を使うのもバカバカしくなってきていたので、原チャで行くことにした。だんだん、だんだん、気が抜けてしまい、緊張感がなくなってしまっている。さすがに、この真冬に原チャはマズかった。しかも面接時刻の約5分前に到着というヤル気の無さ・・・ 体が冷え切ってしまって、面接中ガタガタ震えてしまい、歯が噛み合わない。今回のミスは、そんな雰囲気が相手にも伝わってしまったのだろうという点につきる。

 

応対してくれた、そこの所長は、推定40代半ばのダンディな紳士だった。やや薄くなりかけた頭髪が先生の人生を物語る。我の強そうなイケイケな性格で、面接は約30分間と短時間だったのですが、ほとんど先生が一人でしゃべり続けて、こちらからは特になにも発言させてはくれませんでした。とはいえ、個性的で非常に面白かった人物でした。

先生が特に重視されていたのは、『電話を掛けまくる。飛び込み営業に物怖じしない。そういう顧客開拓の姿勢に耐えられるか? あなたはそれをヤル気があるか? 出来ますか?』ということでした。先生はそれを『ドブ板営業』と例えられ、そこに社労士業で成功していく秘訣を見いだされているようでした。いわく、『現在の多くの社労士の先生方はプライドが邪魔するので、そういったことができない。我々は平気でそれをやっている。だから顧客をつかむことができるのだ・・・』

 

『故に私はあなたに問いたい。あなたは、将来社労士として独立する気がありますか?』

 

なるほど。一理あります。私がこれまで面接をさせていただいた先生は、多くが二代目だとか、前職関係のコネありだとかでした。コネも地盤もなく、自らの能力を頼りに、自らの知力にかけ、いち社労士として世に出ていき、人も雇おうかとそれなりに成功された方の言葉としては含蓄があります。強固なコネあり地盤ありで末代まで安定な二代目先生が社労士の最右翼とするなら、先生は社労士の最左翼といった感じです。

とはいえ、『あなたは、それが出来ますか? ヤル気がありますか?』と問われて、即、『もちろんです!』なんて答えられる無職なんて、詐欺師や調子者を別にすれば、この世にいる訳がない。それを分かっていただけなかった・・・

『もちろん。将来的には私自身そうなりたいと思います。しかし、私自身、明日からすぐそれが出来るかと問われれば不可能だと思います。現実的に、ここでそういったノウハウを学ばせて頂ければ・・・と思います』とだけ答えた。

それが気に入らなかったのか、アッサリ面接は短時間で終了し、もう翌日には、お祈り(お断り)のビジネスレターを発送されてしまっていた。もしかするともう、意中の人がいたのかもしれない。

とはいえ、そのレターの文面は、少しは気が利いたものだった。『・・・今回は縁がありませんでしたが、ここで知り合ったのも何かの縁でしょうから、将来あなたが独立した際には、協力していきましょう、うんぬん。』と。

 

それはそれで、私の方からも利用価値ある先生だと思わせてくれる方であったということだ。なかなか悪い気はしなかった。ただ、私は思うが、営業力のみで、社労士、行政書士程度の資格で、コネや地盤もなく、この先の競争を生き抜いていけるのだろうか。年収500万円~1,000万円以上を獲得し続けることは可能なのだろうか・・・

もちろん、それには、社労士として自身の資質を高め、能力、知識、経験、ネットワークを広げていくことが鍵となるだろう。

ただ、『税理士』を取ってしまえば、そんなハゲるほど精神をすり減らして営業しなくとも、可能なのではないだろうか・・・ たかが1万5千円ほど本を買って独学し、1年ちょっとで社労士を取った自分にとって、『税理士資格』はそれほど不可能な資格ではないのではないか・・・ 

ゆとりの“職業訓練”の授業を通して、そういう思いが頭をよぎるようになってきた。

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2009年2月12日 (木)

転職&職業訓練 なかなか厳しい就職活動 2

年をまたいで、久しぶりの社労士の勉強はそりゃ楽しかった。「憶える」「記憶する」「考える」というタイプの勉強はどういう分野であれ、辛い。しかし、「思い出す」「確認する」というタイプの勉強は非常に楽である。これを読んでいる社労士試験勉強中の方もいられると思うが、そろそろ飽きてきて苦痛になってきているかもしれない。しかし追い込みの8月頃には最終的には平日で5~6時間、休日ともなると10時間以上勉強しなければならなくなるだ。それが辛くとも可能なのは、「思い出す」「確認する」というタイプの勉強だからだ。

職業訓練も再開し松の内も明けて、1月の半ばころに、前出の社労士法人の所長(社長?)面接とあいなった。訓練終了後、夜もすっかり暗くなった頃に都内某所の事務所へと訪れた。まず控え室に通されるとそこには先に同じ年くらいの女性がすでにいた。どうやら彼女と2人で所長の対面面接を受けるみたいだ。しばらくして、所長室に呼ばれた。

所長はタバコの煙を吐き出しつつ、閉口一番こう言った。

「私が一番知りたいのは、この仕事を死ぬまで続ける気があるのかどうかということだ。自分にこの仕事が向いているか、向いていないかということではなくて、何が何でもやり抜く気持ちがあるのかどうかということだ。そこんところ、自分自身の将来も加味してどう考えているかね?」

「あ、はい。もちろん。それは当然です。私にはこの仕事しかないと思っています。もう以前の仕事(DTPオペレータ)には戻れません。ゆくゆくは、5年先か10年先か、自分自身のカンバンとジバンで独立し、自分自身の事務所を持ちたいと考えています。」

「そうか。うちの会社を背負って立つ人材がほしかったんだが・・・」

誘導尋問だったんかよなどと考えながら、約1時間半の長い面接が始まった。これまで社労士事務所に面接を重ねて何人かの先生とお会いしたが、ほんといろいろなタイプの先生がいらっしゃる。一人として同じタイプの先生にはお会いしない。よくいって個性的、一国一城の主なのだが・・・

今回の先生は、自分自身が完全に中小企業の社長、事業主タイプだ。営業職から父親の地盤を引き継いだということらしい。そんな所長の身の上話から始まって、猛勉強の末、社労士試験を高得点で合格したこと。営業の苦労話やコツ、そういった話が延々続いた。

そして話が、いまどういった勉強をしているか・・・ということに及んで、たまたま労基の年次休暇のところを勉強していたので、

「年次有休休暇には余り知られていないが“時効”という概念が存在してて、実際は、最長40日間の休暇を取る権利が労働者側にはあるのだが、法律の条文には“事業主は20日以上有休休暇を与える必要はない”となっているから、ちょっと法律をかじったくらいの労働者は誤魔化されてしまうケースもありますね・・・」

みたいなことを話したら、

「私は前職の営業を止める際も、有休休暇なんて1日も取らなかった。仕事のできない奴にかぎって有休を取りたがるんだよ・・・」

「え?」

と、内心思ったが、「なるほど。含蓄があります。」おべっか半分で頷いてしまった。完全に事業主がそのまま社労士をやっているようなタイプの方だった。極めつけは、

「入社してしばらくは使用期間ということで、保険は雇用と労災だけのアルバイト契約になるからそれでもいいかね?」

と言われたことだ。内心、それは明らかに健康保険法と厚生年金保険法違反だと思ったが、社労士になりたい気持ちが勝ったので、

「はい。それでもかまいません」

と答えてしまった。そして最後に、

「他に応募してるところは無いだろうね。みんな、ハイ。第一希望は御社です。御社しか応募しておりませんと答えるんだが、実際は複数応募していざ採用の段になると断りを入れてくる。それが一番困る・・・」

そこまで言うからには採用してくれるのだろうか・・・

 

社労士事務所に入ってまで、「有休休暇は自由に取ってもかまいませんよ。ただし、仕事の調整ができるならね」的な典型的中小企業の社長的発想の先生の元で働かされることになるのだろうか・・・ でも、ともかく社労士として(あるいは社労士補助として)社会に出ることが第一だと思ったので、些末なことにはとりあえず目をつぶろう・・・ そういう気持ちが勝ってしまった。

イケイケな社長社労士に気圧された自分自身に唾棄しつつ、ほんとうは一服したい気分だったんだが、ニコレットを噛み噛み、その場を後にした。

そして2週間待たされた挙げ句、前述の血の涙もないというより、全くその辺のネットでコピペしてきたような「お断り文章」を受け取って酷く落ち込んでしまった。何からなにまで典型的中小企業の社長的発想の先生だ。

しかし、その先生に対する反感があるわけではない。悔しいのは、自分自身が年収300万、時給にして1,000円の価値もない人間だと見くびられてしまったことである。それに対して、ニヘラ、ニヘラとへつらうプライドの低さが自分自身を落ち込ませた。さらにタバコが吸えないのと、職業訓練校の税法や簿記論が鬼難しいのも、気分が優れない原因だ。

どうせ採用されないなら、「フン。先生それは法律違反でしょ。」と鼻で笑ってやるばよかった・・・ 糞社労士なんか滅んでしまえ。

 

しかし、今振り返ってみれば、そこの職場は、男性が多かったみたいだったので、女性を採用したかったのかもしれない。最初は採用するはずだったが、急激な経済情勢の事情が発生したのかもしれないし、そんな志の低い先生のところで働かずにすんだのは神の采配でむしろ私は救われたのかもしれない。そう思って自分を慰めつつ・・・

 

とはいえ、現実的には、その面接の結果が終わった次の日には、また職業訓練帰りにハロワに寄って次の面接を取り付けていた。たとえそこに採用されたとしても、もっと他にいい働き口があるかもしれないではないか・・・ そこへあくまで現実的な自分がそこにいた。

 

そして次の社労士の先生も、極めつきに超個性的な方で更なる衝撃を受けることになる。

  

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2009年2月 7日 (土)

転職&職業訓練 なかなか厳しい就職活動

先週の金曜日の話です。

降りそぼる雨の中、満員電車に揺られて真冬でも汗をかきかき、職業訓練校からトボトボと戻ってきてみれば、銀色の集合ポストの中に、先月から2度にわたって面接を行っていた某社労士法人からの封筒が・・・ まさか・・・

『拝啓、いよいよご健勝のこととお喜び申し上げます。
 先日は、履歴書ご送付賜り誠に有り難うございました。
 さて、貴殿の就職に関し慎重に選考した結果、誠に残念ですが、
 今回は採用を見送らせて頂くことになりましたので、ご通知申し上げます。
 今後一層ご健勝でご活躍くださいますようお祈り申し上げます。
                                  敬具』

この見事に内容のない定型文を戴くために、私はこの社労士法人に付き合って2ヵ月もの期間を棒に振ったのかと思うと哭けてきた・・・ ひどく鬱状態に落ち込み、精神がゲシュタルト崩壊した・・・

 
 

話は12月の半ばに遡る。

いつものように求人に応募して、『会社に一度入らして下さい』の連絡を携帯に受けたのは、職業訓練の昼休み中だった。『ハイ、ハイ、分かりました。』と答え、週末の午後6時、都内某S区にあるその法人事務所に訪れた。挨拶もそこそこに、まずは『適正検査』をやらされた。実は、前回別の事務所でも『適性検査』をやらされたが、設問は見事に全く同じだった。調べてみると『CUBIC』というものらしい。流行ってるのだろうか・・・

別に適正検査を受けるのが嫌だという訳でもない。“御社”がどういう人材を欲しているのかを最初にまず説明してもらいたい。それにあった解答をしたいから・・・ 社交的で行動的な営業タイプを求めているのか、堅実で慎重な事務タイプを求めているかとでは、答えが180度違ってくるのだ。

とはいえ、心理テストというものは、嘘を書けばほぼ100%見破られるし、真面目に答えたらほぼ100%、その人の心理面を見破られてしまうものなので、直感にしたがって答えるしかないのだろう・・・ 某大学の岸教授も言っていた

まあそれはいいとして、『無職』という境遇は、よっぽど実家が裕福とか、貯蓄がふんだんにある。自身は特に働かなくても生活していける・・・みたいな立場でない限り、あるいは信仰でもしていない限り、過度のストレスと精神的プレッシャーに毎日さらされ続けている者だ。事業主や心理分析家は、無職の求人者が日々安定した精神状況を保ち続けられるものだと思っているのだろうか。その点は加味されているのだろうか。疑問に思う。

また、そういうプレッシャーは外観にも現れてくる。目に力がなくなったり、あるいは逆に鋭くなったりもする。たとえば、無職になって、1円でも生活費を節約するために、1本600円くらいの『リンス入りメリットシャンプー』から、1本200円くらいの『某薬局オリジナルブランドのシャンプー』に変えたら、2日くらいで頭が痒くてたまらなくり、フケがすごい出てくるようになった。そしてスーツの肩口にフケが乗ることになるのだろう・・・ 慌ててまた『リンス入りメリットシャンプー』に戻した。ブランドだから値段が高いのでなく、意味がある値段だったのだ。気をつけたい。

 

その後、その事務所の代表ではなく、事務所のリーダー格の方と面接となった。

『前職の仕事内容』『前職を辞した理由』『社労士を志した理由』お決まりだ・・・ もう面接は3度目なので、比較的落ち着いて話せるようになり、和やかな談笑ムードのまま場は進み、面接官の方とお互い、大学で心理学を専攻した共通点があるということから、ソーンダイク適性検査などの話におよび、『交通費は出ますか』『あ、ハイもちろんです。通常の方法と経路で・・・(笑)』。とリラックスして話しが進んだ。

『簿記2級の知識は特に必要はりませんが、左手で電卓が使えるというのはいいですね。』『Excel中心ですが、電卓で計算が必要なこともあります・・・』等々。

最後に、『質問はありますか?』と絶対聞かれることになる。正直言って、ここまで、相当、1時間くらい話し込んで、更に何も聞くこともないのだが、聞かないことには薄っぺらい人間だと思われてしまいかねないので、『採用不採用にかかわらず、御社に入社するまでやっておくべきことはありますか?』と聞いてみた。『労災』と『健保』が手続の中心だから、その手続の復習・・・ あと『労基』と『年金』について質問されることがあるので、その知識、あと、助成金についての知識もあった方がよい・・・ 等々、言われ、採用されるかどうかも分からない段階で相当の宿題を頂戴することとなった。

別れ際に、『所長に結果を話しまして、次は所長面接となりますので連絡をお待ち下さい。』と言われて会社を後にした。

 

で、その連絡が入ったのが、暮れも押し迫った頃。首の皮一枚がつながって、これで年が越せると喜び(今にして思えば、まるで根拠のない喜びだったが)、年末年始を潰して同時に社労士知識の総点検を始めることとになった。

つづく

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2009年1月24日 (土)

転職&職業訓練 デュアルか一般か?

職業訓練には、デュアルシステムと呼ばれる『若年失業者対象』のものと、『一般失業者対象』のものとがあります。『若年失業者対象』の『若年』とは、35歳以下のことを差しますが、そこは適当に40歳くらいまでOKです。

『若年』と『一般』、どちらがいいのか、自分に適したコースがあればそこへ行くのが本来一番いいのでしょうが、若年コースに通えるなら、できるだけそちらに通いましょう。それは、『日本版デュアルシステム』というのは、『3ヵ月の座学+1ヵ月の職場実習』で構成されているプログラムで、『1ヵ月の職場実習』は『一般』にない魅力だからです。

詳しくはこちらを参照してください。日本版デュアルシステムについて

 

比較するために去年の12月スタートの東京都の場合のコースを雇用能力開発機構のサイトから抜き出してみました。

17_2

倍率的には、若干、若年者の方が低い感じがする程度で、さほど大きな差はないようです。しかしこれはあくまでコースの締め切り日が9月末日となっているもので、世界同時不況が顕在化し始めた一般の1月スタートコースは9.1倍に跳ね上がっている。残念ながら現段階ではこれ以降の募集となるコースは検索することができない。興味があれば上記のリンク先からご自身で検索してみて下さい。

また、これれは単に『12月以降スタート』という検索条件で抜き出してみたもので、時と場所次第で様々なコースが他にもあります。東京に住んでいるから、東京のコースしか選択できないという訳でもなく、通える範囲なら(交通費が1月42,500円という上限がある)他県のコースを選択してもかまわないし、他県から東京のコースに通うのも比較的自由です。

 

講座の内容のに関しては、ネットで検索してもおおよそ手に入らない不親切システムです。実際には、『お近くのハローワークで職業訓練プログラムが記されたパンフレットを手に入れる』『雇用能力開発機構に問い合わせる』『説明会に出かける』の3通りしかありません。

そもそも、この急激な大不況ゆえ職業訓練・ポリテクが注目、クローズアップされることになりましたが、人気のある『経理実務(簿記』『医療事務』『Webクリエーター』以外は、ほぼ定員割れしており、明らかに政府、機構の広報不足、周知不足が原因です。今の時代ネットに情報を置かなければ、本当に必要としている人には、本当に必要な情報が手に入りません。役所仕事の典型と言える例でしょう。

 

私も、今職場訓練に通っていますが、一番驚いたのが、同じ学校の同じ階に一般向けの職場訓練をやっている教室があったのですが、その講座名がなんと、『社会保険労務科』というものでした。

なんて、ドンピシャなネーミングでしょうか・・・

少しネットで調べてみたら、異名同義な講座は全国的にあるみたいです。若年、一般を問わず、もし、将来的に社労士になりたいと思っておられる方がいれば、これらの講座をきっかけにするのも一つの手だと思います。

そのクラスに通っている人に少し話を聞いてみたところ、やっぱり、社労士の業務範囲である労務管理と社会保険、年金について一般的な概説を行っているということでした。ただし、『あくまでこの講座は社労士の受験のためにあるのではない・・・』と講師の方が念を押されてたとか・・・ 当然です。少なくとも3ヵ月で合格できる資格ではありません。そして、この講座が修了するその日の夜に、予備校の社労士講座のガイダンスが組まれている商売の上手さ・・・ 今から予備校で勉強を始められるなら、夏の試験に間に合う者も出てくるでしょう。

事務所に資格を持っている社労士が一人いれば、資格を持たない従業員に事務手続を代行させることが可能です。他にも企業の人事、総務科など、社労士的知識は需要があるのでしょう。

それを言うなら、私の通う経理コースも、税理士、会計士の事務所勤めをする者向きの初歩、基礎講座ですが・・・

 

しかし、資格を持っている私が改めて『社会保険労務』についての基礎をみたび学習する必要もないでしょう・・・ そして、若年コースの“切り札”が『1ヵ月の職場実習』であることを改めて知らされました・・・ なんと、んな裏技的就職活動があったのか!的なサプライズがありました。

それについてはもう少し具体的に話が決まってから書きます。

 

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2009年1月21日 (水)

転職&職業訓練 悲しい思いをする時もある

ハローワークである法人事務所を紹介していただいたとき、例によって職員の方に相手先にTELを掛けてもらって、『男性、三十ウン歳で、こうこう、こういう条件の方が只今窓口にいらっしゃってるのですが、書類を応募されてもよろしいですか・・・』と聞いてもらっている。

今は、ハローワークでは、その応募先に何件の求人が入っているのか、すぐにオンラインですぐに分かるシステムになっている。そこはもうすでに30件近くの応募があったところで、もうほぼ採用も決まりかけだったんでしょう・・・『ええ、かまいませんが、返却用の封筒を同封して下さい・・・』

ハロワの職員さんも、私も二の句が告げられず、絶句した

セコい・・・というより、最初から採用する気がないのに、なぜわざわざ応募させるのか。その方が求人者に対して失礼に当たらないとでも考えているなら、浅慮が過ぎる。

 

また、別のケースでは、私は面接まで行ったら、手書きの『面接のお礼状』を出すようにしている。確かに採用に至らないのなら、そんなものを受け取る方も迷惑かも知れない。しかし、履歴書や職務経歴書なんかと、まとめて返却してくる・・・というのはいかがなものか・・・ 応募書類は個人情報保護の観点から『返却する』というのは昨今の常識だとしても、お礼状まで送り返すというのは、常識を疑う。そちらで適当にシュレッダーにかけるなり焼却するなりしてくれてもかまわないのだ。相手にそのことを知られさえしなければそれでよいのだ。

 

とまあ、私自身非常識で大人げない性格の、ちゅ・・・青年なんだが、そんな浅はかな自分自身を棚に上げて社労士の先生方を非難したいというわけでもない。そもそも、社労士界の多くの先生は、常識があって、良識があって、思慮深い方がほとんどなのだろう、しかし、残念ながら、そういう先生は、当然書類の段階で私を見切ってしまえるから、面接まで至らず、接点もないんだろう・・・というこなのだろう・・・

本当はもっと色々書きたいのだが、この辺でやめておく。1年後くらいに書こう・・・

 
 

最近も職業訓練の終わりや合間にハローワークへ通う毎日だが、毎日、毎日、自分で勉強してて、雇用保険法でちょっと分からない問題があった。それは、

雇用保険法14条の3
『前2項の規定により被保険者期間を計算する場合において、次の各号に掲げる期間は、前2項に規定する被保険者であつた期間に含めない。

1.最後に被保険者となつた日前に、当該被保険者が受給資格(前条第1項の規定により基本手当の支給を受けることができる資格をいう。次節から第4節までを除き、以下同じ。)、第37条の3第2項に規定する高年齢受給資格又は第39条第2項に規定する特例受給資格を取得したことがある場合には、当該受給資格、高年齢受給資格又は特例受給資格に係る離職の日以前における被保険者であつた期間』とある。
 
要するに、『A社に勤めて辞めて、その後、B社に勤めて辞めた場合、B社の被保険者期間とA社の被保険者期間は通算することができるか?』という問題なのだが、法律にははっきりと『受給資格を取得すれば、通算できない』と書かれている。社労士の教科書、基本書にもそうかかれている。しかし、世の中の多くでは、ネットの中では、現場の解釈では、これが『A社の被保険者期間に係わる保険給付を受けていない限り、通算される』と読み替えられている。

一見、同じような意味に思えるだろうが、『受給資格を取得しても保険給付を受けていない』ケースはよくあることで、『保険給付を受けていない限り、受給資格を受けていても通算される』と意味は全然違う

 

ハローワークで何人かの職員にたらい回しにされつつ、誰に聞いても、『保険給付を受けていない限り、受給資格を受けていても通算される』と言い張るので、『それは雇用保険法の条文と矛盾している』とこちらも言い張ったのだが、あまりにしつこく食い下がったため、『ハァ? あんた、それ社労士の勉強か何かなの? 給付課に行ってくれば?』とキレ気味に言われてしまった・・・

まあ、この殺伐としたご時世、ハロワの職員さんも気が立っているのだろう。申し訳ないことをしたと思う反面、ハロワの職員さんとは良好な関係を築きつつあるとこちらは勝手に思ってたので、凹んでしまった。

社労士の事務指定講習なんかで、よく聞く『私は官公庁に積極的に出向いて、分からないことは何でも職員さんに質問したんですよ・・・』みたいなうさんくさい、サクセスストーリーを実践したつもりだったのだが・・・ 現実はそう上手く行かない。

 

上の疑問の正解は、Re: 雇用保険の被保険者期間についてに詳しく書かれている。なるほどな・・・と思う。こういう誤解が生まれる訳も分かる気がする。法律はそれを解釈する人間、実行する人間、それを運用する人間、スキを突く人間、いろいろな立場で係わる人間がいて、対立が生まれてしまうのも、分かる気がした。

法律さえあれば、弁護士や裁判官はいらないのか? 裁判所はいらないのか? 裁判員はいらないのか? という訳ではないからね・・・

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2009年1月17日 (土)

転職&職業訓練 帰りがけにはハローワークへ寄って

職業訓練1週目はマナー講座の授業で凄く楽しく、この段階では早期に就職したくないな~との思いが強かった。そのかいあってか、その週に行った2件の面接はどちらも、『お断り』の連絡が来た。ホッ・・・ 安心している自分がいる。

ところが2週目以降、簿記の授業が開始されるようになると、学校は急激に詰まらなくなってしまった。毎日、毎日、1日6時間、講師の話を聞いて板書し、演習問題を解くだけだ。しかも40日間で3級~2級範囲を網羅する超詰め込み式学習となる。付いていけない人間はアッという間に置いてけぼりとなってしまうので、みんなの心から余裕が失われてしまう。

もし、簿記2級関係の職業訓練を受けたいと思っている人は、訓練までの待機期間中の無職である期間を利用して、最低限でも全学習過程の半分くらいは自分で消化してから臨まないと全く意味がない。結局、2~3ヵ月勉強したくらいでは3級はともかく、2級には合格せず、その後独学で2級の勉強をすることになり、4ヵ月後の次の試験を目指すことになってしまうのであれば、職業訓練の意味は全く薄れる。それでは一般人が独学で2級を学習するのと全く変わらない。

 『親も、簿記2級を2ヵ月は無理だから、3級取ればいいよって言ってくれてるし・・・』

・・・アホか。今更、この期に及んで『親』かよ。そんなアマちゃんな覚悟しかないなら、軽々しく『将来は、税理士を目指してます』とか言うなよ・・・

だいたい、講師の先生や事務方の職員が甘やかせすぎなのがいけない・・・ 2ヵ月、3ヵ月で簿記2級は常識的にはムリです・・・って最初から言っておけよ。

 『それが普通ですよ・・・ ワタシも半年ほどかかりましたし・・・』

一方、まれに水を得た魚のごとく、全くの簿記初心者でも授業に最初から最後までついていくことができ、あっという間に2級を取得してしまうような者もいるかもしれない。なんとか、苦労しつつも2~3ヵ月で2級を取ってしまう方もいるかもしれない。そういう方は迷わず、税理士、会計士の道を考えてもらいたい。2級を2ヵ月で取得できる能力があるなら、税理士は2~3年で取れる計算だ。コストパフォーマンス的に優れている。社労士に2年で合格した私でさえ、簿記2級は5~7ヵ月は必要とした。税理士を目指すなら、一般人レベルの最低5~6年は必要な計算になる。

 『ところで、社労士も興味あるんだよね・・・』
 『今から勉強を始めれば、来年(今年)の夏の試験に間に合いますよ』

無理だってw 俺ですら、2年かかったんだよ。

 

というわけで、授業が厳しくなると、みんな青くなってしまい余裕がなくなってしまったので、私自身は就職活動を再開させることとなった。年末の話である。今年最後のハローワーク・・・ 都心の某巨大区のハローワークは、なんと夕方の7時までやっているのだ。授業は5時に終わるから、一般に企業の就業時間はPM6時なので、急いで行くと『紹介』の連絡も取ってくれることができる。

この就職難の時代だが、年の瀬だけあって、ハロワは比較的空いており、検索するのも紹介もほとんど列を並ぶことは無かった。

私のハロワ利用法は、まず、最初に『職業相談』を受ける。で、前回ハロワに行った時から現在までの期間で新しく入った求人を、『社会保険労務士』というキーワードで検索してもらう。実は、『社会保険労務士』という職業コードは存在するにもかかわらず、企業や社労士事務所はそのコードで求人を設定するということが徹底されていない。もしくは、求人を登録するハロワの職員の方にも問題があるのかもしれない。だから、同じ社労士の求人は、ストレートに『社労士』のカテゴリーで登録されてることがほとんどなくて、『人事・総務』のカテゴリーで登録されていたり、『専門職』のカテゴリーで登録されていたりとまちまちなのである。『社労士』というものの存在がまだまだマイナーなのがいけない・・・

それをハロワの求職者用の端末で全部網羅させるのは不可能である。ところが、ハロワの職員用の端末だと、キーワード検索が可能なのだ。なぜなら、ハロワ職員の端末はWindowsなのだが、求職者用の端末はどこかの誰かが作った専用ソフトなので融通がきかない。裏にはたぶん、巨額の金の流れがあるので、簡単には改善できないのだろう。というわけで、『職業訓練』でそういた事情を話し、社労士求人のリストを作成してプリントアウトしてもらう。それで『職業相談』は終了。

次に、受付で求人検索の端末の利用を申し込む。そのリストをもとに、自分自身で詳細を調べるのだ。リストには、求人ごとに『求人番号』が割り振られてるので、それを5件くらいづつまとめて入力すると詳細が調べやすい。

で、『要経験者』とか、『遠すぎて通えないようなところ』、『給料が低すぎるところ』、『女性しかいないような事務所』はオミットして、詳細をプリントアウトする。だいたい20件のリストがあれば、応募できそうな候補は5件くらいとなる。

それで1日目は終了。

持って帰った詳細プリントアウトの求人を元に、家でネット検索かけて、詳細を調べ上げる。とはいっても、実際には電車で通うとなるとどれくらいの時間と金額がかかるか調べるだけだ。通勤手当に上限があるところもあるからね・・・ この段階で5件が3件となる。

次の日、再びハローワークに赴いて、再び『職業相談』を受け、職員にその応募先候補の3件に電話をかけてもらい、『男、資格は社労士と簿記2級という条件であるが、人事、総務、社労士の経験は全くない。それでも、書類の応募は可能ですか?』と聞いてもらう。

そのとき、その求人に対して何件の応募があるのか等、聞いてみるのも役に立つ。求人の応募がすでに何十件と入ってて、向こうがもう雇い気が無さそうだというニュアンスを感じ取ったら、『引き続き検討させて下さい。』ということでこちらから応募を遠慮する工夫も必要だ。この国は、イエス、ノーで割り切れる社会じゃないので、むこうは断らないし、こちらからも『じゃあいいです』とはなかなか言えないが、なんとか、お互いの労力と手間を省かなければならない。

そういう一切の作業をハロワの職員にやってもらう。もしこれらの作業を自分で行って、自分で聞いて、自分が断れたら、たいそう傷つくだろうが、職員が全てやってくれるのでまったく心が痛まない。電話を掛けている職員に、横からああだ、こうだと指示するのだ。職員をアゴで使ってる気分さえしてくる。傑作だ。アハハ。

 

そんなこんなで、社労士事務所、社労士の先生と呼ばれる方々の傾向みたいなものもだいたい分かってきた。中には、超失礼な先生や、世間知らず、常識しらずな先生も存在するのだ。

それについては、次回に譲る。

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2009年1月12日 (月)

転職&職業訓練 楽しい学校生活

だいたい朝7時に目を覚まし、朝食をとったりシャワーを浴びたりで、8時半頃にアパートを飛び出して、そのまま、自転車で5分ほどの地元の駅へ行き、通勤ラッシュの西武新宿線でそのまま乗り換え無しの直通で高田馬場まで行ける。はじめは、ラッシュアワーの電車に、もみくちゃにされないか・・・ 痴漢冤罪事件に巻き込まれやしないか、ガクガクブルブルでしたが、通勤客の何割かと通学客の98%が、JRへと乗り継ぐ小川駅、萩山、小平で降りてしまうので、なんのことはない。ホームで列の先頭で電車を待ち、一番で車内に乗り込むと同時に座っている学生を探し出して、前に立つと、学生はすぐ降りるので、普通に席に座れるようになった。

それでも小一時間ほど電車に揺られることになる。最初はヒマだったが、車内で新聞を読むようになってから、通学時間はあっという間になった。はじめは、派遣村に代表される雇用問題や経済危機など、社労士的にも興味のあるところだけ読んでいたが、一時間もあれば、政治、経済、社会だけでなく、国際問題、くらし、教育、一通り読みとおせる。いろいろ、世の中の動きに詳しくなるということは、まんざらでもない。

たとえば、いま、イスラエルのガザ地区では、イスラム過激派ハマスと大規模な地上戦が行われている・・・ 民間人にも多数の犠牲者がでている・・・ 薬事法が改正されて、来年度、再来年あたりから、ネットで市販薬の販売に規制がかけられるかもしれない・・・ 現状の薬剤師免許を簡便にしたような準薬剤師的な免許が新設されて、一般のコンビニでも広く対面販売が行われるようになる・・・ など。特に興味がなかったようなことでも、どんどん知識が増えていく。しだいに、話の節々に『今朝の新聞に載ってたんだけど・・・』と自然に口をついてでてくるようになった。読み終わった新聞はいつも駅のゴミ箱に捨てる。家の新聞は、すぐ溜まってゴミ出しが大変になるからね・・・

職業訓練を行っている某大手の資格予備校にはだいたい30分前には到着する。ほぼ1番乗りか2番目位の早さなんだけど、朝からあくせくしたくないので、電車1,2本分の余裕をみている。そのまま喫煙兼休憩室に直行して、ジュースかコーヒーを飲みながら一服&読書となる。

 

クラス30人くらいて、喫煙しているのは自分も含めてたった男女半々の4人だけだ。
もう、最近の若者は最初から一度も喫煙をしたりはしない。私らの世代は、まだ学校にもヒッピーみたいなのが大勢いたのだが・・・

クラスでは若年者(おおむね35歳以下)のクラスなので、私は最年長の部類なんだが、一回りも年が離れた若者と話なんて合わなかったらどうしよう・・・ 臭ェよオッサン!と異端視扱いされたらどうしよう・・・ と、ガクガクブルブルでしたが、喫煙する女性は性格がフランクで、会話好きな性格の方も多く、喫煙室で話しているうちに、飲み物を買いに来た非喫煙者の方も会話に加わるようになって、しまいにワイワイがやがや、楽しくやっていくようになりました。

まあ、話題の第一は、2月に迫った簿記2級の試験で、次が就職だから、どうあがいても、共通の会話があるのが大きいのですが・・・ なんだか本当に学生の頃を思い出しました。本の貸し借りを行ったり、昼食を食べに行ったり、ラーメン食べに行ったり、束の間の学生気分ですね・・・

主婦は主婦連で固まっていろいろ話すことも多いのでしょう。お昼はずっと井戸端会議をしています。もちろん、休み時間も昼も関係なく、懸命に電卓を叩いている健気な子もいます。それはそれで青春の一ページでしょう。別にかまわない。

 

とまあ、勉強は確かに大変でしょうが、職業訓練そのものは、嫌な思いもストレスを感じることもなく、お気楽極楽な世界です。みんなまだ若くて、言うほど苦労もしてないので、悲壮感に全く欠けているのが幸いしているからかもしれません。

世間の人からみれば、“ふざけんな税金泥棒”と言いたいような側面もあるのでしょうが、社労士的に言わせてもらえば、そもそも、雇用保険法の雇用・能力開発機構の職業訓練は事業主の拠出金オンリーで運営されています。厳密には生徒のほとんどは基本手当を受け取っており、中には給付延長を受けている者もおり、そこには税金という名の国庫負担がなされているので、『100%税金泥棒ではない』とは言いきれないのかもしれません。ただ、基本手当(いわゆる失業保険)は労働者、失業者、被保険者の等しい共通の権利です。そしられる理由は毛頭ない。働く気も勉強する気もない者がここにいれば、別でしょうが・・・

しかし私が思うのは、“職業訓練”ってどうなんだろ・・・ 大変なんだろうか・・・ 落ちこぼれたらどうしよう・・・ 面接、試験に落ちたら落ち込むだろうな・・・ 家庭があるから・・・ 子どもがいるから・・・ オッサンだから・・・ 年寄りだから・・・ 中、高、大と学校で、職場で浮いてた存在だったので、また人間関係が大変だったらどうしよう・・・ と考えているような人にこそ、是非勇気を出して挑戦してもらいたいと思います。これまでの自分は置いておいて、そういう環境を少しだけ変えてみるチャンス、そういう人間関係の改善を訓練していく場であってもいいのではないでしょうか。この不況で倍率は大変になったのかもしれませんが、そういう思いを面接官に伝えてみて下さい。きっと道が開けるはず。

 

もちろん、私的にも簿記2級ほぼ確実に手中にしておきながら、改めて簿記の講義を受けておる訳なのですが、『お、俺だって訓練うけてもいいじゃないか! 10年も頑張って雇用保険おさめてきたんだし・・・ と、当然の権利だ! うにゃうにゃ』的側面が無いとも言いきれませんが、これまで一日として学校をサボってませんし、真面目に授業を受けています。それに、ネットにも出ていない、ハローワークの職員でも知らない、一般の社労士の先生でも知らない、職業訓練の中にいないと知り得ない社労士的ウンチク、情報もいくつか仕入れています(あんまり実務的とは言えませんが・・・)。

それはまた機会を改めて・・・

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2009年1月10日 (土)

転職&職業訓練 簿記の授業が始まる

訓練プログラムも2周目に入り、
ここから5日ほどで簿記3級、10日ほどで商業簿記2級、年が明けて10日ほどで工業簿記2級を教わる内容になっている。年末年始の休みを挟んでる分だけ、私たち12月生は10日ほど余計に講座が少なくなっている

なかなかにハードスケジュールではあるが、家での予・復習なしに、授業のみで簿記2級が取れるという認識がアマアマすぎるのだ。授業は単なる『チェックポイント』にすぎない。人それぞれ事情はあるだろうが、ここに至るまで、1月、2月はそれぞれ無職で、何もしないでいられた期間を持っているはずで、最低限一通りテキストを一周させるくらいの準備はしておくべきであったのだ。

中には在職中に訓練の試験、面接を受け、合格が決まってから退社退職してからほぼ間をあけず受講生となったというような者もいるが、それにしても、工簿の原価計算に入って一気に難易度がUPしてから青くなるというのは、計算高いんだか低いんだか・・・

 

私個人としては、12月の半ば頃まで正式に合格発表は出ていなかったとはいえ、もう、自己採点で合格は確実であるだろうと分かっていたので、簿記の授業はそれほど熱心という訳でもなかった。しかし、何にもしないで教室の隅で熟睡したり、授業をガン無視して読書や、他の勉強をしたりするような性格にはなりきれないので、わりと普通に真面目に授業を聞いていた

しかしここに至るまで完全に、完璧に独学独習でありすぎたがゆえ、間違って覚えていることや、無茶苦茶な理解の仕方をしている点も多い。そういう点を補正していく意味は大きい。一番大きいのは、漢字の読み間違いをしていたのが、いくつかあるという点だ

『貸借対照表』→『チンシャクタイショウヒョウ』
『社債』→『シャセキ』
『割賦』→『ワリフ』
etc.

独学だと、どういう読み方をしようが自分の勝手だ。あと、P/L、B/Sなどの略号、工簿の勘定連絡図なども、なんとなくは存在を知っていたが、ここで改めて教わることになった。現実の経理実務の場面では・・・、会計学的には・・・ そいいう教科書外的な話もむろん大変タメになる

 

商簿1~2週間で早くも、諦めムードの脱落組と、休み時間、昼休憩も勉強に費やす熱心組に分かれてきた。ここへは、遊びに来ているわけではないが、仕事に来てるわけでもないのだ。このモラトリアムを有効に使うも、無駄にしてしまうのも自分次第であろう。真剣に勉強したくても、職業訓練の選考に落ちてしまった人からすれば、腹立たしい話かもしれない・・・ みんな最初はヤル気はすごくあったのだよ・・・

しかし、本当にこのたった1月ほどのこの授業+残り1月半ほどの独学(簿記の授業は1月半ばで終了する)だけで、簿記2級を制してしまうものも出てくるだろう。そういう適正を示す頭のいい人間の中から、将来の税理士、会計士が出てきてくるのだと思う。簿記2級を2月で征すれば、簿記1級がその5倍難しいとしても、2ヶ月×5=10ヶ月で取得できる。税理士がその3倍難しいとしても、10ヶ月×3=30ヶ月、3年かからないということだろうから・・・

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2009年1月 8日 (木)

社労士事務所への面接 ~2件目~

アッサリ2所目の面接の連絡が入った。

駅から20分ほど歩かされたが、そこは某都心の巨大区のマンションの最上階に近いところにあった。余裕をみて15分ほど前に到着してしまい、『せめて予定時刻の5~10分前に到着していないと失礼』とマナー講座で教わっていたから、近くの自販機で、ペットボトルのお茶を買って飲んで気分を落ち着けた。

マナー講座で教わったとおり、ビルの前でコートを脱ぎ、受付・・・というか、森元総理に瓜二つのマン管(マンション管理)のおじさんに、来意を伝えてみた・・・ ところが、自分がこれから面接の訪問に行こうとしている事務所の名前が出てこない・・・ なんというボケっぷりか・・・ まあ、緊張してたんだろう・・・ 慌ててビルの階名表示プレートをにらめっこして、その事務所の名前を探し出した。まあ、マン管のおじさんは別に受付でもなんでもないので、致命傷にはならなかったが・・・

エレベータで事務所まで行き、教わったとおりにノックを3回(2回ノックはトイレだそうだ)して、ご挨拶。『はじめまして。シャチと申します。』『お待ちしておりました。どうぞお上がり下さい。』・・・ こうしてみると、マナー講座は大変役に立つものだ。ちなみに、このブログの敬語の使い方も3割増しで改善されている。そこの所員の方に案内されるまま奥の応接室兼会議室のような場所へ案内され、『椅子におかけください。ただいま、所長の○○がやってまいります。』と、いう段取りとなった。

コンコン トイレノックの後、所長さんが部屋に入ってこられた。

所長の顔を拝見するなり、ビックリした。

ここに来る前に確認しておいた、事務所のHPに掲載されていたお顔と印象が全く違ってるのだ。HPではシャープで切れ者的な印象の、キレ者俳優の小木茂光さんに似た印象だったのだが、実際は、優しそうで、ちょっとユーモアチックな印象の方だった。ネクタイの結び目がなんか変だったのが妙に印象に残っている。

種を明かせば、同名の別人の方のHPを一生懸命見てたという事実が後で判明する。『先生、HPと全く印象が違いますね・・・』などと知ったかで、ぬかさなくてよかったよ。本当に・・・ でも、まあ、優しそうな方で安心した。

面接2度目ということもあって、緊張度は半分くらい。また、同じように会社を辞めた理由とか社労士を志したきっかけとかを話して、その事務所のお話を伺うという流れとなった。入社試験がある・・・ということであったが、試験というのはよくある心理分析の適正検査のことだった。

大学では教育心理学を学んだので、認知心理学の勉強なんかで、そういう適正試験や試験を分析するための統計学もやってた身としては、心理学的なテストでウソを書いたらすぐにバレるということは知っていた。心理学の教授が心理テストを受けても、内心や実状を暴かれてしまうのだ。中には“嘘つき”ををあぶり出すための選択肢なんかもある。とりあえずは正直に書いた。『これは、採用の考察の一つの材料にするだけだから・・・』そう言われて少しは安心した。

そして、また、面接の段階になって、経営に苦しむ中小事業主の支えとなりつつ、正直に、現在の雇用情勢の悪化や、路頭に迷う自分と同世代の労働者達を救うそんな社会貢献のできる社労士として活躍していきたい。この街を拠点に働くなら、ゆくゆは、ホームレスや無職となった派遣労働者や、経済的社会的弱者を救う活動を、たとえボランティアでもやってみたい・・・ というような青臭いが、正真正銘の真実の心情も吐露した。

 

『入社してすぐには出来ないかも知れませんが、営業活動とかもあるんですか?』
『いや、ウチは○○○件くらい顧客がいるので、
 とりあえずは、そんな仕事はないですよ・・・』

『助成金の申請とかもやったりするんですか?』
『ああ、そんなのは○○のやることだよ。
 ま、やってる社労士の先生もいるけどね・・・』

 

ああ、ああ、なんかミスった気がした・・・

 

まず、社労士として、社労士補助として、就職したいというのが、まず第一なのだが、事務所の求めている求人の方向性が最初に分からないと、適性試験も面接も上手くいきっこない。事業主や官公庁の職員と初対面から上手くやっていけるような、社交的で行動的な人材を欲しているのか、黙々と、コツコツと、適切に正確に事務をこなしていけるタイプを欲しているのか・・・ その両者は極端だ。

で、私自身は、両方やってみたいと思っているし、両方できると思っている。抜けてどちらかに偏っているわけではなく、抜けてどちらかに秀でている訳でもない。ただ、両方をうまくバランスをとって平均的にこなしていくようなタイプなのだ・・・

 

そして、最後にこう聞かれた

『じゃあ、健康保険で、あなたが、最も得意な給付は何?』

 

ハァ?ですよ。何だこれは、圧迫面接なのか? その質問に答えはあるのか?

『はい。埋葬料(被保険者が死んだときに申請する。一律5万円の定額でメチャ簡単)が得意です。』と答えればいいのか・・・
『いや。私は数字に強い方でして、高額療養費の支給申請が最も得意なんです(計算がメチャ複雑)』と答えれば良かったのか・・・ そんなもん、みんなニガ手だろ・・・

10秒ほど間があいて、恥ずかしながら、最悪なことに、何も答えることができなかった。

『まあ、いきなりそんなことを聞かれても、答えられないよね・・・』ちょっと残念そうな顔をした。

 

ああ、決定的だな・・・ と思った。

 

わずかに、少しは可能性はあるのかもしれない・・・ そう、自分に言い聞かせ、慰めつつ、『本日は面接のお時間を作っていただき、誠にありがとうございました。』と、深々お辞儀をして、謝意を表しつつ後にした。

 

ああ、社労士の試験に合格してから、はや1年以上の月日が流れている。実際の自分自身は、いま、社労士の法に関してどれほどの知識があるのか・・・ 簿記ばっかり集中してやりすぎた・・・ ほとんど忘れているのではないのか・・・ せめて健康保険で、最も得意な給付は何かと聞かれて、気の利いた解答の一つでも返せるべく、社労士の勉強を再開せねば・・・ 

そして、その足でまた、我が母校に向かった。現在朝の11時を少し回ったところ。本当は面接のあった日は丸一日休んでも職業訓練的には公休扱いにしてくれるのだが、傷心を癒されるのは“我が家”ではなく、あの楽しの“まなびや”へと戻ることにした。同じ都心のお隣の巨大区なんで距離的に近いしね・・・

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2009年1月 5日 (月)

転職&職業訓練 知的な人は美しい

職業訓練の1週間目は、ビジネスマナー講座だった

基本的には、『ビジネスマナーの必要性』『身だしなみ』『立ち居振舞い』『挨拶』『言葉使い』『来客応対』『訪問』『電話応対』『仕事の進め方』について、レジュメを元に、元スッチー・・・ もとい、フライトアテンダントの講師の先生が解説をされていく・・・ という流れで行われた。一般のビジネスマン、サラリーマン、OLの方には当たり前のことでも、私にとっては目から鱗なことが多かった。

具体的には、挨拶は角度によって、会釈、敬礼、最敬礼の3段階あること・・・ 名刺交換はギリギリまで両手で持ち、渡す段階で右手で差し出す・・・ 名刺を受け取るときは両手でうけとる・・・ お茶は出されても、進められるまでは飲まない。コートは建物の外で脱いで左手に抱える・・・ 帰るときも、部屋の中では着ないで外で着る・・・ 会議の席順だとか・・・ 挨拶状の出し方だとか・・・ などなど・・・ こういうこそ、『Qさま』とか『日本人の常識クイズ』とかでやるべきだろう。せめて前回の面接行くまでにやってくれてればなあ・・・ 思い出しただけで恥ずかしくなってくる。上に書いたようなマナーは一つも守れてはいなかった・・・

 

まあ、しかし、当たり前に出来る人には、ごく当たり前な内容なんだろう。ただ、先生が本を読んでるだけの講義では飽きてくるというもの。そこは、マナー講座だけを専門にやってる先生のこと、飽きさせない工夫を随所にしてくる。

適当に5~6名のグループを組んで、適当に連想したキーワードをいくつか紙に書いて、くじ引きみたいにして、適当に引いて、その紙に書かれた文字を使ってスピーチする・・・ 必然的に男は1人か2人で後は女子というグループ構成になる。まあ、もう、それが恥ずかしいという年でもないのだが、『自分自身を自分の言葉で表現する』という行為自体に慣れていないと赤面するものだ。こういうのを臆面や照れもなく、さりげなく、サワヤカに出来るビジネスマンに成長したいね・・・

 

『ああ、暑い、暑い・・・』と、赤面した自分の顔をレジュメで扇ぐ・・・

 

私や、男や、主婦や、オバサン連はともかく、20代くらいの女の子が、趣味や日常をどんな風に過ごしてるのかとか、語らせられて、赤面して手うちわで自分を扇いでるのは普通にカワイイと思ったよ。

別にいいじゃないか。このくらい。キャバクラなんかじゃ、絶対にありえない光景だ・・・

別にキャバクラ嬢を真っ向否定するわけじゃないけど、照れや、状況に慣れてなくて、知識やマナーが欠けていて、たとえ上手くしゃべれなかったとしても、恥をかいたとしても、それは決して人に悪い印象を与えるものではない。私はもう手遅れなお年頃だが、10代、20代くらいの若者は、面接や会社訪問で安心してそういう特権を享受してもらいたい。20代の女性だけがカワイイというのではない。そこにはm男女の区別はない。男でもカワイイのだ。目上の人、年上の面接官は、たとえそういう状況になったとしても普通に許容してくれる。それが良識ある大人の対応というものだ。

 

また、知性や教養のある人というのは、他人の目にはそれだけで何倍も魅力的に映る・・・ というのは、私にとって新発見であった。女性だから男性だから、20代だから、30代だから、勉強ができるとか、出来ないとかじゃなくて、ほんの些細な、何気ない会話の中に、知性はあらわれるのだ。例えば、入所してすぐ、簿記3級のテストをやらされたのだが、パッと終わらせて帰ろうとしていたら、後ろから

『テストに名前を書く欄ってありました?』
『え、無かったけど、普通に書きましたよ。アンケートじゃあるまいし・・・』
『そうですよね。ありがとうございました。』

また、お昼休みに職員による個別面接をする・・・みたいな機会があった。たまたま、名前順の出席番号が近かった女性とその場に居合わせたのだが、

『もう、面接って始まってます?』
『いや、次の次みたいだよ・・・』
『ああ、じゃあ、まだ時間があるみたいんだ。私、歯を磨いてきます。ありがとうございました。』

それは私にとって新鮮な驚きだった。この『ありがとうございました』は、普通の労働者階級には永遠に出てこないセリフだ。知性や教養があるからこそ、でてくるセリフ。こういうのに男女の区別、年の差は関係はない。早速、真似させてもらうことにした。簿記の先生や、ここの職員さんや、誰かに何か質問をしたりするときは、語尾に『ありがとうございました』を付けるようにした。たぶん、それだけで、私の好印象度はアップしているはずである・・・ と思う。

あまり女性、男性について断定的に書くと、社労士的にまずいので、上では、一般人的に限定したが、ハッキリ言わせてもらうと、語尾に『ありがとうございました』の一言が自然に出てくる“女性”は、それだけで3割増しで魅力的、さらに言えば美しいと思う。これを読まれている数少ない女性読者のみなさん、明日から実行して欲しい・・・ これくらいは、男女差別でもセクハラでもなんでもないだろ、むしろ、『ポジティブアクション』ってやつだろ・・・ 社労士的に・・・

 

そんなこんなで、『訪問』の学習では、また別のグループで、社員A、社員B、部長、訪問者、受付に分かれて役割劇を演じてみたり、『仕事の進め方』の学習では、みんなの意見を公平に取り上げる、自分も積極的に発言する・・・という会議の仕方の一環として、『あなたのグループの乗った飛行機が砂漠の中に不時着した。手持ちのアイテム(鏡、水、コンパスやなんか)に優先順位をつけなさい』というグループ対抗の討論形式の問題解決ゲームをやっているうちに、なんだかここ(訓練所)が楽しくなってきてしまった。この段階で就職したいという気持ちはまるっきり失せてしまっていた。いつまでもここにいて、ここで勉強していたい・・・ あ゛~前回の面接落ちてたらいいのになぁ・・・ そんな不遜な気持ちまで芽生えつつあった・・・

そんな『嬉し楽し恥ずかしニンジン娘的訓練』を受けてる最中、入所する前に応募しておいた、2件目の社労士事務所から面接を知らせる連絡が入った・・・

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2009年1月 4日 (日)

転職&職業訓練 2日目

前々回の続き。

面接が終了し、夕方近く、とぼとぼと駅まで歩いて駅前のスーパーの前でしばし一服。緊張のあまり上手く話すことができなかったが、なんとなく優しそうな方でよかった・・・ まあ、振り返っても仕方たない。タバコ一本吸い終わって反省会はお開きとなった。そのまま電車に揺られて帰ってきた。社内は通勤サラリーマンはほとんどいないものの、中高校生が多かった。『君たち、今、一生懸命努力して、将来のことを考えておかないと、お兄さんみたいになるよ・・・』と心の中で語りかけながら・・・

 

次の日、職業訓練校の2日目となった。

朝7時に起きて、前日しこたま飲んで、軽く二日酔いの吐き気と戦いながら、トーストをほおばりつつ家を出て、通勤ラッシュの西武新宿線に小一時間ほど揺られて、都心の某予備校へと着いた。職業訓練といっても、委託業務なので某資格予備校で講義が行われるのだ。私が受講したのは簿記、経理事務関係のプログラムなので、言ってみればお金を払ってその予備校へ授業へ受けに来られる方たちと大差ない勉強、学習ができるというしくみだ。決定的に違うのは、こちらは給料(給付金)を貰いながら・・・ということだ。なんて素晴らしいシステムだろう。

さすが、若年者(おおむね35歳以下)対象の、簿記、経理事務関係のプログラムなだけあって、クラスメートの大半が妙齢の女性である。男:女性=1:4 くらい。合計30名ほどのクラスだ。年齢も20代前半~高くて35,6歳くらい。私は30代後半なので、もしかすると最年長だ。上手くやっていけるのだろうか・・・

しかし、まあ、半分は“主婦”だ。失礼な言い方かもしれないが、暇を持て余した・・・と言われる方もいるかもしれない。とはいえ、日本人の家庭の約5割は専業主婦ではなくて、なんらかの仕事を持っている。年収1,000万以上ある家庭でも、約4割の主婦は働いているのだ・・・ そんな社労士的な豆(知識)はどうでもよくて、さすがに、上品で綺麗な方が多いように思った・・・ と言うより、明らかに学歴の低そうな、向上心の無さそうな、ヤンキー系の、お水系の、アーパー系の人は皆無だ・・・ これは少ない男性も含めてだが・・・

その理由は、面接、適正検査で落とされるから・・・ ではなくて、ここに至るための道筋を考えない、思いつきもしない、無知さ故にあるのではないだろうか・・・ 職業訓練は、労働者、失業者の公平で共通な権利なんだから、就職活動しながらでも勉強したいと思い立ったなら、給付延長が目的の第一でもかまわないと思うので、ぜひ挑戦して貰いたいと思う。頭の良し悪しは関係ない。

具体的な第一歩は、ハローワークへ行って『職業訓練を受けたい』と言うだけだ。後のことは向こうの職員さんが何とか考えてくれる・・・ 今はこの不況の折なので受講倍率は高まってしまったと思うが、自分が受けた平時の段階では、競争率は1.2~1.5倍くらいだった。明らかに適正試験(小中学生レベルの算数、数学の計算、文章題問題)が全く出来ず・・・ で落とされないかぎり、基本的にオールカマーなんだと思う。男でも、事務系の職業訓練を受けて悪いという理由はない。面接で『私は将来的に税理士、会計士を目指したいと思ってるので、是非、この訓練を将来の第一歩にしていきたいと思っています』と言ってやればよい。

 

ともかく、受講二日目が始まった。

今週は勉強ではなく、1週間を通してビジネスマナーの講義、最終日に企業見学というスケジュールだ。

待ってましただよ、ビジネスマナー・・・ マナーや敬語どころか、挨拶の仕方からネクタイの結び方も知らないような身なので、これだけは、是非受けておきたいと思ってた。当然、最も重要だから、授業の優先順位も最初になっているのだろう。

ところが、ビジネスマナー講師の女性の先生が言った・・・

 

『え~それでは、まず、最初にみなさんに自己紹介として3分間スピーチを行ってもらいます』

 

出た! ズ~ンと気が重くなってきた・・・

こういうのが、一番苦手だ。こちとら、3分も語れるような人生を送ってきた訳じゃない。教育実習で教壇に立った経験はある。あの時、教壇の前にいたのは小学生だった。20数名の女性に注目されて何を語ればよいのか・・・

私も学生時代は友人も結構多く、社交的にコンパや旅行にも出かけたりもした。就職した当所も同僚と食事をしに行ったり、飲みに行ったりもした。しかし、穴倉みたいなところで(実際前職の職場はビルの地下1階だった)、朝も夜も休日も有給も無く、奴隷のようにひたすら長時間労働を強いられ、1円すら、一文字すら間違えることの許されない高緊張の中で、ひたすら代わり映えのしないチラシを作らされるという非人間的なルーチンワークに没頭しているうちに、内に籠もるようになってしまい、いつしかそんな人間性は失われていってしまった。友人も一人離れ、二人離れ、ブツブツ独り言を言いながら、誰ともたいした会話をせず、社内ニートになってしまった。救いがたい孤独の中で、気がつけば競馬しかやることのない人生になっていたのだ。

 

とはいっても、競馬を悪く書くつもりはない。この世の中に競馬が無ければ、自分は死んでいたかもしれない。この、人以外に最も付加価値が与えられた(実際生物の中では最も高額な値段で取引される)、もっとも高貴で、競争中に脚の骨一本折っただけで安楽死させられる、寝てる間に腸捻転を起こしただけで安楽死させられる、走れなければ『引退後は乗馬になりました』という名のコーンビーフにされる運命の、この世で最も儚い、“人が作り出した種”という宿命を背負った競走馬たちの、人知を越えた、常識を凌駕した、狂乱の舞台にどれだけ心が癒されたことか・・・

騎手にしてもそうだ。中央競馬の騎手という職業についたら、その間はお金の心配は一切しなくて済む。ある意味年間1勝を挙げることができなくても(一度もレースで勝てなくても)、年収500万~1,000万は優に保障されてる世界である。ただ、あらゆるスポーツ選手、公営競技の選手の中で、騎手という職業ほど、落馬して骨折する、馬に蹴られて内臓を摘出する、最悪死ぬ、良くて障害を背負う、という危険性が常に付きまとってる職業はない。あの武豊ほどの騎手でもそのリスクから逃れることはできない。『馬に乗るのが好きだから』という理由だけが彼らを支えている。本来、地位も名誉も色も欲も無い世界なのだ。少々はそれあっても別にかまわないとさえ思う。

 

余計な話が長くなった。

しかし、みんなは、結構、上手にスピーチする。時におもしろエピソードを挟み、笑いを入れ、上手く、簡潔に、自分の人生を組み立てる。きっと、20代~30代というのは、人生楽しい盛りだからだろう。失業してるとはいえ、落ちぶれた、挫折した、世の中に絶望した・・・ と、基本的に考えてない。

確かに、緊張もするだろうけど、悲壮感があるわけではないから、何を話しても受け入れられる・・・ たとえ上手く話せなくてもそれでいい。世間はそれも許してくれる。

 

と、熱く語ってしまったが、実際は3分そこらの自己紹介なんて、何を話そうが話せまいが、誰の記憶にも残りはしない。適当に思いついたことを適当に語ってればそれでよいのだ。難しく考える必要はなかった。

この後、ビジネスマナーの授業ということで、さまざまロールプレイング(ゲームの話じゃなくて役割劇のこと)や、ディスカッション形式のゲーム(社労士的にはブレーン・ストーミング)的なことをやらされることになる・・・

こういうのさえなければ、職業訓練もやってみたい・・・
と思ってる人もいるだろう。しかし、そういう考えははっきり間違いだと自分自身思った。それについては次回書こう・・・


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2009年1月 2日 (金)

転職&職業訓練 社労士事務所への面接 1件目

前々回からの続き

職業訓練校の入校式の帰り、そのままJRを乗り継いで、都内某所の駅へ午後3時頃着いた。私が今住んでいる多摩の某所も、相当田舎だが、さらに田舎だ・・・ とはいえ、電車を1時間も乗り継げば都心についてしまうのだが・・・

ともかく、その社労士の先生の個人事務所までは、駅から10分でついた。事務所というより自宅を改造した自宅兼事務所で、普通の家の玄関先をくぐるような感覚だ。社労士という商売は、身一つカバン一つでなんともなるといわれる所以だ。中は普通の事務所をちょっとだけアットホームにした感じの、明るくて、綺麗で清潔そうな、ウッド調の壁や家具が印象的だった。

出迎えてくれたのは、そこの所長さんの息子で、自分と同世代かややそれより若い感じの30代くらいの男性だった。左手の薬指には銀の指輪が光っていた。初対面の挨拶をかわし、応接室に通された。着席して、『まずは当所への求人にご応募下さり誠にありがとう・・・うんぬん』言われ、『早速ですが、弊所の求人へご応募下さったの理由をお聞かせ下さい・・・』『社労士という職業を志された理由をお聞かせ下さい・・・』みたいな質問を、ゆっくりゆっくり丁寧な口調でされた。

そんな当たり前の質問を振られるのは、当然当たり前に常識の、当たり前の範疇ではあるのだが、頭の中が真っ白になって、キョドってしまった。_| ̄|○

 

まあ、面接ここが1件目だから・・・ こういうのは慣れという要素も多分に大きい。

 

何事も最初から完璧に何でも出来る人なんていないだろう・・・ 前職が営業職という訳でもなかったし・・・ こういうとき、誰とでもすぐ当たり前のような会話の出来る、社交性のある人がほんとうらやましくなる。別に私は社会経験に乏しいのはあるが、社交性が皆無という訳でもないと思うが、ちょっと残念ながら、あがり性なところがある。

なんとか、かんとか、頭を整理して自分が前の会社を辞めた訳だとか、社労士の道を志した訳なんかを組み立てつつ話すことはできた。ここに至る前に、職業訓練校への入校選抜の面接、ハローワークでの模擬面接の経験も少しは活きた。ほんのちょっとずつだが、面接も上手くなってるのかもしれない。

 

で、そのうち、向こうの事情を話された。

その事務所は先代の所長にあたる方が、もう、古くから社労士業を行われていた方で、それなりに顧客の数も持たれているのだが、お年を召されてご病気を煩われているそうだ。で、その先代の息子さんにあたられる、面接を行っている方が、業務を引き継いでおられるのだが、仕事は完璧にできる。業務は滞りなく行っている。全く問題はない・・・ けど、社労士の資格をお持ちになられていないのだ。

社労士という資格は、世間では難関資格の一つと言われている。難関というより、理不尽というのが相応しいくらい合格するのが難しい。というのも、半年ほど勉強しただけで取ってしまうような人がいる一方で、何年も勉強しても取れなかったりする人もいるのだ。それは頭の良し悪しではなく、完全に“運”による要素も大きい資格だからだ。多かれ少なかれ、国家資格には“運”の要素が大きく絡む。

で、その二代目の息子さんが、社労士の資格をお取りになられる間、社労士の資格を持って開業登録ができる人が早急に必要になった・・・という訳である。そう、社労士は、士業なので免許がないとその業務ができなくなってしまうのだ。

 

ということは、私の名前でその事務所の書類を書くということであり(労働保険、社会保険関係の書類は代理者としての社労士の氏名を書く欄がある)、入所、即『社労士デビュー』ということである・・・

普通に“勤務社労士”として働くだけなら、まず、社労士登録はすることはない。当然私も社労士登録はしていないから、自分自身で『社労士です』と名乗ったりしない。このブログでもそういう表現をしないように努めている。その理由は、都道府県の社労士会への入会金と月会費がバカ高いからだ。もちろん、そういう会費もその事務所で持ってくれるという・・・ これはすごく魅力的だ。会社持ちで『菊にSRの』社労士バッチを胸に付けることが出来る・・・

 

是非、ここで働きたいぞよ・・・

 

話が去年(H20年)の試験の話題に及んだ。今年の試験は、私も選択式をちょっと解いてみたが、鬼のように理不尽なものだった。特に『健康保険法』は異常ともいえる難易度だった。『健康保険区組合』が『健康保険区組合連合会』に拠出する保険料のことを、『調整保険料』というのだが、ここまでは普通の人にはサッパリでも、社労士をかなり真面目に勉強した人なら知っている・・・ 問題はさらに上の『修正率』や『見込所要保険料率』なんて論点が問われたのだ。もちろん、ほとんどの各社の社労士のテキストなんかには一言も出てこない(実際ほとんどの受験生が解けなくて、足切りは屈辱の5点満点中1点となった)。さらには、択一式は48点という高レベルに設定され、合格率は7%台にまで落ち込んだ。

『今年の試験は難しくってさぁ・・・』

そう言われて、思わず返してしまった・・・

『もしよろしければ、私が勉強をみましょうか?』

 

ああ、余計なことを・・・

 

自分の方が年上だろうという傲りが口をすべらせた。正直、自分が『社労士受験』を1年かけて人にマンツーマンで教えれば、1人や2人は受からせることは不可能ではないと思っている。私は“教育学”を国の最高峰の機関で学んだ一人なのだから。

しかし、しかし、その方の顔は、はっきりと苦痛に歪んでしまった・・・ プライドを深く傷つけてしまったことは想像に難くない・・・

 

数日後、お断りのお手紙が来ました・・・

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2008年12月30日 (火)

転職&職業訓練 労働法は労働者を守るためだけにあるのではなく・・・

昨日の読売新聞の朝刊の1面と社会面に、神奈川の業者、請負労働者の診断書偽造…結核2次感染招く という記事がでかでかと掲載されていた。かいつまんで概要を書くと、1年以上雇用された労働者に対して、事業主は年に1度以上の健康診断を行わせる義務があるのだが、そのわずかなお金をケチって、健康診断を受けさせず、診断書を偽造して業務を行わせていた・・・ そして、その労働者が結核に感染していたのに気づかなかったため、社内でバイオハザード(二次感染)が発生した・・・ ということらしい。

これは社労士的に言えば、労働安全衛生法違反で50万円以下の罰金となる。他にも診断書の偽造が詐欺罪、公文書私文書偽造などに問われるのかもしれないが、1面トップにするほどの記事か・・・という気がしないでもない。

私が以前努めていた会社も、約10年ほど昔に努め始めてから、5年ほど経過しても、全く『健康診断』は行われていなかった。死ぬほどタバコをふかす業界だったので、私自身、自分の健康がなんだか急に不安になってきて、社労士も労安法も全く知らない頃だったが、『これは明らかに法律違反です!・・・ウニャウニャ』と、主張して、毎年一度の健康診断実施を会社に実行してもらったことがあった。

まあ、全然健康だったんだけど・・・ 健康診断って、若年者の簡単なものでも半日ほど拘束されるし、なぜか、いつも健康診断の前の2~3日前ほどから便秘体質になって、検便取るのにいつも苦労した思い出がある。健康診断が終わって、『健康ですよ』と告げられると、ホッと安心して、家に帰ってから2~3日分のウ○コが気持ちいいくらい出るのだ。

 

そして今朝の新聞には、健康診断書偽造の業者、違法な「偽装請負」の疑いもとの続報記事がのっていた。『偽装請負』というのは、ここでは請負契約を結んだ相手企業先に、自社の労働者を『派遣』して、相手企業の指揮命令系統の基で労働させることで、これはつまり派遣を偽装していることになる。先ほど廃業した派遣大手のグッドウィルの一連の違法就労問題でも話題となった一つだ。

何が問題となるかといえば、まず、労働者を派遣するためには、派遣事業を行うための『免許』が必要で、これを取得せずに派遣事業を行っていることだ。派遣事業者免許なしに労働力を提供する事業を行うのは、一歩間違えると、労働基準法の罰則の中でも最も重い『法5条 強制労働の禁止』に次いで重い罰則となる『法6条 中間搾取の禁止』に抵触することになる。その罪の重さは、『児童に仕事させるとこ』に匹敵する。ゆえに、労働者派遣法、派遣事業者免許は本来厳格に審査、付与されるべきものなのだ。

ちなみに、派遣事業は『法律によって許される場合の外、・・・』と定義されており、『中間搾取にはあたらない』と一応定義されているが、誰がどう考えても、数年前に派遣事業者が急成長を遂げたのとこのことは無関係ではないだろう。

そして偽装請負の手段を取ることで、労働が危険で過酷であるがゆえ労働者派遣法では禁止されている建設業、警備業務、港湾労働に労働者を派遣することが可能になる。今回のケースでは単にその『建設業への派遣禁止』がネックになっての偽装請負なんだろうけど、それ以外で問題になりそうな点をいちおう挙げてみると、

まず、派遣可能期間(原則1年、場合によっては3年)が設定されているが何年働かせようが関係なくなる、その派遣可能期間以後もその労働者本人を必要とするなら、派遣元にはその労働者に対して雇用申込み義務が発生するが、そんなの無視できる。本来、派遣先にはその仕事に必要な能力を持った従業員を選定し送り込むのは派遣元であるがため、派遣労働者を選り好む権利はないが、派遣先が面接などによって派遣元の従業員を選別することが可能になる

『請負』であれば、請負先の企業の指揮命令系統の元で働く義務はないということであり、請負先に何時に出勤、出社しようが、何時に退社しようが、何時間休憩を取ろうが自由である。請負先と結んだ契約通りの仕事を貫徹する。その対価として請負料金をいただきますというのが本来の請負契約である。逆にその請け負った仕事が貫徹しない限り、正当な請負料を得るためには、何時間働こうが、どんなに危険な仕事に従事することになろうが、それは請け負った側が責任をとらなければならない。そういういっさいがっさいの労働基準法的、労働安全衛生法的条件がクリアされてしまうことになる。

 

その他、派遣労働にはいろいろ厳しい制約や条件があって、派遣労働者の保護を一応うたっていることになっているが、逆に無視できればそれだけおいしい、旨味があるということであり、グッドウィルなんかが急成長を遂げたということであり、逆に逆に、無視できないからこそ、一瞬で会社が潰れてしまうのである。

今回のケースの業者(トウキュウ総建)も記事によると二代目社長は廃業を決めてるみたいだが、なんとなく、記事のニュアンスから、これ幸いと口先だけで『責任を取らせていただきます』と言っているような軽い感じがしてならない。事業を続けても、この大不況で辛いだけだしね・・・みたいな真意が見え隠れしている。『辞めます』といって国民の生活や政治をほったらかしにしても世間が許してくれるのは、どこぞのバカ国の二代目政治家だけなのだ。社員の受け入れ先の斡旋には努力します』と言ってみたところで、言ってみただけなのかもしれない。背筋が凍り付いたのはむしろ解雇される社員や無下に結核を患ってしまった社員の方なのかもしれない・・・

しかし、無職となった事業主を保護してくれる法律なんて皆無に等しい。今後、背中が凍てつくツンドラニッポンの厳しさを実感することになってはじめて、罪の重さを悔いることになるのかもしれない。世間の事業主の皆様方には、労働法は社員や従業員、労働者を守るための法律であると同時に、自分自身と会社、企業を守るための法律であるということの自覚を切に願う次第である。

 

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2008年12月29日 (月)

転職&職業訓練 職業訓練校の入校式

某都心の某資格予備校へ某経理事務関係の職業訓練受講プログラムを受けることが決定し、某日初旬に入校式と相成った。“某”“某”ばかりで、歯切れの悪い書き方で申し訳ないが、現段階でなるべくなら私自身の人物を特定されたくないので、とりあえずはご勘弁を・・・

 

 

この日もスーツを着ていったが必要なかった。午前中1,2時間ほど今後の日程と入所するにあたってのオリエンテーション的説明を受けただけだ。この授業は『某資格予備校』で行われる。東京都雇用・能力開発機構が予備校に対し、『委託』業務を行っているのだ。当然、講師の先生方や事務員、指導員の方々も身分的にはその予備校の『社員』であるみたいだ。公の機関の職業訓練というからには、公務員、準公務員的な身分の専門家によるレクチャーだとばっかり思っていたが、自ら経験してみるまで、何事も分からないものだ。きっと『民』にできることは、『民』にやらせるという、アウトソーシングの一環なんだろう。

そのまま午後すぐにとんぼ返りをして、中央線で地元の立川のハローワークへ直行した。東京都のシステムでは、入校式当日に、『公共訓練等受講届/通所届』を予備校側から受け取って、それを午後にハローワークへ提出して、晴れて給付の手続が開始となる。私は自己都合退職による雇用保険の基本手当の給付制限を受ける身だったのだが、これで晴れて給付制限解除となった。

こんなの裏技でも、テクニックでもなんでもない。私の支給日数はすでに120日と決まっており、それを前倒しで受けるだけで、本来は、支給日数が終わりに近づいた方が、支給延長を目的に受けるのが職業訓練だ・・・ とはいえ、そんな目的は『社労士たまご』としてはとうてい受け入れられないが・・・

そもそも、給付制限のかかる自己都合退職にすることもなかったかもしれない。これまで勉強してきた知識を活用するなら、最後まで争って、給付制限がかからないような退職方法も選べたかもしれない。法律の隙をつくようなマネを問答無用で行うなら、辞めた会社から何某のお金を余計に分捕ることも出来たのかも知れない・・・ しかし、私はそういうことが出来なかった。そんな自分自身のために社労士を目指した訳じゃないし、以前の事業主、社長に雇っていただいたことは、今でも大変感謝している。そんなことは、何か間違ってる・・・

 
 

立川ハロワには12時頃、付いたものの、給付関係の職員は昼休み中なので・・・ウニャウニャ言われて、1時に出直すように言われた・・・ しょうがないから、マクドナルドで飯を食いながら時間を潰し、1時10分前に戻ってきたら案の定、長い行列が出来ていた・・・ 都内各地の職業訓練先から、同じ目的でとんぼ返りしてきた人たちで溢れていた。

これだよ。一番乗りだったはずなのに・・・ 言われたとおりにしただけなのにね・・・  ハロワの職員さんや市役所の職員さんなど、公的な機関にお勤めになられている方は、一人一人は、昔と違って本当に親切に、感じが良く、親身に応対してくれるようになったのだろう。しかし、民間と決定的に違うのは、『サービス業としてのシステムを構築する』ということを根本的に理解していない。おそらく、そういうことを考える必要性があると認識している人が組織にいないのだ。

結局30分ほど時間をロスして、給付課へと手続しにいった。しかし、そこでも自分の順番の前の女が・・・もとい、女性の方が、いちいち、いろいろ、担当の人に質問や疑問を長々と30分以上にわたって繰り返したため、担当の人も、いちいち、いろいろ、全部に答え、分からないことは調べに部署に帰ったりするため、また、30分ほどロスしてしまった。パッ、パッと処理できないなら、最後に回せよ・・・

で、結局2時半頃までかかってしまった。

 

 

そのまま武蔵野線に乗って、先週応募していた求人の面接に行ってきた。入校式まで1週間ほど暇があったので、しこしこ就職活動を開始していたのだ。もう、この段階になると、書類審査で簡単に落とされないためのテクニックをいくつか身に付けていたりもした。

具体的には、まず求人を紹介してもらう前に、ハロワの職員さんに電話で、自分は『年齢は30代後半で、資格は社会保険労務士合格と日商簿記2級(この段階ではまだ予定)を持っていますが、社労士業務、人事、総務、経理業務は未経験です。それでも、御社貴所の求人に応募しても良いですか?』と問い合わせてもらうことだ。ハロワのおっさんにそれをやってもらうので、労力0だ。自分自身が緊張することもない。超楽すぎる。

その段階でもう、ダメ出ししてくる所もある。それはそれでしょうがない。向こうには向こうの都合事情があるだろう。こっちもわざわざ手書きで履歴書を書いて、100円相当の写真を貼り付けて、80~90円の切手を貼り付けて送る手間がかかるのだから、お互いの手間と労力を省くためにこの作業は至極合理的だ。

そして、履歴書、職務経歴書に何を書けば、先方に会っていただけるのかも薄々分かってきた。自分自身にしかない個性を具体的に書いて、自分自身という人間を紹介するのだ。自分自身の人生に、ストーリー性をもたせるのだ。もちろん、嘘を書く訳じゃない。

そういう演出作業がなんとなく私自身得意なのは、この長々しいブログからも分かっていただけると思う。たいして内容のある人生を送っているわけでもないのに、履歴書、職務経歴書とも、ビッチリ埋めることができる。もちろん、誰でも、私自身も、最初から上手く書けるものでもないだろう。図書館で借りてきた『会ってみたくなる履歴書』とか『職務経歴書の書き方2008』とかいう本を参考にしつつ、そして、以前、面接と職務経歴書を見ていただいた、ハロワの職員さん・・・職員さまの意見も大いに参考にさせてもらった。

これを読まれている、派遣先を解雇された労働者の方、職が決まらず悶々鬱々と嘆かれている無職の方、世の中や社会を恨んだり、自分自身を見下げ果てたり、自暴自棄に陥って犯罪や自殺を考えてしまう前に、もういちど、そういう基本的な努力について考えて欲しい・・・ と、いっても、私自身3ヶ月後には同じ立場で万事窮している身となるかもしれないが・・・ えらそうなことを言いたいわけじゃない。今だからこそ、言えることを書いている

 
 

ローカル武蔵野線に揺られること、30分、意外に近場だった。ここで働けるなら通勤楽でいいね・・・ 某県某所の社労士業事務所へ到着した。そこで決定的なミスをすることになる(つづく)。

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2008年12月27日 (土)

転職&職業訓練 職業訓練校の説明会

以前、『職業訓練校への受講決定のお知らせ』が届いた所までは書きました。その続きです。

11月の某日、またスーツを着て、職業訓練に関する説明会に出かけていった。まず、最初に断っておきますが、これは『東京都』の数多くある訓練プログラムの一つの話です。他地域、他プログラムでは今回の話と異なってる場合があると思います。

 

余談ですが、先ほど閣議で『独立行政法人 雇用・能力開発機構』の『高齢・障害者雇用支援機構』への統合と、職業訓練的な要素の地方移管が決定したようです。自分が社労士試験を受けたときは、『雇用保険三事業』だったのですが、今は『雇用福祉事業』がすでに廃止され、『雇用保険二事業』になっています・・・

その背景には、『わたしのしごと館』に代表される無駄なハコモノ行政や職業訓練の訓練員要請としてほとんど機能していない『職業能力開発総合大学校』などの批判があるみたいです。他にも雇用保険は、こないだTVでもやってましたが、『雇用促進住宅』にあろうことか、公務員である市の職員や公共職業安定所(ハロワ)の職員が住み着いているだの、考えられないような問題が噴出して批判が高まっていました。

まだ、現時点で詳しくは決まってないのでなんとも言えませんが、この世界的金融危機に端を発する雇用不安に際して、公共職業安定所(ハロワ)の役割と意義も図らずとも重要性を帯びてくるようになり、また、私自身が現実に直に接した職員さんや、指導員の先生、事務方の人は、みんないい人たちばかりで、お世話になり通しで、頭が下がる思いの毎日ですが・・・

少なくとも、『職業訓練校』、『職業訓練プログラム』を、都市部、地方部に関係なく、縮小、廃止するような方向には持って行ってもらいたくない。無職にとって、『職業訓練校』というプログラムがどれほど心救われ、心洗われる『モラトリアム』なのなのか、そんな話を語っていきたい・・・

『モラトリアム』なんて言っているあたり、雇用打切される派遣工の方たちに対して、社会やハロワでそんざいな扱いをされ、人生に希望も見通しも立たず、絶望された方たちに対して、お前は恵まれているから言えるのだろう・・・ という批判があるかもしれない。一寸先は闇というが、3ヶ月先は自分も給付が打ち切られ、闇に落ちるかもしれない身なのだ。それでも、社会やハロワの運営に係わってる側の人たちを恨むのは止めて・・・ という気持ちで、自分の実体験が世の中の誰かの参考になれば・・・ という思いでブログを書いきたい・・・

 

難しいことを書いたが、なんだっけ・・・ そう、説明会・・・ 説明会は新橋のとあるホールを貸し切って、自分のような『経理業務』や『Webデザイナー』、『CAD』、『旅行業務』、『不動産業務』など、いろいろな訓練プログラムの人たちを一斉に集めて行われた。

要するに、今後の日程の説明と、ハロワに提出する『公共訓練等受講届/通所届』の書き方、ジョブカードの説明なんかが行われただけだった。幸か不幸か・・・って言うほどでもないが、私は労働保険、社会保険に関する手続仕方の通信教育(笑)を7万払って受けた身なので、『公共訓練等受講届/通所届』の書き方のアンチョコ(労働社会保険様式記載例)を持っているのだが、それを参考にしてあらかじめ、書いて持って行ったら、なんとまあ、たった1枚の紙切れなのに、数ヶ所アンチョコは間違っていた。なんでも経験してみるもんだね・・・

まあ、それはともかく、説明会はそんな感じで2時間程度で終了。別にスーツを着ていく必要はなかった。スーツを着ていくのは、職業訓練受講試験時の面接の時だけでよいみたいだ。入校式とかも、特に必要はない。

 

翌々日は、某大手社労士法人の求人に応募した入社試験だった。求人の応募を続けて、だいたい4通目くらいにして、初めて、書類審査をパスしたみたいだった。一歩前進だ。それもあって、以前、ハロワで模擬面接をしてもらったのだ。

で、試験会場は両国の分かりにくいところにあって、迷ってしまい、アセる。自分の携帯はナビ付きのやつで、なんんとか探して、試験開始ギリギリに間に合った。受付で、閉口一番『事務職の応募ですか、営業職の応募ですか?』と聞かれ、知らねえよ・・・そんなの・・・ そんなのあったんだ・・・ まあ、なんだか、よく分からないまま試験を受けた。

会場は、50~100人くらい入りそうな会議室に、20代~50代、60代くらいの人もいたっけ・・・ 50~100人くらいの人たちと一斉に受けた。さすが、大手法人ともなると、間口も広いがスケールも大きい・・・ 試験は漢字の読み書きや、一般的知識を問うもの、性格検査、小論文という構成だったが、『おトイレは各自自由に入って下さい・・・』と説明が・・・ そしたら、きょうび優秀な日本語変換ソフトが内臓されている携帯使って不正のし放題、漢字テストなんて意味なくないんじゃね・・・ と思ったが、もちろん口には出さず、もちろん、不正もせず、モヤモヤした気持ちのまま、みんなと同じく試験を受けた。

ところが、時間配分を間違えた・・・ というか、黒板に開始の時刻と終了の時刻を書いてくれないので、何時から始めて何時に終わる試験なのかサッパリ分からなくなってしまい、小論文を全く書けずに『ハイ、そこで止めて・・・鉛筆を置いて下さい』と言われてしまった・・・ 小論文だけは絶対書いて下さい・・・と言われてたのに・・・

もっとちゃんと、試験を実施してよ・・・まあ、そんなこともあるだろう・・・ 

まあ、大手とはいえ、社労士の法人なんて有名大企業に比べれば、たかが知れてるし、それほど厳密な試験でもないだろうし、その辺は適当なんだろう。むしろ、すがすがしい気持ちで試験会場を後にした。結果は不合格・・・ 面接には進むことができず・・・

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2008年12月 6日 (土)

転職&職業訓練 近況~その2

10月に入る頃、有給消化期間が終わって、正式な退職、ようやく会社から『離職証明書』が郵送されてきて、次の日、ハローワークへ行って、『受給資格の決定』を行うこととなりました。こういう場合、次の手続は何で、何をどうすればいいのか、あらかじめ知識があると大変便利です。社労士の有資格者の特権ですね・・・ というか、自分自身が雇用保険の諸手当を受給してみる立場に立つというのは、大変勉強になります。

実はそれ以前に、1社履歴書・職務経歴書を送付したのですが、アッサリ書類選考落ち・・・再就職に対して何の予備知識もなかったので、履歴書はワープロで作成しました。で、職務経歴書は、ほとんど書くことがなかったので、前の会社の悪口をこれとばかりに書いてやりました。

さすがに、落ちます。

で、、『受給資格の決定』と同時に、『職業訓練』のパンフレットを貰ってきました。基本手当(一般には失業保険と呼ばれている)の給付制限を回避するには、職業訓練に通う以外に手はないからです。会社とモメてまで自己都合か会社都合か争わなかったのは、職業訓練に通いさえすれば、制限解除にされることも知っていたからです。社労士の有資格者の特権ですね・・・

職業訓練はいろいろあるのでしょうが、もう、IT系のDTPだとか、Webデザイナーだとか、もううんざりです。迷わず簿記2級の資格が取れる経理系を選択し、申し込みました。まだ試験前でもあり、確実に2級に受かる保証もありませんでしたし・・・ しかし、職業訓練は申し込めば、即受けられるものとばかり思っていましたが、10月の時点では、早くても12月開講の講座しかないというのが予想外でした。どうあがいても、10月、11月の2ヶ月は給付は貰うことができません。

 

その後は、週にやることとしては、微々たる作業で、あとはひたすら2chの実況に参加していました。東京TVは昼の12時半からCSIというアメリカの刑事ドラマを放送し、1時半から映画を放映するプログラムになっています。ほんと、仕事してんのかよ・・・という人たちと共に楽しく実況(2chの実況とはTVを実ながら掲示板でいろいろ語り合ったりコメントしたり、要するにチャットみたいな状況)する毎日でした・・・ お金もかからないしね・・・

競馬の方はシーズンインしましたが、無職がギャンブルするのは抵抗がありましたし、そもそも金が無くて出来ません。しかし、毎週G1の1Rだけは少額買ってみましたが、全く当たりません。秋天のカンパニー、エリ女のマイネレーツェルとか、低人気で惜しい4着みたいなのばかり本命にしてしまいます・・・どうやら、無職は当たらないように出来ているみたいです。おそらく9月以降、1Rも取れずに、無駄に少ない蓄えを放出してしまいました。

 

10月に後半に入って、『待機期間』を過ぎて雇用保険の説明会。ビデオを見させられましたが、分かりやすいのなんのって・・・ 社労士の勉強をするのに、独学で1時間かかるところが、15分くらいで済むなら、ビデオ講義とか、予備校に通うのも、あながち無意味ではないのだな・・・と思いました。

10月の終わりかけの頃、ようやく『初回の失業の認定』をすませ、『受給資格者証』を交付してもらいました。そして、就職活動はちょっと置いておいて・・・(そもそも、給付制限期間中なので、就職活動してもアルバイトをしても給付には関連しない)、簿記2級の試験勉強に集中し、ハローワーク詣ではいったん中団することになりました。

 

で、簿記2級の試験の前に、職業訓練の選抜試験と面接の日がやってきました。

職業訓練は、受けたいと思った人がすべて受けられるものではありません。訓練を受けても明らかに就職できそうにない人、その講座に適正のなさそうな人は間引くのでしょう・・・ 税金と保険料の無駄遣いですからね。

試験は詳しくは言えませんが(詳しく書くと問題ある?)、自分の受けた東京都の『若年者』(35歳未満対象。自分は35歳以上ですが、その辺は厳密ではないのは、社労士として予測がついていました。)のプログラムの経理科程の場合、簡単な小中学校レベルの国語と算数の問題で、試験というよりは適性検査に近いもの。簿記の知識を問われることはありませんでした。当然スーツを着ていきました。若年者のほとんどは、こういう場では当然スーツを着るというスキルがまだありません。

ただ、面接はしどろもどろになってしまいました。

今まで、暗い穴ぐらのようなところで、ほとんど誰とも人間らしい会話をせず、もくもくと、朝から深夜までチラシをMacで作っていいて、仕事を辞めるときにちょっと揉めた人間にとって、スーツを着た面接官2人と高緊張のなか、気の利いた会話するのは、ちょっと無理がありました。こんなんで社労士としてやっていけるはずは万が一にもあり得ません。ただ、自分が将来社労士としてやっていくためには、簿記2級は必要だということだけは力説しました。

しかし、まともに面接が出来ないという事実に酷く落ち込みました。自分自身のコミュニケーション力の不足に愕然としました。

無職という精神的苦痛は、人間性をここまでおとしめるのかということを、改めて知らされた思いがしました。しばらくは、ちょっと精神的におかしくなって、意味もなく独り言をつぶやいたり、何かに当たり散らしたい衝動に教われました。

で、簿記2級の試験。内容は以前書いたので割愛。

自分は、面接が上手くできない・・・ 強くそう感じて、ハローワークで模擬面接をやってもよう申込みました。『職業相談』の範囲の中には、履歴書、職務経歴書の添削から、模擬面接まで、いろいろプログラムがあります。全部無料なので、積極的に利用してほしいと思います。屈辱的なことを指摘され、身を苛まれることも、辛い思いをするのもあるでしょう。しかし、振り返ってみれば、すべて自分のよき経験となります。そして、ハローワークの職員は、それが仕事なのです。こんな自分に、自分達の時間を割いてくれる職員の方には感謝の言葉もありません。まあ、仕事っちゃあ仕事ですけどね・・・ 面接終了後の何気ない会話の中で、『社労士受験』の話をしたり、『それはすごい』と誉められたり、『士業を志すには少し遅すぎる』と叱られたり、親身に語られると嬉しくなります。無職にとって人間性の回帰は重要なテーマです。

 

その後も、職業訓練の受講結果を待ちつつ、積極的にハローワークへ通う日々が続きました。

実は、自分の住んでる市の自転車で10分くらいの市役所には、ハローワークの分室みた いなところがあり、いちいち立川のハローワークまで通う必要がないことを知りました。大変便利です。また、ハローワークは、お役所の期間ですが、すべてが平日の夜5時までで終わり・・・というわけでもなく、7時、8時までやっているようなところもあります。また、土曜日にやってるハローワークの分室みたいなとこ ろもあります。

しばらく市役所のハローワークの分室に通っていると、すいている時間帯(本当に誰もいない)とかも知れてきて、そんな時間帯を狙って出かけていっ て、積極的に職員の方と世間話なんかをしているうちに、すっかり顔なじみになって、もう顔を見せたら、自分が何をしたいのか分かって貰えて大変便利です。

というのも、普通のはハローワークで、自分で仕事をネット検索して・・・みたいな流れで仕事を探しているかと思いますが、それすら、めんどくさくなってきて、『職業相談』ということで、むこうの職員さんに職業のキーワードで仕事を探してもらうようになっていました。

ハローワークの職員さんが使えるパソコンは、一般の人がネット検索するパソコンより遙かに高機能で検索条件を絞れることができるのです。だから、自分で探さずに、職員に探してもらった方が手っ取り早い・・・

私自身、ハローワークの職員の方と顔なじみになることは、社労士として将来やっていく上で意味が大きいことだと思っていましたし、積極的に顔を出し ていました。しかし、別に社労士どうのこうのでなく、普通の方も、是非積極的にハローワークへ顔を出して、顔を覚えてもらい、いろいろ世間話でもして、情 報収集&便宜を図ってもらいましょう。彼らは敵ではく、味方なのですから・・・

で、週に1,2件の仕事を紹介して貰い、市役所の帰りがけに併設されている図書館に寄って、『履歴書の書き方・職務経歴書の書き方』なる本を借りて、今度は手書きで履歴書を書いたり、Wordで職務経歴書を作成する作業をし、応募をしていました。

 

で、職業訓練の受講決定の通知が届きました。

職業訓練の倍率はおそらく、1.5倍~2倍程度で、たぶん、職業訓練の合同説明会が始まる前に就職が決まって辞退した人もいるでしょうし、明らかに小中学校の問題も 解けないような不適正者を覗いて、ほぼ全員受講決定となったのではいでしょうか。ただし、今後はこの最近の雇用不安で、この後倍率はどうなるかは分かりませ ん・・・ まだ、ここまで不況が深刻化する前に申し込んでいたのはラッキーだったのかもしれません(いずれつづくかも)。

 

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2008年12月 4日 (木)

転職&職業訓練 近況~その1

ここまで、15日連続で簿記講義を続けてきた・・・

真面目に15日間、商簿に取り組まれた方、お疲れ様でした。というより、俺自身がお疲れ様でしただよ。ここまで個人で、一気に、アフィとかにまるで関係なく、無償で、ヴィジュアルにこだわって、情熱的に、いいかげんに、商業簿記の2級を解説したブログは古今東西、今まで無かっただろう・・・

こういうのは、勢いがあるうちに一気にやってしまわないと、すぐめんどくさくなってやらなくなるからな・・・

残りの15日間で工簿をやる予定だが、さらに輪をかけてヴィジュアル的に、情熱的に、いいかげんな解説を繰り広げる予定なので、乞う御期待

そもそも、2ヶ月で日商簿記2級をマスターするというのは、無茶苦茶なのだ・・・少なくとも、4ヶ月長くて6ヶ月かけられるなら、こんなブログ読んでないで、まともに勉強すりゃあいい

 

ところで、15日目は特に何も書くこともなかったので、自分自身のこれまでの近況を書き綴ってみたい。

 

9月の25日に会社を退職した。

退職金は頂きました。いや、退職品です。どこぞのメーカーの高級ボールペン1本です・・・

 

それはさておき、実際は有給消化ということで、9月の10日くらいから、会社に出てこなくてよかったのですが、会社は実際、自分が仕事をしないと立ち行かなかったので、有給買取の名目のもと、出社しておりました

ところが、最初は潰れそうな我が社、会社都合退職にしてやるといっていた、社長の気が一変し、会社のメンツがどうのこうのと、訳の分からない理由で激昂して、自己都合にしろ、退職届を出せの一辺倒・・・ 実際、会社都合と自己都合の違いって何なのか?

会社のメンツとかは関係ありません。他人がどうして、一社員の退社の理由を知れる?
ともかく、会社都合と自己都合の違いって、自己都合は離職者側からは雇用保険の給付制限(3ヶ月、その分、受取期間の短縮)と不利なことだらけな一方、企業が被る損害はほとんどないのですが、実は一つだけあります。それは、会社が助成金をある期間受け取れなくなるということです。元々、助成金なんて申請したことも、そんな知識もないくせに・・・と思いましたが、自分は社労士試験合格者としてその事実を知っていたので、会社の言われるがままに、退職届を出しました。そして次の日以降、二度とその会社へ行くことはありませんでした(ほんとは、健康保健所の返還に一度行った)。まあ、結局は10人以上雇ってるのに就業規則を作ってないので助成金は受けられっこないのですが・・・

というわけで、自己都合退職扱いの哀れな無職が一匹、ケロッ、ケロッ、ケロッとは泣かないで、根性、根性、ど根性、泣いて笑って誕生しました。

 

無職生活は実に楽しい

目覚ましが鳴らないので、朝の10時に目が覚める。それが翌日には12時になる。さらに次の日は昼の2時になる。あっというまに、昼夜逆転生活です。東京の夜は楽しい・・・と、いっても夜の街に遊び歩いたり・・・という訳でなく、某関東地方では、2週間ぶっ続けで、1日2~3時間土日もなく、『24 シーズン6』の連続放送をフジTVでやってたりしたので、それを鑑賞するだけでなく、2chで実況する毎日を送っていました。

連日実況に参加するメンバーは、みんな無職やニートや引きこもりばかりなのでしょう。夜中の2時、3時に2週間TVを見続けられる人は、普通いません。ほんとゲラゲラ笑いながら、様々にいろんなツッコミを入れ、ちょっとした豆知識を書き合い、夜が明けるまで楽しみました。

 

とはえい、それ以外の時間は、簿記2級の勉強をしたり、ハローワークへ通ったりもしていましたんですけどね・・・(つづく)

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2008年9月17日 (水)

秋の遠足に行く

無職が家に閉じこもっていても気が滅入ってしょうがないので、いい天気だったのもあって秋の遠足に行くことにした。

東京には玉川上水という小川が流れていて、某人間失格な作家がそこで入水自殺したり、某宗教活動家が某猛毒の入った瓶をそこに隠したという逸話のある由緒正しき用水路だ。その名の通り、多摩川から流れている。家の側に、その支流である野火止用水というさらに細い用水路が流れていて、それがどこまで続いているのか、前から知りたかったので辿ってみることにした。

出発したのは昼の3時。この時点で失敗しているような気もしたが、おやつもバナナも持って行くのを忘れているので、そんなささいな失敗は気にしてもしょうがない。

ほんの30分ほど歩いた時点で、西武新宿線の八坂駅に出た。
自転車だと15分ほどだが、歩いても30分ほどの距離だった。15分、30分という時間は何もしてないとあっという間に過ぎてしまうが、思いがけず遠くまで行けてしまう。

さらに川の中の錦鯉やそこらの女郎蜘蛛を観察しながら、あっという間に久米川まで出てしまった。感覚的には、南から北へ歩いている感じで、日本列島の外側から内側へ向かってあるいているのに、川の流れも同じように逆流しているのは不思議な感じだ。まあ、大局的には西から東に川は流れており、多少の誤差で北へ向かったり南へ向かったりしているのだろう。

1時間ほど歩くと、猛烈に脚が疲れてきた。限界だ。日頃の運動不足のせいだろうか。小学生の頃、遠足と言えば、朝から夕方まで野山を歩き通した記憶があるが、思えば子どもはすごいね。たった1時間のウォークなんて小学校低学年レベルだろう。昔の人、江戸時代の人とかは1週間ほどかけて東海道を歩いたり、たかが芸能人も、国内外で長時間歩いたり走ったりしてアッチコッチ行ったりするのは凄いことだと改めて感じる。

それでも頑張って2時間半ほど歩き通して、終いには清瀬まで行ってきた。日も暮れてきたし、帰りは迷わず清瀬の駅から電車で帰ってきた。電車賃は230円ほどでした。距離にして6~7kmだろうか・・・

都合3時間ほどの小遠足だけど、たいがい気は晴れた。思いがけず、長い時間を楽しめたことに感動する。3時間といえば、今、ちょうど簿記2級の過去の試験を解いてみると、そのくらいの時間がかかる。勉強していると3時間は、あっという間だ。

また、いずれ時間があれば、清瀬から再スタートしてみたいが、結局はなんだろう・・・ 埼玉の方まで流れていって、荒川まで行ってしまうのだろうか・・・

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2008年9月12日 (金)

ハローワークに行ってきた

話は火曜日に遡る

立川のハローワークに生まれて初めて行ってきた。
原チャなら20分くらいの道のりを、自転車でのろのろと40分くらいかけて行ってきた。家をお昼過ぎに出たのだが何も食べてこなかったので、お腹が空いて鼻水が止まらなくなってしまった。

そこで例によって例のごとく、立川競輪場へ行ってみた。ところが、今日に限って競輪が場内で開催されており、入場料50円取られる始末。別にレースを観戦したり車券を買ったりする目的でもない身にとっては痛い出費だ。

しかし、昼食として食ったのはフランクフルトソーセージが150円、フライドポテトが100円、パックのコーヒー牛乳が150円の計400円。飲料以外はここが遊楽場とは思えない浮世離れした安さだ。なんだったら飲み物はタダ茶で我慢してもいい。あと、ここはマスタードを置いてあるのが良い。府中(競馬場)も見習って欲しい。欲を言えばアメリカンドッグも置いてくれ。

せっかくなので、車券を車連複(馬連に相当)の5車BOX(馬連BOXに相当)を100円買って、1Rレースを観戦してみるが、全くカスリもせず。石渡治先生の競輪漫画『odds(オッズ)』を読んでいるおかげで、競輪のキモとは、レース中のラインの協力(各地区ごとに3人、2人ずつが同レースに存在するように絶対に組まれている)・・・ってのは知ってた。

けど、それが分かったところで、どう結果になるのかがサッパリ読めない。誰と誰は同じ地区でも仲良しだとか、そんなレベルまで知る必要があるのかもしれない・・・ そもそも、何番がどういうラインかも知らないしね・・・ 協力しあっても、結果に直接つながりそうな気もしないし・・・ しかし、昔は競馬にも『岡部ライン』なるものがあったが、懐かしいね。どうして今はそういうことをやらなくなったのか・・・

 

生まれて初めてハローワークに行ったのだが、入り口でまず衝撃を受けた

 

それは、なぜだか、地区内の『社労士』『行政書士』の名前と住所が書かれた名札みたいなものが、入り口の壁に張り出されているのだが、自分の住んでいる市には、社労士が4人もいて、しかも、なんと4人が4人とも同じ地区(町内)の住所であった。『○○市○○』までが全く同じ。自分も将来的に含まったとしたら、5人になる計算だ・・・

どんだけ、優秀な地区なんだよ。町内社労士会作れちゃうよ。まあ、偶然なんだろうけど・・・

 

いろいろ、ハローワークの職員と話し合って、早速求人を1社紹介してもらってその場を後にした。社労士として生きていくことになるなら、今後長い付き合いとなるかもしれない・・・

 

その後、別に暇なので立川通りを南下して、甲州街道を渡って、多摩川まで行ってみた。そのまま多摩川の源流探しの旅に出かけたかったが、なんだか猛烈に腹が痛くなってきて、それに履歴書や職務経歴書なんかを作らなきゃいけなくなってしまったので、一服しただけで帰ってきた。

帰りしな、腹は痛かったのだが、猛烈にアイスが食いたくなって、ファミリーマートに寄って買い食い。180円の濃厚バニラを食う。まだ残暑の厳しい折だからね・・・

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2008年9月 5日 (金)

会社を辞めてきた

ブログ再開します

この一月ほどブログを休止してましたが、本当にいろいろあった。世の中はオリンピックや首相の退陣、自分の住む街ではゲリラ豪雨によるプチ洪水なんかがあった。今年の、第40回社会保険労務士試験も8月の終わりにあった。競馬はシーズンオフの夏競馬なんで正直詰まらない。そもそも当たらないしね・・・

個人的には社会保険労務士の『事務指定講習』なるものに4日連日で東京ビッグサイトまで行ってきました。このことにちょっと関係あるのですが、10年勤めてきた会社を辞めることになりました。いわゆる、勤め人としていくらお盆の時期とはいえ、独身が平日に4日も連休を取るのは許されない雰囲気が社内にあったからです。もちろん、それだけが原因ではありませんが・・・

もちろん社内の空気を読めない社員は平気で休む者もいます。しかし、そういう人は普段から平気で有給をとったりしてます。私は風邪を引いても少々の熱があっても会社には出てこい的な雰囲気を醸していたモーレツリーダーだったので、さすがに自分から『あとヨロシク』で休むことができなかった。裏を返せば、班の他のメンバーに無意味に休まれて、その分の仕事が自分に回ってくるのを避けたかっただけ・・・ これは去年、一昨年と本当に社労士の勉強漬けの毎日で、サラリーマンとしての無駄な仕事を極力避け続けてきた弊害から始まっています。思えば、この裏の顔、ウソの顔が“矛盾”の種が蒔かれた時期だったのでしょうか・・・

 

『事務講習』は夏に4日連日であることは、今年の初頭の段階から分かってましたし、その時点で「なんとか普通に有給が取れる環境を。」「普通に連休とれる雰囲気を。」と上司、社長に直訴してきたのですが、まともに取り合ってもらえず、「その時になったら考えよう」的なその場の回答しか得ることができず、私の仕事は1,2週間前からの引き継ぎで可能なものでもなく、真剣な議論を引き出すために『退社』の強権を発動してしまった。

しかし、間の悪いことに、自分とほぼ同時期に勤めた社員も水面下で転職話を進めていることが発覚し、ほぼ同時退社となってしまいました。同い年で、私が得意のプログラミングとアキバ系、オタク系知識で技術面を引っ張るリーダーだとしたら、彼はアカ抜けたデザインセンスと才能で社の品質面を引っ張るリーダーでした。しかし、彼氏も当然、自分の将来に不安を感じて逃げ道を模索していたのだ。

 

実は自分の元いた業界(DTP)はもうボロボロのグダグダで、とてつもないくらいの構造不況に見舞われている。それに最近の原料高と資材の高騰が相まって追い打ちをかけてしまった。この時期に新工場を建設してしまったアホな親会社が社員全員のボーナス全額カットと大量リストラを断行・・・ しかし逆に、ウチの会社は避けられない仕事の大量発注にまみえることに・・・ だったら、儲かっていいんじゃない?と思われるのは浅はかで、一人の社員が一月に100時間以上残業してもそれで30万円ほどの利益にしかならない。会社の利益を全く考慮しないで時給換算で約1,000円ほどだ。やればやるほどアカが出る状態。全くの水の泡なのだ。

おかげで残された同僚達を地獄に陥れてしまった。

100時間以上残業と普通に、簡単に書くが、自分は10年で好景気の時に2,3度経験したことがあるが、ほとんど気が狂いそうになる。社労士的に言えば、これで死んだら労災認定、鬱を発症したら鬱病認定、障害者年金2級か3級だ・・・ まったくそういう人を救いたくて、世の中の状況を変えたくて社労士を志したはずなのに、すでに出発点で地に落ち、血にまみれる結果に・・・

 

この矛盾はなんだろうか・・・

 

責任を取らなくてはいけないから辞任するのか、責任を取りたくないから辞任するのか・・・
責任をとらなくてはいけないから辞任を避けるのか、責任をとりなくないから辞任をさけるのか・・・ 一国の首相も協会の親方も、そんな矛盾を孕んで苦しんでいるのだろうか・・・

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