2008年7月15日 (火)

私の競馬予想についての考察<第4回> ~プロの予想家は“神”“運”“調子”を口にしてはいけない~

某プロの予想家の話だが、馬券の収支が良かったころは、ご大層にも『競馬は結果が全てなのだ』と口にしていたくせに、ちょっと成績が下降線をたどると、平気で『神様に嫌われている』『運が悪かった』『最近は調子が悪いので』と口にする奴がいる。

他人に予想を売ってお金をもらっている以上、その3つは禁句である。なぜならその予想家のファンは、その予想家の理論なり方法論なり技術に対して、価値のあるものと認め、対価としてお金を払って予想を買っているのだ。馬券が外れた原因を的確に分析することなく放棄して、『神様が悪いんです』などと意味不明の言い訳をするのは酷い裏切りでしかない。たとえば電気屋さんが洗濯機を売って、1月もせずにぶっ壊れたとして、『神様が悪いんです』なんて言ったら客はどう思うか? 『パソコン』を売って1月もせずに起動しなくなったとして『運が悪かった』と言えば客はどう思うか。詐欺だと叫ぶだろう。

あくまでプロなら、自分が売った理論、方法、技術は正しかった。間違っていなかった。欠点はなかった。が、○○こういう理由で、××こういう原因で馬券は的中しませんでした。と納得のいく説明をしてもらいたい。そこまでアフターフォローをしてこそのプロなのだ。

ちなみに自分は『馬券回顧』を行っているが、たとえ予想が外れても、『上がり最速の脚は使っている。前残りで展開が向かなかった』『馬体が増えすぎていたのは誤算だ』『逃げ馬なのに、なぜか逃げなかった』とか、必ず自分の予想が悪かった・・・以外の原因で馬券が外れたことに『後付け』している。そもそも私はプロではないから、そんなこと厳密にやる理由はないが、こんなブログを読んで下さる読者様へ、私の予想を参考にして下さる方のせめてもの誠意である。

たとえ、自分の予想理論がただの嘘、デタラメに過ぎず、インチキ、ニセモノのたぐいだったとしても、輪を掛けてでも、デタラメでインチキでこじつけの後付回顧をしてもらいたい。予想家と言わず、予想詐欺師だったとしでも、最後までその嘘を貫き通して貰いたい。どうせそんなものを買うのは初心者、素人なのだ。簡単に煙に巻けるはずである。予想が外れるのはかまわない。しかし、最低限、それを買って下さったお客の幻想をブチ壊す真似だけはしてもらいたくないのだ。それがプロの予想家、真の詐欺師というものだ。 

 

競馬を始めて3~4年ほどたった頃、世の中の嘘八百の予想家、予想理論に辟易し、自分で予想理論を開発するExcel競馬も統計上の有意性を見いだせず、アッサリ挫折した私は、新たな予想法を模索していた。

そのころ、『競馬最強の法則』誌に一人の予想家が彗星のごとく登場した。

 そして、コジロー式とは比べものにならないくらいの大ブームを巻き起こした。『予想』そのものというのでなく、こと『予想方法(馬券術)』ということに限って言えば、数ある予想法の中で、最も優れた紛れもなく真実で嘘偽りのない完璧な理論であったと断言できる。そしてそれは現代まで続く、予想の一大ムーブメントとさせなっているのだ。紛れもなく、嘘偽りのない、ホンモノの玄人予想家、プロ馬券師だったと断言できる。

その予想家こそ、競馬予想TVの初期の予想家にして“馬券で妻子を養う男”こと、木下 健氏である。

木下氏の予想方法とは、氏の著書を引用させてもらえば、『トリップハンディキャッピング』というものらしい。つまりは、『トラック・バイアス(内枠外枠の有利不利)、ロスや不利、ペースが生むマジックがレース結果に大きく影響する・・・』それらをひっくるめてトラップと呼び、それを自分自身の手で、目で、補正をかけ、次に買える馬を見つけ出すという作業である。具体的にはGCのレースリプレイを録画し、回顧し、記録し、穴を開けそうな馬、確実に上位に来そうな馬を見つけ出すという予想である。

なぜこの予想方法が嘘偽りが無く優れているかと言えば、予想する自分自身が最大の責任を負うシステムだからである。例えこの方法で予想して馬券を外したとしても、それは木下氏の責任ではない。過去レースを見る目の無い、見る目の拙い自分自身の責任だからである。

逆に、木下氏の分析によって出された予想を買い、それが全然当たらなかったとしても、それは木下氏の責任にはなろうが、この場合は、『予想方法』自体を否定することにはならない。ゆえに最強の予想法といってさえ言い。木下氏のことを悪く言う人間も世の中多くいようが、予想法までを否定することは出来ないからだ。

 

最も、木下氏以外にも、例えば競馬新聞の記者などは元からこういう方法で予想するものだろうし、他にも実践していた人もいたであろう。氏の著作によるとアメリカではメジャーな予想法だとある。ただ、こういう方法が世の中にあるよということを、最初に世に広めた人は木下氏ではないかと思う。『自分のような素人でも、GC(グリーンチャンネル)とビデオデッキ、抜き出した馬を記録するメモ、あとはレースリプレイを回顧し続ける時間と“根気”さえあれば、こういうプロ仕様の予想はできるのだ』と。

これは面白いと思った。さっそく試してみようと思った。もちろん、『木下氏自身の予想を買う』なんて発想は自分には全く無かった。それは自分にとっての“競馬”でなくなるからだ。この予想方法だけを真似てみようと思ったのだ。

さっそくその日のレースをビデオに録画し、目に付いた馬とその理由を、とりあえずExcelに書き連ねる作業を開始した。

 

その記念すべき第1回目の録画ビデオの中に、モレッタという3歳牝馬がいた。中山ダート1800mの未勝利戦だったが、鞍上北村宏騎手でその5人気に支持された馬は、後方追走から道中マクって先団進出、そのまま直線差しきる勝ち方をした。素人ながら、初心者ながら、この内容が目に焼き付いた。この頃にはこういう勝ち方は稀で、馬の能力が違ってないとできないものだととおぼろげながら理解し出した頃である。おお、これは強いとExcelに書いた。

翌週、そのモレッタが500万戦の芝1400mになんと連闘をかけてきた。鞍上は当時若手の後藤騎手。ダ→芝ということもあって7人気と穴評価だった。しかし、せっかくメモして出てきた最初の馬だったので、単勝、馬連を、モレッタ中心に買ってみることにした。

すると、なんと、モレッタちゃんはその500万戦も勝ってしまったのだ。単勝1,580円、馬連1,810円がこうも易々と簡単にゲットできてしうなんて・・・ なんて簡単なんだ・・・ すごいと思うのと同時に、この予想法はイケると確信した。そしてこの予想法に自分は、木下氏とは全く関係なく、『モレッタちゃん馬券術』と名付けた。

 

そして、それから以後暫くは、『モレッタちゃん馬券術』に没頭していくことになる。それが地獄の一丁目だったとも知らずに・・・

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2008年7月 8日 (火)

私の競馬予想についての考察<第3回> ~予想における三種の文明神器~

競馬に勝つとはどういうことなのか。

それはJRAに勝つことでもなければ、神のごとき心理眼を獲得することでもない。馬の気持ちが理解できるようになることでもない。要するに数多の競馬ファン、馬券購入者達と競って、勝つことなのだ。

馬券購入者の大半は、平日普段は何してるのかサッパリ分からない馬券オヤジや薄汚れたナリでWINSに集う、ろくでなしどもだ。現代の技術の進歩は、そんな50年前から進歩していないような競馬ファンに対して、圧倒的有利な立場に立てる三種の文明神器というものを獲得するに至った。これは私だけに限らない。あなたにも共通して簡単に得ることができる神器である。そして、それはここ5年の間の話である・・・

神器の一つ目は、『PAT』である。締切30秒前まで購入馬券を悩み、枠連と馬連どっちのオッズがより付いているのか知ることができる。これ一つでオッズプリンターなどでセコセコオッズを印刷している競馬場のファンより圧倒的に有利な立場に立てる。発走5分前の間に騎手を振り落として暴走する馬も出るかもしれない。締切ギリギリまで購入を検討できるのは俄然有利なのだ。

二つ目は、『GC(グリーンチャンネル)』である。スカパーの本放送のことを言っているわけではない。今のネット環境では、過去5年くらいなら全てのGCの録画レースを、パソコンで再現して見ることができるようになっている。個人でもHDレコーダー等を利用すれば、2,3ヶ月くらいの過去レースなら保存しておいて、瞬時に見ることができる。ビデオをカチャカチャ入れ替えるより圧倒的スマートだ。

私は未勝利戦の馬券を買うときに、予想するほんの10分間の間に、めぼしい出走馬の前走を2、3Rくらい見ることがある。実際に自分でレースを見るのと、競馬新聞や四季報の活字のデータで知るのとは雲泥の差の情報量である。まさに百聞は一見にしかずとはこのこと。馬券オヤジどもには到底真似できまい。

そして三つ目が、競争馬、過去レース、血統、レース結果、その他、数限りない情報を瞬時に仕入れ、分析させることのできる、『パソコン』である。これはおそらく、このブログの読者も実感してなんとかしたいと考えている話題であろう。『パソコン』を競馬にどう活かすか、使いこなすのかが、現代競馬予想のまさにキモといって過言はないのである。

 

競馬を始めて、2~3年目の間に大学を卒業し、就職も果たした私は、あたりまえのように『パソコン』も手に入れた。ちょうど10年くらい前の話である。

当時はまだインターネットも一般的でなく、ちょうどパソコン通信とインターネットの端境期、『PAT』と言えばファミコンでやるのが主流の頃だった。

当時はパソコンで遊ぶというのは、店頭でパッケージ化されたソフトを購入するのが一般的だった。そんな時代に、一部のコアなパソコンマニア達が熱中したのは、自分でプログラミングを組んでパソコンで走らせることだった。当時、プログラミングは今以上に敷居が低く、パソコンを使った遊びの一つとして認識されていた。

そして、パソコンで予想ソフトを自作し、その買い目に従って馬券を購入する。これは当時は一部の競馬ファンの中では、実に画期的で魅惑的な遊びだった。プログラミングと聞くと、『ああ難しそうだ』『大変そうだ』と身構えてしまう人も多いだろうが、それがこと、『競馬のため』となると、実に熱中して、覚えよう、理解しようと努力してしまうのである。

とはいえ、自分のデスクトップパソコン(Macinotosh)に入れてあったソフトは、『Excel』『Word』くらいであった。今じゃ国内メーカーのパソコンを買えばもれなくついてくる付録でしかないが、この当時は4~5万出して買った超降級品だったのである(そもそもMicrosoft社がライバルであるApple社のソフトを出したのが実にセンセーショナルな“事件”だった)。

 

しかし、この『Excel』というソフトは、プログラミングを実現する仕組み、『マクロ(VBA)』が実装されているのである。そして都合のよいことに『Excel95で中央競馬を256倍楽しむ本―知らなかったJRA-VANデータ究極の活用法-CD-ROM-ブック―中央競馬データ大作戦-中村-恭一郎』なんていう本がこの頃出ていた。この本はExceプログラムの解説本としても、初心者にとって実に分かりやすく簡単に書かれていたので、大いに熱中して自作予想ソフトの作成に取り組み、2~3ヶ月して早速完成させることができた。

余談だが、これのおかげで、自分は『Excel』はかなり使いこなすことができる(と思っている)。世の中、『私、Excelは得意なんです。』などとぬかす女がいても、『マクロ』までは理解していない。『マクロ』を使いこなせるかどうかで、Excelの使いこなし度は天と地ほどの開きがある。

 

そしてJRA-VANから翌日の出走データを購入して、解凍し、そのソフトを走らせて、買い目を出す。その買い目通りに馬券を買う。結果、当たったり当たらなかったり・・・

平日は、過去2~3ヶ月分のデータで、よりよい回収率がもたらされるための方程式作りである。Excelに「(人気÷出走頭数)+(着順÷出走頭数)」を計算させたり、いや、そこは+(足す)じゃなくて×(掛ける)だろ・・・ 偏差値にしたものを得点化し・・・ 上がり33秒台の脚を使った馬は+5点付け加えてみよう・・・ とか、いろいろ悩んだり、悪戦苦闘しながら、それでも大いに楽しかった。完成した方程式を走らせて、おお、回収率が200%超えるじゃない!とか、ぬか喜びしながら・・・

 

しかし、ある日ふと、これは『競馬』じゃないと思った。

 

プログラミング競馬にありがちな欠点として、例えば『33秒台の脚を使った馬は+5点』というのが本当に正しいのか、統計学的に言えば『有意な相関がある』と言えるのか、それは単に『勘でそうしている』だけであって、『証明すること』が実に困難である。それほど、競馬は1レース1レース条件が全く違うし、全く同じ馬同士が競うわけでもなく、父、母、血統が全く同じでも、能力もほぼ同じといえる馬すら存在しない。季節や天候によって結果が左右されることも考えるとすれば、2~3ヶ月分のデータで検証なんてできっこないのである。

また、当時のパソコンの能力自体が貧弱で、2~3ヶ月分のデータを処理するのだけで1,2時間はかかっていた。何年ものデータを手に入れたとしても、検証するのはほぼ不可能であった。

なにより、プログラミングが完成した段階で『競馬予想』は終了しており、それ以外に主観を介在させる必要のない競馬、パソコンがはじいた買い目通りに馬券を買うだけというのは、私には実につまらないことのように思えてしまった。

 

結局、このExcell競馬は1年くらいで挫折した。プログラミングという置きみやげを残して・・・

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2008年6月25日 (水)

私の競馬予想についての考察<第2回> ~予想黎明期~

2回目は、私がはじめて馬券を買うようになった頃の話をしたい。

ちょうど12年ほど前の話だ。当時、もう成人して学校を卒業し、法律的に普通に馬券を買ってもよかった年頃だったが、競馬に関わらず、パチンコやパチスロなどのギャンブルにはまるで興味はなかった。友達同士で下手な麻雀を打つくらいだった(レートは1点0.02円。ハコ割れしても-500円とかそんな感じで・・・それでも賭博か・・・法に触れてるようならゴメンなさい)。

そのころ、バイト先の工場で爆発的に流行したスーファミのソフトがありました。それが『ダービースタリオンⅡ』です。このソフトは自分らの間だけでなく、世間的にも大いに流行して、この頃の20代男子はほぼ、徹夜でこのソフトをやり込み、当時の競馬ブームの火付け役として一役買いました。その流れでバイト先の悪友に連れて行かれて、初めて東京競馬場に訪れたのが、メジロドーベルの勝った第58回優駿牝馬(オークス)でした。その日は取ったレースもあったが、メインは2人気のキョウエイマーチが沈んで波乱の馬連万馬券決着となり、計2万円くらい負けた気がする。

で、翌週が早速ダービーで、馬券を買う楽しみを覚えた身には無視できない。しかし、もちろん、競馬新聞の見方どころか、『牡馬』が雄馬を表すことすら知らないような身では、どうやって予想すればいいのかが分からない。しかし、当時から新聞の見解を鵜呑みにして買ったりといった、とにかく他人の考えで買うのだけは嫌でした。ふと、馬柱の中に見つけた『マチカネフクキタル』という縁起の良さそうな名前にピンときて、この馬を本命にすることにしました。

この年のダービーは、結局フクキタルは7着に敗れて、除外となったシルクライトニングとの馬連の1,000円だけが返ってきました。当時、「そんな名前だけの馬が来るかよ」「強いわけあるかよ」とさんざん、からかわれましたが、自分の相馬眼が正しかった(?)ことが後に証明されたのは痛快でした。

今、振り返ってみても、この世代は実に個性的な馬が多かった。牝馬は名牝メジロドーベル、快足キョウエイマーチ。牡馬は皐月、ダービを制して大西を男にした2冠サニーブライアン。古馬になって春天を制した名ステイヤー、メジロブライト。菊で敗れ、JCで敗れ、叩き上げて強くなり、最後には古馬を退け有馬を制した、シルクジャスティス。そして、菊の1冠をもぎ取り、この世代の『最強』の称号を手に入れた、強烈な追い込み馬、マチカネフクキタル。忘れてはならないのがフジの競馬中堅の司会をしていた斉藤陽子が泣いて、泣いて、それが可哀相で見てるこっちも泣けてきた悲運の最狂馬、サイレンススズカ・・・ これだけのメンツがダービーで激突したのだ。


そして、この年の夏頃には、すでに毎週、毎週、馬券を買うようになった・・・と、言っても、毎週、重賞を2,000円だけ買っていました。かわいいものですw お金も余りなかったし・・・ また、自分の記憶違いでなければ、当時立川WINSではまだ500円単位でしか販売されておらず、細かく買うことが不可能な時代でした。3連単、3連複はもとより、馬単、ワイドも無かった時代です。

と、同時に、どうすれば馬券を獲れるようになるのか、研究しはじめます。まず、あたりきですが、馬券本を買ってきます。タイトルももはや忘れてしまいましたが、ワクワク、ワクワクしながら読み進めます。最初から50ページくらいまでは、筆者が獲った馬券の自慢です。『へ~こんな万券も獲れるのか・・・』 ワクワク、ワクワクしながら、いよいよ、筆者の予想法の解説ページに行き当たります。たぶん、もう、絶版になってると思いますので、その予想法をここに書いても構わないかと思いますが、『1-4-7の法則、2-5-8の法則、3-6-9の法則』と言って、要するに『自分の本命にした馬番(枠番)と、その麻雀の筋の馬を相手に買え』ということでした・・・

ぶん投げました。本を・・・

しかし、この麻雀筋の法則は結構バカにはできなくて、もし、今もこれを信じていれば、先週マーメイドSの7万馬券をゲット(馬連2-8)できていたはずでした。


この頃、『競馬最強の法則』や『競馬ゴールド』などの競馬雑誌も買うようになっていました。『競馬最強の法則』で紹介された馬券術で、今でも忘れられないのが、『コジロー式馬券術』でしょう。当時、大反響を巻き起こしました。

要するに、ある競馬新聞(1馬だったか?)のある予想家の◎と別の予想家の○、また別の予想家の▲・・・を組み合わせて使うと、物凄い的中率と回収率になるというものです。『なるほど、これは画期的だ』と思いました。

早速、その新聞を買ってきて、記事にかかれてあるとおり、試してみました。そして、いつもより資金を多めに2万円くらい出して全レースを買いました。1レースも当たりませんでした。本命サイドのレースも何点か買っているのに・・・ガミっても最悪1点くらい当たっても良さそうなものです。しかし、1レースも当たりませんでした・・・

ちょっと考えてみれば、これも、まるで根拠のない予想法だとすぐ気づきそうなものです。当時は若かったというより、競馬素人、競馬初心者でした。しかし自分だけでなく、一大『コジローブーム』が起こったほどですから、それを紹介したライターの腕がよほど良かったんだと思います。

ご存じの方もいるかと思いますが、後に、コジロー氏は詐欺で逮捕されてしまいます。元本保証でコーチ屋みたいなことをやっていたらしいです。


他人の予想なんて当てにならない。世の中、インチキが溢れかえっている。予想には確固たる根拠がなければいけない・・・そう教訓を得た、競馬1年目でした。

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2008年6月17日 (火)

私の競馬予想についての考察<第1回>

予想法には、アナログ予想とデジタル予想に分けられる。

私は、完全アナログ予想こそが競馬予想の理想形であり最終形だと思っている。その方法は、レースのリプレイをその日1日が終わるごとに全レースチェックし、次に狙えそうな馬をチョイスしておく。あるいは、そのレースが始まる前に全出走馬の過去1~5走くらいをを全てチェックして狙い馬をチョイスすることだ。

これを完璧に行えば、100%競馬に負けることはありません。競馬で食っているとのたまう人間、プロ、もしくはネットや2chで名を馳せる予想家は、ほぼ例外なくここの方法論を実践しています。

ただ、競馬初心者がいきなり初めて出来るというようなものではありません。
最初はレースの何を見ればいいのか、どこをみればいいのか、全くコツが分からないと思います。しかし、マジメに1~2年も続ければ、『馬が手前をきちんと変えている』とは、『馬がかかってしまって抑えきれない』とは、『大跳び』とは、『ピッチ走法』とは、ああ、なるほど、そういいうことだったのか・・・とか、劇的に競馬を見る目が養われていきます。私自身、過去3~4年くらいは、ほんとにマジメにそういうことをしていました。ここで培った競馬を見る目が現在の予想にも活かされています。

前置きが長くなりましたが、『私の競馬予想についての考察』の第1回目は、初心者の方でやってみたいと思われる方のために、具体的には、何を見ればいいのかということを、3つ挙げてみます。

 

一つめは、上位に来た馬がどういう競馬をしていたか・・・ということです。具体的には馬の“躍動”を見てもらいたい。いわゆる、「抜群の手応え」という奴です。これは一見、抽象的で難しそうですが、実際やってみると、意外に簡単にわかるものです。馬が「よし、行ったるで~! 行ったるで~」と言い出しそうな感じなのに、前が壁になったり、ゴールまでまだ距離がああったらいで、騎手が「まだよ~ まだよ~」と抑えている段階。やる気満々ではち切れん状態。そして騎手がゴーサインを出したら、爆発するようにハジケて伸びようとする馬。そしてそういう馬を見るとこちらのテンションも上がる。ワクワクしてくる。

そういう馬はたとえそのレースに時の運で負けたとしても、次走、間隔が詰まってる限り、ほぼ勝ち負けになります。

二つめは、不利があったが上位に来た馬を見つけられるようにしたい。不利とは出遅れたとか、直線で前をカットされたとか、そういうことに限りません。下手糞騎手が理屈に合わない競馬をしたようなときも『不利』だと思います。リーディング上位騎手に乗り替われば、チャンス到来です。1レースで2,3度不利があった馬はさらにおいしい。

こういう馬も、次走、間隔が詰まってる限り、、ほぼ勝ち負けになります。

三つめは、その勝ち方が『格上』の勝ち方なのか『フロック』なのかを見極めることです。『格上』の勝ち方をしない限り、昇級して2,3戦以内にチャンスが訪れることは滅多にありません。『格上』の勝ち方とは、直線同位置にた他の馬より、明らかに直線の脚が抜けているか、もしくは、逃げ馬である場合の『影をも踏ませずに』逃げ切ったかのどちらかです。『格上』馬はお金にならないこともありませんが、昇級して人気は最悪です。できれば買いたくない。

『フロック』はその逆。前が争い過ぎて潰れてしまって差し込めたか、あるいは、単騎で逃げて、ほっとかれすぎたために逃げ切れたのかのどちらか。また、『格上』とも『フロック』ともつかない勝ち方でも、時計の遅いレースはたいがい『フロック』です。時計が速ければ来られなかった可能性が高い。『フロック』馬はお金にならりませんが、見つけておくことには意味があります。それは、昇級してくる限り、『即切り』ができるということです。いわゆる1円もいらない馬。

だから、余談ですが、騎手は万が一にも『フロック』で馬を昇級させてはいけない。無理して難関進学校に進んだ平凡な中学生みたいなものだ。いいことなんて一つもない。レースに全くついていけず、全く何にも出来ないで終わってしまう。高いレベルに放り込まれても、馬は成長したりしない。だから、よく批判されることもあるが、『2、3着を重ねてなかなか勝ち上がろうとしない馬』は、自分的にはアリだと思っています。真に馬に実力がついてからでないと、上で“競馬になる”こがないからだ。上で競馬をする実力がついて、昇級して、はじめて、そのレースで馬はさらに成長を重ねることができる。

もちろん、真に勝てる実力があるにもかかわらず、ワザと負けたりするようなのはNGです。また、オープン以上、昇級が終わった段階なら、『フロック』勝ちでもなんでも、一つでも上の着順を目指すべきですし、それは騎手の腕の見せ所。大いにアリです。

以前2chの競馬板で、こういう意見をぶつけてみたところ、『条件戦でこそ騎手があの手この手の技ありでなんとか勝ち上がり、オープン、重賞はごく普通に乗って欲しい』という全く真逆の反論に合いました。しかも、みんな賛同していたので、もしかすると騎手の中にもそんな風に思ってる人もいるかもしれません・・・ 全くもってあり得ない

 

外にも、色々見れるだけ見ればいいのですが、結局レースリプレイは、上位に来た馬しか映さない ので、後方にいた馬がどんな競馬をしたとか、分からない場合が多い。潔く上位2,3頭だけに絞って、注目してレースを見ていきましょう。

ただし、このようなレースリプレイチェックによる予想は、絶対的な欠点があって、それは、莫大な時間と手間を食うという点にあります。辛い作業です。気が狂いそうになります。本気で競馬で食っていこうという狂人以外はまず無理です。自分は、もうあきらめました。失う物の方が大きすぎます。

しかし、競馬初心者の方は、競馬観、相馬眼が養われることはほぼ間違いないので、時間の有り余ってる20代とか、できれば挑戦してみてください。

 

・・・と、このような感じで大体20回くらい続きます(続くかよ!)

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