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2009年4月25日 (土)

転職&職業訓練 日曜も面接する

土曜日、今週は職業訓練校をクビになってから(修了ですw)、すでに都合5件の応募をしてすでに2件も面接した。なんだか満足して、夕食にと、どん兵衛の廉価版のようなカップそばにお湯を入れた。待ってる5分の間に家電がかかってきた。例のハロワの市役所出張所で電話口で遠いから・・・と、断られそうになった社労士の求人だ。都内ではないのだけど、履歴書の備考欄に『電車で○○駅から○○駅まで25分の距離です。』と書いておいたのが功を奏したのか・・・

実際ヤホーの路線情報で調べたらそれほどの近さだった。ここから新宿まで45分、渋谷まで1時間かかることを考えれば、圧倒的に許容範囲だ。しかも都心へ向かう電車のようにラッシュもそれほど酷いということもないだろう・・・

一度面接に来て欲しいとのことだった。

『明日はどうですか?』
『え? 明日は日曜日ですがよろしいのですか・・・?』
『われわれの仕事は土日が休みだからその方が都合がいいんだよ・・・。』

まあ、零細、中小、個人事務所は、みんなそういうものだろう・・・。面接はたいてい6時過ぎとかだ・・・。ともあれ、自分自身が土日に働かされるのは嫌だなぁ・・・などと考えながら、現在は毎日が日曜日、祝日の身であることを思い直した。

『なるほど! そうですね。分かりました。明日お伺いいたします。』

 

完全に伸びたどん兵衛廉価版を食いながら小さくガッツポーズ。

翌日、車中の人となって、その事務所へ向かった。隣の県とはいえ、私の居住地が都内でも外れの方にあるのが功を奏して、隣の隣の隣の市くらいのところだ。その事務所は閑静な住宅街のマンションの1室だった。

『はじめまして。シャチと申します。よろしくお願いします。』

ニコニコフェイスで挨拶。何はなくとも、いつもニコニコしておけ。ほどなく応接室に通され、面接が始まった。そこは私の親の世代・・・いわゆる団塊世代くらいの夫婦が二人でやっている事務所で、ご夫婦である二人と面接となった。毎回、毎回だが、社労士を志した志望と、前職を辞した理由と聞かれる。

『事業主と労働者の間に立って、お互いの共存共栄のために陰日向無く尽力を尽くす、社労士という仕事に魅力を感じました。どちらか一方の立場に立っても、事業の経営は上手くいきません。どちらかの側に立って特化するのでなく、事業主の利益になるように動きつつ、労働者の意見を聞き入れて調製し、お互いが気持ちよく、喜んで仕事ができるように間を取り持つことが、会社経営、企業経営の鍵となるかと思います。』

これは、公共職業訓練を受けていた予備校で、その時期たまたま、社労士の実務講座というものを行っていたのだが、100%そのときの講師の社労士先生の受け売りだ。なるほどと感心させられる。結局、お金がもったいなくて(全部で5~6万円。1講座1万円くらいから)この実務講座は受けず終いだったが、社労士ネットワークの構築という側面からも、今でも受けておけば良かったと思う。

『・・・確かにこの不況で業績が立ち行かなくなった面もございますが、事業を成長させるには・・・ 発展させるには・・・ 立て直すには・・・ そういう側面から経営に参画すべく、コンサルティング業でもある社労士の仕事に興味を持ちました。ただ、私の意見を聞いてはくれるのですが、実行されることはありませんでした・・・』

前職を辞した理由を聞かれ、『不況で・・・ 業績が悪化して・・・ 給料が激減して・・・』と、たとえそうであっても、マイナス面をあまり強調するのはよくないと思う。事務所に貧乏神がやってきそうでいい気がしないもんね・・・。

『これまで、残業、残業の毎日でしたが、ほとんどそういうこともなくなり、自分自身の時間が大幅に出来たということもあって、社労士の勉強を始めました。最初は会社の就業規則や労働契約、労働条件等に疑問を持っていた側面も確かにあります・・・。』

 

『ここには、税理士業に興味があるみたいに書かれていますが、社労士1本で行くつもりはないのですか?』

やっちまったか・・・? これまで、社労士事務所の面接は7~8件くらい行っただろうか・・・。いつもいいところまで行っているような感触はあるのだが、なんか、最後の最後で躓いてしまっていた。自分自身は“それ”が良かれと思っていても、相手には“それ”が気にくわないということもある。しかし、だからと言って、そこでくじけていてはいけない。上手く切り返せればいいのだ。タイトロープを渡っていけ!

『はい。社労士として独立したいというのが本来の志望ですが、このままでは本来のスタートラインにすら立てずに終わってしまうことになります。これまで10件ほど面接を受けましたが、全て空振りに終わっています。士業で身を立てたいという気持ちは変わりませんので、社労士事務所に就職することがかなわないなら、税理士事務所ででも働きたいと思っています。そのために職業訓練も受けててきましたし・・・』

『非常に優秀な方のようですが、なぜ、そんなに面接を受けても採用に至らなかったのでしょうか?』

切り返せ~ 切り返せ~

『はい。一つにこの不況と就職難で、一つの募集に対して求人が殺到してしまうことがあります。都内ですが、1人の募集に40人くらいが応募していると聞かされたこともありました。二つ目には、私の年齢ということもあるかと思います。転職するには少し遅すぎたのかもしれません。』

『ふ~ん。都内はそうなんだ・・・? ウチはまだ3人目だけどなぁ。』

そりゃそうだろう。求人票が出てから2日目に紹介して貰ったんだから。

『でも、あなたくらいの年でこの道に入るのが一番理想なのよ。20代のうちは相手の経営者に信用してもらえないし、話を聞いて貰えません。40代から新しくこの世界に入ってきても少し遅すぎる嫌いがありますし・・・』

ダブル所長のうちの一人のご夫婦の奥さんが相の手を入れてくれる。ナイスフォローだ!

『しかし、本当はアルバイトでも何でもしながら、とりあえず自分で独立してしまうのが一番の近道なのよ。このごろの若い子たちは、みんなそうやってこの世界に入ってくるのよ。』

なるほど・・・ そうなのかもしれない。3番目か4番目かの面接で受けた、最左翼の社労士の先生もそんなことを言っていた・・・

『そうやって、1年に1件、2年目に2件と、顧客をつかんでいって、私たちくらいの年になってようやく軌道に乗っていけるの・・・』

『確かにそうだとも思います。しかし、私は企業の人事、総務で働いた経験がありません。このまま独立しても分からないことだらけです。可能性があるうちは、社労士事務所へ入って仕事を学びつつ働かせていただきたいと思いました。』

いろいろあると思うが、やっぱり、これが一番現実的なのではないのか・・・ 社労士事務所で○年学んで独立というのと、資格を取ったから独立しました・・・というのとでは信用度も全く違うだろう。

『しかし、もし社労士事務所に就職できないのであれば、いずれは、そういう独立の方法も検討せざるは得ないかと思います。いずれにせよ、もう前職には戻れませんし、社労士の道で身を立てていくしかないと思っています。』


『この1月間の実習といういのは・・・?』

『はい。確かに1月間という短い期間では、社労士業務を経験したとは全くいえないであろうことは重々承知しています。しかし、1月とはいえ、書類手続をやらせていただいたり、官公庁へ出向かせてもらったことは大変勉強になりました。』 

職場実習へ行ったことも、税理士事務所でそれが無意味だろと言われたことも、ここにきてプラスに転じている。

 
『・・・まあ、あなたを雇うか、雇わないか、一番の問題は、つまるところ、私たちと気が合うかどうか・・・なんだよなぁ・・・』

来たよ。最悪の質問・・・ ここまで頑張って受け答えしてきたのに、何とも答えようのない質問。結局、“生殺与奪の権限”は、完全に向こうが握っているのだ。雇うも雇わないも相手の自由なのだ。確かに、国籍、信条、社会的身分、年齢、性別、その他、募集要項で差別をするのは法律上禁止されている。しかし、こと“採用”は完全に自由なのだ。その人を雇う雇わないのは相手の自由。その人の血液型や星座で雇う雇わないを決めてもいいのだ。雇いたくないのなら、適当な理由をでっちあげれば良いのだ。

 

この答えに正当はあるのか・・・

 

・・・つづく

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