転職&職業訓練 楽しい学校生活
だいたい朝7時に目を覚まし、朝食をとったりシャワーを浴びたりで、8時半頃にアパートを飛び出して、そのまま、自転車で5分ほどの地元の駅へ行き、通勤ラッシュの西武新宿線でそのまま乗り換え無しの直通で高田馬場まで行ける。はじめは、ラッシュアワーの電車に、もみくちゃにされないか・・・ 痴漢冤罪事件に巻き込まれやしないか、ガクガクブルブルでしたが、通勤客の何割かと通学客の98%が、JRへと乗り継ぐ小川駅、萩山、小平で降りてしまうので、なんのことはない。ホームで列の先頭で電車を待ち、一番で車内に乗り込むと同時に座っている学生を探し出して、前に立つと、学生はすぐ降りるので、普通に席に座れるようになった。
それでも小一時間ほど電車に揺られることになる。最初はヒマだったが、車内で新聞を読むようになってから、通学時間はあっという間になった。はじめは、派遣村に代表される雇用問題や経済危機など、社労士的にも興味のあるところだけ読んでいたが、一時間もあれば、政治、経済、社会だけでなく、国際問題、くらし、教育、一通り読みとおせる。いろいろ、世の中の動きに詳しくなるということは、まんざらでもない。
たとえば、いま、イスラエルのガザ地区では、イスラム過激派ハマスと大規模な地上戦が行われている・・・ 民間人にも多数の犠牲者がでている・・・ 薬事法が改正されて、来年度、再来年あたりから、ネットで市販薬の販売に規制がかけられるかもしれない・・・ 現状の薬剤師免許を簡便にしたような準薬剤師的な免許が新設されて、一般のコンビニでも広く対面販売が行われるようになる・・・ など。特に興味がなかったようなことでも、どんどん知識が増えていく。しだいに、会話の節々に『今朝の新聞に載ってたんだけど・・・』と自然に口をついてでてくるようになった。読み終わった新聞はいつも駅のゴミ箱に捨てる。家の新聞は、すぐ溜まってゴミ出しが大変になるからね・・・
職業訓練を行っている某大手の資格予備校にはだいたい30分前には到着する。ほぼ1番乗りか2番目位の早さなんだけど、朝からあくせくしたくないので、電車1,2本分の余裕をみている。そのまま喫煙兼休憩室に直行して、ジュースかコーヒーを飲みながら一服&読書となる。
クラス30人くらいて、喫煙しているのは自分も含めてたった男女半々の4人だけだ。
もう、最近の若者は最初から一度も喫煙をしたりはしない。私らの世代は、まだ学校にもヒッピーみたいなのが大勢いたのだが・・・
クラスでは若年者(おおむね35歳以下)のクラスなので、私は最年長の部類なんだが、一回りも年が離れた若者と話なんて合わなかったらどうしよう・・・ 臭ェよオッサン!と異端視扱いされたらどうしよう・・・ と、ガクガクブルブルでしたが、喫煙する女性は性格がフランクで、会話好きな性格の方も多く、喫煙室で話しているうちに、飲み物を買いに来た非喫煙者の方も会話に加わるようになって、しまいにワイワイがやがや、楽しくやっていくようになりました。
まあ、話題の第一は、2月に迫った簿記2級の試験で、次が就職だから、どうあがいても、共通の会話があるのが大きいのですが・・・ なんだか本当に学生の頃を思い出しました。本の貸し借りを行ったり、昼食を食べに行ったり、ラーメン食べに行ったり、束の間の学生気分ですね・・・
主婦は主婦連で固まっていろいろ話すことも多いのでしょう。お昼はずっと井戸端会議をしています。もちろん、休み時間も昼も関係なく、懸命に電卓を叩いている健気な子もいます。それはそれで青春の一ページでしょう。別にかまわない。
とまあ、勉強は確かに大変でしょうが、職業訓練そのものは、嫌な思いもストレスを感じることもなく、お気楽極楽な世界です。みんなまだ若くて、言うほど苦労もしてないので、悲壮感に全く欠けているのが幸いしているからかもしれません。
世間の人からみれば、“ふざけんな税金泥棒”と言いたいような側面もあるのでしょうが、社労士的に言わせてもらえば、そもそも、雇用保険法の雇用・能力開発機構の職業訓練は事業主の拠出金オンリーで運営されています。厳密には生徒のほとんどは基本手当を受け取っており、中には給付延長を受けている者もおり、そこには税金という名の国庫負担がなされているので、『100%税金泥棒ではない』とは言いきれないのかもしれません。ただ、基本手当(いわゆる失業保険)は労働者、失業者、被保険者の等しい共通の権利です。そしられる理由は毛頭ない。働く気も勉強する気もない者がここにいれば、別でしょうが・・・
しかし私が思うのは、“職業訓練”ってどうなんだろ・・・ 大変なんだろうか・・・ 落ちこぼれたらどうしよう・・・ 面接、試験に落ちたら落ち込むだろうな・・・ 家庭があるから・・・ 子どもがいるから・・・ オッサンだから・・・ 年寄りだから・・・ 中、高、大と学校で、職場で浮いてた存在だったので、また人間関係が大変だったらどうしよう・・・ と考えているような人にこそ、是非勇気を出して挑戦してもらいたいと思います。これまでの自分は置いておいて、そういう環境を少しだけ変えてみるチャンス、そういう人間関係の改善を訓練していく場であってもいいのではないでしょうか。この不況で倍率は大変になったのかもしれませんが、そういう思いを面接官に伝えてみて下さい。きっと道が開けるはず。
もちろん、私的にも簿記2級ほぼ確実に手中にしておきながら、改めて簿記の講義を受けておる訳なのですが、『お、俺だって訓練うけてもいいじゃないか! 10年も頑張って雇用保険おさめてきたんだし・・・ と、当然の権利だ! うにゃうにゃ』的側面が無いとも言いきれませんが、これまで一日として学校をサボってませんし、真面目に授業を受けています。それに、ネットにも出ていない、ハローワークの職員でも知らない、一般の社労士の先生でも知らない、職業訓練の中にいないと知り得ない社労士的ウンチク、情報もいくつか仕入れています(あんまり実務的とは言えませんが・・・)。
それはまた機会を改めて・・・
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