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2009年1月27日 (火)

たわむれに税理士を目指してみる

社労士として将来のキャリアとして活きるかと思い、簿記2級まで取得してみましたが、『社労士事務所への就職面接』という過程を通して、何人かの現職社労士の先生方とお会いして、はっきりと言われたことが、『いや、簿記2級なんてほとんど仕事と関係ないよ』ということだった・・・_| ̄|○

『給料計算』と『帳簿』は似て非なるものだ。

 

『もしかしたらお客さんに簿記の付け方で聞かれることはあるかも・・・』
『特技は、左手で電卓が使えることです』『それは、すごいね・・・で?』

 

別に失敗したとか、残念に思うわけでもない。そもそも、真剣に社労士の業務範囲について復習しなければならない身なのだ・・・ とはいえ、何が引っかかっているのかといえば、私は単純に簿記がすごく好きなのだ。どこぞのオバサンにとってのナンプレ、数独が、私にとっての簿記なのだ。このままやらないで、ほっておいてしまうと、次第に知識から抜け落ちていって、やがて忘れ去ってしまうのがすごく惜しい。とはいえ、あくまで趣味で日商簿記1級を目指すのは、オーバーテクノロジーすぎる上に、労力が半端なさすぎ、無意味過ぎる。

 

今、職業訓練校では税法(所得税、消費税、法人税)について、税理士の先生から講義を受ける毎日だが、税理士の業務は社労士の業務とビックリするぐらいダダカブリだ。どちらも中小企業事業主さんに法律面のアドバイスを行い、片や税務申告を、片や社会保険と労働保険の申告を代理で行うことができる専売特許を持っている・・・

もちろんこんな短い期間で税理士の基礎なんか身に付いたりしないことは当然であろう。しかし、簿記2級すら四苦八苦しているクラスメイトの何人かが、税理士、会計士、米国公認会計士を最終目標に設定しているのには感銘を覚えた。何人かは社労士も目指したいと行ってくれている。なら、私も税理士資格を目指して悪い道理はなかろう・・・ そして、それは社労士として『簿記知識』を究極に活かせる道でもある。

これぞ究極だ! つまり、魔法使いにして僧侶、いわゆる賢者。氷系炎系の究極呪文。メドローア、あるいはフレイザード・・・

この世の中に、税理士資格を持った社労士などという存在はおそらく一人もいるまい・・・(逆の社労士資格を持った税理士はたくさんいます。普通は税理士・社会保険労務士と名乗ります)。また、税理士資格を取ればもれなく行政書士資格もついてくるそうな。おそるべし、税理士! というか、税理士に社労士ついてなくて良かったね。

 

まあ、5年かかっても10年かかっても、地道にコツコツやっていけばいいだろうと思う。たわむれに税理士を目指す! とりあえずは、簿記の勉強が続けられればそれでよいのだし・・・ なんか勉強をしていないと、なにかを目指していないと、自分は心の中の梁を欠いてしまう。とりあえずは、次の目標が決まった!

とりあえず、税理士資格試験である5つの課目のうち、『簿記論』の問題集をブックオフで7冊買ってきた。平成19年版と平成20年版のTACの問題集だが、たまたま半額セールをやってて定価の4分の1ほどの値段で買えたので、とりあえず文句は言うまい・・・

 

端からやっていこう・・・ とはいえ・・・ これは・・・ むずい・・・

独学は無理なのか・・・ 当然か・・・

 

まあ、社労士の勉強を始めた最初の日は、2時間もかかって、労働基準法の1~8条を震える文字でノート2Pに書き写すことしか出来ず、しかもあまりに字が下手糞すぎて爆笑してた身だし・・・

地道にコツコツと1科目ずつ、まあとりあえずは『簿記論』の合格を、夏の試験を目標に目指していきます。

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2009年1月24日 (土)

転職&職業訓練 デュアルか一般か?

職業訓練には、デュアルシステムと呼ばれる『若年失業者対象』のものと、『一般失業者対象』のものとがあります。『若年失業者対象』の『若年』とは、35歳以下のことを差しますが、そこは適当に40歳くらいまでOKです。

『若年』と『一般』、どちらがいいのか、自分に適したコースがあればそこへ行くのが本来一番いいのでしょうが、若年コースに通えるなら、できるだけそちらに通いましょう。それは、『日本版デュアルシステム』というのは、『3ヵ月の座学+1ヵ月の職場実習』で構成されているプログラムで、『1ヵ月の職場実習』は『一般』にない魅力だからです。

詳しくはこちらを参照してください。日本版デュアルシステムについて

 

比較するために去年の12月スタートの東京都の場合のコースを雇用能力開発機構のサイトから抜き出してみました。

17_2

倍率的には、若干、若年者の方が低い感じがする程度で、さほど大きな差はないようです。しかしこれはあくまでコースの締め切り日が9月末日となっているもので、世界同時不況が顕在化し始めた一般の1月スタートコースは9.1倍に跳ね上がっている。残念ながら現段階ではこれ以降の募集となるコースは検索することができない。興味があれば上記のリンク先からご自身で検索してみて下さい。

また、これれは単に『12月以降スタート』という検索条件で抜き出してみたもので、時と場所次第で様々なコースが他にもあります。東京に住んでいるから、東京のコースしか選択できないという訳でもなく、通える範囲なら(交通費が1月42,500円という上限がある)他県のコースを選択してもかまわないし、他県から東京のコースに通うのも比較的自由です。

 

講座の内容のに関しては、ネットで検索してもおおよそ手に入らない不親切システムです。実際には、『お近くのハローワークで職業訓練プログラムが記されたパンフレットを手に入れる』『雇用能力開発機構に問い合わせる』『説明会に出かける』の3通りしかありません。

そもそも、この急激な大不況ゆえ職業訓練・ポリテクが注目、クローズアップされることになりましたが、人気のある『経理実務(簿記』『医療事務』『Webクリエーター』以外は、ほぼ定員割れしており、明らかに政府、機構の広報不足、周知不足が原因です。今の時代ネットに情報を置かなければ、本当に必要としている人には、本当に必要な情報が手に入りません。役所仕事の典型と言える例でしょう。

 

私も、今職場訓練に通っていますが、一番驚いたのが、同じ学校の同じ階に一般向けの職場訓練をやっている教室があったのですが、その講座名がなんと、『社会保険労務科』というものでした。

なんて、ドンピシャなネーミングでしょうか・・・

少しネットで調べてみたら、異名同義な講座は全国的にあるみたいです。若年、一般を問わず、もし、将来的に社労士になりたいと思っておられる方がいれば、これらの講座をきっかけにするのも一つの手だと思います。

そのクラスに通っている人に少し話を聞いてみたところ、やっぱり、社労士の業務範囲である労務管理と社会保険、年金について一般的な概説を行っているということでした。ただし、『あくまでこの講座は社労士の受験のためにあるのではない・・・』と講師の方が念を押されてたとか・・・ 当然です。少なくとも3ヵ月で合格できる資格ではありません。そして、この講座が修了するその日の夜に、予備校の社労士講座のガイダンスが組まれている商売の上手さ・・・ 今から予備校で勉強を始められるなら、夏の試験に間に合う者も出てくるでしょう。

事務所に資格を持っている社労士が一人いれば、資格を持たない従業員に事務手続を代行させることが可能です。他にも企業の人事、総務科など、社労士的知識は需要があるのでしょう。

それを言うなら、私の通う経理コースも、税理士、会計士の事務所勤めをする者向きの初歩、基礎講座ですが・・・

 

しかし、資格を持っている私が改めて『社会保険労務』についての基礎をみたび学習する必要もないでしょう・・・ そして、若年コースの“切り札”が『1ヵ月の職場実習』であることを改めて知らされました・・・ なんと、んな裏技的就職活動があったのか!的なサプライズがありました。

それについてはもう少し具体的に話が決まってから書きます。

 

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2009年1月22日 (木)

こちら側のどこからでも切れます詐欺

最近お金が無いもんで、インスタント食品を食す機会が多くなった。コンビニなどでも最近は廉価版のカップヌードルとか、UFO、どん兵衛みたいな商品が売られている。どういう仕組みかはよく分からないが、日清は儲かっているということなのだろう。

『闇金のウシジマくん』の中で登場人物が、『最近のカップ麺は、作り方が複雑すぎるんだよ・・・』と名言を吐いてたが、まさにその通り。しかし、タレとか、ソースとか入っている小袋なんだけど、最近は全て、『こちら側のどこからでも切れます』となっているが、どこからでも切れたためしがない。結局ハサミが必要になる。不器用なのか・・・

わざわざ300円くらいのを買っても、奇をてらいすぎて不味いのも中にはある。どうしても、ペヤング、カップヌードル、どん兵衛に落ち着いてしまう。しかも、それよりも安い商品は、よりシンプルになっていくだけなのでハズレようがない。

余談だが、『すうどんでっせ』は度肝を抜かれた。なんと、“おあげ”も、“天ぷら”も、“ワカメ”すらなし。つまり具無し。申し訳程度にネギと天かすがあるだけの、要するに素うどん・・・・ しかし、これがまたあり得ないくらい美味しい。 もし、コンビニやドラッグストアなんかで発見したら、一度食べてみて・・・

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禁煙すると、絶対的に嬉しいのが、1日が1時間くらい増えるということと、ごはんが美味しくなるということだ。味が立体的にふくらみをもって感じられるのだ。たとえるなら、喫煙しているときに食べていものがPS2のバイオハザードだったとしたら、禁煙しているときに食べているものは、PS3のバイオハザードくらいの違いがある。喫煙しているときに飲んでいるのが発泡酒だとしたら、禁煙しているときに飲んでいるのはヱビスぐらいの違いがある。

タバコ嫌いになったかというと、そうでもなくて、駅近くの喫煙コーナーを通るたびに、副流煙を力いっぱい分けてもらっている。もう2週間吸ってないが、いつまで続くのやら・・・

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2009年1月21日 (水)

転職&職業訓練 悲しい思いをする時もある

ハローワークである法人事務所を紹介していただいたとき、例によって職員の方に相手先にTELを掛けてもらって、『男性、三十ウン歳で、こうこう、こういう条件の方が只今窓口にいらっしゃってるのですが、書類を応募されてもよろしいですか・・・』と聞いてもらっている。

今は、ハローワークでは、その応募先に何件の求人が入っているのか、すぐにオンラインですぐに分かるシステムになっている。そこはもうすでに30件近くの応募があったところで、もうほぼ採用も決まりかけだったんでしょう・・・『ええ、かまいませんが、返却用の封筒を同封して下さい・・・』

ハロワの職員さんも、私も二の句が告げられず、絶句した

セコい・・・というより、最初から採用する気がないのに、なぜわざわざ応募させるのか。その方が求人者に対して失礼に当たらないとでも考えているなら、浅慮が過ぎる。

 

また、別のケースでは、私は面接まで行ったら、手書きの『面接のお礼状』を出すようにしている。確かに採用に至らないのなら、そんなものを受け取る方も迷惑かも知れない。しかし、履歴書や職務経歴書なんかと、まとめて返却してくる・・・というのはいかがなものか・・・ 応募書類は個人情報保護の観点から『返却する』というのは昨今の常識だとしても、お礼状まで送り返すというのは、常識を疑う。そちらで適当にシュレッダーにかけるなり焼却するなりしてくれてもかまわないのだ。相手にそのことを知られさえしなければそれでよいのだ。

 

とまあ、私自身非常識で大人げない性格の、ちゅ・・・青年なんだが、そんな浅はかな自分自身を棚に上げて社労士の先生方を非難したいというわけでもない。そもそも、社労士界の多くの先生は、常識があって、良識があって、思慮深い方がほとんどなのだろう、しかし、残念ながら、そういう先生は、当然書類の段階で私を見切ってしまえるから、面接まで至らず、接点もないんだろう・・・というこなのだろう・・・

本当はもっと色々書きたいのだが、この辺でやめておく。1年後くらいに書こう・・・

 
 

最近も職業訓練の終わりや合間にハローワークへ通う毎日だが、毎日、毎日、自分で勉強してて、雇用保険法でちょっと分からない問題があった。それは、

雇用保険法14条の3
『前2項の規定により被保険者期間を計算する場合において、次の各号に掲げる期間は、前2項に規定する被保険者であつた期間に含めない。

1.最後に被保険者となつた日前に、当該被保険者が受給資格(前条第1項の規定により基本手当の支給を受けることができる資格をいう。次節から第4節までを除き、以下同じ。)、第37条の3第2項に規定する高年齢受給資格又は第39条第2項に規定する特例受給資格を取得したことがある場合には、当該受給資格、高年齢受給資格又は特例受給資格に係る離職の日以前における被保険者であつた期間』とある。
 
要するに、『A社に勤めて辞めて、その後、B社に勤めて辞めた場合、B社の被保険者期間とA社の被保険者期間は通算することができるか?』という問題なのだが、法律にははっきりと『受給資格を取得すれば、通算できない』と書かれている。社労士の教科書、基本書にもそうかかれている。しかし、世の中の多くでは、ネットの中では、現場の解釈では、これが『A社の被保険者期間に係わる保険給付を受けていない限り、通算される』と読み替えられている。

一見、同じような意味に思えるだろうが、『受給資格を取得しても保険給付を受けていない』ケースはよくあることで、『保険給付を受けていない限り、受給資格を受けていても通算される』と意味は全然違う

 

ハローワークで何人かの職員にたらい回しにされつつ、誰に聞いても、『保険給付を受けていない限り、受給資格を受けていても通算される』と言い張るので、『それは雇用保険法の条文と矛盾している』とこちらも言い張ったのだが、あまりにしつこく食い下がったため、『ハァ? あんた、それ社労士の勉強か何かなの? 給付課に行ってくれば?』とキレ気味に言われてしまった・・・

まあ、この殺伐としたご時世、ハロワの職員さんも気が立っているのだろう。申し訳ないことをしたと思う反面、ハロワの職員さんとは良好な関係を築きつつあるとこちらは勝手に思ってたので、凹んでしまった。

社労士の事務指定講習なんかで、よく聞く『私は官公庁に積極的に出向いて、分からないことは何でも職員さんに質問したんですよ・・・』みたいなうさんくさい、サクセスストーリーを実践したつもりだったのだが・・・ 現実はそう上手く行かない。

 

上の疑問の正解は、Re: 雇用保険の被保険者期間についてに詳しく書かれている。なるほどな・・・と思う。こういう誤解が生まれる訳も分かる気がする。法律はそれを解釈する人間、実行する人間、それを運用する人間、スキを突く人間、いろいろな立場で係わる人間がいて、対立が生まれてしまうのも、分かる気がした。

法律さえあれば、弁護士や裁判官はいらないのか? 裁判所はいらないのか? 裁判員はいらないのか? という訳ではないからね・・・

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2009年1月18日 (日)

第40回社会保険労務士試験を解いてみる

12月の前半に受けた社労士事務所の面接の挫折経験から、社労士関係の学習と知識の研鑽を疎かにし過ぎたことを反省して、以後1ヵ月間、年末、正月にかけて、ひたすら社労士の復習を行った。簿記2級の勉強ばかりし過ぎた・・・

久しぶりに『社労士』をやってみると、これがまた面白い。面白い。
社労士という分野の勉強がただ好きなのもありますが、『以前に覚えたはずの知識を再び思い出すための勉強』というのは、実際はそれほどの苦労を伴う訳ではありません。れが未知の分野なら相当苦労したのでしょうが、一度やったことを再びやれば、『ああ、そういえばそうだったな・・・』的な感想で勉強を行うことができます。『ああ、そうだったんか・・・』はほとんどない。だいたい1月で基本書を1周してしまいました。『労基』から初めて、『安衛』は飛ばし、『労災』、『雇保』を行い、『労一』は飛ばして『健保』、『国年』、『厚年』を学習し、『社一』は飛ばす・・・

で、1月たった頃に、ネットでこちらから手に入る去年の試験を受けてみた。

選択式   択一式
労基 3   7
労災 5   4
雇保 2   5
労一 3   5
社一 4
健保 1   4
厚年 3   7
国年 4   7

選択式 26点 足切りなし 合格基準点クリア
択一式 39点 足切りなし 合格基準点に9点足らず 不合格

アチャ・・・ という内容である・・・
9点足らない・・・というのは、この試験においては天と地ほどの距離があるのだ。みんな1,2点足らなくて不合格してしまうという試験である。

ほとんど社労士としての知識が抜けていることに愕然とする。当然だが1月勉強した程度では合格レベルの実力を取り返すことはできない・・・ 合格レベルに実力を上げるには、最低限あと3ヵ月~6ヵ月は、ひたすらそれだけを勉強することが必要だ。

 

ただ、合格を目指さなくてもいい、社労士の勉強・・・ というのは、本当に楽しい。『1年単位の変形労働時間制』とか『年金の給付額を算定するためのマクロ経済スライドの仕組み』とか、分かっていたようで分かっていなかったことも多い。あらためて、なるほど・・・ ああ。そういうことだったんか・・・ と思うようなことも多い。

逆に受験のための勉強は、知識詰め込み式の、暗記式の、血肉の通わない詰まらない勉強だったんではないかな・・・ という気さえしてくる。たとえば受験生で、『1年単位の変形労働時間制』を学習したつもりになっても、それじゃあ暦歴の1月は1日何時間労働する必要があるの? 時間を超えたら残業となるの? いつが休みでいつが労働する義務があるの?  とか問われてもすぐに答えられる人は少ないだろう。

『1年単位の変形労働時間制』というからには、1年単位で休める日と休めない日の設定を行わなければ、事実上、上記の計算は出来ない。つまりは1年の356日について、その日が法定休日なのか、会社の所定休日なのか、労働日なのか、何時間働く義務があるのか・・・考えなければならないとうことだ。

社労士に興味ない人は意味分からなくて別にかまわないことなんだけど、社労士がそれではまずい。しかし、受験生の多くは、なんべん基本書をにらめっこしても、『1年単位の変形労働時間制』が理解できない・・・ 『マクロ経済スライド』が理解できない・・・ という方も多い。その理由は、基本書は徹底的に説明し尽くしていないからだ。どこかしら端折っている。一方で、完璧に理解しようと自分自身でじっくり考えるには、時間が決定的に足りなさすぎる。『1年単位の変形労働時間制』の理解のためだけに、いちいち、2日も3日もかけてられないのだ。

 

機会があれば、私がこのブログを利用して、いちいち、誰にでも分かる形で説明してあげたいとも思う。

まあ、それまで受験生は気の毒だが、自分自身理解できるまでじっくり時間をかけて学習していくか、あるいは理解できるように説明された参考書なり基本書なりに巡り会うよう祈るか、中途半端な理解のままで先に進んでいく覚悟を決めか、しかないだろう・・・

一般の人が容易に理解できないことだからこそ、お金をもらってそれを説明するという社会保険労務士という職業の必要性が生まれるのだから・・・

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2009年1月17日 (土)

転職&職業訓練 帰りがけにはハローワークへ寄って

職業訓練1週目はマナー講座の授業で凄く楽しく、この段階では早期に就職したくないな~との思いが強かった。そのかいあってか、その週に行った2件の面接はどちらも、『お断り』の連絡が来た。ホッ・・・ 安心している自分がいる。

ところが2週目以降、簿記の授業が開始されるようになると、学校は急激に詰まらなくなってしまった。毎日、毎日、1日6時間、講師の話を聞いて板書し、演習問題を解くだけだ。しかも40日間で3級~2級範囲を網羅する超詰め込み式学習となる。付いていけない人間はアッという間に置いてけぼりとなってしまうので、みんなの心から余裕が失われてしまう。

もし、簿記2級関係の職業訓練を受けたいと思っている人は、訓練までの待機期間中の無職である期間を利用して、最低限でも全学習過程の半分くらいは自分で消化してから臨まないと全く意味がない。結局、2~3ヵ月勉強したくらいでは3級はともかく、2級には合格せず、その後独学で2級の勉強をすることになり、4ヵ月後の次の試験を目指すことになってしまうのであれば、職業訓練の意味は全く薄れる。それでは一般人が独学で2級を学習するのと全く変わらない。

 『親も、簿記2級を2ヵ月は無理だから、3級取ればいいよって言ってくれてるし・・・』

・・・アホか。今更、この期に及んで『親』かよ。そんなアマちゃんな覚悟しかないなら、軽々しく『将来は、税理士を目指してます』とか言うなよ・・・

だいたい、講師の先生や事務方の職員が甘やかせすぎなのがいけない・・・ 2ヵ月、3ヵ月で簿記2級は常識的にはムリです・・・って最初から言っておけよ。

 『それが普通ですよ・・・ ワタシも半年ほどかかりましたし・・・』

一方、まれに水を得た魚のごとく、全くの簿記初心者でも授業に最初から最後までついていくことができ、あっという間に2級を取得してしまうような者もいるかもしれない。なんとか、苦労しつつも2~3ヵ月で2級を取ってしまう方もいるかもしれない。そういう方は迷わず、税理士、会計士の道を考えてもらいたい。2級を2ヵ月で取得できる能力があるなら、税理士は2~3年で取れる計算だ。コストパフォーマンス的に優れている。社労士に2年で合格した私でさえ、簿記2級は5~7ヵ月は必要とした。税理士を目指すなら、一般人レベルの最低5~6年は必要な計算になる。

 『ところで、社労士も興味あるんだよね・・・』
 『今から勉強を始めれば、来年(今年)の夏の試験に間に合いますよ』

無理だってw 俺ですら、2年かかったんだよ。

 

というわけで、授業が厳しくなると、みんな青くなってしまい余裕がなくなってしまったので、私自身は就職活動を再開させることとなった。年末の話である。今年最後のハローワーク・・・ 都心の某巨大区のハローワークは、なんと夕方の7時までやっているのだ。授業は5時に終わるから、一般に企業の就業時間はPM6時なので、急いで行くと『紹介』の連絡も取ってくれることができる。

この就職難の時代だが、年の瀬だけあって、ハロワは比較的空いており、検索するのも紹介もほとんど列を並ぶことは無かった。

私のハロワ利用法は、まず、最初に『職業相談』を受ける。で、前回ハロワに行った時から現在までの期間で新しく入った求人を、『社会保険労務士』というキーワードで検索してもらう。実は、『社会保険労務士』という職業コードは存在するにもかかわらず、企業や社労士事務所はそのコードで求人を設定するということが徹底されていない。もしくは、求人を登録するハロワの職員の方にも問題があるのかもしれない。だから、同じ社労士の求人は、ストレートに『社労士』のカテゴリーで登録されてることがほとんどなくて、『人事・総務』のカテゴリーで登録されていたり、『専門職』のカテゴリーで登録されていたりとまちまちなのである。『社労士』というものの存在がまだまだマイナーなのがいけない・・・

それをハロワの求職者用の端末で全部網羅させるのは不可能である。ところが、ハロワの職員用の端末だと、キーワード検索が可能なのだ。なぜなら、ハロワ職員の端末はWindowsなのだが、求職者用の端末はどこかの誰かが作った専用ソフトなので融通がきかない。裏にはたぶん、巨額の金の流れがあるので、簡単には改善できないのだろう。というわけで、『職業訓練』でそういた事情を話し、社労士求人のリストを作成してプリントアウトしてもらう。それで『職業相談』は終了。

次に、受付で求人検索の端末の利用を申し込む。そのリストをもとに、自分自身で詳細を調べるのだ。リストには、求人ごとに『求人番号』が割り振られてるので、それを5件くらいづつまとめて入力すると詳細が調べやすい。

で、『要経験者』とか、『遠すぎて通えないようなところ』、『給料が低すぎるところ』、『女性しかいないような事務所』はオミットして、詳細をプリントアウトする。だいたい20件のリストがあれば、応募できそうな候補は5件くらいとなる。

それで1日目は終了。

持って帰った詳細プリントアウトの求人を元に、家でネット検索かけて、詳細を調べ上げる。とはいっても、実際には電車で通うとなるとどれくらいの時間と金額がかかるか調べるだけだ。通勤手当に上限があるところもあるからね・・・ この段階で5件が3件となる。

次の日、再びハローワークに赴いて、再び『職業相談』を受け、職員にその応募先候補の3件に電話をかけてもらい、『男、資格は社労士と簿記2級という条件であるが、人事、総務、社労士の経験は全くない。それでも、書類の応募は可能ですか?』と聞いてもらう。

そのとき、その求人に対して何件の応募があるのか等、聞いてみるのも役に立つ。求人の応募がすでに何十件と入ってて、向こうがもう雇い気が無さそうだというニュアンスを感じ取ったら、『引き続き検討させて下さい。』ということでこちらから応募を遠慮する工夫も必要だ。この国は、イエス、ノーで割り切れる社会じゃないので、むこうは断らないし、こちらからも『じゃあいいです』とはなかなか言えないが、なんとか、お互いの労力と手間を省かなければならない。

そういう一切の作業をハロワの職員にやってもらう。もしこれらの作業を自分で行って、自分で聞いて、自分が断れたら、たいそう傷つくだろうが、職員が全てやってくれるのでまったく心が痛まない。電話を掛けている職員に、横からああだ、こうだと指示するのだ。職員をアゴで使ってる気分さえしてくる。傑作だ。アハハ。

 

そんなこんなで、社労士事務所、社労士の先生と呼ばれる方々の傾向みたいなものもだいたい分かってきた。中には、超失礼な先生や、世間知らず、常識しらずな先生も存在するのだ。

それについては、次回に譲る。

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2009年1月16日 (金)

禁煙する

正月から禁煙しようと心に誓った

正月休みはずっと社労士の基本書を引っ張り出してきて、復習していたのだが、1月1日くらいは休んでもいいだろうと、スカパーのアニマックスの『機動戦士ガンダム一挙放送』を身ながら、としこしどん兵衛のバッタもん88円そばを食べながら、第三のビールを飲み、安ウイスキーを飲み、業務スーパーで買った280円くらいのレンジでチンするグラタンを食ったりしながら、ダラダラ過ごした。

余談であるが、業務スーパーはすごいね。値段がメチャクチャ安いのに、素晴らしくおいしい。業務カレーは、100円レトルトカレー界のトップだと思う。レトルトみそ汁なんかも大量に買う。カップ麺も大量に買う。そのうち、冷凍ぶた肉とか、1缶100円しない『ビール(発泡酒、第三でない)』も試してみたいと思う。

で、禁煙は2時間くらいで挫折してしまった。

それから毎日禁煙のことは頭に無かったが、この正月あけの成人式を含む3連休から再び禁煙をすることにした。いろいろ理由があるのだが、

まず第一は、もう、朝歯を磨いてるとき、急いで駅に向かうとき、タバコを何本か続けて吸おうとしているとき、決まってえづく(ゲロ吐きそうになる)ようになってしまったことだ。タバコの有害成分を、もう若くない体が分解しきれなくなってしまったのだろう。むろん吐きはしないのだが、ウェッ、ウェッ、となるのだ。それでも、1本また1本と火をつけざるをえないのは、もはや病気だ。

第二は、就職だ。もはや、個人事務所や小規模の法人に例え勤めたとして、そこで最初から誰も吸ってる人がいなければ、じゃあ、失礼します・・・と言って自分一人が吸える訳がない。もはや、タバコを吸うという習慣はこの世から完全に駆逐されつつある。こんなことを書いても今や誰も怒らない。この年末、タバコ増税案というのがあったが、あっという間に廃案になってしまった。みんな口々に、1箱1,000円になったら絶対止めると言っていた。

それは世の中の愛煙家が反対したのでもなければ、JTが反対したのでもない。もちろん、タバコ屋のお爺ちゃん、お婆ちゃんが反対したのでもない。では、いったい誰が反対したのか・・・? タバコ農家である。タバコ農家が強烈に反対した。タバコ農家が政治家を動かして、廃案に持って行ったのだ。なんだかな~である。

 

若い人は、もう最初からタバコは吸わない。我々の頃は、男はみんな普通にタバコを吸っていた。漫画的にも、空条丈太郎、前田大尊、こち亀の両さん、シティーハンターの冴羽涼(漢字が出てこない)、るろうに剣心の斉藤一、ナルトのシカマルの師のアスマも吸ってたあと、ONE PIECEのサンジ

ある洋画で、ミシェルファイファーだかシャロンストーンだか、ボディコンのとにかく格好いい女性が、スーパーカーから降りて、ピッ・・・ と火の付いたタバコを投げ捨てるシーンがあった。危ないとか、悪影響とか言う前に、その仕草が格好いいのだ。そういうのが、許容される文化が昔はあった。

ところが、最近はほとんど、漫画でも映画でも吸ってるシーンを見かけなくなってしまった。ジョジョは吸わなくなった。前田大尊はボクシングのために禁煙した。両さんも吸わなくなった。シティーハンターは人も殺さなくなった。斉藤一はすでに故人だし、アスマは死んだ。サンジくらいだろう。まだ吸ってるのは・・・ 少々古いが、リーサルウェポンのマーティンリッグスは、シリーズの中で禁煙をやってのけた。ダイハードのジョンマクレーンもいつの間にか吸ってない。嫌煙文化がファッションとしてのタバコを駆逐してしまったのだ。
 

 
ヘビースモーカーには、朝起きたり、飯食ったり、飲んだり、用を足したり、労働したり、ジョギングしたり、風呂から出たり、映画見終わった後に、電車から降りたあとに、講義を受けた後に、ナニしたり、アレしたりコレしたりした後には必ず一服するという習慣がこびりついてしまっている。タバコを吸わない人にとっては、タバコってのは何だかかよく分からないだろうけど、辛いときも楽しいときも、苦しいときも楽なときも、悲しいときも嬉しいときも、いつも側にいてくれた友人なのだ。親友の中の親友だ。

なぜ、高い金出して、健康を害して、他人を不快にし、あまつさえ傷つける危険を冒して、部屋をヤニで真っ黄色にし、息や体臭を臭いものにし、常に失火するというリスクに怯えながら、そんなものを吸うのか・・・ それは、タバコが麻薬であるからにほかならない。半日くらい吸わずにいて、ふいに一本吸ったりするとどうなるか。脳がクラっときて、タバコ酔いするのだ。気持ちいいことこの上ない。癒されるというより、脳が痺れる。もはや麻薬だ。麻薬・・・

1時間おきとかに吸っても、そういう快感は得られない。体内からニコチンは抜けきっていないし、禁断症状も出てないからだ。それでも、そういう快感が得たいと脳が欲求して、チェーンスモークしてしまう。私はもちろん、大麻や覚醒剤などは一度もやったことはないし、今後もやるつもりはないが、もし、一度でもやってしまったら、自分ほどの意志の弱い人間は絶対に止められないということは想像に難くない。タバコですら易々と止められないのに、それ以上の麻薬に果たして抗しきれるほど精神力は強いのか・・・否である。芸能人のT代Mさしとか、S水K太朗とかが、懲りもせず毎度毎度捕まってしまったりするが、その気持ちが分からなくもない。
 

 

もう1週間吸ってない。どうやって止めれたのか?


 

これはすごいな・・・ まず、これの姉妹品の『ニコパッチ』という貼るタイプの禁煙補助剤。1枚400円くらいする。正直、タバコ1箱より高い。貼ってると、1日タバコを吸いたいという禁断症状がほとんど出ない。禁煙しているという感覚がない。

しかし、禁断症状は出なくても、ああ、こういう場面で自分はタバコ吸ってたんじゃね? てな場面に出くわすときがある・・・ 習慣が吸わせようとする。そういうときにガムを噛む。1粒約100円する。ガムを噛んでると、吸った気になる。タバコを気持ちよく吸うのに失敗して、舌に変なザラザラピリピリした“味”が残るときがあるが、あれと全く同じ感覚だ。そう、あのザラザラピリピリの正体がニコチンだったのだ。

確かに、無職には痛い出費だが、これでタバコをやめれたらしめたものだ。最近の医学と化学の融合はすごい。半信半疑な人も、試してみる価値はある

 

ただ、明日核戦争が勃発するとか、隕石が激突するとかそういう状況に陥ったり、原発のメルトダウンを命がけで食い止めた後に、ゴルゴ13がタバコを差し出してくれたら、たぶん吸ってしまうだろう・・・ それはそれでいい。そこまで我慢する必要もないだろう・・・ その時はまた君に会おう。それまでは、

さよなら!親友!

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2009年1月12日 (月)

転職&職業訓練 楽しい学校生活

だいたい朝7時に目を覚まし、朝食をとったりシャワーを浴びたりで、8時半頃にアパートを飛び出して、そのまま、自転車で5分ほどの地元の駅へ行き、通勤ラッシュの西武新宿線でそのまま乗り換え無しの直通で高田馬場まで行ける。はじめは、ラッシュアワーの電車に、もみくちゃにされないか・・・ 痴漢冤罪事件に巻き込まれやしないか、ガクガクブルブルでしたが、通勤客の何割かと通学客の98%が、JRへと乗り継ぐ小川駅、萩山、小平で降りてしまうので、なんのことはない。ホームで列の先頭で電車を待ち、一番で車内に乗り込むと同時に座っている学生を探し出して、前に立つと、学生はすぐ降りるので、普通に席に座れるようになった。

それでも小一時間ほど電車に揺られることになる。最初はヒマだったが、車内で新聞を読むようになってから、通学時間はあっという間になった。はじめは、派遣村に代表される雇用問題や経済危機など、社労士的にも興味のあるところだけ読んでいたが、一時間もあれば、政治、経済、社会だけでなく、国際問題、くらし、教育、一通り読みとおせる。いろいろ、世の中の動きに詳しくなるということは、まんざらでもない。

たとえば、いま、イスラエルのガザ地区では、イスラム過激派ハマスと大規模な地上戦が行われている・・・ 民間人にも多数の犠牲者がでている・・・ 薬事法が改正されて、来年度、再来年あたりから、ネットで市販薬の販売に規制がかけられるかもしれない・・・ 現状の薬剤師免許を簡便にしたような準薬剤師的な免許が新設されて、一般のコンビニでも広く対面販売が行われるようになる・・・ など。特に興味がなかったようなことでも、どんどん知識が増えていく。しだいに、話の節々に『今朝の新聞に載ってたんだけど・・・』と自然に口をついてでてくるようになった。読み終わった新聞はいつも駅のゴミ箱に捨てる。家の新聞は、すぐ溜まってゴミ出しが大変になるからね・・・

職業訓練を行っている某大手の資格予備校にはだいたい30分前には到着する。ほぼ1番乗りか2番目位の早さなんだけど、朝からあくせくしたくないので、電車1,2本分の余裕をみている。そのまま喫煙兼休憩室に直行して、ジュースかコーヒーを飲みながら一服&読書となる。

 

クラス30人くらいて、喫煙しているのは自分も含めてたった男女半々の4人だけだ。
もう、最近の若者は最初から一度も喫煙をしたりはしない。私らの世代は、まだ学校にもヒッピーみたいなのが大勢いたのだが・・・

クラスでは若年者(おおむね35歳以下)のクラスなので、私は最年長の部類なんだが、一回りも年が離れた若者と話なんて合わなかったらどうしよう・・・ 臭ェよオッサン!と異端視扱いされたらどうしよう・・・ と、ガクガクブルブルでしたが、喫煙する女性は性格がフランクで、会話好きな性格の方も多く、喫煙室で話しているうちに、飲み物を買いに来た非喫煙者の方も会話に加わるようになって、しまいにワイワイがやがや、楽しくやっていくようになりました。

まあ、話題の第一は、2月に迫った簿記2級の試験で、次が就職だから、どうあがいても、共通の会話があるのが大きいのですが・・・ なんだか本当に学生の頃を思い出しました。本の貸し借りを行ったり、昼食を食べに行ったり、ラーメン食べに行ったり、束の間の学生気分ですね・・・

主婦は主婦連で固まっていろいろ話すことも多いのでしょう。お昼はずっと井戸端会議をしています。もちろん、休み時間も昼も関係なく、懸命に電卓を叩いている健気な子もいます。それはそれで青春の一ページでしょう。別にかまわない。

 

とまあ、勉強は確かに大変でしょうが、職業訓練そのものは、嫌な思いもストレスを感じることもなく、お気楽極楽な世界です。みんなまだ若くて、言うほど苦労もしてないので、悲壮感に全く欠けているのが幸いしているからかもしれません。

世間の人からみれば、“ふざけんな税金泥棒”と言いたいような側面もあるのでしょうが、社労士的に言わせてもらえば、そもそも、雇用保険法の雇用・能力開発機構の職業訓練は事業主の拠出金オンリーで運営されています。厳密には生徒のほとんどは基本手当を受け取っており、中には給付延長を受けている者もおり、そこには税金という名の国庫負担がなされているので、『100%税金泥棒ではない』とは言いきれないのかもしれません。ただ、基本手当(いわゆる失業保険)は労働者、失業者、被保険者の等しい共通の権利です。そしられる理由は毛頭ない。働く気も勉強する気もない者がここにいれば、別でしょうが・・・

しかし私が思うのは、“職業訓練”ってどうなんだろ・・・ 大変なんだろうか・・・ 落ちこぼれたらどうしよう・・・ 面接、試験に落ちたら落ち込むだろうな・・・ 家庭があるから・・・ 子どもがいるから・・・ オッサンだから・・・ 年寄りだから・・・ 中、高、大と学校で、職場で浮いてた存在だったので、また人間関係が大変だったらどうしよう・・・ と考えているような人にこそ、是非勇気を出して挑戦してもらいたいと思います。これまでの自分は置いておいて、そういう環境を少しだけ変えてみるチャンス、そういう人間関係の改善を訓練していく場であってもいいのではないでしょうか。この不況で倍率は大変になったのかもしれませんが、そういう思いを面接官に伝えてみて下さい。きっと道が開けるはず。

 

もちろん、私的にも簿記2級ほぼ確実に手中にしておきながら、改めて簿記の講義を受けておる訳なのですが、『お、俺だって訓練うけてもいいじゃないか! 10年も頑張って雇用保険おさめてきたんだし・・・ と、当然の権利だ! うにゃうにゃ』的側面が無いとも言いきれませんが、これまで一日として学校をサボってませんし、真面目に授業を受けています。それに、ネットにも出ていない、ハローワークの職員でも知らない、一般の社労士の先生でも知らない、職業訓練の中にいないと知り得ない社労士的ウンチク、情報もいくつか仕入れています(あんまり実務的とは言えませんが・・・)。

それはまた機会を改めて・・・

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2009年1月11日 (日)

電車は止まるは、お釣りは間違えられるは・・・

本日は『社労士実務講座』という某資格予備校で行われている実務講座、平たく言って開業セミナーのようなものの説明会に行ってきた。というのも、偶然私が今通ってる職業訓練の委託先である予備校でやってたからだ。もっとも、その予備校に毎日通ってるおかげで、社労士実務講座なるものの存在を知ることになった訳なので、偶然でもないのだが・・・

私はその予備校までの定期券を持っているので、電車賃がタダだ。と言うわけで、まあ、暇だしぶらつきがてら、行ってみたという次第である。

 

ところが、これが間違いの始まりだった。

説明会が・・・ というわけじゃなくて、いつも通学に使ってる西武新宿線が『高田馬場駅構内で車両故障により運転を見合わせております・・・』で全線ストップしてしまったのだ。私の乗った電車は上石神井駅でストップ・・・ 本当ならそういうイベントに出かけるときは、時間的な余裕をみて30~1時間位は早めに到着するように計算して家を出るのだが、毎日通ってる場所で慣れ過ぎてるため、20分くらいの余裕しかみてなかったのも災いした。

私はこれまでの人生において、一度も電車バスで通勤、通学を経験したことがなかったので、こういうときどれくらいで復旧するだとか、どう対応すればいいだとか、そういうたぐい経験値が圧倒的に低い。動け、動け・・・と、念じて無駄に車内で15分ほど費やしてしまい、ラチがあかないと重い腰を上げたのは、説明会開始30分前・・・

そのころにはすでに、バスによる振替輸送がスタートしており、怒声が飛び交い混乱の極みにあったホームの改札口で、駅員に、西荻窪駅までのバス用の切符と、そこから新宿までのJR中央線用の切符を2枚受け取って(実際は回数券のようなフリー切符)、バスのホームへと走って行った。

バスのホームは、もうすでに、スキー場の帰りのバスみたいに長蛇の列が出来ており、10分くらい掛けて行列がバスに乗り込んでいた。明らかに1台のバスでは処理しきれない。自分の目の前10mくらいのところで、はい、ここまでよ~と、行列を切られてしまい、しょうがない・・・吉祥寺行きのバスの列に並ぶかと、並び直したら、そっちの列も目の前10mくらいのところで、ハイ。ここまでよ~。お客さん、残念だったね~ と列を切られてしまった・・・そして、そのころにはすでに、西荻窪行きのバスが到着していて乗り込みを開始していた。駅のホームからは電車を諦めた人がどんどん流れてくる・・・

やっちまった・・・ と、結局、また長い行列の後ろに回って、西荻窪行きのバスの列に一から並び直すことになった。しかし、また目の前10mくらいのところで行列は切られてしまい、結局、4台くらい後のバスに乗り込んだ頃には説明会の開始時刻を過ぎていた。

ぎゅうぎゅう詰めのバスに押し込まれ、途中で一度も止まることなく(もうそれ以上誰も乗れないし、誰も途中で降りない)、なぜいつものバスが寿司詰め常態で、停留所で止まってくれないのか、ポカンと見上げるしかない待ち客を尻目に、西荻窪駅までのシャトル輸送となった。

そこからJR総武線に乗り換え新宿まで行ったが、途中なぜか大久保駅で降りてしまい、無駄に電車1本分遅れてしまったうこととなった(新大久保駅と間違えた。大久保駅には山手線は止まらない。)うまくやってれば、説明会の開始時刻にはギリギリ間に合ったのかも知れないが、慣れないことだらけで30分遅刻してしまった。

まあ、これが普段の授業や本番の実務講座でなかったのが幸いだ。朝のラッシュ時だったら、混乱はこんなもんではすまないだろう・・・ そもそも説明会なんて無理して出る必要があるわけでもなかったし・・・

 
 

結局、西武新宿線は2時間ほど完全にストップしてしまっていて、あのまま電車に待機していたら、完全に間に合わなかったところだ。先日の年末のJR新幹線の大ストップもそうであるが、それが人為的なミスによるものであれ、自然によるものであれ、機械が故障したり電車が動かなくなったりするのは、しょうがないそこは100歩譲る。

問題は、いつ復旧するのか、誰も分からないという点にある。

私はこれまで、もう1月半ほど電車で通学しているが、ダイヤが大幅に乱れたのは今回を含めて2回か3回あった。前回は確か年末で人身事故によるものだった。つまり、ひと月に一回は、自分が利用する範囲に限っても、『首都圏の通勤・通学客の脚が乱れた・・・』というような致命的な止まり方をしている。そんなとき、いつも思うのは、『何時に復旧するのか』という情報を、ただちに提供してもらいたいということだけである。

私が過去に勤めていた仕事でも、しょっちゅうトラブルに見舞われたり、予定通りにいかないことは多々あったが、 優秀な営業は『いついつ時にデータが入校します』『○○時にここへ戻ってまいります』と必ず断言していたし、私もおかえしとばかりにに『○○時にこの作業は完了します』『何日のいついつ時までにこれは完成させておきます。』と断言してあげていた。それでなければ、お互いにトラブルに対応するための、時間の予定が立てられないからだ。

『いや~ちょっと見当がつかないですね~』とか言われてしまえば、永遠に、永久に、無意味に、その場に待機しなければならなくなってしまう。イジワルな営業とかで予測が立つのにワザとそんなことを言ってくる者もなかにはいたが・・・

公共の交通機関の場合、あいまいに答えておかないと、それはそれで問題が発生するのかもしれないが、過去に何度もこういうケースが繰り返し発生する以上、経験と事象のデーターベースを構築することで、フラグを立てて・・・と、計算していくことで、おおよその復旧見込み時間は計算できるはずなのだ。

 

それは、きっちりと正確である必要はない。思いがけず早く復旧できて、他の交通機関に振り替えたことがかえってマイナスとなることもあるかもしれない。それでも、サービスを提供する側がトラブルに則し、指針を示さないと、サービスの提供を受ける側は混乱を極めたまま膠着してしまって余計混乱を来す。そして、いずれ、そんな不甲斐ないサービスの提供は飽きられ、拒否されてしまうことになるだろう。以前ハローワークの職員に対しても同じことを書いたが、公共の・・・に胡座をかいた殿様商売をしないで、笑顔で親切に、丁寧に客に接することだけがサービスのすべてではないことを、そろそろ悟る時期なのだ。

 

説明会の帰りに、スーパーで夕飯のおかずとなる総菜を購入したが、100円の白身魚のフライをレジ打ちを間違えて130円とされてしまった・・・ 気づいたのがスーパーを出た後だったが、30円返してもらいにスーパーに引き返した。むろん、女子学生のレジ打ちのアルバイト店員に、『笑顔で親切に、丁寧に客に接することだけがサービスのすべてではない』ということを悟って欲しかったからではなく、10円単位で生活している隣人がこの町にはいることを知って欲しかったからだ。セコイと罵られようが・・・ むろん、お釣りが多い分には一向にかまわない。

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2009年1月10日 (土)

転職&職業訓練 簿記の授業が始まる

訓練プログラムも2周目に入り、
ここから5日ほどで簿記3級、10日ほどで商業簿記2級、年が明けて10日ほどで工業簿記2級を教わる内容になっている。年末年始の休みを挟んでる分だけ、私たち12月生は10日ほど余計に講座が少なくなっている

なかなかにハードスケジュールではあるが、家での予・復習なしに、授業のみで簿記2級が取れるという認識がアマアマすぎるのだ。授業は単なる『チェックポイント』にすぎない。人それぞれ事情はあるだろうが、ここに至るまで、1月、2月はそれぞれ無職で、何もしないでいられた期間を持っているはずで、最低限一通りテキストを一周させるくらいの準備はしておくべきであったのだ。

中には在職中に訓練の試験、面接を受け、合格が決まってから退社退職してからほぼ間をあけず受講生となったというような者もいるが、それにしても、工簿の原価計算に入って一気に難易度がUPしてから青くなるというのは、計算高いんだか低いんだか・・・

 

私個人としては、12月の半ば頃まで正式に合格発表は出ていなかったとはいえ、もう、自己採点で合格は確実であるだろうと分かっていたので、簿記の授業はそれほど熱心という訳でもなかった。しかし、何にもしないで教室の隅で熟睡したり、授業をガン無視して読書や、他の勉強をしたりするような性格にはなりきれないので、わりと普通に真面目に授業を聞いていた

しかしここに至るまで完全に、完璧に独学独習でありすぎたがゆえ、間違って覚えていることや、無茶苦茶な理解の仕方をしている点も多い。そういう点を補正していく意味は大きい。一番大きいのは、漢字の読み間違いをしていたのが、いくつかあるという点だ

『貸借対照表』→『チンシャクタイショウヒョウ』
『社債』→『シャセキ』
『割賦』→『ワリフ』
etc.

独学だと、どういう読み方をしようが自分の勝手だ。あと、P/L、B/Sなどの略号、工簿の勘定連絡図なども、なんとなくは存在を知っていたが、ここで改めて教わることになった。現実の経理実務の場面では・・・、会計学的には・・・ そいいう教科書外的な話もむろん大変タメになる

 

商簿1~2週間で早くも、諦めムードの脱落組と、休み時間、昼休憩も勉強に費やす熱心組に分かれてきた。ここへは、遊びに来ているわけではないが、仕事に来てるわけでもないのだ。このモラトリアムを有効に使うも、無駄にしてしまうのも自分次第であろう。真剣に勉強したくても、職業訓練の選考に落ちてしまった人からすれば、腹立たしい話かもしれない・・・ みんな最初はヤル気はすごくあったのだよ・・・

しかし、本当にこのたった1月ほどのこの授業+残り1月半ほどの独学(簿記の授業は1月半ばで終了する)だけで、簿記2級を制してしまうものも出てくるだろう。そういう適正を示す頭のいい人間の中から、将来の税理士、会計士が出てきてくるのだと思う。簿記2級を2月で征すれば、簿記1級がその5倍難しいとしても、2ヶ月×5=10ヶ月で取得できる。税理士がその3倍難しいとしても、10ヶ月×3=30ヶ月、3年かからないということだろうから・・・

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2009年1月 8日 (木)

社労士事務所への面接 ~2件目~

アッサリ2所目の面接の連絡が入った。

駅から20分ほど歩かされたが、そこは某都心の巨大区のマンションの最上階に近いところにあった。余裕をみて15分ほど前に到着してしまい、『せめて予定時刻の5~10分前に到着していないと失礼』とマナー講座で教わっていたから、近くの自販機で、ペットボトルのお茶を買って飲んで気分を落ち着けた。

マナー講座で教わったとおり、ビルの前でコートを脱ぎ、受付・・・というか、森元総理に瓜二つのマン管(マンション管理)のおじさんに、来意を伝えてみた・・・ ところが、自分がこれから面接の訪問に行こうとしている事務所の名前が出てこない・・・ なんというボケっぷりか・・・ まあ、緊張してたんだろう・・・ 慌ててビルの階名表示プレートをにらめっこして、その事務所の名前を探し出した。まあ、マン管のおじさんは別に受付でもなんでもないので、致命傷にはならなかったが・・・

エレベータで事務所まで行き、教わったとおりにノックを3回(2回ノックはトイレだそうだ)して、ご挨拶。『はじめまして。シャチと申します。』『お待ちしておりました。どうぞお上がり下さい。』・・・ こうしてみると、マナー講座は大変役に立つものだ。ちなみに、このブログの敬語の使い方も3割増しで改善されている。そこの所員の方に案内されるまま奥の応接室兼会議室のような場所へ案内され、『椅子におかけください。ただいま、所長の○○がやってまいります。』と、いう段取りとなった。

コンコン トイレノックの後、所長さんが部屋に入ってこられた。

所長の顔を拝見するなり、ビックリした。

ここに来る前に確認しておいた、事務所のHPに掲載されていたお顔と印象が全く違ってるのだ。HPではシャープで切れ者的な印象の、キレ者俳優の小木茂光さんに似た印象だったのだが、実際は、優しそうで、ちょっとユーモアチックな印象の方だった。ネクタイの結び目がなんか変だったのが妙に印象に残っている。

種を明かせば、同名の別人の方のHPを一生懸命見てたという事実が後で判明する。『先生、HPと全く印象が違いますね・・・』などと知ったかで、ぬかさなくてよかったよ。本当に・・・ でも、まあ、優しそうな方で安心した。

面接2度目ということもあって、緊張度は半分くらい。また、同じように会社を辞めた理由とか社労士を志したきっかけとかを話して、その事務所のお話を伺うという流れとなった。入社試験がある・・・ということであったが、試験というのはよくある心理分析の適正検査のことだった。

大学では教育心理学を学んだので、認知心理学の勉強なんかで、そういう適正試験や試験を分析するための統計学もやってた身としては、心理学的なテストでウソを書いたらすぐにバレるということは知っていた。心理学の教授が心理テストを受けても、内心や実状を暴かれてしまうのだ。中には“嘘つき”ををあぶり出すための選択肢なんかもある。とりあえずは正直に書いた。『これは、採用の考察の一つの材料にするだけだから・・・』そう言われて少しは安心した。

そして、また、面接の段階になって、経営に苦しむ中小事業主の支えとなりつつ、正直に、現在の雇用情勢の悪化や、路頭に迷う自分と同世代の労働者達を救うそんな社会貢献のできる社労士として活躍していきたい。この街を拠点に働くなら、ゆくゆは、ホームレスや無職となった派遣労働者や、経済的社会的弱者を救う活動を、たとえボランティアでもやってみたい・・・ というような青臭いが、正真正銘の真実の心情も吐露した。

 

『入社してすぐには出来ないかも知れませんが、営業活動とかもあるんですか?』
『いや、ウチは○○○件くらい顧客がいるので、
 とりあえずは、そんな仕事はないですよ・・・』

『助成金の申請とかもやったりするんですか?』
『ああ、そんなのは○○のやることだよ。
 ま、やってる社労士の先生もいるけどね・・・』

 

ああ、ああ、なんかミスった気がした・・・

 

まず、社労士として、社労士補助として、就職したいというのが、まず第一なのだが、事務所の求めている求人の方向性が最初に分からないと、適性試験も面接も上手くいきっこない。事業主や官公庁の職員と初対面から上手くやっていけるような、社交的で行動的な人材を欲しているのか、黙々と、コツコツと、適切に正確に事務をこなしていけるタイプを欲しているのか・・・ その両者は極端だ。

で、私自身は、両方やってみたいと思っているし、両方できると思っている。抜けてどちらかに偏っているわけではなく、抜けてどちらかに秀でている訳でもない。ただ、両方をうまくバランスをとって平均的にこなしていくようなタイプなのだ・・・

 

そして、最後にこう聞かれた

『じゃあ、健康保険で、あなたが、最も得意な給付は何?』

 

ハァ?ですよ。何だこれは、圧迫面接なのか? その質問に答えはあるのか?

『はい。埋葬料(被保険者が死んだときに申請する。一律5万円の定額でメチャ簡単)が得意です。』と答えればいいのか・・・
『いや。私は数字に強い方でして、高額療養費の支給申請が最も得意なんです(計算がメチャ複雑)』と答えれば良かったのか・・・ そんなもん、みんなニガ手だろ・・・

10秒ほど間があいて、恥ずかしながら、最悪なことに、何も答えることができなかった。

『まあ、いきなりそんなことを聞かれても、答えられないよね・・・』ちょっと残念そうな顔をした。

 

ああ、決定的だな・・・ と思った。

 

わずかに、少しは可能性はあるのかもしれない・・・ そう、自分に言い聞かせ、慰めつつ、『本日は面接のお時間を作っていただき、誠にありがとうございました。』と、深々お辞儀をして、謝意を表しつつ後にした。

 

ああ、社労士の試験に合格してから、はや1年以上の月日が流れている。実際の自分自身は、いま、社労士の法に関してどれほどの知識があるのか・・・ 簿記ばっかり集中してやりすぎた・・・ ほとんど忘れているのではないのか・・・ せめて健康保険で、最も得意な給付は何かと聞かれて、気の利いた解答の一つでも返せるべく、社労士の勉強を再開せねば・・・ 

そして、その足でまた、我が母校に向かった。現在朝の11時を少し回ったところ。本当は面接のあった日は丸一日休んでも職業訓練的には公休扱いにしてくれるのだが、傷心を癒されるのは“我が家”ではなく、あの楽しの“まなびや”へと戻ることにした。同じ都心のお隣の巨大区なんで距離的に近いしね・・・

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2009年1月 5日 (月)

転職&職業訓練 知的な人は美しい

職業訓練の1週間目は、ビジネスマナー講座だった

基本的には、『ビジネスマナーの必要性』『身だしなみ』『立ち居振舞い』『挨拶』『言葉使い』『来客応対』『訪問』『電話応対』『仕事の進め方』について、レジュメを元に、元スッチー・・・ もとい、フライトアテンダントの講師の先生が解説をされていく・・・ という流れで行われた。一般のビジネスマン、サラリーマン、OLの方には当たり前のことでも、私にとっては目から鱗なことが多かった。

具体的には、挨拶は角度によって、会釈、敬礼、最敬礼の3段階あること・・・ 名刺交換はギリギリまで両手で持ち、渡す段階で右手で差し出す・・・ 名刺を受け取るときは両手でうけとる・・・ お茶は出されても、進められるまでは飲まない。コートは建物の外で脱いで左手に抱える・・・ 帰るときも、部屋の中では着ないで外で着る・・・ 会議の席順だとか・・・ 挨拶状の出し方だとか・・・ などなど・・・ こういうこそ、『Qさま』とか『日本人の常識クイズ』とかでやるべきだろう。せめて前回の面接行くまでにやってくれてればなあ・・・ 思い出しただけで恥ずかしくなってくる。上に書いたようなマナーは一つも守れてはいなかった・・・

 

まあ、しかし、当たり前に出来る人には、ごく当たり前な内容なんだろう。ただ、先生が本を読んでるだけの講義では飽きてくるというもの。そこは、マナー講座だけを専門にやってる先生のこと、飽きさせない工夫を随所にしてくる。

適当に5~6名のグループを組んで、適当に連想したキーワードをいくつか紙に書いて、くじ引きみたいにして、適当に引いて、その紙に書かれた文字を使ってスピーチする・・・ 必然的に男は1人か2人で後は女子というグループ構成になる。まあ、もう、それが恥ずかしいという年でもないのだが、『自分自身を自分の言葉で表現する』という行為自体に慣れていないと赤面するものだ。こういうのを臆面や照れもなく、さりげなく、サワヤカに出来るビジネスマンに成長したいね・・・

 

『ああ、暑い、暑い・・・』と、赤面した自分の顔をレジュメで扇ぐ・・・

 

私や、男や、主婦や、オバサン連はともかく、20代くらいの女の子が、趣味や日常をどんな風に過ごしてるのかとか、語らせられて、赤面して手うちわで自分を扇いでるのは普通にカワイイと思ったよ。

別にいいじゃないか。このくらい。キャバクラなんかじゃ、絶対にありえない光景だ・・・

別にキャバクラ嬢を真っ向否定するわけじゃないけど、照れや、状況に慣れてなくて、知識やマナーが欠けていて、たとえ上手くしゃべれなかったとしても、恥をかいたとしても、それは決して人に悪い印象を与えるものではない。私はもう手遅れなお年頃だが、10代、20代くらいの若者は、面接や会社訪問で安心してそういう特権を享受してもらいたい。20代の女性だけがカワイイというのではない。そこにはm男女の区別はない。男でもカワイイのだ。目上の人、年上の面接官は、たとえそういう状況になったとしても普通に許容してくれる。それが良識ある大人の対応というものだ。

 

また、知性や教養のある人というのは、他人の目にはそれだけで何倍も魅力的に映る・・・ というのは、私にとって新発見であった。女性だから男性だから、20代だから、30代だから、勉強ができるとか、出来ないとかじゃなくて、ほんの些細な、何気ない会話の中に、知性はあらわれるのだ。例えば、入所してすぐ、簿記3級のテストをやらされたのだが、パッと終わらせて帰ろうとしていたら、後ろから

『テストに名前を書く欄ってありました?』
『え、無かったけど、普通に書きましたよ。アンケートじゃあるまいし・・・』
『そうですよね。ありがとうございました。』

また、お昼休みに職員による個別面接をする・・・みたいな機会があった。たまたま、名前順の出席番号が近かった女性とその場に居合わせたのだが、

『もう、面接って始まってます?』
『いや、次の次みたいだよ・・・』
『ああ、じゃあ、まだ時間があるみたいんだ。私、歯を磨いてきます。ありがとうございました。』

それは私にとって新鮮な驚きだった。この『ありがとうございました』は、普通の労働者階級には永遠に出てこないセリフだ。知性や教養があるからこそ、でてくるセリフ。こういうのに男女の区別、年の差は関係はない。早速、真似させてもらうことにした。簿記の先生や、ここの職員さんや、誰かに何か質問をしたりするときは、語尾に『ありがとうございました』を付けるようにした。たぶん、それだけで、私の好印象度はアップしているはずである・・・ と思う。

あまり女性、男性について断定的に書くと、社労士的にまずいので、上では、一般人的に限定したが、ハッキリ言わせてもらうと、語尾に『ありがとうございました』の一言が自然に出てくる“女性”は、それだけで3割増しで魅力的、さらに言えば美しいと思う。これを読まれている数少ない女性読者のみなさん、明日から実行して欲しい・・・ これくらいは、男女差別でもセクハラでもなんでもないだろ、むしろ、『ポジティブアクション』ってやつだろ・・・ 社労士的に・・・

 

そんなこんなで、『訪問』の学習では、また別のグループで、社員A、社員B、部長、訪問者、受付に分かれて役割劇を演じてみたり、『仕事の進め方』の学習では、みんなの意見を公平に取り上げる、自分も積極的に発言する・・・という会議の仕方の一環として、『あなたのグループの乗った飛行機が砂漠の中に不時着した。手持ちのアイテム(鏡、水、コンパスやなんか)に優先順位をつけなさい』というグループ対抗の討論形式の問題解決ゲームをやっているうちに、なんだかここ(訓練所)が楽しくなってきてしまった。この段階で就職したいという気持ちはまるっきり失せてしまっていた。いつまでもここにいて、ここで勉強していたい・・・ あ゛~前回の面接落ちてたらいいのになぁ・・・ そんな不遜な気持ちまで芽生えつつあった・・・

そんな『嬉し楽し恥ずかしニンジン娘的訓練』を受けてる最中、入所する前に応募しておいた、2件目の社労士事務所から面接を知らせる連絡が入った・・・

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2009年1月 4日 (日)

転職&職業訓練 2日目

前々回の続き。

面接が終了し、夕方近く、とぼとぼと駅まで歩いて駅前のスーパーの前でしばし一服。緊張のあまり上手く話すことができなかったが、なんとなく優しそうな方でよかった・・・ まあ、振り返っても仕方たない。タバコ一本吸い終わって反省会はお開きとなった。そのまま電車に揺られて帰ってきた。社内は通勤サラリーマンはほとんどいないものの、中高校生が多かった。『君たち、今、一生懸命努力して、将来のことを考えておかないと、お兄さんみたいになるよ・・・』と心の中で語りかけながら・・・

 

次の日、職業訓練校の2日目となった。

朝7時に起きて、前日しこたま飲んで、軽く二日酔いの吐き気と戦いながら、トーストをほおばりつつ家を出て、通勤ラッシュの西武新宿線に小一時間ほど揺られて、都心の某予備校へと着いた。職業訓練といっても、委託業務なので某資格予備校で講義が行われるのだ。私が受講したのは簿記、経理事務関係のプログラムなので、言ってみればお金を払ってその予備校へ授業へ受けに来られる方たちと大差ない勉強、学習ができるというしくみだ。決定的に違うのは、こちらは給料(給付金)を貰いながら・・・ということだ。なんて素晴らしいシステムだろう。

さすが、若年者(おおむね35歳以下)対象の、簿記、経理事務関係のプログラムなだけあって、クラスメートの大半が妙齢の女性である。男:女性=1:4 くらい。合計30名ほどのクラスだ。年齢も20代前半~高くて35,6歳くらい。私は30代後半なので、もしかすると最年長だ。上手くやっていけるのだろうか・・・

しかし、まあ、半分は“主婦”だ。失礼な言い方かもしれないが、暇を持て余した・・・と言われる方もいるかもしれない。とはいえ、日本人の家庭の約5割は専業主婦ではなくて、なんらかの仕事を持っている。年収1,000万以上ある家庭でも、約4割の主婦は働いているのだ・・・ そんな社労士的な豆(知識)はどうでもよくて、さすがに、上品で綺麗な方が多いように思った・・・ と言うより、明らかに学歴の低そうな、向上心の無さそうな、ヤンキー系の、お水系の、アーパー系の人は皆無だ・・・ これは少ない男性も含めてだが・・・

その理由は、面接、適正検査で落とされるから・・・ ではなくて、ここに至るための道筋を考えない、思いつきもしない、無知さ故にあるのではないだろうか・・・ 職業訓練は、労働者、失業者の公平で共通な権利なんだから、就職活動しながらでも勉強したいと思い立ったなら、給付延長が目的の第一でもかまわないと思うので、ぜひ挑戦して貰いたいと思う。頭の良し悪しは関係ない。

具体的な第一歩は、ハローワークへ行って『職業訓練を受けたい』と言うだけだ。後のことは向こうの職員さんが何とか考えてくれる・・・ 今はこの不況の折なので受講倍率は高まってしまったと思うが、自分が受けた平時の段階では、競争率は1.2~1.5倍くらいだった。明らかに適正試験(小中学生レベルの算数、数学の計算、文章題問題)が全く出来ず・・・ で落とされないかぎり、基本的にオールカマーなんだと思う。男でも、事務系の職業訓練を受けて悪いという理由はない。面接で『私は将来的に税理士、会計士を目指したいと思ってるので、是非、この訓練を将来の第一歩にしていきたいと思っています』と言ってやればよい。

 

ともかく、受講二日目が始まった。

今週は勉強ではなく、1週間を通してビジネスマナーの講義、最終日に企業見学というスケジュールだ。

待ってましただよ、ビジネスマナー・・・ マナーや敬語どころか、挨拶の仕方からネクタイの結び方も知らないような身なので、これだけは、是非受けておきたいと思ってた。当然、最も重要だから、授業の優先順位も最初になっているのだろう。

ところが、ビジネスマナー講師の女性の先生が言った・・・

 

『え~それでは、まず、最初にみなさんに自己紹介として3分間スピーチを行ってもらいます』

 

出た! ズ~ンと気が重くなってきた・・・

こういうのが、一番苦手だ。こちとら、3分も語れるような人生を送ってきた訳じゃない。教育実習で教壇に立った経験はある。あの時、教壇の前にいたのは小学生だった。20数名の女性に注目されて何を語ればよいのか・・・

私も学生時代は友人も結構多く、社交的にコンパや旅行にも出かけたりもした。就職した当所も同僚と食事をしに行ったり、飲みに行ったりもした。しかし、穴倉みたいなところで(実際前職の職場はビルの地下1階だった)、朝も夜も休日も有給も無く、奴隷のようにひたすら長時間労働を強いられ、1円すら、一文字すら間違えることの許されない高緊張の中で、ひたすら代わり映えのしないチラシを作らされるという非人間的なルーチンワークに没頭しているうちに、内に籠もるようになってしまい、いつしかそんな人間性は失われていってしまった。友人も一人離れ、二人離れ、ブツブツ独り言を言いながら、誰ともたいした会話をせず、社内ニートになってしまった。救いがたい孤独の中で、気がつけば競馬しかやることのない人生になっていたのだ。

 

とはいっても、競馬を悪く書くつもりはない。この世の中に競馬が無ければ、自分は死んでいたかもしれない。この、人以外に最も付加価値が与えられた(実際生物の中では最も高額な値段で取引される)、もっとも高貴で、競争中に脚の骨一本折っただけで安楽死させられる、寝てる間に腸捻転を起こしただけで安楽死させられる、走れなければ『引退後は乗馬になりました』という名のコーンビーフにされる運命の、この世で最も儚い、“人が作り出した種”という宿命を背負った競走馬たちの、人知を越えた、常識を凌駕した、狂乱の舞台にどれだけ心が癒されたことか・・・

騎手にしてもそうだ。中央競馬の騎手という職業についたら、その間はお金の心配は一切しなくて済む。ある意味年間1勝を挙げることができなくても(一度もレースで勝てなくても)、年収500万~1,000万は優に保障されてる世界である。ただ、あらゆるスポーツ選手、公営競技の選手の中で、騎手という職業ほど、落馬して骨折する、馬に蹴られて内臓を摘出する、最悪死ぬ、良くて障害を背負う、という危険性が常に付きまとってる職業はない。あの武豊ほどの騎手でもそのリスクから逃れることはできない。『馬に乗るのが好きだから』という理由だけが彼らを支えている。本来、地位も名誉も色も欲も無い世界なのだ。少々はそれあっても別にかまわないとさえ思う。

 

余計な話が長くなった。

しかし、みんなは、結構、上手にスピーチする。時におもしろエピソードを挟み、笑いを入れ、上手く、簡潔に、自分の人生を組み立てる。きっと、20代~30代というのは、人生楽しい盛りだからだろう。失業してるとはいえ、落ちぶれた、挫折した、世の中に絶望した・・・ と、基本的に考えてない。

確かに、緊張もするだろうけど、悲壮感があるわけではないから、何を話しても受け入れられる・・・ たとえ上手く話せなくてもそれでいい。世間はそれも許してくれる。

 

と、熱く語ってしまったが、実際は3分そこらの自己紹介なんて、何を話そうが話せまいが、誰の記憶にも残りはしない。適当に思いついたことを適当に語ってればそれでよいのだ。難しく考える必要はなかった。

この後、ビジネスマナーの授業ということで、さまざまロールプレイング(ゲームの話じゃなくて役割劇のこと)や、ディスカッション形式のゲーム(社労士的にはブレーン・ストーミング)的なことをやらされることになる・・・

こういうのさえなければ、職業訓練もやってみたい・・・
と思ってる人もいるだろう。しかし、そういう考えははっきり間違いだと自分自身思った。それについては次回書こう・・・


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2009年1月 3日 (土)

大人になると、なかなか『大吉』が出ないが・・・

初詣に行ってきた。例によって例のごとく国立の谷保天満宮(ヤボテン)に行ってきた。風呂に入って身を清め、ドライヤーで頭を乾かして、バイクでスィーと行ってきた。

ここは天満宮と言うだけあって、学問の神様であらせられる菅原道真公を奉じている神社だ。社労士試験の時にその存在を知り、簿記2級の検定試験を受けた時もお参りしてきた。実際、両方合格したから霊験あらたか御利益あるんだろう・・・

毎回神社に行くたびに、必ずおみくじを引くが、小学生の頃は毎回、毎回、普通に『大吉』を引いたのに、成人してからはほとんど『大吉』は引けなくなってしまった。不思議だ・・・ 偶然で片付けて良いものなのか・・・

小学生くらいの頃は比較的両親の仲も良好で家庭(実家)も上手く行っており、何にも考えなくてよい。何も悩まなくてよい人生だった。ひたすらジャンプを読み、ファミコンに興じて、勉強なんか全くしなかった・・・普通に出来る子だったのでそれで授業についていけたのだ。 あれが小学生にとっての『しあわせのかたち』だったのだろうか。

大人になって、久しぶりに『大吉』を引いたのは一昨年だ。社労士試験に合格した年だ。

 

で、今回、2年ぶりに『大吉』を引いた。大吉は神社の木に結ばずにいつも持って帰ることにしている。

『する事なすこと幸いの種となって心配事なく嬉しい運ですからわき目ふらず一心に自分の仕事大事とはげみなさい 少しでも我儘(ワガママ)の気を起して色や酒に溺れるな』と神目線で書かれている。後半はちょっとお世話だ。

商売・・・利益あり進んで吉
学問・・・安心して勉学せよ
恋愛・・・この人より他になし
縁談・・・多くて困ることあり 静かに心を定めなさい

神様、ちょっとイイコト予言しすぎなんじゃない?

 

今年は以前書いたが、細木数子先生の六星占術でも、ありえないくらいラッキーイヤーとなっている。しかも、このラッキーは3年間続くことになっている。

 

今年は、まあなんしか、無事就職が決まって欲しいと思うだけだが・・・ まあ、あと、イイ人が現れてくれるといいね。

 

そんなこんなで、焼きそば、フランクフルト、大阪焼(お好み焼きみたいなの)の屋台グルメを堪能し、帰ってきた。マイナーな神社なんで、ボッタくらずに安いのが有難い。大阪焼なんて200円だった。利益出てんだろうか・・・

帰りにマクドナルドに寄ってホットコーヒーだけ買ってきた。120円だ。缶コーヒーと同じ値段で圧倒的にこっちの方がおいしいからね・・・

あと、前からやろう、やろうと思ってた、アフィリエイトをやることにした。もっとめんどくさいもんだと思ってたが、1時間ぐらいで全部できた。お金儲けよりともかく、ブログで本や映画なんかを紹介したときに、実物の画像が貼れるというのが便利だと思う。

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2009年1月 2日 (金)

転職&職業訓練 社労士事務所への面接 1件目

前々回からの続き

職業訓練校の入校式の帰り、そのままJRを乗り継いで、都内某所の駅へ午後3時頃着いた。私が今住んでいる多摩の某所も、相当田舎だが、さらに田舎だ・・・ とはいえ、電車を1時間も乗り継げば都心についてしまうのだが・・・

ともかく、その社労士の先生の個人事務所までは、駅から10分でついた。事務所というより自宅を改造した自宅兼事務所で、普通の家の玄関先をくぐるような感覚だ。社労士という商売は、身一つカバン一つでなんともなるといわれる所以だ。中は普通の事務所をちょっとだけアットホームにした感じの、明るくて、綺麗で清潔そうな、ウッド調の壁や家具が印象的だった。

出迎えてくれたのは、そこの所長さんの息子で、自分と同世代かややそれより若い感じの30代くらいの男性だった。左手の薬指には銀の指輪が光っていた。初対面の挨拶をかわし、応接室に通された。着席して、『まずは当所への求人にご応募下さり誠にありがとう・・・うんぬん』言われ、『早速ですが、弊所の求人へご応募下さったの理由をお聞かせ下さい・・・』『社労士という職業を志された理由をお聞かせ下さい・・・』みたいな質問を、ゆっくりゆっくり丁寧な口調でされた。

そんな当たり前の質問を振られるのは、当然当たり前に常識の、当たり前の範疇ではあるのだが、頭の中が真っ白になって、キョドってしまった。_| ̄|○

 

まあ、面接ここが1件目だから・・・ こういうのは慣れという要素も多分に大きい。

 

何事も最初から完璧に何でも出来る人なんていないだろう・・・ 前職が営業職という訳でもなかったし・・・ こういうとき、誰とでもすぐ当たり前のような会話の出来る、社交性のある人がほんとうらやましくなる。別に私は社会経験に乏しいのはあるが、社交性が皆無という訳でもないと思うが、ちょっと残念ながら、あがり性なところがある。

なんとか、かんとか、頭を整理して自分が前の会社を辞めた訳だとか、社労士の道を志した訳なんかを組み立てつつ話すことはできた。ここに至る前に、職業訓練校への入校選抜の面接、ハローワークでの模擬面接の経験も少しは活きた。ほんのちょっとずつだが、面接も上手くなってるのかもしれない。

 

で、そのうち、向こうの事情を話された。

その事務所は先代の所長にあたる方が、もう、古くから社労士業を行われていた方で、それなりに顧客の数も持たれているのだが、お年を召されてご病気を煩われているそうだ。で、その先代の息子さんにあたられる、面接を行っている方が、業務を引き継いでおられるのだが、仕事は完璧にできる。業務は滞りなく行っている。全く問題はない・・・ けど、社労士の資格をお持ちになられていないのだ。

社労士という資格は、世間では難関資格の一つと言われている。難関というより、理不尽というのが相応しいくらい合格するのが難しい。というのも、半年ほど勉強しただけで取ってしまうような人がいる一方で、何年も勉強しても取れなかったりする人もいるのだ。それは頭の良し悪しではなく、完全に“運”による要素も大きい資格だからだ。多かれ少なかれ、国家資格には“運”の要素が大きく絡む。

で、その二代目の息子さんが、社労士の資格をお取りになられる間、社労士の資格を持って開業登録ができる人が早急に必要になった・・・という訳である。そう、社労士は、士業なので免許がないとその業務ができなくなってしまうのだ。

 

ということは、私の名前でその事務所の書類を書くということであり(労働保険、社会保険関係の書類は代理者としての社労士の氏名を書く欄がある)、入所、即『社労士デビュー』ということである・・・

普通に“勤務社労士”として働くだけなら、まず、社労士登録はすることはない。当然私も社労士登録はしていないから、自分自身で『社労士です』と名乗ったりしない。このブログでもそういう表現をしないように努めている。その理由は、都道府県の社労士会への入会金と月会費がバカ高いからだ。もちろん、そういう会費もその事務所で持ってくれるという・・・ これはすごく魅力的だ。会社持ちで『菊にSRの』社労士バッチを胸に付けることが出来る・・・

 

是非、ここで働きたいぞよ・・・

 

話が去年(H20年)の試験の話題に及んだ。今年の試験は、私も選択式をちょっと解いてみたが、鬼のように理不尽なものだった。特に『健康保険法』は異常ともいえる難易度だった。『健康保険区組合』が『健康保険区組合連合会』に拠出する保険料のことを、『調整保険料』というのだが、ここまでは普通の人にはサッパリでも、社労士をかなり真面目に勉強した人なら知っている・・・ 問題はさらに上の『修正率』や『見込所要保険料率』なんて論点が問われたのだ。もちろん、ほとんどの各社の社労士のテキストなんかには一言も出てこない(実際ほとんどの受験生が解けなくて、足切りは屈辱の5点満点中1点となった)。さらには、択一式は48点という高レベルに設定され、合格率は7%台にまで落ち込んだ。

『今年の試験は難しくってさぁ・・・』

そう言われて、思わず返してしまった・・・

『もしよろしければ、私が勉強をみましょうか?』

 

ああ、余計なことを・・・

 

自分の方が年上だろうという傲りが口をすべらせた。正直、自分が『社労士受験』を1年かけて人にマンツーマンで教えれば、1人や2人は受からせることは不可能ではないと思っている。私は“教育学”を国の最高峰の機関で学んだ一人なのだから。

しかし、しかし、その方の顔は、はっきりと苦痛に歪んでしまった・・・ プライドを深く傷つけてしまったことは想像に難くない・・・

 

数日後、お断りのお手紙が来ました・・・

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