第40回社会保険労務士試験を解いてみる
12月の前半に受けた社労士事務所の面接の挫折経験から、社労士関係の学習と知識の研鑽を疎かにし過ぎたことを反省して、以後1ヵ月間、年末、正月にかけて、ひたすら社労士の復習を行った。簿記2級の勉強ばかりし過ぎた・・・
久しぶりに『社労士』をやってみると、これがまた、面白い。面白い。
社労士という分野の勉強がただ好きなのもありますが、『以前に覚えたはずの知識を再び思い出すための勉強』というのは、実際はそれほどの苦労を伴う訳ではありません。これが未知の分野なら相当苦労したのでしょうが、一度やったことを再びやれば、『ああ、そういえばそうだったな・・・』的な感想で勉強を行うことができます。『ああ、そうだったんか・・・』はほとんどない。だいたい1月で基本書を1周してしまいました。『労基』から初めて、『安衛』は飛ばし、『労災』、『雇保』を行い、『労一』は飛ばして『健保』、『国年』、『厚年』を学習し、『社一』は飛ばす・・・
で、1月たった頃に、ネットでこちらから手に入る去年の試験を受けてみた。
選択式 択一式
労基 3 7
労災 5 4
雇保 2 5
労一 3 5
社一 4
健保 1 4
厚年 3 7
国年 4 7
選択式 26点 足切りなし 合格基準点クリア
択一式 39点 足切りなし 合格基準点に9点足らず 不合格
アチャ・・・ という内容である・・・
9点足らない・・・というのは、この試験においては天と地ほどの距離があるのだ。みんな1,2点足らなくて不合格してしまうという試験である。
ほとんど社労士としての知識が抜けていることに愕然とする。当然だが1月勉強した程度では合格レベルの実力を取り返すことはできない・・・ 合格レベルに実力を上げるには、最低限あと3ヵ月~6ヵ月は、ひたすらそれだけを勉強することが必要だ。
ただ、合格を目指さなくてもいい、社労士の勉強・・・ というのは、本当に楽しい。『1年単位の変形労働時間制』とか『年金の給付額を算定するためのマクロ経済スライドの仕組み』とか、分かっていたようで分かっていなかったことも多い。あらためて、なるほど・・・ ああ。そういうことだったんか・・・ と思うようなことも多い。
逆に受験のための勉強は、知識詰め込み式の、暗記式の、血肉の通わない詰まらない勉強だったんではないかな・・・ という気さえしてくる。たとえば受験生で、『1年単位の変形労働時間制』を学習したつもりになっても、それじゃあ暦歴の1月は1日何時間労働する必要があるの? 時間を超えたら残業となるの? いつが休みでいつが労働する義務があるの? とか問われてもすぐに答えられる人は少ないだろう。
『1年単位の変形労働時間制』というからには、1年単位で休める日と休めない日の設定を行わなければ、事実上、上記の計算は出来ない。つまりは1年の356日について、その日が法定休日なのか、会社の所定休日なのか、労働日なのか、何時間働く義務があるのか・・・考えなければならないとうことだ。
社労士に興味ない人は意味分からなくて別にかまわないことなんだけど、社労士がそれではまずい。しかし、受験生の多くは、なんべん基本書をにらめっこしても、『1年単位の変形労働時間制』が理解できない・・・ 『マクロ経済スライド』が理解できない・・・ という方も多い。その理由は、基本書は徹底的に説明し尽くしていないからだ。どこかしら端折っている。一方で、完璧に理解しようと自分自身でじっくり考えるには、時間が決定的に足りなさすぎる。『1年単位の変形労働時間制』の理解のためだけに、いちいち、2日も3日もかけてられないのだ。
機会があれば、私がこのブログを利用して、いちいち、誰にでも分かる形で説明してあげたいとも思う。
まあ、それまで受験生は気の毒だが、自分自身理解できるまでじっくり時間をかけて学習していくか、あるいは理解できるように説明された参考書なり基本書なりに巡り会うよう祈るか、中途半端な理解のままで先に進んでいく覚悟を決めか、しかないだろう・・・
一般の人が容易に理解できないことだからこそ、お金をもらってそれを説明するという社会保険労務士という職業の必要性が生まれるのだから・・・
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