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2008年11月30日 (日)

11日目 帳簿組織/伝票式会計 問2対策 最近の試験は帳簿の全体的な流れの把握を問う

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

10日間の連続講義お疲れ様でした。以上が2級で出題される商簿の勘定と仕訳の全てです。

簿記ワークブックは、以降、

第20回 決算(1) 決算整理・精算表
第21回 決算(2) 決算集合勘定
第22回 決算(3) 損益計算書と貸借対照表
第23回 本支店会計(1) 本支店間取引・未達事項
第24回 本支店会計(2) 本支店合併財務諸表

で、試験の『問3』で出題される問題

第25回 帳簿組織 現金出納帳、仕入帳、売上帳、受取手形記入帳、支払手形記入帳
第26回 伝票式会計 日計表、入金伝票、出金伝票、仕入伝票、売上伝票

で、試験の『問2』で出題される問題

を、ざっと紹介しているにすぎません。

第27回 総合問題(1)
第27回 総合問題(2)

が本試験での商簿部分の実際の出題形式となります。

 

というわけで、順番を変えて、11日目第25回第26回をやりましょう。

11日目 第25回 帳簿組織
現金出納帳、仕入帳、売上帳、受取手形記入帳、支払手形記入帳

第26回 伝票式会計
日計表、入金伝票、出金伝票、仕入伝票、売上伝票

ポイント:帳簿組織は、いわゆる『特殊仕訳帳問題』と言われており、伝票式会計は、いわゆる『伝票問題』と言われており、問2はこのどちらかが8割占めます。交互に出てきて、たまに『文章大問題』などか出題されます。後に演習段階で何十問も経験できますので、ここでは、問題がわからなければ、答えを書き写すなどして、サクっと流れを経験しておきましょう。また、伝票が出題された回のあとは、特殊仕訳が、特殊仕訳が出題された回のあとは、伝票が出るので、対策が立てやすい。※第121回は伝票が出る確立高い。

ポイント:一般の経理上の簿記は、『伝票』から始まって、最終的に『財務諸表』を作成するまで、一連の流れの中で行っています。試験は、その流れの一部分をブツ切りにして取り出して問題化しているだけに過ぎません。しかし、最近の試験は、計算力を問うものよりも、その流れが二つ、三つにまたがり、帳簿の全体的な流れの把握を問うという傾向があるように思います。帳簿の全体的な流れの把握を行ってください。

006

一応図にしてみたが、なんだか間違ってるような気もする。本当は横に延ばしたかったが、ブログの都合上できなかった。じゃあ、縦に延ばせばよかったのに・・・作り直す気がしない。だいたいこういう感じだが、『過程』は省略されることもある。例えば、『特殊仕訳帳、普通仕訳帳から残高試算表を作成する』という具合に・・・

流れが把握できてないと、『個別転記後・合計転記直前の各勘定残高の記入状況を合計試算表の形式で表すと次のとおりである・・・(第104回 問2より)』みたいな問われ方をしたとき、ポカンである。各自、簿記の流れを自分の頭の中で流れを作り上げていってもらいたい。

※個別転記後・合計転記直前
要するに、仕入、売上、当座、売掛、買掛の5つがまだ転記されていない
(合計転記)状態。手形とか、給料、前払金なんかは転記済み(個別転記)な試算表が最初に与えられる。最終形(の一歩手前)→最終形を作成する問題。

何のことか分からないと思うが、過去問で104回の問題を解くか、類似問題は、一橋出版の日商簿記検定模擬試験問題集2級の模試2回目に載っている。

ポイント:ようやく本格的な電卓の出番となります。
電卓は、1年以上、仕事などで叩き続けているというような人以外、99.9%以上、ノーミスを貫き通すというのは不可能です。いま2級を勉強中という人は、ほとんど、簿記を学び初めて1年以内という者ばかりでしょう。いかに電卓上の計算ミスを少なくできるか・・・それは、より計算がシンプルになるように、より計算の労力が少なくなるように自分で工夫を突き詰めることです。たとえば、

・ 計算は1,000以上と、1,000未満で分けておこない、あとで合計する
手順を省かないで、きっちりT字を作る
細かい計算を積み上げていく・・・「
 (具体的には、『残高計算表』を作成するような問題は、まず『合計試算表』をT字で作成し、最終的に『残高試算表』を作成する
)

もちろん、計算力に自信があれば、普通に解いてもかまいません。

以下は、試験で問2を解くに当たって、計算表紙に私が作る『T字』です。

005

最初は、ルーズリーフやノートなどで作って良いのですが、最終的にはA4大の大きさの『白紙』でこういうのが作れるようになりましょう。他の地域はよく知りませんが、東京では、罫線の入っていないA4の白紙1枚が試験で計算用紙として配られます。

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2008年11月29日 (土)

10日目 株式会社会計/税金 『社債』は、計算がややこしい

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

10日目 第18回 株式会社会計(5) 社債

ポイント:
ここは計算がややこしいだけ。社債は有価証券の一種である。有価証券は買うと会社の資産になるが、社債は発行して現金に替え、会社の負債になる。いずれ返す(償却)しなければならないのが株式と異なるところ。もちろん、他社の社債を買うこともできる。そうなると、それは『社債』勘定でなく『有価証券』勘定を使う。

 

10日目 第19回 税金

ポイント:税抜き方式で消費税が確定すると、

仮受消費税 20,000    仮払消費税 15,000
                 未払消費税 5,000

であるが、税込み方式で消費税が確定すると、

租税公課 5,000      未払消費税 5,000

となる。なぜこんなことになるのか、一瞬とまどうが、『仮受消費税』勘定も『仮払消費税』勘定も現実に払い受けした『消費税』勘定の一種であり、便宜的に『仮受』『仮払』の文字をつけたものだと考えると、前者は、

消費税 20,000       消費税 15,000
                 未払消費税 5,000

と表現されてもおかしくない。『租税公課』勘定はそのまま『消費税』の意味であるのだから、後者は、

消費税 5,000        未払消費税 5,000

と表現される。要するに、同じことを言い表してるにすぎない。

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2008年11月28日 (金)

9日目 株式会社会計 『合併差益』は、単体だと難しくないのだが、『のれん』とごっちゃになることで訳が分からなくなる

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

9日目 第16回 株式会社会計(3)
 剰余金・繰越利益剰余金の処分または処理

ポイント:株主に配当する配当金はどういう表現を使っていても、必ず『未払配当金』勘定になる。

利益準備金は
①資本金の4分の1-(利益準備金+資本準備金)
①未払配当金の10分の1
のどちらか小さい方の額となる。

 

9日目 第17回 株式会社会計(4) 会社の合併

ポイント:『合併差益』も単体だと難しくないのだが、『のれん』とごっちゃになることで訳が分からなくなる。

『純資産(資産-負債=資本)¥600の会社を合併するのに¥500で株式を交付し、¥400を資本金に組み込んだ。合併交付金として現金で¥50払った』
仕訳は

純資産 600     資本金 400
             
合併差益 150
             現金 50  

つまり、合併差益は、純資産-計上した資本金-合併公費金=600-400-50=¥150で表せる。

ところで、この会社には純資産と『のれん』があるとどうなるか。

『純資産¥600の会社を吸収合併し、株式を¥800発行し、¥400を資本金として計上した。合併交付金として現金で¥50払った』

のれんは、発行株式(払ったお金)-純資産=800-600=¥200であった。
合併差益は純資産+のれん-(資本金-合併交付金である。

純資産 600     資本金 400
のれん 200     
合併差益 350
             現金 50 

となる。企業としての純資産と+それ以上に認めた価値(のれん)が『発行株式の全額』であり、そういう企業を合併するために株式を交付して、資本金として組み込む。つまり合併された企業の資産価値は、資本金その他として、合併をした企業に組み込まれることになる。

004

合併された企業の総価値 → 合併した企業の資本金

これが『企業を合併する』ということなのだ。

資本金、合併交付金との差額が『合併差益』であるが、『合併差益』は『資本準備金』と同意味だと考えてみると分かりやすい。つまり合併交付金は合併するための費用、合併差益は企業の価値を資本金にしきれなかった余りなのだ。実際に『合併差益』勘定が無ければ『資本準備金』勘定を使う。

純資産 600     資本金 400
のれん 200     
資本準備金 350
             現金 50

 

以上、『のれん』と『合併差益』おわかりいただけたであろうか。難しければ、とりあえず、漠然と、買収、合併の仕訳があったら、借方が足らなければ『のれん』を使い、貸方が足らなければ『合併差益』を使うと憶えておけばよい。たぶん2級の仕訳はそれで足りる。

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2008年11月27日 (木)

8日目 株式会社会計 『会社法』は、改正されることがあるので注意が必要だ

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

8日目 第14回 株式会社会計(1)
設立・増資

ポイント:会社法は改正されることがあるので注意が必要だ。今は、株式を追加で発行するにあたり、

当座預金 1,000,000   資本金 500,000
                 資本準備金 500,000

となるのが一般的で、『株式払込余剰金』勘定はほとんど使われなくない。また、資本金を2分の1にするのは『最低額』であって、『最高額』でないことに注意。

当座預金 1,000,000   資本金 1,000,000

となるケースもありうる。『資本金は株式の2分の1』と思い込みで覚えてしまうと、なかなかこの仕訳が出てこない。なお設立にあたっては、発行可能株式の4分の1だけが資本金に組み込める。

『会社設立にあたり、発行可能株式は1株1,000円で1,000株。会社法が認める最低数の株式を発行し、払込金は当座預金とした。また、そのうち最低額を資本金とした』

当座預金 250,000    資本金 125,000
                
資本準備金 125,000

 

8日目 第15回 株式会社会計(2) 創立費・開業費・株式交付費

ポイント:考え方は『減価償却費』や『のれん』同じで特に難しくない。創立時に株式を発行したような場合は、『株式発行費』でなく、『創立費』勘定になるので注意が必要。

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2008年11月26日 (水)

7日目 固定資産取引 『のれん』は、字ズラから簡単そうに思えて実は難しい

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

7日目 第11回 固定資産取引(1) 取得・減価償却・売却・除去

ポイント:ここも有価証券と同じで、計算がややこしいだけで難しくはありません。

『期末の帳簿価額\124,000、耐用年数8年、残存価額は取得原価の10%を定額法で減価償却した。この備品は3年前に取得しており、直説法で記帳している』

取得価格をXとした場合で一次方程式を立てると、

002_2

の方程式が成立する。
左辺は分かるだろう。定額法の一般的な計算だ。右辺は、3年前に取得した備品とは、購入してから3年立っているということだが、最後の1年はまだ減価償却されてない。つまり期末帳簿価額124,000は、2年分しか減価償却を引かれていない。だから分母が2年となる。これを難しいと考えるか、考えないかは中学、高校で数学を一生懸命勉強したかどうかだ。一応解いてみると、

9X÷80=(X-124,000)÷2
9X=40X-124,000×40
31X=124,000×40
X=4,000×40=160,000(取得価格)

つまり減価償却費は
(160,000-16,000)÷8=18,000

答えは、
減価償却費 18,000   備品減価償却累計額 18,000

ただ、試験ではこういう複雑な計算を要求するの問題が出る可能性は今後少ないと思います。複雑な計算問題を解かせるのは2級簿記の本質ではないからだ (過去には107回の問2みたいに出題されたことがある・・・この時合格率が5%台に落ち込んで世界が震えた)。一応は解けるようにしておいた方がいいです。難しい問題を理解すると、普通の問題はなんでもないかのように、プレッシャーが無くなります。

ポイント:定率法は、『残存価額』は計算上関係ありません。引っかけ問題として残存価額をわざと載せるようなイジワル問題が存在するので注意。

 

7日目 第12回 固定資産取引(2) 無形固定資産・投資その他資産

ポイント:『のれん』は、字ズラから簡単そうに思えて実は難しい。
『のれん』は後に出てくる『合併差益』の問題と合わせて、こんがらがって訳が分からなくなからだ。受験生が苦手にしてるところでもある。のれんは『のれん』勘定と『負ののれん』勘定があり、『合併○○』側には『合併差益』『合併差損』勘定とあって、どれを使えばいいのか分からなくなる。会社法も絡んでくるので、事態は複雑だ。しかしおそらく2級では『負ののれん』と『合併差損』は出題されることはまずないと思います。

だから漠然と、買収、合併の仕訳があったら、借方が足らなければ『のれん』を使い、貸方が足らなければ『合併差益』を使うと憶えておけばよいのではないか。いい加減なことを書くな・・・と怒られそうだが・・・

 

とりあえずここでは『のれん』について書く。『合併差益』との係わりは、いずれ項を改めて説明しよう。

¥600のものを買うのに¥800払ったら、¥200損をする。なんで¥600なものを¥200余計に支払ったりするのか、通常ではありえない。

しかし企業の買収では、純資産(資産-負債=資本)¥600の会社を買収するのに現金¥800払うケースがある。なぜ¥600な価値しかない会社を¥200余計に支払って買うのか。

003

例えば車メーカーが、タイヤを作ってる会社を買収したとする。タイヤ会社の純資産が¥600しかなかったとしても、車メーカーとして合併できれば様々なメリットが考えられる。だったら¥800出しても合併するメリットがあるだろう。タイヤ会社には¥800の価値があると車メーカー側は認めた訳だ。その¥200はタイヤ会社のブランド力とも言える。

この¥800という価値は、この車メーカー1社に限った価値ではなく、トヨタであれ日産であれBMWであれ、同じだろう。公正な価値(=時価)ということができる。

そして、この差額は、損ではなくて、『新しく買収した会社で営業できる権利』として『資産』として考えることができる。これが『のれん』であり、一定の期間(一般的には5年)で償却していくことになる。

つまり、のれんとは、払ったお金-純資産で表すことができる。

仕訳にすると

純資産 600   現  金 800
のれん 200

となる。一般的な問題では、

総資産 900   総負債 300
のれん 200
   現  金 800

となる場合が多いと思う。

 

7日目 第13回 損益取引 販売費及び一般管理費・営業外損益

ポイント:ここは特に説明は不要だ。サクッとやってしまおう。

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2008年11月25日 (火)

6日目 特殊商品売買取引 は、おそらく2級範囲の仕訳で最も難しいところ

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

6日目 第9回 特殊商品売買取引(1)
未着品取引・委託販売・受託販売・委託買付・受託買付

ポイント特殊商品売買取引は2級を勉強するにあたって、受験生を悩ませる最大の壁です。しかも、ほぼ毎回仕訳で1問出題される頻出ヶ所です。気合いを入れていきましょう。

『未着品取引』というのは『手形』のところで一度出てきました。ここでは復習です。

問題は、委託販売・受託販売・委託買付・受託買付です。なぜこれが多くの受験生にとって難しい、理解しがたいのかというと、『委託販売』という一つの勘定科目で、相手に請求できる『債権(資産)』にも、相手に支払う必要のある『債務(負債)』にも変化しうるからです。

とりあえずの考え方

ステップ1
①受託販売、委託買付、受託買付の3つは、
『現金』を支払ったり、『受取手数料』を受け取ったり、商品が手元に入ってくれば『仕入』
商品が売れたら『売上』といった仕訳は普通にできると思うので、貸方、借方か判断して記入する

②その反対側に受託販売、委託買付、受託買付を書く

③委託販売も考え方は同じ。、ただ、商品送付時に

積送品○○         仕入○○

販売終了時にその逆仕訳

仕入○○           積送品○○

のオプションがプラスされる。

ステップ2
委託・受託の場合、受取代金、支払代金は『すべて』ではない。荷為替取引のこころで、混同して訳がわからなくなると書いたが、それは次のような問題の類似性にある。前者は委託販売の問題で、後者は荷為替の問題だ。

『H商店へ委託販売のため、商品(仕入原価¥50,000、売価70,000)を船便で発送するとともに、K銀行で額面¥50,000の荷為替を取り組み、割引料¥400円を差し引かれ、手取金を当座預金とした(第117回 問1-5より)』

積送品 50,000       仕入 50,000
当座預金 49,600     前受金(委託販売) 50,000
手形売却損 400

『H商店へ商品¥70,000を船便で発送するとともに、K銀行で額面¥50,000の荷為替を取り組み、割引料¥400円を差し引かれ、手取金を当座預金とした』

当座預金 49,600     売上 70,000
手形売却損 400
売掛金 20,000

どちらも、最終的には¥70,000を売り上げる問題で、¥50,000の荷為替を組む問題である。難しいと思うが、この違いを感じ取ってくれ。試験でよく狙われる場所だ!『前受金』という勘定科目は、簿記ワークブックで慣れるととっさに出てこないので注意が必要だ。

 

6日目 第10回 特殊商品売買取引(2)
割賦販売・試用販売・予約販売

ポイント:割賦販売はおそらく2級範囲の仕訳で最も難しいところだ。自分も含め多くの受験生がほぼ理解できないところである。その原因は、帳簿の付け方、仕訳の仕方によって、販売基準、回収基準(未実現利益控除法、対照勘定法(備忘記録))と3タイプに分かれるからだ。特に未実現利益控除法はサッパリ分からないので、簿記ワークブックではボカした書き方しかされていない。難しいがゆえに、おそらく試験でも出る可能性が少ない。出ても用いる勘定科目が問題文中に書かれた簡単なものになるか、むしろ、試用販売や予約販売が狙われる。

『商品¥100,000(原価¥40,000)の4回均等払い。1回目を回収した段階で決算を迎えた。未実現利益控除法により仕訳せよ』

販売時の仕訳

割賦売掛金 100,000        割賦売上 100,000

第1回目の支払いを現金で受け取った時の仕訳

現金 25,000             割賦売掛金 25,000

決算時の仕訳

繰延売上利益控除 45,000    繰延売上利益 45,000

この問題で利益は60,000円。未実現利益とは、未回収の利益のことでで4回払いのうち3回分、60,000×3/4=45,000円 これを次期に繰り延べ処理する

同じ問題で販売基準での仕訳

割賦売掛金 100,000       割賦売上 100,000

第1回目の支払いを現金で受け取った時の仕訳

現金 25,000            割賦売掛金 25,000

決算時の仕訳

なし

同じ問題で対照勘定法での仕訳

割賦販売契約 100,000      割賦仮売上 100,000

第1回目の支払いを現金で受け取った時の仕訳

現金 25,000            割賦売上 25,000
割賦仮売上 25,000        割賦販売契約 25,000

決算時の仕訳

繰越商品 30,000         仕入 30,000

原価40,000円のうち、まだ受け取ってない30,000円分を繰越商品から仕入に戻す

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2008年11月24日 (月)

5日目 商品売買取引 『棚卸減耗費』は、ハラヘッタ!で憶える

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。

5日目 第7回 商品売買取引(1)
商品勘定の分割・売上原価の計算

ポイント:平均法、先入先出法、後入先出法は、工業簿記でもバンバン出てきます。この理解はしっかりと行ってください。

工場の倉庫のようなところをイメージして下さい。

奥の方にしまってある古い在庫から消化しましょうよ。というのが、先入先出法。つまり先に入れたのから先に出す。めんどくさいし、倉庫の入り口近くに置いてある新しい在庫から使わね?というのが後入先出法です。後から入れたのを先に出す。

ふつう仕入れた商品は、倉庫の手前から詰めていかね? とか余計なことは考えないで下さい。また、『後入後出法?』とか『先入後出法?』とか、余計なことを考えると訳が分からなくなります。先に出すのは、先入か、後入か。この2つしかありません。
 
 
5日目 第8回 商品売買取引(2) 割引・割戻・棚卸減耗・評価損

ポイント:割引、割戻は簡単ですが、引っかけ問題として、『値引』が出てくるケースがあります。『割引』と『値引』は似て非なる表現なので気をつけましょう。要するに、『仕入割引』と『売上割引』以外の勘定課目は存在しないということです。


ポイント:棚卸減耗損(費)と商品評価損は、まず、2級を勉強するにあたっての最初の壁です。例えば、

原価 500円 帳簿棚卸数量 1,000
時価 450円 実地棚卸数量 980

というような場合

棚卸減耗損(費) 500×20=10,000 500×(1,000-980)
商品評価損 50×980=49,000
 (500-450)×980

棚卸減耗損(費)は原価×減った量・・・×減った・・・腹減った・・・ハラヘッタ!で憶えましょう。商品評価損はその逆と憶えましょう。精算表や財務諸表作成の問題では必ず出てきます。

また、時価が思いがけず値上がりして、原価を上回った場合、どうなるのかが問題になります。それは無視してしまいます。つまり商品評価『益』なる勘定科目はありません。これを低価法といいます。

尚、棚卸減耗『損』なのか棚卸減耗『費』なのかは、問題にされることはまずありません。

 

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2008年11月23日 (日)

4日目 引当金取引 は、3級ですでに習った貸倒引当金の延長

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

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4日目 第6回 引当金取引
貸倒引当金・商品保証引当金・修繕引当金・退職給付引当金

ポイント:3級ですでに習った貸倒引当金の延長です。ここは難しくありません。サクッとやってしまいましょう。サクッと終わって時間が余ったら、これまでの学習内容の復習をやるか予習でもやっておきましょう。

貸倒引当金は、『前期』の売上債権に対して設定し、当期に持ち越しになったその売上債権が貸倒れた場合に使えます。

『当期』に販売して得た売上債券が、たとえ当期に貸倒れたとしても、この貸倒引当金を充当することはできず、貸倒損失になります。

そもそも、当期に得た売上債券については、決算が来てないし、貸倒引当金が設定されていません。

『前期』の売上債権に対する補填
貸倒引当金 10,000         売掛金 10,000

『当期』の売上債権に対する補填
貸倒損失 10,000          売掛金 10,000

ポイント:

退職給付引当金繰入 10,000   退職給付引当金 10,000
という仕訳は、問題集によっては、

退職給付費用 10,000        退職給付引当金 10,000
とされる場合があります。

 

 

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2008年11月22日 (土)

3日目 手形取引 は、2級受験生が初めて迎える壁か

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。ポイントとなりそうな点を自分なりに書き出しています。


3日目 第4回 手形取引(1)
 振出・裏書・割引・更新

ポイント:保証債務は貸倒引当金みたいなものです。
なぜ、1%とか2%とか相当低い金額で保証を行おうとするのでしょうか?それは、現実の商取引では手形が不渡りになる可能性がそれくらいの割合いなので、辻褄が合うということなのでしょう。

手形を割り引いたとき、『手形割引損』としてしまわないように注意して下さい。そんな勘定科目はありません。『手形売却損』のみです。

裏書(割引)にあたっての備忘記録として、「対照勘定」を用いる法と、「評価勘定」を用いる法があり、これが複雑なので混乱すると思います。

対照勘定
裏書義務見返 10,000    裏書義務 10,000

評価勘定
買掛金 10,000         裏書手形 10,000

要するにこういう仕訳が行われている
買掛金 10,000         受取手形 10,000
受取手形 10,000       裏書手形 10,000

尚、現実の試験ではほとんど出てきません。


3日目 第5回 手形取引(2)
 不渡り・荷為替手形

ポイント:手形が不渡りになるというのはどういうことなのでしょうか?

   (負債)                  (資産)
不渡手形 10,500    ←   受取手形 10,000
                    現金 500

これまで資産だったものが、一転、負債に転じるとういことです。恐ろしいですね~ よく手形が不渡りで会社が倒産した・・・とかナニワ金融道なんかでも出てきますが、そういうことだったんですね~

荷為替取引も受験生にとって難しいところです。後に出てくる特殊商品取引の委託販売の代金を手形で受け取る場合と混乱して訳が分からなくなります。ポイントは、委託販売でない場合、受取代金、支払代金は『すべて』ということです。

例えば、『遠隔地にある仕入れ先に商品¥100,000を注文していたが、本日この商品に取り組まれた額面¥80,000の荷為替手形の呈示を受けたので、これを引き受け、商品の貨物引換証を受け取った(第118回 問1-3より)』というような問題。委託販売の問題でなく、荷為替取引の問題です。解答は、

未着品 100,000        支払手形 80,000
                    買掛金 20,000

となります。『すべて』なので、¥100,000のやりとりになります。今は『すべて』と言っている意味が分からなくても、特殊商品取引の委託販売が出てくると、なにを言いたかったのか分かります。

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2008年11月21日 (金)

2日目 有価証券取引/債権・債務取引 『仕訳』は、時間をかけてやれば誰にでもできる

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

日商簿記2級では、ご存じのように『商業簿記』『工業簿記』の2分野からの出題となります。必ず『商業簿記』からスタートさせて下さい。

なぜなら『商業簿記』には試験の問1で出題される『仕訳』を含むからです。仕訳は『理解すれ』ばそれで終わりというものではありません。『暗記する』ということと『忘れないで維持する』ということが必要になります。特に『暗記する』には、ある程度の時間をかける必要があります。

とうわけで、2級で新しく出てくる仕訳、勘定を先にマスターして、その後試験まで絶えず、『仕訳』の復習も行って下さい。仕訳、勘定課目の暗記は英語で言えば英単語、歴史でいえば年号の暗記にあたるようなもので、短期間でこなそうとすると絶対に無理が出てしまいます。裏を返せば、時間をかけてやれば誰にでもできることなのです。

しかし、3級範囲の知識はあるとはいえ、2級範囲の知識が全くないのだから、いざテキストを開いても何も出来ないのが実状でしょう。どうすればいいのか。初めのうち答えを見ながらテキストに丸写ししていけばよいと思います。知らないことを考えることほど無駄なことありません。ここで重要なのは憶えることよりも、答えを書き写す過程でどういう流れになっているか理解するよう努めることです。以下、2級範囲の仕訳、勘定を10日間で一気にやっちゃいます。2ヶ月でマスターするにはそれくらいのスピードが必要です。かなりキツイです。無理そうなら、4ヶ月コースへの転身も覚悟しましょう。

はじめの段階では憶えきれなくても普通です。後に仕訳問題を繰り返し、繰り返しやっていく中で自然に憶えます。

具体的にその流れをしるすと

1、仕訳の流れを理解する
 ↓
2、この問題は見たことがあるぞ、
しかし
  勘定科目は憶えてないし、仕訳方もわからないや
 ↓
3、この問題を見るのはもう3回目だ。しかしあやふやだ
 ↓
4、この問題はもう4回目だ。よしもう解けるぞ!

となります。

以下ポイントだけ書きます。
例によって、中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順に沿った解説です。このテキストを使用される方は、これを自分で使いつつ以下の解説も読んでみて下さい。難しくて理解不能に陥ったら、赤ペンで『理解不能』とでも書き込んでおいて、そこは飛ばして先に進んでしまいましょう。ウンウン考える時間が無駄です。後から突然閃く可能性もあります。もし最後まで理解できなかったとしても、そこで減点されるのは-4点だけだと割り切りましょう。

 

2日目 第2回 有価証券取引 売買・評価

ポイント:3級の知識があれば仕訳自体は理解できるでしょう。2級は計算が複雑なだけです。基本的に計算問題です。利息の日割計算がややこしいだけで難しくはありません。金を払って有価証券を買うか、有価証券を売って金を受け取るかその違いだけです。

ポイント:日付計算の憶え方
2,4,6,9,11月が31日ではない。(2月以外は30日)

覚え方は、『西向く侍(にしむくさむらい)』
侍=士で、「士」を上下に分解して、漢数字の十一に見立てる

 

2日目 第3回 債権・債務取引 未決算勘定

ポイント:保険金を請求した段階での仕訳が

未決算 50,000          建物 100,000
建物減価償却累計額 40,000
火災損失 10,000

となり、支払いが決まった段階での仕訳が

未収金 40,000          未決算 50,000
火災損失 10,000

となります。

『火災損失』『保険差益』勘定は、上記どちらの段階でも発生し得ます。片側にしか発生しない場合もあります。問題によります。

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2008年11月20日 (木)

1日目 銀行勘定調整表 は、何問もやれば、自然に解けるようになる

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

以下の内容は、中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順の説明になります。ワークブック2級商業簿記の第1回は、現金預金取引になっています。この内容の説明です。1日目はとりあえずこれをやりましょう。商簿は15日で終わらせる予定です。

1日目 第1回 現金預金取引 当座借越・銀行勘定調整表

銀行勘定調整表問題

銀行勘定調整表問題は、文章の意味をよく考えて理解し、何問か問題をこなせば自然に解けるようになる。

 

決算期に当社の帳簿の当座預金残高(356,800)と、銀行残高(412,000)と、が一致していない。修正しましょう…というような問題です。

①銀行に8,000入金したが、営業時間外だった(営業時間外取引)
②振り出した小切手20,000が銀行に呈示されてなかった(未呈示)
③売掛代金5,200が入金されたのだが、伝わっていなかった(未達)
④広告代支払いのため、振り出した小切手38,000を渡すのを忘れていた(未渡し)

(第108回の問3より)

このうち、仕分けが必要になるのは一部です。まずはそれを考えましょう。

基本的に『自分側にミスがある場合』のみ、仕訳が必要となります。自分側のミスは修正が必要だからです。修正仕訳が必要になるからです。

ただし、唯一の例外として①の「営業時間外取引」だけは、自分側のミスでもあるのですが、自分はちゃんと仕事したのに、銀行は早く閉まりすぎるから・・・と考えて、これは銀行のミス、自分側は悪くないと、考えてください

②は相手の会社に渡した小切手が、まだ銀行で換金されてないということです。自分側のミスではありません。

③は銀行から入金がありましたよ・・・と我が社に連絡があったのですが、簿記係の私にはその連絡が伝わってなかったのです。自分側のミスです。

④は明らかに自分側のミスです。

というわけで、仕訳が必要になるのは、③と④です。

修正仕分
③ 当座預金 5,200 売掛金 5,200
④ 当座預金 38,000 未払金 38,000 (広告費とならないことに注意)

 

次に、残高を一致させるためには、以上の4つ全てについて処理する必要があります
次の式を最終的に等号(イコール)で一致させることを目標にします。

自分側               銀行側
356,800             =412,000

①、自分側の帳簿は8,000プラスしているのに、銀行側ではされていない。よって銀行側に8,000をプラスします。

356,800             =412,000+8,000

②、自分側の帳簿は20,000マイナスされているのに、銀行側ではされていない。よって銀行側に20,000をマイナスします。

356,800             =412,000+8,000‐20,000

③、銀行側の帳簿は5,200プラスされているのに、自分側ではされていない。よって自分側に5,200をプラスします。

356,800+5,200          =412,000+8,000‐20,000

④、自分側の帳簿は38,000マイナスされているのに、銀行側ではされていない。よって銀行側に38,000をマイナスします。

356,800+5,200          =412,000+8,000‐20,000‐38,000

これを清算すれば、

362,000              =362,000

で一致させることができました。

場合によっては、加算と減算で区別して整理する必要がある場合もあります。

001         

数字を右に左に移動させるだけですから、どうということもないでしょう。

 

なれないうちは、①~④のような文章が何を意味しるのか分からなくて、どちらを加算すればいいのか、減算すればいいのか、混乱してしまうかと思いますが、文章は多くても10パターンくらいしかないので、文章の意味をよく考えて理解し、何問か問題をこなせば解けるようになります

間違っても、『未渡し=減算』、『未達=加算』みたいな変な丸暗記法はやめましょう。すぐ忘れてしまううえ、混乱していつまでたっても憶えられません。

 

中央経済社のワークブック2級商業簿記を使われている方は、ノートの他の問題は地力でやっておいて下さい。分からない問題とかあれば、答えを見ればよいでしょう。

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2008年11月19日 (水)

0日目 日商簿記2級ガイダンス

日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・

日商簿記2級に合格するために、まず前提となる必要条件が2つあります。

(1)、日商簿記3級の知識があること
(2)、高校入試程度の数学は理解してたこと

(1)はまずもって必要な条件です。3級の問題が全然解けない理解できないのに、2級の問題が解けて理解できるということはありえません。2級合格者は、3級の試験は、たとえ分からない問題が1,2問あったとしても、まず試験に落ちることはありません。

 

では、3級に合格する、3級の実力をつけるにはどうすればよいでしょうか。

適当に日商簿記3級、または簿記入門とか、そういったたぐいの本を1,2冊買ってきて下さい。そして自分自身独学でやってみて下さい。もう全く理解できない、やる気が起こらないなら、潔くあきらめましょう。あなたには元から必要なかったのかもしれません。で、1冊読み通したら、適当に1,000円くらいで試験形式の問題が10本くらい載ってる問題集を買ってきて、やってみて下さい。オススメは一橋出版の『日商簿記検定模擬試験問題集3級商業簿記』です。総復習から近3回分の過去問も掲載されており、値段も安く800円くらい。どこの本屋さんにもたいてい置いてあります。この1冊で試験に足る実力が付きます。

あとは電卓を叩くスピード。速いに越したことはありません。右手でもかまいませんが、最低限ブラインドタッチくらいできるようになりましょう。

ここまで、1日1~2時間の勉強でも、2~3ヶ月くらいで達成できます。小学生でも簿記3級に合格する“おりこうさん”とかいてニュースになるくらいです。

(2)の高校入試程度の数学は理解してたこと・・・がないと、この先は格段に辛くなります。一次方程式、二次方程式、一次関数くらいの知識があると、簿記2級の学習、特に工業簿記に大変便利に使えます。もし小学校や中学校ですでに数学は挫折した・・・と言われる方は、この先大変辛くなります。同時並行で数学の勉強もやらなければならないため、2ヶ月で2級習得は無理っぽいかもしれません。1年くらいかけてじっくり気長にやりましょう。

本ブログは、最短2ヶ月で簿記2級習得を目標とするため、以降は上記の(1)(2)を前提とした話にします。

 

次に、日商簿記2級に合格するには、次の3つの過程を踏むことが必要になります

(1)、商業簿記テキストの習得
(2)、工業簿記テキストの習得
(3)、過去問、予想模試、問題演習で実力を伸ばす

重要なのが(3)です。(3)をすっ飛ばして合格は絶対にありえません。前回試験時の自分がその状態でした。結果は22点です。(1)(2)はむしろ、あまり重要ではありません。テキストは理解するためのもであって、試験で実際に憶えたことを使えなければ意味がないからです。裏を返せば、テキストはなんでもかまわないでしょう。できるだけ薄くて安いのを買ってきましょう。オススメは、中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)です。理由は直接書き込めるのとスッキリしてるからですが、トレンドはサクッとうかる日商2級商業簿記テキストみたいです。もう別のを買ってしまったよぉ・・・というなら、それでいいです。

 

最後にに、日商簿記2級に合格するために必要な期間

2ヶ月コース・・・テキスト習得1ヶ月+演習1ヶ月
4ヶ月コース・・・商簿テキスト1ヶ月+工簿テキスト1ヶ月
         +復習1ヶ月+演習1ヶ月
6ヶ月コース・・・商簿テキスト1ヶ月+工簿テキスト1ヶ月+
         商簿復習1ヶ月+工簿復習1ヶ月+演習2ヶ月

万全を期すなら6ヶ月コース、標準で4ヶ月コース、最短で2ヶ月コースです。それ以上やると、飽きて、かえって勉強にならなくなります。どのコースも1日、最低でも2時間、できれば3~4時間は勉強に確保して下さい。

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2008年11月18日 (火)

簿記2級の試験を受けた2

またブログを休止してしまったが、日商簿記2級の試験に集中するためでした。

前回屈辱の不合格からはや5ヶ月。長いようで短かったと書くのが筋だろうけど、短いようで、ひたすら長かった・・・というのが正直な実感だ。

ともあれ、リベンジマッチ。再び東京女子体育大学へ乗り込んでいった(前回の受験→簿記2級の試験は東京女子体育大学で・・・ 前回の結果→簿記2級の結果発表)。

教室へ着いて、ビックリしたのは、前回机という机中にされてあった落書きが、ほとんどキレイに消されてたことだ。気になって、自分の席を探してるフリして、他の教室も見回ってみたが、落書きのある机を探すのが難しいくらい、きれいになっていた。

まあ、自分のブログの影響でもないだろうけど、同じ思いをした誰かが、大学か市役所、商工会議所に苦情でも入れたのかもしれない・・・どっちにしろ、喜ばしいことだ。あたりまえのことでもあるが・・・

この5ヶ月間で完璧に習得したことが一つある。それは、『電卓の左手打ち』だ。スピード的には右手打ちの方が断然速いけど、左手の方が遅い分だけ正確だ。それ以上に、左手で打てると、右手は筆記用具を持ち続けていられるので、断然、簿記、試験の能率がアップする。

左手打ちは、最初慣れないうちは非常にストレスを感じるが、簿記2級の習得と同時に、電卓の左手打ちもマスターする気持ちで是非挑、戦し習得してもらいたい。

私の場合、部屋の灯りを消して、部屋を暗くし、左手からあたるスタンドライトの灯りだけで勉強するクセがあるが、そうすると、電卓を右手に置くと、液晶が見えづらくなるので、自然と電卓は左手に置くようになってしまい、自然と左手で打てるようになってしまった。

環境が人を進化させるのである。参考にならないかもしれないが参考までに・・・

 

試験開始まで、左手で電卓を叩きつつ、緊張をほぐしていたのだが、いざ、試験開始となると、緊張で手が震えてシャーペンが持てない。字が歪んで、歪んで、数字すら書けなくなってしまっている。

な、なんだこれは・・・ 

以前、国会中継で、招致された参考人が、宣誓書を記述するのに、手が震えて自分の名前が書けないシーンを全国中継されたことがあるが、あの人も自らこう発言していた。「手が震えて、文字が上手く書けないですね・・・」

傍目には、悪いことをして、偽証しようとしているから、手が震えるのだろうと見られてしまいかねないが、そんなことではない。

頭の中はすごく冷静なのに、体が反応しないのだ。人間には、そういうことがある。

しかし、試験が終わってみればなんのことはない。試験は余裕のよっちゃんで、時間も40分くらい余ってしまった。顔を上げれば、まだ周りはカタカタ、カリカリ一生懸命試験に取り組んでいる。

短いようで、ひたすら長かった・・・と自分が感じてた理由がこれだ。もう、明らかに9月半ばくらいの時点で、今回の試験には落ちる気がしなくなっていた

勉強が進み過ぎて、試験まであと2月ほど残して、ほぼ完成してしまっていたのだ。そこから、覚えたことをひたすら忘れないように、実力が落ちないように、同じ所をグルグル周り続けなければいけないというのは苦痛でしかなかい

もうさらに上を目指すか、別の分野の勉強をしてもよさそうなのだが、万一にも落ちる訳にはいかないので、簿記2級の勉強ばかりをひたすら続けた。ひたすらパーフェクトな状態を維持し続ける。

大体予想模試が7~10本載っている問題集は7冊くらい買っただろうか・・・そうして、解いた予想模試、過去問題の数は60本を超えた

 

時間が大幅に余ったので、ほとんど使わなかった計算用紙に今回の解答を全て書き込んで、見直しは4回くらい行って、ケアレスミスの修正を行い、今回の試験は終了。帰りがけに、手渡された試験速報をパッと見て、既に合格を確信してました。

家に帰って自己採点をした結果、問1と問4で各1箇所づつ間違っただけなので、90点台か、何か書き間違えなんかのミスがあったとしても、悪くても80点台はキープしてますので、合格は確実です。

一つ肩の荷が下りた心境だ。

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