1日目 銀行勘定調整表 は、何問もやれば、自然に解けるようになる
日商簿記2級試験まであと2ヶ月しかなかったら・・・
以下の内容は、中央経済社の簿記ワークブック2級(商業簿記・工業簿記)(各700円)の章立て順の説明になります。ワークブック2級商業簿記の第1回は、現金預金取引になっています。この内容の説明です。1日目はとりあえずこれをやりましょう。商簿は15日で終わらせる予定です。
1日目 第1回 現金預金取引 当座借越・銀行勘定調整表
銀行勘定調整表問題
銀行勘定調整表問題は、文章の意味をよく考えて理解し、何問か問題をこなせば自然に解けるようになる。
決算期に当社の帳簿の当座預金残高(356,800)と、銀行残高(412,000)と、が一致していない。修正しましょう…というような問題です。
①銀行に8,000入金したが、営業時間外だった(営業時間外取引)
②振り出した小切手20,000が銀行に呈示されてなかった(未呈示)
③売掛代金5,200が入金されたのだが、伝わっていなかった(未達)
④広告代支払いのため、振り出した小切手38,000を渡すのを忘れていた(未渡し)
(第108回の問3より)
このうち、仕分けが必要になるのは一部です。まずはそれを考えましょう。
基本的に『自分側にミスがある場合』のみ、仕訳が必要となります。自分側のミスは修正が必要だからです。修正仕訳が必要になるからです。
ただし、唯一の例外として①の「営業時間外取引」だけは、自分側のミスでもあるのですが、自分はちゃんと仕事したのに、銀行は早く閉まりすぎるから・・・と考えて、これは銀行のミス、自分側は悪くないと、考えてください
②は相手の会社に渡した小切手が、まだ銀行で換金されてないということです。自分側のミスではありません。
③は銀行から入金がありましたよ・・・と我が社に連絡があったのですが、簿記係の私にはその連絡が伝わってなかったのです。自分側のミスです。
④は明らかに自分側のミスです。
というわけで、仕訳が必要になるのは、③と④です。
修正仕分
③ 当座預金 5,200 売掛金 5,200
④ 当座預金 38,000 未払金 38,000 (広告費とならないことに注意)
次に、残高を一致させるためには、以上の4つ全てについて処理する必要があります。
次の式を最終的に等号(イコール)で一致させることを目標にします。
自分側 銀行側
356,800 =412,000
①、自分側の帳簿は8,000プラスしているのに、銀行側ではされていない。よって銀行側に8,000をプラスします。
356,800 =412,000+8,000
②、自分側の帳簿は20,000マイナスされているのに、銀行側ではされていない。よって銀行側に20,000をマイナスします。
356,800 =412,000+8,000‐20,000
③、銀行側の帳簿は5,200プラスされているのに、自分側ではされていない。よって自分側に5,200をプラスします。
356,800+5,200 =412,000+8,000‐20,000
④、自分側の帳簿は38,000マイナスされているのに、銀行側ではされていない。よって銀行側に38,000をマイナスします。
356,800+5,200 =412,000+8,000‐20,000‐38,000
これを清算すれば、
362,000 =362,000
で一致させることができました。
場合によっては、加算と減算で区別して整理する必要がある場合もあります。
数字を右に左に移動させるだけですから、どうということもないでしょう。
なれないうちは、①~④のような文章が何を意味しるのか分からなくて、どちらを加算すればいいのか、減算すればいいのか、混乱してしまうかと思いますが、文章は多くても10パターンくらいしかないので、文章の意味をよく考えて理解し、何問か問題をこなせば解けるようになります。
間違っても、『未渡し=減算』、『未達=加算』みたいな変な丸暗記法はやめましょう。すぐ忘れてしまううえ、混乱していつまでたっても憶えられません。
中央経済社のワークブック2級商業簿記を使われている方は、ノートの他の問題は地力でやっておいて下さい。分からない問題とかあれば、答えを見ればよいでしょう。
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