簿記はRPGに似ている
他にやることもないので、簿記の勉強を続けています。
そんなに暇なら、プレステのRPGやなにかゲームでもやればいいんじゃないかと思われるでしょうが、実は簿記そのものがRPGのゲームみたいなものだということに気づきました。
簿記では、『現金』『借入金』『給料』といった『勘定科目』と呼ばれるものがいくつか(たぶん試験範囲で50個くらい)あるのですが、それぞれの勘定科目は、『資産』『負債』『資本』『収益』『費用』の5つのうち、たいていどれかに分類されます。言い替えるなら、必ずどれかの要素を持っているわけです。たとえば、現金(資産)、借入金(負債)、給料(費用)といった具合に・・・
一見、それを憶えていくのは大変そうなのですが、この“しくみ”って何かに似ていませんか?
RPGなどのゲームの、『地』『水』『火』『風』の4大元素と『武器』『魔法』の関係にそっくりです。簿記では要素は5つなので、『光』を追加して5つの要素と考えてみればいい。ゲームでは、手に入る武器や魔法にはたいていなんらかの属性が添付されています。炎の剣「サラマンダー」とか氷の魔法「ヒャド」とか・・・ そしてもちろん、簿記なのでそれぞれのアイテムには『金額』が付随してきます。それは、RPGで例えると、攻撃力だったり防御力だったりの数値です。
簿記の5要素のうち、『資本』に属する勘定科目は『資本金』しかないので(少なくとも今私が勉強をしている範囲では)、さしずめ『資本』に属する勘定科目『資本金』は、『光』の属性に属する武器、『光の剣』と考えよう。『光』の属性はあらゆる敵に通用しそうで便利だし、レア要素が高い。『資本金』は商売、簿記を始める上での大もとみたいなものだから、『光』がピッタリだ。この簿記RPGでは、光の属性を持つアイテムは一つだけなのだ。
また、簿記のその他の要素のうち、『資産』の逆が『負債』で、『収益』の逆が『費用』みたいなところがあります。手持ちの『現金』の反対が、銀行から借りた『借入金』。仕事上の必要経費が『費用』で、この反対が、商売を行って得られ『収益』だ・・・みたいな関係は、簿記を知らない人でもなんとなくわかっていただけるかと思います。これは『火』と『水』とか、『闇』と『光(聖)』の関係にそっくりです。
そして、分類ができない勘定科目『現金過不足』というのもあります。氷と炎の両方の特性が合わさったフレイザードです。もしくは、極大消滅呪文メドローア・・・
みなさんも、経験があるかと思いますが、どんなゲームでもやりはじめの頃は、4大元素のクリスタルが・・・なんたらとか、マテリアがどうたらとか、細かいゴチャゴチャしたルールとか、複雑な操作方法とか、全然理解できなくて、慣れなくて、それがストレスに感じることがあります。しかし、1時間、2時間と熱中していくうちに、何度も何度も敵に倒され、ダンジョンを彷徨っているうちに、しだいに慣れてきて、どこにどんなアイテムが隠されているとか、どこからどんな敵が出てくるのかとか、しまいには、マップとか、裏技みたいなこととか、ずいぶんと細かいところまで憶えだし、アイテムや武器なんかも驚くほど使いこなせるようになります。
『簿記』はそういうものだと思います。最初のとっつきが、複雑にみえて、日常の常識として理解できないことのオンパレードなので、そこでギブアップしてしまいがちですが、慣れてみるとなんでもありません。少々複雑なゲームをプレイしている感覚です。
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